2017年06月20日

【 N様の御注文:ブレザースタイル 】



 一昨日は父の日でした。
私の父は既に他界しておりますので、義父に気持ちを送らさせて頂きましたが
今年も喜んでもらえて良かったです。










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御子息!? と並んで仲睦まじい姿です。イラストながら 目元などそっくりですね。

その御子息はダブルのネイビージャケット(ブレザー)にレジメンタイ。
ゆったりと太いシルエットのホワイトトラウザースがとてもエレガントに決まっています。

 私の愚息は、こんな格好をする時が来るのでしょうか(笑)!















 今週は、長きに渡り ずっと御贔屓にして頂いております N様より
BESPOKE での御注文を紹介させて頂きます。






 いつも仲良く ご夫婦でご来店されるN様は、優雅でとても素敵な方々で御座います。
感謝しても しきれぬ程に大変お世話になっております。


N様は もう本当に沢山の洋服をお持ちでおられます。
クラシックな押さえるべきワードローブは既に充分お揃いで御座います。

『 誂える 』という行為をとても楽しんでおられ、最近では毎回テーマを掲げ ご注文を下さります。
様々な生地との出会いも勿論御座いますね。






 今回のテーマは、正に冒頭のイラストの様なブレザースタイルを 敢えてOLDの雰囲気を醸し出しながら、、、というものでした。













 大変 英国贔屓なN様、ダブルブレストはチャールズ皇太子のバランスを好まれております。 本当に極ベーシックなバランスです。

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打ち合いも浅過ぎず、深くも無い、ラペルは控えめで ややシャープな印象です。
良い意味で主張無きスーツですね。















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・・・・撫で肩のN様、上着のデザインバランスだけでは無く、こんな所も雰囲気が似ておりますね。 背も高く羨ましい限りです。



今回お選びに成られた上着の生地は、

H.Lesser & Sons より シックなダークネイビーを 3シーズンウエイトでお選び頂きました。

SUPER 120のウールにスパイス程度のカシミアをブレンドした大変上品なウーステッドです。

H.Lesser の生地は本当に高級ですが、それだけ質も本当に高く 絶対的な信頼をおけるマーチャントでもあります。
 この生地も まるで GOLDENBALE かのようでした。


御夫婦でメタル釦もお選び頂き、これから英国より取り寄せます。











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・・・・・1920年代には、オックスフォードバックスと呼ばれる極端に太いトラウザースが流行りました。 極限は袴レベルまで太いトラウザースも記録が残っております。

そんな経緯もあり、30年代辺りからのトラウザースは とてもゆったりとしたシルエットのトラウザースがクラシックのど真ん中でもありました。
 それまでの時代は細身のシルエットが主流でしたので、その反動もあった事でしょう。



ヒップ周りからモモ幅に至るまでたっぷりとしたユトリを与えます。
あまり行き過ぎますとコスプレになってしまいますので 『匂い』を感じさせる程度でまとめ上げられました。

背がお高いので 私自身はそこまで太いとは感じませんが、裾幅で24pあります。
巷のシルエットと比べれば 相当に太いと言えるでしょう。

 優雅でエレガント、私は大好きです!




トラウザースの生地は、同じく H.Lesser & Sons より
FAILLE(ファイユ)と呼ばれる生地です。

この美しいアイボリーは、フォーマルのコレクション内に収められています。
ホワイトタキシード等にも使われますね。














・・・・・いよいよ仕立て上がりました。
大変長らくお待たせ致しました。

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なんて、なんてエレガントなのでしょう、、、、、。

お身体にピッタリと合った美しいシルエットの上着、ゆったりとした迫力あるトラウザースがOLDテイストを醸し出し 本当に格好良いです。

本当にエレガントです、、、、。

 N様、当初のイメージ通りになりましたでしょうか。






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メタル釦は、表面が粗目調に加工が施してありますので光沢が抑えられて落ち着いた感じになりますね。














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・・・・・迫力のあるシルエット、存在感があります。
優雅でとても素敵です。

色がとにかく良いですね。

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・・・・・実は今回のブレザーの袖口釦は5連でリクエストを頂きました。

パンチがあります!


 実は これら袖口の釦の数について、歴史的には地方により釦数が違っていたという事実があります。


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英国は幾つかの国からなる連合軍ですが、その国ごとに近衛連隊があり
その制服に付く袖口の釦が
スコットランドは3つ、イングランドは4つ、ウェールズは5つ だったそうです。














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・・・・・ウインザー公のエレガントなブレザースタイル、やはりホワイトのトラウザースを合わせ、何と足元は外してスニーカーですね。

袖口をご覧ください、5連釦ですね。

プリンス オブ ウェールズ、、、、繋がりましたか!?





チャールズ皇太子も プリンス オブ ウェールズ で御座います。
袖口5連釦の洋服もお持ちで居られます。

紳士服は正に歴史ですね。















・・・・・如何でしたでしょうか。

お客様方は様々な価値観や好みや想いを込め ご注文を下さります。
拘り所も人それぞれ違いますが、大いなる期待感を持ってご注文を託して頂いております。

お身体に合い、美しきシルエットと共に、動きやすく着心地が良い服を誂えるのは 私達にとっては当たり前の事であり、前提でもあります。

そして、満足度高き 説得力のあるテーラードクロージングを仕立てるには
技術だけでは無い学びも本当に必要だと思っています。



 そんな服を丹精込めて御仕立てさせて頂く事を念頭に、これからも精進して参ります。





 N様、この度も素敵な御注文を誠に有難う御座いました。

次のご注文も 是非ご期待下さいませ。全力を持ってお応えさせて頂きます。













・・・・・それでは また来週も宜しくお願い致します。

今週もお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。








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2017年06月13日

【 HS ORDER:顧客様方の春夏 】



 関東地方もいよいよ梅雨入りしたようですが
雨はまだ あまり振りませんね。

梅雨入りがあれば梅雨明けが来るわけで、いよいよ本格的な夏を迎える事になります。

 今年の夏はどうなりますでしょうか。
今から心配してしまいます。














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 エレガントな夏の装いです。

ウインザー公のシャツとタイ、シンプソン夫人のワンピースとベルト、
更に、上着とグローブまで!

青・赤・白  どちらかが意識されたコーディネイトなのでしょうか。

完璧すぎます、、、パートナーとの調和まで想いを馳せたコーディネイトなんて とても素敵ですね !!














 さて、今週は HOUSE STYLE ORDER における顧客様のご注文を一部 御紹介させて頂きます。








 長きに渡り、大変御贔屓にして頂いておりますF様よりのご注文です。
今期も素敵な御注文を頂戴致しました。

F様におかれましては、信頼頂いている事も御座いますが
御多用ゆえに 多くは御発送にて納品させて頂いております。






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・・・・・爽やかな色目はライトグレージュと言った感じ、
清涼感のあるリネンがブレンドされた生地にて 2P-SUITS を御注文頂きました。

ご本人様では無いトルソー着用では 体型がかみ合わないので ラインが上手く出ませんが、雰囲気だけでもお伝え出来ればと思います。












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・・・・・こちらの生地は FOX BROTHERS です。
フランネルのイメージ強き同社ですが、今は幅広くコレクションを展開しております。

LINEN:55%   WOOL:45%   240g

ややリネンの混率が多いですが、ほぼ半分ずつです。
 先週の T&L製 ウール×リネン と同じ感じですね。


ウールの柔軟性がリネンの皺をある程度抑えてくれますし、ハンガーに吊るしておけば
随分と皺も復元されてしまいます。

 とても涼しく、この季節には欠かせぬ混紡生地です。














・・・・・今年の春夏受注分より、上着の前身頃に入る毛芯の種類におきまして
『 もう一段 柔らかく 』 というご選択肢を増やさせて頂きました。

春夏用で生地も薄く、よりリラックスした着心地を求められる方は是非お勧めです。
また、秋冬用でも エスコリアルやカシミア等 ソフトな風合いを より楽しむという場合にもお勧めです。


 また、多くの選択肢の中より 薄地の裏地を御選択頂いておりますが、少しでも軽く、通気性良く、
そして見栄え的な印象も含め 半裏仕立て(クォーターライニング)の仕様もお選び頂けるようになっております。


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 薄めの裏地 たった一枚分、されど裏地一枚分、、、、そこまで大きく違いが出る訳ではありません。
しかし、着用される方の印象は夏用を着ているという認識と共に、気分自体も涼しくさせてくれる事でしょう。


 芯や裏地の仕様におきまして BESPOKE では何でも有ですが、HOUSE STYLE ORDER では準備・設定が必要となります。
今期よりご選択肢が増えておりますので、宜しければ是非お試しに成られてみて下さいませ。












・・・・・皆様のご注文された HOUSE STYLE ORDER は、工場さんで丁寧に仕立てられ、弊店に納品されて参ります。


一着の漏れなく 私が責任もって検寸や検品、そして2次プレスを必ずお掛けした上で準備完了となり 皆様へご連絡と成ります。


トラウザースは 内側の見えない部分でも縫代のクセ取り等も行います。
これは御着用時の股周りの穿き心地、スッキリ感が段違いで変わって参ります。

 また、写真の様な身体に合せたクセ取りもバッチリとお掛け致しております。


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この様な S字となるトラウザースのクセ取りにつきまして
『 ふくらはぎのボリュームを考慮して 』 良く言われている事であり、勿論それも当然です。

ただし、直立された脚を含めた姿勢のフォルムについて 個人差はありますが 多くの方々は真っ直ぐ立っているようで案外真っ直ぐではありません。
その度合いも様々です。



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 繰り返しになりますが、個人差は大いにあります。
体型や姿勢などは皆様の個性でもあり、本当に様々です。

個性ですから良いとか悪いとかではありません!! 素直に尊重させて頂くのです。




 これらは お客様方の姿勢(身体)に対し、全体的に寄り添う様にラインを作り出していると事になります。
ですから ふくらはぎのボリュームだけを意識したものでは無いとも言い換えられますね。


ただし、これは再前提となりますが
誂えである以上は あくまでも各クライアント様の御姿勢や体形に対して行う事でもあり、ご注文されたトラウザースの構成するシルエットや、姿勢的な度合い等にもよって加減が変わる事になります。


ですが、単純に このクセ取り無き真っ直ぐなトラウザースと、ここまで立体的なクセ取りされたトラウザースでの着用されたラインを見れば それがどれだけの違いが出るのかは一目瞭然ですね。


 この技術はTAILORにとって極当たり前の行為であり、改めて説明するまでも有りません。

しかし、既製服含め 縫製工場さんで仕立てられる洋服に対し ここまで手を掛けている服は極稀だと思います。 イージーオーダーというカテゴリーだとしても、私自身の思う基準まで引き上げたいからに他なりません。

見栄えや穿き心地は全然違います!!













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・・・・・勿論 上着も確りと掛けます。
胸のボリューム感を更に立体へ! ウエストの美しいシェイプをメリハリのあるエレガントなシルエットに!


TAILORによるプレス(アイロン掛け)はクリーニング屋さんのプレスとは差があって当然です。

全てが技術的なプレスにより、その服は数倍も立体的に成って参ります。
ですが、これらも 基となる洋服作り自体も良く無ければ引き出す事は出来ません。

 ご協力下さる工場の皆様による努力の賜物です。















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・・・・・上衿の裏側ですね。 プレスをしている所ですが、これはハンド仕立てによる上衿掛けをリクエスト頂いております。

BESPOKEと同じ様にクセ取りされた上衿を、躾で据え、全て手縫いにて まとめ上げられて参ります。

 この本質的な技術を行わずにライン生産で作られる場合は、どこの工場さんでも 上衿には部分的に接着芯を貼る事になります。



多くの理由により、やはり接着芯は避けたいものです。
あるべき姿(BESPOKE)を簡略化して構築された物作りが工場さんで仕立てられるスーツです。

当たり前ですね、本来工場さんは効率化を重視し、大量生産を前提とした既成服作りがメインです。



 しかし、より良い物作り、より高次元でのステージを目指した場合
あるべき姿を見据え、手間を惜しまず逆行していかなければ成らないという事になります。
上衿のハンド仕立てはエッジに横地が綺麗に通る為だけではありません。
他にも多くの理由やメリットがあるのです。



 この様なオプションとなる仕様ですが、工場さんにリクエストすれば直ぐに出来る技術ではありません。
習得しなければ出来ない技術であり、工程なのであります!














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・・・・・次は JK & TR です!

こちら ODD JKの生地は以前にも御紹介させて頂きました BATEMAN OGDEN の三者混となります。
http://dittos.seesaa.net/article/449300370.html



トラウザースは、英:LAMOGE より
ライトブラウンのトロピカルです。 平織は強撚糸で織られ、通気性良く皺になり辛いのが特徴です。

 上下のコントラストも凄く綺麗ですね。

F様におかれましても、冒頭のウインザー公の様にサラリと着こなされておられる事と思います!













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・・・・・この生地の持つ素朴さや、ナチュラルな雰囲気が伝わりますでしょうか。

春夏らしく、光沢感の強い貝釦をお選び頂きました。

サッパリとして爽やか、涼しげな印象は天然釦としては一番です。












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・・・・・・先のスーツに同じく、やはり半裏仕様で 芯も柔らかめを御選択されました。




F様、この度も素敵な御注文を誠に有難う御座いました。














・・・・・洋服がお好きで本当にダンディーなN様、
夏用のスーツを御所望されました。 『 少しでも快適なものを、、、。』


 となれば、もう一番涼しきスーチングのお勧めはこちらです!
http://dittos.seesaa.net/article/447878109.html


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VINTAGEの 英:J.COOPER 
かなり強い強撚糸で とてもシャリシャリしています。

色はグレーがかったライトブラウンでとても落ち着いた感じとなります。
黒靴だけでは無く、あえて明るめな茶靴まで合わせて頂けます。



貫禄も満点、とても雰囲気のあるN様
上着は やはり半裏仕立てで ほんの少しでも高い通気性を求めます。

芯も柔かタイプですから軽快に御着用頂ける事と思います。




通気性にも優れ、かざせば向う側も見える位の薄地、
ウエイトはなんと 175g です。 私の知る限りでは一番の軽さで御座います。











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・・・・・このスーツに合わせ、シャツはスラブ糸使いのコットン:100% とても爽やかで涼しげですね。

新作の麻混タイを合わせて下さり、ダック君のブレイスで遊び心も!
今回は2P-SUITSですから もう堂々と割り切って見せるブレイスをお楽しみ下さいませ。



















・・・・・では、最後にパンチのある ODD JACKET を御紹介させて頂きます。


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SHIELL


ウール:100% のザックリとした平織素材です。

所謂ホップサック調の生地であり、独特の配色バランス、格子柄の迫力が凄いですね。
配色は爽やかで涼し気なブルー系で構成されていますが やはり大胆な迫力は VINTAGE らしさとも言えるでしょう。











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・・・・・この上着に合せるべく、トラウザースには発色がとても綺麗なブルーで!

こちらの生地も VINTAGE であり、仏:DOMEIUL よりの三者混です。
ウールにリネンとポリエステルをブレンドしています。

 また、このブルー地には 近くで見ないと分からない程ではありますが
桃色の糸を上手くブレンドしており、この発色に貢献しています。

 こんな味のある生地が VINTAGE で、、、流石はドーメルという感じです。
















・・・・・・如何でしたでしょうか。

他にも素晴らしいご注文を多くの方々より 沢山頂戴致しました。
追々と御紹介させて頂ければと思っております。









 では、今週もお付き合い頂きまして誠に有難う御座いました。



皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。






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2017年06月06日

【 GREGE 】




 6月に入りました。
沖縄では既に梅雨入りしていますが、関東地方もそろそろ梅雨入りが予想されています。


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 梅雨の時期と言えば 紫陽花 ですよね。
既にこんなにも綺麗に咲いています。

紫陽花の花色は土の酸度によって決まると言われていますが、自然の作り出す色とは本当に美しいものです。


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 さて、今週は その 『 色 』 に絡めて素晴らしい生地を御紹介させて頂きたいと思います。














GREGE (グレージュ)



 グレーとベージュを掛け合わせたグレーベージュ、その中間色を指します。
1679年にフランス語として誕生したそうです。


とても馴染み深いベージュにグレーを混ぜるだけで、随分と落ち着きや上品さが加わり
大変魅力的な色となります。

羊や山羊の群れを意味するイタリア語のグレッジア(GREGGIA)に由来するそうですが、そういった自然の中で見受けられる素朴な色でもあるという事が そう感じさせるもかも知れません。





 この春夏での期中追加仕入としては 今回が多分最後になると思いますが、
そんな最後で本当に素晴らしい生地を入手する事が出来ましたので 早速御紹介させて頂きたいと思います。















・・・・・英国は深き信頼のおける老舗ミル、 TAYLOR & LODGE より
ウール × リネン の生地であり、色は正に『グレージュ』のストライプスーチングです。

 激渋です。 一目惚れでした、、、、。

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・・・・・ウール×リネン の生地におきましては、弊店でも 英:LAMOGE より
素晴らしいコレクションを取り揃えております。
http://dittos.seesaa.net/article/436521835.html


 私自身も仕立て、着用させて頂いております。
涼しく爽やかで 風合いも最高です! 
これは絶対にお勧めです。着用者が言うのですから間違いありません。



リネンと言えば 皺が魅力の一つでもありながら、ウールがその皺をある程度抑えつつ
復元力も有るので 吊るしておけば その皺の半分は戻ってしまいます。

 また、リネンは放熱効果も高いので涼しく清涼感もありますから春夏には欠かせぬ素材ではあります。 ただ、リネン含め 植物繊維はどうしても クセ取り が効き辛い事は否めない事実です。

しかし、ウールがブレンドされておりますので そういった部分もクリアになり、もう良い事尽くしです!




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ウール×リネン ヘリンボーン柄のサンドベージュ
トラウザースの股周りや上着の袖辺りをご覧頂ければ リネンたる皺の感じが見受けられる事と思います。

これがリネンたる『 らしさ 』ですね。


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立体成型が特に顕著な衿や肩周り、そして胸部の立体的なドレープを見れば
確りと アイロンによるクセ取りが効いているのがお分り頂けるでしょう。



春夏は強い日差しを避ける為にも明るめな色へ走りますので、ベージュ系やライトグレー等は増える訳です。
されどサンドベージュ、流石にここまでは派手と感じられる御方も居られる事と思います。



 では、その素晴らしき素材(ウール×リネン)で
目立ち過ぎない中間色である グレージュでは!?  


こちらでしたら そんなお気持ちも吹き飛ぶ筈です!













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・・・・・明る過ぎず、鮮やかさも無い、スモーキーなトーンで正に落ち着きがあります。
そしてトーンとしては明るめに入りますが、縞がシャープさを演出しているのです。














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・・・・・その縞も案外強くないので、遠く離れれば無地の様に溶け込みます。
しかし、上品で本当に素敵な色です。

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・・・・・では、織り組織についても着目してみましょう。


WOOL : 55%   LINEN : 45%
230g

ほぼ半分ずつのブレンドであり、先にお見せした LAMOGE のウール×リネンと殆ど同じです。


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左側に見えるサンドベージュの織り糸が緯糸です。 これがリネンですね。
シャキッとしています。

下側に見えるグレー、そして縞を構成するブルーグレーの織り糸たち、これが経糸でありウールですね。 緯糸と比べ、フワフワ・ケバケバしているのが見てとれます。


 経糸と緯糸で色を変え、交織する事でこういった ムラっ気のある独特な表情が生まれます。


これは平織なので こんな感じになりますが、
もし綾織で織り上げると 表側は経糸の色味が強く出て、裏側には緯糸の色味が強く出る事になります。

それが皆様ご存知のソラーロですね。
















・・・・・ご覧下さい、通気性も抜群ですね!

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これは欲しい、、、、、かなり私の ツボ です!!





心底お勧めさせて頂きます。
間違いなく素敵なスーツとなる事でしょう。
















 グレージュ、とても魅力的な色なのですが
リネンという素材自体を敬遠される方もおります。
それは やはり皺であり、人によってはメリットにも、デメリットにも成ってしまいます。


そんな方々におかれましては、、、

ウール 100%での素敵なグレージュも御座います!












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・・・・・ベルギー・ブリュッセルで創業された 高級マーチャント
SCABAL より素敵なグレージュを御紹介致します。













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・・・・・正にグレージュ、
ヘリンボーン柄(綾織)にストライプを重ねております。













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・・・・・縞も強くないので、グレージュという色味を最大限に感じて頂けます。











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・・・・・やはりドレープ感は素晴らしいですね。
英国のミルで織り上げられた逸品です。

SUPER 100 と、高番手過ぎないのが尚良いところです。

WOOL : 100%
280g

 こちらは合い物といった感じですので かなり長い期間御着用頂ける事でしょう。














・・・・・エレガントなこの御方も やはりこの季節はベージュ系です。

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ベージュから更に一歩、落ち着いた品のある グレージュ

大変お勧めですので、是非お気軽に店頭にて 直にご確認頂ければと思います。







HOUSE STYLE ORDER であれば、約4種間でお仕立て出来ますので まだまだシーズンを楽しむ事が出来ます。


BESPOKEであれば、どうしても今季シーズンには間に合いません。
故に来年用の仕込みという事になります。

 それぞれ出物ゆえ 量が少ないので
『 コレは! 』と思われた御方はお気軽にお声掛け頂けましたら幸いです。













 では、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

今週もお付き合い頂きまして 誠に有難う御座いました。







posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生地について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする