2016年11月29日

【 WHIPCORD 】



 先週はビックリしましたね。
東京は11月としては 54年ぶりとなる雪が降りました。
寒い冬は大歓迎ですが、本当に寒かったです。

 雪が積もらなかったのは幸いでした。


気温が20度位まで上がったと思えば、数日後には雪と共に最低気温が1度を下回りました。
もう身体が付いていきませんよね。









 コートやグローブ、そしてストール(マフラー)等が必要な寒さに入ってきております。
そして、来週の 12月6日(火)には メンズプレシャス様でコート特集号もいよいよ発売です!!

誂える意味のあるコート、紳士服におけるテーラードのコートとは 正にそれを指します。
















・・・・・このイラストのコートは 珍しくピークドラペルのカバートコートですね。

wc1.jpg








カバートコートとは、カバートクロスという生地を使う事が基本的な前提となります。
http://dittos.seesaa.net/article/407464018.html
( COVERT COAT )


歴史の中で そのカバートクロスからの派生版として生まれた生地が幾つかあり、
キャバルリーツイル、そしてホイップコード(ウィップコード)等がそれに当たります。

今でもクラシックな生地として主にカントリースタイルでは欠かせぬ生地種でもあります。




しかし、ホイップコード(WHIPCORD)もあまり見られなくなってきました。
各マーチャントにおきまして、コート地のバンチコレクションにカバートクロスは確りと押さえられていても、派生版まで内蔵されているメーカーはそう多くはありません。

 そんな状況下ではありますが、
1842年に設立された フランスの老舗マーチャントである DORMEUIL では、英国製のガッチリとした同生地が展開されています。















・・・・・『 CASUAL CHIC 』 というシリーズになります。


wc2.jpg


WHIPCORD

WOOL:100% 430g



その特徴は太く表れている堂々とした綾目にあり、その綾目はかなり立体的でもあります。
ホイップコードは鞭縄としての意味もあり、それだけ丈夫で確りとした印象であるという事は伝わる事でしょう。



wc3.jpg


また、カバートクロスの派生版なだけに
カバートクロスの特徴である『 杢糸 』を使っているのが やはりホイップコードでもあります。
表面は綺麗にクリアカットされ、とても艶やかな表情さえ醸し出します。
(杢糸・・・色の違う糸を意図的に撚り合わせた糸であり、その杢糸で織り上げると 独特な霜降り感が出ます。)















・・・・・カバートクロスと比べてみましょう。

wc4.jpg



生地の表情や霜降り感などは雰囲気をそのまま残しつつ、織り地自体がもっと大胆になったのがホイップコードです。




 ホイップコードの多くは、やはりカバートクロスの様に コート地として使われるほか、
スポーツスーツ、そして何といってもオッドトラーザース地としても大変重宝されています。

そんな所は キャバルリーツイルと同じですね。
とにかく確りと丈夫で皺にも成り辛く、上着地よりもタフさが必要であるトラーザース地にはもってこいな生地である訳です。




今回 3色のホイップコードを御紹介させて頂きます。













wc5.jpg


・・・・・鉄板のミディアムグレー、
落ち着いたコートになります。とても丈夫でタフですから小雨程度では傘さえ差さなくてもお構いなしです。

同時に このタフさ、色味、
ODD TROUSERSとして、ツィードからカシミアなどの上着へ合わせるトラーザースとして
これ程に頼りになる生地はそうそう御座いません。


wc6.jpg





 以前御紹介させて頂きました BEDFORD CORD ですが、
http://dittos.seesaa.net/article/440402569.html

この生地も頑丈でタフです。しかし、御紹介した上記のVINTAGEはタウンユースに使いやすく料理し直している企画なので ウエイトは 370g です。

( 乗馬用に使われるベッドフォードコードは 900g というレベルまで御座いますし、丈夫故にソファのクロスなど ファーニチャーにも使われているそうです。 )


今回のホイップコードは 430g、
VINTAGEベッドフォードコードとの差である 60gだけですが、生地が重い分は厚地となるので そういう意味で単純に比較すれば 今回のホイップコードの方が強い生地と言えますね。
















wc7.jpg


・・・・・ブラウン系の色味になります。
比較的に色自体もカバートクロスに近い印象があります。

こういったアースカラーも グレー同様にかなり使いやすく、様々な色柄に調和してくれます。




wc8.jpg


 かなり傾斜が強めに入った立体的な綾地ですね、
綾織の変化織り地となります。

雰囲気のある とても良い色です!
















wc9.jpg


・・・・・色味といい、正に こんなコートの雰囲気になるでしょうか。
とにかく確りした生地ですので かなり仕立て映えする生地であると保証致します!













wc10.jpg


・・・・・最後はダークグレーに成ります。
カバートクロスは これらホイップコードの様に色バリエーションが無いに等しいので、落ち着いた渋めのコートで、かつ確りとした安心感のあるコートとしては ホイップコードはお勧めです。





wc11.jpg



渋くてエレガントなクラシックコートが出来そうですし、
トラウザースを仕立てても、下半身をキッチリと締めてくれたシャープな印象をも醸し出してくれるでしょう。














wc12.jpg


・・・・・エレガントで大変クラシックなコート、
こんな感じで気兼ねなくデイリーに使えるタフなコートというのも欲しくなりますよね。

しかし、手にタイトフイットしたグローブ、そしてステッキを持ち、胸にはチーフ、、、、
ここまではやり過ぎかも知れませんが、大人には大人の装いがあるというものです。












wc13.jpg


・・・・・軽快なジャケットスタイル、
上着は色柄で楽しみつつ、下半身は頼りになる ODD TROUSERSを!

こういう風に季節が感じられ、雰囲気ある装いを楽しみながら歳を重ねていきたいものです。
誂えた洋服たちも同じ様に歳を重ね、良い意味でクタッと力が抜け、柔かで身体に馴染んだ服へと成長してくれる事でしょう。















・・・・・如何でしたでしょうか。
出物仕入ゆえ、高級なドーメルにも拘らず お値段は優しいものの
確保出来た量自体はそう多くは御座いません。

 ご興味を持たれましたら お気軽にお店へ現物を見にいらして下さいませ。




 HOUSE STYLE ORDER の場合ですと、本日以降のご注文でのお仕立て上がり予定は 既に来年へと回ってしまいます。
しかし、1月 2月は一番寒い時期でもありますし、なにもこの冬の為にだけに誂えるものでもありません。

来年も再来年も、、、長きに渡り皆様の相棒となってお付き合いされていく洋服です。
思い立った時こそが仕立てる(ご注文される)適したタイミングだと考え下さい。







 では、今週もお付き合い頂きまして誠に有難う御座いました。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。


気温差の激しい冬ですが、どうかご体調にはお気をつけ下さいませ。








posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生地について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月22日

【 H.S ORDER:O様のコート 】



 こんにちは。
街ではクリスマスツリー等の飾りつけが始まっています。
そろそろ一か月前になるのですね!


 皆様の大切な方へのプレゼントは もうお考えに成られているでしょうか。






sc10.jpg


・・・・・ Joshua Ellis フェザーカシミアによる大判のストール、
正に羽根の様に薄くて軽く仕上げられた 暖かいカシミア。

大判ゆえにケープの様に羽織っても良いですし、畳んで様々な巻き方も楽しめます。
足元が涼しいと感じれば ひざ掛けの様にもお使い頂けますね。
http://dittos.seesaa.net/article/241405143.html

 このストール、実は廃盤になっており 以前の様にお好きな色を選んで購入する事が出来無くなってしまいました。 こんなに素晴らしいストールなのに残念でなりません。


廃盤ゆえに 当然ながら在庫限りとなってしまいますが、
廃盤だからこそ お値段も本日より 勉強させて頂きます!


sc11.jpg


お得になった極上ストール、この機会に是非如何でしょうか。

御自身様にも、そして大切な方へのプレゼントとしても きっとお喜び頂ける事と思いますので大変お勧めで御座います!







さて、やっとグローブも英国より無事に届き ご納品が始まっております。
ご注文下さった方々におかれましては、何かと御心配、ご迷惑をお掛け致しました。

いよいよ12月は目前、グローブと共にコートのシーズンがやって参りました。











 紳士のワードローブにおき、幾つか揃えておきたい、持っていたいコートの中に必ず入るであろう CHIESTERFIELD COAT は、冠婚葬祭を含めたフォーマルなシーンや、ビジネススタイルでは欠かせぬコートでもあります。


チェスターフィールドコートという名称もかなり大雑把に使われている昨今、本来あるべきクラシックなスタイルであってほしい。













sc1.jpg


・・・・・ネイビーのシングル・ピークドラペル、
比翼フロントに、腰はスラントポケット、袖口はターンバックカフを携えております。

丈も膝をホールド、身体に合ったエレガントシルエットは正にといったところです。






 今週は、H.S ORDER より S様よりご注文頂きました
チェスターフィールドコートをご紹介させて頂きます。

















・・・・・『 クラシックで正統的なコートを。
しかし 目立ち過ぎる事も無く、ごく日常的なビジネススタイルに使いやすいコートにしたい。』


sc2.jpg



 ベーシックにシングルのノッチドラペル、衿はシンプルに共生地を使用しています。
チェンジポケットも携えた腰ポケットは、片玉縁ポケットにてお仕立て頂きました。


巷では、膝ホールド丈のコートは最早探してもなかなか見つからない昨今、それだけカジュアル化が進んでいるとも言えます。

 日本には洋装文化の根底が無く、ファッションビジネス優先にて何でも有になってしまいますが、それは事実なので仕方がありませんね。



sc4.jpg




 S様におかれましては、動きやすさと共に あまり古臭くなく、重厚感が出過ぎない様にと あえて膝をホールドしない丈でリクエスト頂きました。
 コートの丈は大変重要であり、かなり印象を左右致しますので 皆様の価値観や拘り所たる部分でもあります。
















sc5.jpg


・・・・・フロントは比翼フロントであり、釦を止めれば隠れる仕様です。
本来チェスターフィールドコートは比翼フロントです。

比翼の部分は、確りと前端線より控えられて作られており、BESPOKEと同じ仕様に合わせています。

釦を止めれば、動きに伴い 必ず引っ張られる力が働きます。
比翼を前端から控えて仕立てていなければ、その比翼が「こんにちは!」と顔を出してしまう事になります!
 ひと手間のかかる技術と成りますが、必要だからこそ行われている仕様でもあるのです。















・・・・・S様よりお選び頂きました生地は、冒頭のストールに同じく
1767年創業の超老舗  Joshua Ellis PURE CASHMERE(100%:CASHMERE)です。


sc6.jpg



ウエイトは、420〜430g位のレベルであり
ジャケットをお仕立てするには程好く、コート地としては軽量級のウエイトとなります。


 都会での生活におき、電車内や建物内は空調も効いていますので 暖かすぎるコートは逆に使い辛い側面もあります。
まして、その様なコートは脱いで手に持たれていても重い筈です。

そう考えるなれば、カシミアは保温性が高く、本当に暖かいですから これで十分とも言えます。






鉄板色のネイビー、ブラック程に強過ぎず 頼りがいのあるコートになる筈です。

この生地はビーバー仕上げであり、程好く品のある光沢感を放ちながらも
リップル仕上げ程に強く光沢の出る主張を発しません。

 ある意味では とても素朴で使いやすく、控えめであるとも言えますので
S様のご要望にはかなり適した生地でもあります!




 前にもこのBLOG内でお話致しましたが、カシミアが市場に流通している量は 生産量の4倍と言われています。
 高級な素材、それだけまがい物や混ぜも物も多いという事です。

皆様、カシミア製品の購入はくれぐれもお気をつけ下さいませ。















・・・・・S様にご来店頂きました。
早速 FITTING確認です!


sc7.jpg


 丈も絶妙な感じで、軽快さも感じられつつ重厚過ぎないバランス、そして主張し過ぎないカシミア、、、
ベーシックでありつつ、エレガントなシルエットは 正にチェスターフィールドコートのそれです。


『インナーにスーツを着ていない様なフィット感でとても軽いです。 特に肩周りが!』

S様より 大変御満足を頂き本当に光栄です。



 S様の御感想は、正にインナーとアウターたる合致性の高さによる賜物です。
そして、服が体に合っているからこそコートの重量自体が理想的に分散されているという事になります。

この感覚は、御体験されなければ分かりません!!

長きに渡りずっと着て頂くコートです。
じっくりと生地やスタイルを吟味され、お仕立て下さいませ。













sc8.jpg


・・・・・後姿で男を語られて下さい。

こんなにもエレガントなシルエットでお身体にフィットしたコート、、、、
誂えならではのステージをご堪能頂ければと思います。












sc9.jpg


・・・・・綺麗にすっぽりと収まった肩、ネックに程好く寄り添う衿、
大変綺麗に合っておりますが、これが軽さの原因でもあり
同時にインナーであるジャケットが それだけ精度高く身体に合っているという事になります。


















・・・・・如何でしたでしょうか。

この生地は出物であり、定番のネイビーながら とてもお安く仕入れる事が出来ました。
お陰様で 残りは ラスト一着分 となっております。
( コートやジャケット、どちらでも構いません! 絶対に外さないカシミアです。)

sc3.jpg


 流行を超越したクラシックなコートを是非皆様にもお勧めさせて頂きます。















・・・・・この秋冬デビューの新作タイですが、この度も お問い合せ含め 大変ご好評を頂いておりまして 本当に有難う御座います。 心より光栄に思っております。
http://dittos.seesaa.net/article/443629031.html


お陰様で既に品切れ色もありますし、ラスト1本の色も御座います。


sc12.jpg


締め心地も良く、幅広いコーディネイトにも対応出来る為 きっと重宝して頂ける事と思います。

 宜しければ是非お試し頂けましたら幸いです。












では、今週も誠に有難う御座いました。

何かと多忙な年末に向かいます。
どうか皆様 ご体調管理には十分にお気をつけ下さいませ。





posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | クライアント様の洋服 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月15日

【 顧客様のTWEED 】




 先ずは恐縮ながら ご連絡をさせて頂きます。


・・・BESPOKE GLOVESにつきまして、先週末ギリギリで何とか現地を出荷されたそうです。
通関時にトラブルなどが無ければ いよいよ納品される目途がたって参りました。


 ご注文下さった方々には大変ご迷惑をお掛けしており、心よりのお詫びを申し上げます。
実際に届きましたら各皆様へ個別にてご連絡させて頂きますので
今暫し、、、お待ち頂けます様 お願い申し上げます。

















 さて、先週には立冬も過ぎ、いよいよ冬が始まった事になります。

急に12月の寒さとなったり、街中では特に女性のコート姿なども見受けられる様になって参りました。
皆様におかれましては 冬の装いを楽しまれておられるでしょうか。











tw1.jpg


 1936年に掲載されたイラストの カントリージェントルマンです。
毎年寒くなれば、やはり早く着こなしを楽しみたいツィードのお出ましですね。









 今週は、顧客様より それぞれご注文頂きました素敵なツィード、
様々なスタイルで御注文頂きました魅力的なカントリークロージングを御紹介させて頂きたいと思います。











では、早速ご覧頂きましょう。
















tw2.jpg


・・・・・胸が厚く、スーツが大変お似合いになるX様よりお選び頂きました生地は、昨年のTWEED FESTIVAL より LOVAT MILL のツィードをお選び頂きました。

http://dittos.seesaa.net/article/426884860.html
(TWEED FESTIVAL@)
http://dittos.seesaa.net/article/427288126.html
(TWEED FESTIVALA)

上記の LOVAT TWEED は無くなってしまった生地も御座いますが、
もともと量が多く確保出来た生地はまだ御座います。
 品質は勿論の事、お値段も FESTIVAL なだけに かなりお得ですので大変お勧めです。














tw3.jpg


・・・・・とても英国贔屓なX様、コッテリとしたVゾーンですね!
(お店にご来店頂きました時のダークスーツでのインナーと成ります。)


ツィードとしては 王道たるグリーンとブラウンを上手く掛け合わせた絶妙な色をしております。

織りはヘリンボーン柄にバーリーコーン柄を掛け合わせ、複雑でもありつつ とても素朴で雰囲気溢れる表情をしています。


 色も含め ベーシックな印象ですが、普通っぽく 普通では無い!
そんな魅力あるツィードを、HOUSE STYLE ORDERにて クラシックな本返り3釦の上着に ベルトレスのトラウザースと 2P-SUITS にてお仕立て頂きました。














tw4.jpg


・・・・・こちらの生地も同じく LOVAT TWEED です。
ゆったりとした Aライン調のシルエットにてスポーツコートを御仕立て頂きました。

ツィードやカシミア等のジャケットスタイルから、ニットの上からでもサラッと気軽に羽織れるテイストのコートを御所望です。













tw5.jpg


・・・・・グランドはベージュ系で優しい印象を与えます。
一見 クラシックなヘリンボーン柄に見えますが、、、ヘリンボーンっぽい変化織りです。

見た事の無い織りです!

 敢えてミシンステッチで掛けられたウエルトステッチが よりスポーティーな印象を与えますね。












tw6.jpg


・・・・・こちらは HOUSE STYLE ORDER ですが、イレギュラーにて
スラントのウエルトポケットをリクエストされました。

口布の柄合わせ、完璧ですね!


 釦は革のバスケット釦、ツィードに、そしてこのスポーツコートに
大変相性良くマッチしています。 

この大き目なサイズの革バスケット釦は英国より取り寄せました。












tw7.jpg


・・・・・ご注文頂きましたO様、コートに合わせて FLAT CAP もお作り頂きました。
素敵ですね!!
装いの統一感や調和も抜群ですので、インナーは何でも来いと言った感じです。















tw8.jpg


・・・・・ツィードはスーツやジャケットだけではありません。
O様のようなスポーツコートも大変お勧めです。

ツィードですから気兼ねなくガンガンとヘビーローテーションで着て頂いても全くへこたれません。
雨や雪の日なんかでも お構いなしに御着用下さいませ。

HOUSE STYLE ORDER でも、ポケットやシルエット、貫通釦など 出来る限りのご対応をさせて頂きます。

















・・・・・そんなスポーツコートですが、以前御紹介させて頂きました DNEGAL TWEED も抜群に良いですが、 ↓
http://dittos.seesaa.net/article/441063577.html




こんな生地でお仕立て頂いても最高に格好良いスポーツコートとなるでしょう!!

tw9.jpg


OLDのCROBIE です。 今はなかなか見受けられなくなってしまったクラシックなバーリーコーン柄というのがポイントです。 クロンビーですよ!



 結構 綺麗に柄を出すのが難しい織りだそうです。
画一化が進む生地メーカーのバリエーションですが、バーリーコーンの様な味わい深きクラシック柄は 常にコレクションに入れて欲しいものです。



tw10.jpg




















・・・・・さて、次からはBESPOKEのご注文より紹介させて頂きます

tw11.jpg


同じく LOVAT TWEED より『 HEATH=ヒース 』と名の付いていたツィードをお選び頂き、ODD JACKET のご注文を頂戴致しました。

 とても長身でスリムなN様、前回は優しく温もり溢れるカシミアで!
今回は男気溢れる確りとしたヘビーなツィードです。


ヒースとは野草の事であり、秋にはピンクの様な パープルの様な綺麗な色の花を咲かせます。

多くのツィードは多色使いで表現されるのが特徴ながら、このヒースは近くで見ると本当に様々な色を織り交ぜ、絶妙で何とも表現しがたい色と成っています。














tw12.jpg


・・・・・ほんのり薄らと、ピンクがかった色糸を感じられるでしょうか。
深みのある素晴らしいツィードです。

N様、お仕立て上がりまで もう少しお待ち下さいませ。
















・・・・・では、最後はこちらのツィードで締めましょう!

tw13.jpg


岩手県の蟻川工房にて、糸の紡績から染め、そして当然織りまで全てにおいて手作業で丹念に織り上げられた REAL HOME SPUN TWEED です。

http://dittos.seesaa.net/article/421513960.html
(REAL HOME SPUNA)


 本来あるべき昔ながらの製法にて織り上げられた貴重な本物のホームスパンツィード、
先ず生地をオーダーして織り上がるまでに約1年お待ち頂きます。


この圧倒的な迫力と存在感、雰囲気溢れる表情は 正に手の温もりを感じずにはいられません。











tw14.jpg


・・・・・この TWO&TWO で織り上げられたツィードは、基本的に3色の色糸によって構成されております。

しかし、この3色の色糸を撚り上げているのは こんなにも多彩な複数色の原毛を使って 織糸となるのです。

 例えば一番左側の縦列、
ブルーグリーンの様な糸を撚る為に、計5色もの原毛を使って撚り上げられているのです。

ツィードたる複雑な色の雰囲気は、こういった所からくるのですね。















tw15.jpg


・・・・・ウエルトステッチや腰のパッチポケットがとても雰囲気ある立体感を醸し出しています。
迫力ありますよね!!

3釦の段返りでリラックス感を加味された素敵なツィードジャケットと成りました。














tw16.jpg


・・・・・2年越しのご注文は、X様より頂戴致しました。

この味わい深きツィード、その魅力も 着れば着る程に広がってくる事でしょう。
手織り、そして手作りたる温もりを感じつつ、ガンガン御着用下さいませ。
















・・・・・如何でしたでしょうか。

ツィード、、、、盛り上がりますよね!!


それぞれに個性高きツィード、5年、そして10年経った時 どんな風に味わいが増しているでしょうか。
 革製品の様に育てる楽しささえ楽しめるツィード、皆様に御紹介させて頂きたいツィードのご注文は まだまだ沢山御座います!

折をみて少しずつ御紹介させて頂きたいと思います。















・・・・・HOUSE STYLE ORDERにつきまして、そろそろ年内納品がギリギリの受注に近付いて参りました。

年が明け、一番寒くなる1月や2月に向け、これからコートや 勿論ツィードなども十分にご堪能頂けます。

 宜しければ いつでもお気軽に素敵な生地達をご覧になりに来て下さいませ。



 では、今週も誠に有難う御座いました。





posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | クライアント様の洋服 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする