2015年10月27日

【 O様 : COVERT COAT 】




 お陰様により、明日は弊店6回目の誕生日を迎えます。

沢山の方々に支えられながら、何とかこの日をまた迎える事が出来ます。
 偏に皆様のお蔭に他ならず、心よりの感謝を致しております。

こんな一言で感謝を伝えきれはしませんが、本当に有難う御座います。

 6年、やっと小学校から中学校へ上がろうかという年ごろ、、、
まだまだ若輩者であり、ご不便やご迷惑をお掛けする事も多々あるかと思いますが
どうかこれからも 変わらぬ御指導、御贔屓を頂けましたら幸いで御座います。













 さて、来週は もう11月に入ります。
流石に寒くなってきましたね。 街中でも特に女性などは薄手のコートを着用されている方もチラホラと。


 いよいよツィードやコートなども徐々に楽しめる頃に成って参りました。















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・・・シングル・ピークドラペルのカバートコート。
正にカバートクロスの色や素材感、そしてウエルトステッチやレールドステッチと 雰囲気満点です。
 ラペルには細やかに花を刺し、とても品が良く着こなされております。










 今週は O様より御注文頂きました COVERT COAT を御紹介させて頂きます。
カバートクロスを使用して仕立てられるカバートコート、
生まれはカントリーですが 時代の流れと共に カントリースタイルのみならず、今ではビジネススタイルまで幅広く着用される様になりました。




 生地は勿論丈夫です。皺にも強く、ちょっとした雨であれば 気にせず御着用頂けます。
カバートクロスはブリティッシュには欠かせませんので、多くのメーカーが取扱しています。
 数色の色バリエーションと共に、ウエイトもミディアムからヘビーウエイトまで御座います。
当然 弊店でもお勧めのカバートクロスを御用意しておりますので、ご興味がある方は是非ご覧になられてみて下さい。


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とても汎用性が高きコート、そのコートをどの位エレガントに? またはカジュアルに?
と、料理次第である程度 様々なポジションで作り分ける事も出来ます。


COVERT COATは歴史もあり、以前に随分と掘り下げて御紹介させて頂きました。
過去記事を調べてみれば、、、丁度昨年の弊店誕生日頃でした(笑)。

http://dittos.seesaa.net/article/407464018.html
(↑ COVERT COAT・・・歴史や背景などをまとめてあります。)

http://dittos.seesaa.net/article/407856620.html
(↑ COVERT COATA・・・実際のコートを前に、具体的な紹介です。)





カバートコートとは そもそもどんなコートなのか!?
そういった部分を御認識の上でご覧頂けましたら一層楽しめる事と思います!!

 ワードローブの中には 取りあえず入れておくべきコートでもあるかと!!
個人的には大変お勧めで御座います。













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O様は小柄な御方でして、撫で肩でやや猫背気味もO様らしい特徴と言えます。
昔から洋服のサイズに関してはご苦労が多かったそうです。
体形は個性ですから良いも悪いもありません。色々な方がいるのが当たり前の事です。

 尊重しながら自然に寄り添う様にお仕立てさせて頂きます。


弊店でスーツ等のご注文を頂いて参りましたが、いよいよ初のコートと成ります。
御満足頂けましたスーツの FITTING精度をそのままに、コートでもご堪能して頂きたく思っております。











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身幅的な要素は勿論、肩傾斜からそれら非対称具合、アームホールの高さや幅、お身体の前後差など踏まえ
全てはインナーから引き出しておりますので、仮縫いせずとも抜群の適合性を誇ります。
(故に、オーバーコートはインナーの精度次第でレベルが決まるとも言えますね。)



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 とは言え、当然ながらO様のお好みやご感想なども踏まえ しっかりと確認させて頂きます。
アームホールは緩ければ着脱はしやすく楽ですが、機能性は下がり、見栄え的にも宜しくありません。
きつければ身体に(インナーに)FITして連動性は高いものの、着脱はし辛くなります。

そのバランスのお好みと見定めが重要と成ります。














 いよいよ仕立て上がり、御納品を迎えます!













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自己満的ですが 完璧なバランスであり、正に私が思う理想的なO様の為だけのカバートコート!!
とても素敵です、、、。

正統的な格好良さ、
それはクラシックたる説得力抜きにしては有り得ません。

紳士服を作る(仕立てる)だけでは無く、その歴史や背景に想いを馳せ、ディテールの意図などを理解の上で設計・仕立てる事が出来れば、また一段と説得力の高い服になると思います。
 紳士服は歴史であり、本当に奥が深いものです、、、、まだまだ勉強が足りません(汗)。






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上衿には英国製のコットンベルベットを!
気が変わる事があれば、BODYとの共地にいつでも掛け替えが出来ます。





どこからもインナーたる上着は見えませんし、そういうものですが
そのインナーは、それこそ確りと身体に合った素敵なクラシックスーツです。


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 先日ご納品させて頂きました 5周年記念生地 BIRDS EYE より!














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袖と腕の相性もバッチリです。
前後差のバランス、ネック、肩周り
理想的です。

肩周りやアームホール周りの適合性も重要ですが、
その他 シルエットを構成する上アウトラインの設定位置から、各ポケット位置等が配分されるバランスも当然インナーにより決まります。












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背中も運動量を加味した適度なユトリを与えつつ、インナーにバランス良く寄り添います。













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裏地はヴィスコースのコットンバック、
左内側には ポーチャーズポケットも! これ、何かと便利ですので是非御利用されてみて下さい。

外されたグローブなどは サッと仕舞えます。
勿論 表の胸ポケットにも無造作に突っ込んでも良しです!

http://dittos.seesaa.net/article/407856620.html
(↑ COVERT COATA・・・こちらで詳しくご説明しております。)










 オーバーコートは、スーツの上着とは違った芯使いになります。
インナーよりは もっと柔らかく作るものであり、肩パットも結構違います。

それは、インナーのスーツ(ジャケット)自体が芯の役割を担うという考えによるものです。
 やはり、こういった部分でも そのインナー自体が重要な役目を担っているという事でもあります。




良いコートは、良いスーツ(ジャケット)あってこそであり
これが TAILOR でオーバーコートを誂えると言う事です。





 O様、私も早くカバートコートが着たくなってきました!
寒くなるのが楽しみです!!














・・・・・・・・O様、この度も素敵な御注文を誠に有難う御座いました。

御納品は今年の2月でしたので、あまり十分にご堪能出来なかった事と思います。

今年の冬はフルにご活用頂けましたら幸いで御座います。



 では、次注文の仮縫いまで暫しお時間を頂戴致しますので
どうか宜しくお願い致します。














・・・・・・・・・今週もお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。

気温も下がり始め、何かと着る物にも迷いが生じます。
朝晩は結構寒くなってきましたので 皆様どうかご自愛下さいませ。





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2015年10月13日

【 X様のご注文 : TWEED SUITS 】


 こんにちは。
朝夕は肌寒さも感じられる様に成って参りました。

いよいよ本格的に秋冬物が気持ち良く着用出来そうですね。









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1934年 DIAMOND WEAVES(ダイヤ柄)のスーツですね!
イラストなので柄表現は少々大雑把ではありますが、今回のTWEED祭りの中にもありました!
 お問い合せ含め、とても人気の高かった生地種です。

こうやって この時代にイラストが描かれているあたり、当時は極一般的に着用されていた織り柄デザインであった事が分かりますね。
















 さて、今週もあえて TWEED の御紹介と参りましょう。


弊店では2着目の御納品となる X様の BESPOKE TWEED SUITS の御紹介をさせて頂きます。


 お選び頂きました生地は、私自身も愛用しているTWEEDであり
信頼の POTER & HARDING : HARTWIST よりお選び頂きました。

560g ガチッと確り織り込まれたそのTWEEDは、10年着用した位では全然へこたれません! 1着は持っていたいと思わせる素晴らしいシリーズです。


クラシックなヘリンボーン柄を、ブラウンとグリーンとグレーを合わせた様な茶系の構成で織り上げられた渋い生地です。
 この生地はとても人気があり、種類豊富な HARTWIST のコレクションよりお選びになる方は少なくありません!





 2着目ともなれば 随分と安心してFITTINGに望んで頂ける事と思います。

X様は御自身のスタイルが確立されており、こういう方は本当に迷いがありません!
上着の基本デザインは全て シングルブレストの段返りピークドラペルとなっております。

 初回の御納品は麻混の千鳥格子でした。
http://dittos.seesaa.net/article/419559087.html



今回はTWEEDの生地厚やボリューム感、特性を加味すると共に、私なりの微調整を加え、ブラッシュアップされた型紙を引き直しておりますので 私自身もFITTING が楽しみです。


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X様は大変胸が厚く、スーツがとてもお似合いで御座いますが
正に『着こなされいる』と言った様は、やはりそんな簡単に出せるものではありません。 キャリアと共に、御自身の事を良く分かっていらっしゃると言えます。


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もう かなりバッチリです!!

今は仮縫いですが、余分な縫代や肩パッド等も整理され、本縫い始末で全てが処理されたら もっとショルダーも前肩に回り、体形に対し数割増しでナチュラルに身体へ寄り添います。




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袖を外してカマ深やアームホール周りを確認です。
着心地具合や機能性にも直結する所であり、大変重要な個所。
 お好み等も確認しながらチェックです!










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背骨の第七頸椎、これは採寸や製図などで起点となる場所です。
洋服の起点が確りとこの位置に安定していなければ成らぬ 前提となるべき個所です。
 その前提を踏まえている上でシャツのカラーへ上手く寄り添う様に、、、。








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上着の後中心には背中心縫い目があります。
その背縫い線を確りと背骨に合わせて着用した時、前身頃の左右釦位置同士の高さが綺麗に揃っていなければ成りません!

もしズレる様であれば左右での距離が非対称という事に成ります。
様々な体形の方が居ります。 当たり前ですが、この様に綺麗に高さが揃う様に補正致します!

また、上着の釦を外して着用した時の感じやバランス、これも好みがありますが
この位のバランスが綺麗ですね。

 そして、ラペルのロール具合をご覧ください。

X様のお好みとして、段返りの度合いは深めにとっています。
故に第2釦を止めれば、その釦位置近くまでラペルは返ります。

段返りには 段返りの美しいバランスというものがあります。
ラペルが深く返ろうとも、決して2釦の場合の返り方やバランスとは違います。表情や顔立ちが全然違うのです。
(本返りと段返りは差別化されていなければ成らないという事です。)
 この辺りは、私なりに とても大切にしている所でもあります。





 実は、このTWEED 3P-SUITS に合わせ、ODD TROUSERS のご注文も頂いております。

TWEEDに合わせるのであれば、、、
モールスキン、そしてキャバルリーツイル、 王道な所でお選び頂きました。



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BRISBANE MOSS  MOLESKIN
CORN(トウモロコシ色)ですね。私も大好きな色です!














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 さて、いよいよお仕立て上がりです。

TWEEDらしいこの迫力、コテの効いた立体感。 胸部のボリューム感などは、ハンガーにかけていても分かると思います。
 良い顔立ちをしています、、、、。









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もう完璧ですね、、、、。 お客様のご感想前に 私自身の気持ちですが!!

手前味噌ですが、美しいとさえ私自身は思っています!
そしてラペルの表情、これが段返りの顔です!


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シルエットのメリハリも抜群ですが、X様の体形がそうであると共に、確りと寄り添った裁断、そして仕立てが生きていると言う事でもあります。

程好いウエルトステッチの感じも良いですね。








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ウットリします(笑)。
気持ち悪いかも知れませんが、私の様な洋服バカとはこういうものです。


BESPOKEはある意味では 自己満足の塊です。
その自己満足は職人自体にも無ければならないと思っています。 私が自信を持って心から「素敵なスーツが、自信作が出来ました!」と言えなければダメだと思いますので、私自身の自己満足も大変重要なのです。


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裁断(型紙)はデザインからユトリ感、バランスなどの総合的な事を全て決める設計図です。
補正(仮縫い)はお好みを反映、確認しつつ、それらの精度を高めます。
仕立てについては、裁断意図を加味し、生地と対話を重ねながら、それらを最大限に生かす・発展させながら立体にする行為です。
 仕立てにより着心地やフォルム、そして寿命までをも左右されるものです。
最終的には 仕立てに至るそこまでの苦労を 生かすも殺すも仕立て次第という事に成ります。

大切なのは、筋の通った価値観や品質含め、確りとした統一感でまとめ上げられている事。
裁断、そして仕立て、 片側だけが卓越しているだけでは高い総合点は導き出せません。

 洋服バカにとって、TAILORは天職です!!











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トラウザースはハイバックスタイルでのリクエストです。
X様は本来サイドアジャスターを好まれますが、このレベルでのTWEEDでアジャスターを作るとボリューム感あり過ぎてモコモコな感じに成ってしまいます。



シンプルにスマートで、かつアジャスト機能が確りと定まる釦タブ仕様にして頂きました。
モールスキンも一緒です!
 しかし、吊り仕様ですから飾り的な要素が強いですね。













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ROBERT NOBLE  CAVALRYTWIL
L


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クリーム色のキャバルリーツイル、、、、、羨ましです。カントリースタイルに上品な味付けが加わります。
この生地でしたらサイドアジャスターでいけます。
 粘りとコシのある良い生地です。皺にも強く、復元力も高いですね。













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色違いのモールスキンで!

雨や雪が降る日にでも気楽に穿けるコットントラウザース、実に頼りに成ります。










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手入れの行き届いた素敵な靴は E.グリーンだそうです。
仮縫いの時は着脱が大変ですから、X様はいつもこのスリッポンを選ばれております。
 流石、場慣れされております。

それにしても、この TWEED STYLE にでもバッチリ合いますね!











 X様、この度も素敵な御注文を誠に有難う御座いました。

もう少し待てば、いよいよデビューして頂ける事と思います。
仕立て上がりの洋服は、洋服自体が緊張していると言えます。

 御着用頂く事により、少しずつほぐれてくる訳です!
どうか可愛がって頂けましたら幸いで御座います。

















・・・・・・・・・如何でしたでしょうか。
TWEED は言葉で表現し辛い 強い魅力を持ち合わせております。

「早く着たいから、もっと寒くなってくれ」と思ってしまいます!

皆様も良きパートナーとなる TWEED をお探しくださいませ。













・・・・・・・・・ツィード、そしてカシミアなど 沢山のお客様に御予約を頂戴しております。
本当に光栄であり、誠に有難う御座います。

 HOUSE STYLE ORDERでは、そろそろ年内納めさせて頂くには 逆算が必要な時期と成って参りました。

また、これからの時期はコートなどの受注も増えて参ります。
工場さんのキャパを超える様であれば、当然レギュラー納期+αが十分に有り得て参ります。

そうなれば、11月中旬までには、、、
ハンド仕立てのオプションを付けられるのであれば、11月頭頃までにご注文頂けましたら
先ず間違い無く年内納品が可能で御座います。

 年末年始のお休み、何かと外出する機会も多い事と思います。
仕立て上がったばかりのスーツやジャケットを、そしてコートを、是非ご堪能頂ければと思います。

 何卒宜しくお願い致します。















・・・・・・・・・誠に恐縮ながら、来週のBLOG更新はお休みを頂戴致します。
次の更新は、10月27日(火)と成ります。

 どうかこれからも宜しくお願い申し上げます。





 では、気温も下がってきております。
どうかご体調にはお気をつけ下さいませ。


 今週も誠に有難う御座いました。




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2015年10月06日

【 TWEED FESTIVAL A 】



 こんにちは。
いよいよ10月に入り、今年も残す所あと3か月と成ってしまいました。

 さて、先週からの TWEED祭り ですが
お陰様で御好評を頂いておりまして、恐縮ながら既に品切れも出ております。

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祭りへの御参加、並びに御予約、御注文頂きました方々へ心よりのお礼を申し上げます。
いつも御贔屓にして頂きまして、本当に有難う御座います。

ワクワクしてしまいますよね、、、、私自身も全く同じ心境です!

今回LOVAT TWEEDの出どころはここでお話する事は出来ませんが、一層の信頼性が上がると共に付加価値さえも感じられる事と思います。 真面目にお勧めで御座います!













 では、早速御紹介をさせて頂きたいと思います。


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先週の第1弾の面子です!
品切れも御座いますので、お気兼ねなく在庫確認のご連絡を頂戴出来ればと思います。
















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@ ベージュとオリーブグリーンを混ぜた様な微妙な色であり、絶妙な色目でもあります。

ベースはクラシックなヘリンボーン柄に見えますが、実はちょっと違うのです!

ヘリンボーン柄は、綾織の向きを規則的に入れ替える事で骨の様な(杉の様な)模様を生み出しています。 故に、各筋の切り替え線はクッキリとしているものです。
だからこそ規則的で綺麗な骨柄(杉柄)が出ます。

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しかし、拡大写真を良くご覧になられてみて下さい!
綾筋が隣りと繋がっていたりと、見慣れた杉綾状になっていないのが分かる事と思います。
 波の様にギザギザが所々横繋がりになっています。

ヘリンボーンの変化織りなのでしょうが、固有名称は分かりません。
ですが、複雑である事は分かりますね。 初めてみました。
なかなかお目に掛かれない織りのデザインです!  

一見クラシックなヘリンボーンと思いきや、ひと捻り効いた拘りあるこんなTWEEDは如何でしょうか。

450g













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A コレもですね、、、、初めて見ます。
今回はVINTAGEの生地を見ているようです、、、、。
 それだけ今は生地メーカーも生地種も集約され画一的になって来ているという事ですね。

昔の方がもっともっと生地の織りやデザインなどのバリエーションが豊富であり、時間と手間を掛けていたものが沢山あったと言えます。
 こういった生地は本当に貴重だと思います。

この色も微妙です。
ベージュとブラウン、そして ほんの若干パープル味が混ざり合ったようにも見える形容しがたい色です。

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織りですが、遠目にはヘリンボーン柄に見えがちですが、実は全然違いますね。
これも綾織であり、ヘリンボーンの変化織りに属するのかも知れません。

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やはりギザギザな波を感じさせる様に 立体的な織り柄が存在感をアピールしています。
とは言え、これも離れれば無地の様に溶け込みます。

凄いですね、、、、、。 こんなTWEED見た事がありません!


480g














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B 次も、また複雑な、、、、。

ブロックチェック的な感じではありますが、とにかく色が多彩です!!

赤、ピンク、グリーン、焦げ茶、ベージュ、、、、、、複雑に混ざり合い、正にTWEEDです。

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LOVATのタグには『 HEATH 』とあります。

ヒースとは、イングランド北部などで荒地に群生している野草の事であり、秋には綺麗な花を咲かせます。
 その花の色がピンクの様なパープルの様な感じなのですが、葉のグリーンと、荒地のブラウンと掛け合わせると この様なTWEEDになると 妙に納得してしまいました。

TWEED本来の意味と共に表現に至るまで、いつもながら 歴史を感じずにはいられません。
本当に素晴らしく、正に『らしさ』を兼ね備えたTWEEDですね。

しかし、残念ながら品切れで御座います。申し訳御座いません。

600g















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C これも、、、、今週は説明が難しいものばかりです。

ご覧の様にブラウン系のベースでありながら、クッキリと編んだバスケットの様に規則正しく織り柄が表現されています。
 バスケット織りというのはありますが、この織り地も属するのかどうか!?

かなり立体的な表情があります。 その織りによる迫力は独特であり、結構離れて見ても表情は感じられる事と思います。

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色も本当に多彩です!!
何色もの色が混じり合い、独特で形容しがたい複雑な色と成っています。
 ブラウン系はブラウン系なのですが、そんな簡単には括れぬほどに素晴らしいデザインだと思います。

本当に渋いですね、、、。  これは少し重めの600g、かなり密に確りと織り込んであります!

















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D 次は説明が楽に成りました。 クラシックな千鳥格子柄です。

サンドベージュとダークブラウンで構成されており、コントラストがとても効いています。
柄自体はボチボチ大きめで 迫力があるのが特徴です!!

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か、かなり格好良いです。


 この生地を見てコートが欲しいと思われた方々の頭には、ウインザー公が着用していた この有名なコートが浮かんだ方もいらっしゃるのではないでしょうか!?

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私も同じです!!
このコート、たっぷりとしたAライン調のコートですが、柄自体は SHEPHERD CHECK でのTWEED COAT です。

柄の出方や迫力は正にこんな感じに成るでしょう。

公は頭に被る FLAT CAP とお揃いでのお仕立てです!!

スーツは勿論、ジャケットに、コートに 帽子も合わせて誂えては如何でしょうか。
正にウインザー公の様に!  誂えならではですね。





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素敵です! 先のコートを比翼フロントにするとこんな感じですね。
このイラストは きっと F.フェローズ氏も意識しているのではないでしょうか!?














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E 次は例外品です。 この生地はTWEEDでは無く、CASHMERE です。
こちらは JOHNSTONS社の素晴らしく美しい PURE CASHMERE です。
TWEED祭りとしてはイレギュラーなのですが、出どころが同じであり そこの別注生地ですね。

 一目惚れです、、、、。

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平織地であり、ピンヘッドの様な感じです。
鮮やかな山吹色とグリーングレーの様な色との交織、何とも言えぬ優しい色が出ています。
 品のある柔らかい光沢感、ドレープも美しく、、、、とにかく一目惚れでした。

420g

( 恐縮ながら、品切れで御座います。)
















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F 最後で御座います。コチラも E 同様にTWEEDではない例外品です!

カントリーチェックとして代表的な柄の一つである ガンクラブチェック です。

コーヒーブラウンとキャラメルブラウンのバランス良き美しい配色であり、落ち着きと安定感が抜群です。

 この生地は柔らかく、しなやかなウーステッドで御座います。(WOOL:100%)
ウエイトは何と 340g、TWEEDを散々御紹介してきましたので もうペラペラに感じます(笑)。

本当に軽い生地なのですが、春・秋メインの合物ジャケット地と成ります。
もちろん LOVAT製です。

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 3シーズン着用ジャケットとして幅広く、気軽に着用出来る万能ジャケットとなる事でしょう。



更に、、、、私はあえて ウエスコトート地としてもお勧め致します。

御紹介して来た TWEED地に ODD WC を加えるのであれば、筆頭は当然タッターソールチェックである事は揺るぎませんね。

 しかし、着用期間が広く 様々なタウンスーツやカントリースーツ、そしてジャケットスタイルへすんなりと馴染んでくれるであろうこの汎用性高き生地は かなりポイントが高いと言えます。


勿論 TWEED類に合わせても良し、カシミアJK に合わせても良し、
私は春先や秋口に手持ちの麻混スーツを着用する時にも合わせようと思っています。


サンドベージュの麻混スーツ、インナーには抜群に合います!
http://dittos.seesaa.net/article/418783730.html

コレにだって合わせます! CHECK ON CHECK上等です!!
http://dittos.seesaa.net/article/407063920.html



私は必ず仕立てます(笑)。
ODD WCを含めると、計3着分買わせて頂きました。
いつ完成するのは分かりませんが、ワクワクして今から楽しみでなりません!
  同時に仕事の励みにもなりますので頑張ります!!
















・・・・・・・・・如何でしたでしょうか。 これで全ての祭り生地を御紹介終えました。
主催者も参加させて頂いており恐縮で御座います(汗)。


紹介(説明)が大変でもあり、表現力乏しき私ながら頑張って書きましたが、これらTWEED達の素晴らしい魅力は伝わりましたでしょうか。

いや、案外3割程度だと思います。
やはり この生地達を目の前にして頂かなければ分からぬ存在感と迫力、そして説得力はパンパではありません。



 御紹介した生地の中には恐縮ながら既に品切れ生地もあり、それらは当然洋服を作る要尺がありません。
しかし、余程お気に召して頂けたのでしたら 『 FLAT CAP 』 くらいはお仕立てする事が可能です!
 もし その様なご要望がありましたら是非お気軽にご相談下さいませ。

貴重なTWEEDですから!


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ご多用の中とは思いますが、是非この機会にご来店頂けましたら幸いで御座います。
損はさせない自信は絶対に御座います!









 2週に渡り TWEED祭りに御付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。
お店では俄然開催中です! それはそうと生地の保管、整理が、、、、、、、。






皆様のお越しを心よりお持ち申し上げております。






posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生地について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする