2017年08月29日

【 VINTAGE MOXON A 】




 残暑お見舞い申し上げます。

8月も残りあと僅か、9月は涼しくなってくれるでしょうか。






皆様におかれましては、この秋冬に向け もう仕込みはお済に成られましたでしょうか。
もしくは 今まさに色々と御検討されておられる方々もいらっしゃる事と思います。













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VINTAGE : TAYLOR & LITTLEWOOD

BEDFORD CORD

ALL WOOL  370g




BESPOKE 3P-SPORTS SUITS



 昨年末に御注文頂きました O様の御注文です。
4-PATCH & FLAP 全てにプリーツが内蔵され、後はピンチバック・スタイルとなっております。

手前味噌ながら 何て素敵なのでしょう、、、。
私自身もど真ん中であり、惚れ惚れしてしまいます。

 O様、大変お待たせ致しました。 いよいよお仕立て上がりです。
涼しくなるのが待ち遠しいですね。














 さて、先週の VINTAGE MOXON によるスーチングは如何でしたでしょうか。

魅力的で時代をも感じさせる素敵なスーチングでしたが、今週も これまた魅力的な VINTAGE MOXON のジャケッティングを御紹介させて頂きます。




 黄金期のVINTAGE MOXON はプレーンなものほど貴重でもあり、その品質はとにかく極上です。














・・・・・ブレザー含め、ネイビーのジャケットとは 必ずやワードローブに入れておきたいアイテムですよね。

そんなネイビーJKは、贅沢を言えば 各季節に合せてフルシーズン欲しい位です。

リネンやカシミアなども良いですし、素材の味をも それぞれの季節で纏いたくなってしまいます。それ程にキリがないのも重宝出来るネイビージャケットたる証と言えましょう。



 スーツよりも堅苦しくなく、気軽に付き合える事は最大のポジショニングながら
スーツよりも幅広くコーディネートを楽しめる為、様々なスタイルでご堪能頂ける事も やはり重宝すべき所です。



 皆様はどんな ネイビージャケット をお持ちでしょうか。


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また貴重な OLD NAME です! シンプルながら、カシミアのアピールが強いですね(笑)。













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・・・・・カシミアブレンドのジャケット地です。
色はネイビーながら、やや明るめになります。

ソフトでしなやかな肌触り、織り糸の品質も本当に良いのでしょう。
品のある光沢感と、ドレープ感は正に最高です。

 そして、カシミア 100% ではない所も お気軽に付き合えると言えるかも知れません。












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・・・・・耳の文字が見えるでしょうか。

LUMBS SUPER 90’S WORSTED & CASHMERE
320g

カシミアの混率は 10% です。



糸を紡績出来たミルも少なからず存在致しましたが、多くのミルは 原料である最高の糸をスピナーより調達、もしくは作らせる事になります。


Joseph Lumb & Son,Ltd


 歴史ある最高のスピナーです。ここの糸無くして最高の生地は有り得ないかも知れません。
弊店のBLOGをお読み下さっておられる方々は良くご存知であろう Lumb’s Golden Bale は、羊毛というカテゴリーにおいて同社の最高品質の糸が それにあたります。


そして、この SUPER 90 の糸は 当時ではかなりの高品質でもあります。
これだけ自慢げに謳える品質であるという時代です。



 現在では技術も進化し、SUPER 200 以上の超極細に紡績された糸も有りますが
これらは実用的では無く、突き詰めた結果 そこまで出来る、出来たという極一部のラグジュアリーな糸です。

故に、スーパー表記で考えれば 個人的には 100〜120 あれば十分だと考えております。



そういう意味でも、この時代の生地達は丁度良い落とし処でもあり、好みでもあると言えるのです。

(これらスーパー表記と運用の仕方はとても分かり辛く、曖昧な部分がある事も事実です。)












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・・・・・この美しい色とドレープ感、そして何より この表情のある独特な織りをご覧下さい!!

なかなか見ない織り柄ですよね、、、、。

これは RUSSIAN TWILL (ロシアン ツイル)と呼称されています。


今となっては大変珍しい織り地です。

老舗のミルであればノウハウはお持ちでしょうから 頼めば織り上げる事は可能かもしれませんが、バンチ等では見た記憶ががありません。



綾織ベースであり、左右 二本ずつの糸を交互に綾織方向を入れ替えます。
ヘリンボーン柄の様な顔立ちになりますね。



VINTAGEはこういった所でも本当に勉強させてくれます。

それにしても素晴らしく魅力的な表情をしています!!











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・・・・・写真だと色目が分かり辛いので比較してみましょう。


左側に、ビジネススーチングのダークネイビーを置いてみました。
ダークスーツの筆頭であり、とても深いネイビーです。

ダークが付きますから、一般的なネイビーはもう少し青味を感じるでしょう。
 ただ、こうやって見ると MOXON の独特な色味が浮き出てきますね。





 こんな素敵なネイビージャケット、、、着てみたいに決まっています!


皆様なら、この上着に どんなトラウザースを合わせられますでしょうか!?



 生地も適度に柔らかく、そして暖かく 優しく身体を包み込んでくれるであろう このジャケット。

しかし、下物は別の価値観で選ばなければ成りませんよね。














・・・・・先ずは鉄板からご覧下さい。
これから御紹介する生地は 勿論全て英国製です!



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Savile Cllifford
ALL WOOL  430g

100% WOOLLEN SPUN FLANNEL

グレーのウーレン・フランネルです。
この生地は、古き良き時代のフランネルを復刻すべく織り上げられた逸品であり
ガチっと確り縮絨され、ウーレン独特のフエルトのような表情は正にこれぞフランネルといった所です。

 フランネルには、ウーステッドとウーレンがありますが
最近掲載した 【 CHALKSTRIPE FLANNEL 】 の記事をご覧で無い御方は是非お読み頂けると 分かりやすいと思います。
http://dittos.seesaa.net/article/452503990.html












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・・・・・この素朴感がたまりません!

皺にも強く、とても密な生地なので大変暖かくもあるでしょう。
スーツにしても勿論 抜群に良いですが、ODD TROUSERS としても絶対に持っておくべきトラウザースです。

http://dittos.seesaa.net/article/425107538.html
【 Grey : CLASSIC SUITING 】












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・・・・・コレも絶対にお勧めです。
鉄板のグレー、コントラストがこちらも凄く綺麗です。


この生地は、冒頭のスポーツスーツをお仕立てした生地と同じです。

VINTAGE  TAYLOR & LITTLEWOOD
ALL WOOL  370g

BEDFORD CORD
http://dittos.seesaa.net/article/440402569.html

 これはかなりのクロート好み、今でも乗馬用のズボン地として使われる これも本当に丈夫で皺にも強い生地です。

そんなBEDFORD CORDをタウンユース用にと落とし込まれ、交織で織りあげられた逸品です。












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・・・・・コーデュロイの様な独特の縦畝が特徴です。
畝と畝の間の溝が色濃くなっていますが、その濃い色と 表の畝グレーで交織されています。

これ、本当にコテも効きますし 良い生地です!
仕立てた人間が言うのですから間違いありませんよね。













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・・・・・さて、こちらも かなり丈夫でタフな生地です。


DOMEUIL
ALL WOOL  440g

WHIPCORD
http://dittos.seesaa.net/article/444422429.html

梳毛の強撚糸を使い、確りと折り上げられたツイルです。
カバートクロスの仲間でもあり、これも全然皺になりませんし、復元力も強い生地です。

 もうジーンズの様に扱って頂いて結構です!















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・・・・・ウイップコードは、カバートクロスと同じく
杢糸(色の異なる糸同士を撚り合わせて糸にする)を使用している事が特徴であります。

この独特な霜降り感は、杢糸特有の表情ですね。


 これら表情のある生地は、上着のロシアンツイル独特の表情ととてもお似合いのカップルですね。

















・・・・・さて、ここまで来たら こちらもお勧めしない訳には参りません!


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BRISBAN MOSS
ALL COTTON  315g

CORDUROY
http://dittos.seesaa.net/article/374366447.html


 こちらは私が一押しの色、CORN です!
良く言われる鉄板色のカラシ色と思って下さい。


 ブルーと反対色であるイエロー、この相反するコントラストがまた良いのです。

コットンですから水洗いも出来ますし、汚れや皺なども気にする事無く、雨の日でも 雪の日でもお気楽にお穿き下さいませ。












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・・・・・これは細畝のシリーズになります。

普段使いには一番使いやすく、ゴワゴワなどのもたつきが無く 小奇麗な感じです。
もっとボリュームが欲しい御方は、太畝でヘビーウエイトの御用意も御座います!

上着のボリューム感、上下でのパワーバランスをお考えの上でチョイスされて頂ければと思います。













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・・・・・最後です。

もうお気兼ねなくガンガン穿き込んで頂きたいコーデュロイですが、中にはこんなにも お上品なカラーがあります!

 ご覧の通り、グレーですね。


ネイビーの上着に対してグレーの下物、こんなにも相性抜群な色同士を
こんなコーデュロイでもお楽しみ頂けるのです。












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・・・・・綺麗ですよね、、、、。


凄く上品な感じになります。
大人の渋み溢れるコーディネートに是非お勧めです!
















・・・・・如何でしたでしょうか。

スーツスタイルだけでは無く、OFFの日含め こういったジャケットスタイルも是非お楽しみ頂ければと思います。



今回御紹介させて頂いた MOXON JACKETING の様に魅力的で汎用性高き上着に対し、
お勧めさせて頂く下物は本当にキリが無く、それぞれの個性や魅力があるのです。


 皆様の価値観により、素敵な上着を
そして頼りになる下物をお選び頂けましたら幸いです。



VINTAGE MOXON 限りある在庫です。


生地とのご縁も大切人されて下さいませ。

















・・・・・誠に恐縮ながら、次週のBLOG更新はお休みとさせて頂きます。

次回は、9月12日(火)を予定しておりますので
どうか宜しくお願い申し上げます。




 では、今週も最後までお付き合い頂まして
誠に有難う御座いました。

皆様のお越しを 心よりお待ち申し上げております。






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2017年08月22日

【 VINTAGE MOXON 】




 8月も後半に入りました。
お盆休みも終わりましたが、皆様 リフレッシュされましたでしょうか。

家族サービスで大変だったお父様方も多かった事と思います。




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緑がとても美しい もみじ、これから秋に向けて段々と色付いてゆく事でしょう。


今年も あと4か月と少ししかありません!
 暑さもぶり返してくるようですが、 気持ちを盛り上げ頑張って参りましょう。

















 さて、今週は 貴重な VINTAGE SUITSING を御紹介させて頂きます。


【 MOXON 】 服好き、生地好きの方々であれば もう説明はいらないかも知れませんね。

そうです、あのモクソンです。
あまりご存じない方も、十分にお詳しい方も
今週は素晴らしいモクソンの生地をご堪能して頂けましたら幸いです。













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・・・・・現存する世界最古と言われる 英国のミルです。

 1556年、未だ英国の不安定な君主制時代に創業したとされています。
この頃は家内工業であり、原毛からの紡績、そして手織り機による生産まで全てを遂げていたそうです。

17世紀後半には、産業革命により この頃にシャトル織機が導入されました。

1887年、Benjamin H.Moxon氏は、過去代々に渡って受け継がれてきた業績を回顧し、ファンシー ウーステッドへの展開と拡大に向けて専念する事になりました。


モクソンにまつわるお話は沢山御座います。
それだけ拘り続けた素晴らしき品質は、様々な名声と共に発展し続け、 同社の黄金時代を迎える事になります。



 弊店でも取り扱う GOLDENBALE の最高品質たる糸、現在では TAYLOR & LODGE しか扱えません。
しかし、昔は4社ほどが扱う事が出来ました。当然ながらモクソンもその中の一社で合った事は言うまでもありません。

G.BALEのみならず、シルクや特別なコットン、貴重なミンクやビーバー、ビキューナに至るまで取り扱い、高級で優れた混紡生地も生み出して参りました。



 ショーンヘル織機を頑なに使い続け、多くの時間を費やした同社の生地。
時代は進み、多くの毛織物業者は高速で近代化された機械の導入が進む中、同社はあくまでも時代遅れの伝統的な生産工程に拘り続け、全く逆の方向を目指しました。

それが故に生産量は減少させたものの、1987年には創業100周年を迎え、ファンシーウィーバー(手の込んだ織物メーカー)として名声を上げ 冠たる黄金期を築き上げました。














・・・・・100周年、これはBenjamin H.Moxon氏が改めて展開と拡大に専念すべく リスタートした年からカウントされています。


 ここで貴重な資料をご覧頂きましょう。
1987年 同社のリーフレットです。 今から30年も前です!!
この資料自体が既に大変貴重で御座います。



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Benjamin H.Moxon氏も当然載っております。
右下の写真、MOXON工場の建設当時の写真ですね。











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70年〜80年代、いつの時代でも その時代の流行や匂いというものがあります。
この写真を見れば良く分かりますね。
 なかなか濃いデザインの生地も満載です。


 紳士達がテーラードに袖を通す機会や頻度は今より何倍も高かったのです。
今とは違い、まだまだ作れば売れる時代でもあり 当然競争も激しかったと言えます。


左下には、MOXON × GOLDENBALE の織りネームが!





 ドーメルやスキャバル、ウェインシールなど沢山の高級メーカー(マーチャント)は素晴らしき生地により多大な評価を受けて参りましたが、それらを支えていたのは MOXON であり、T & LODGE の様な高品質な生地を織り上げるミルだったのです。






 今となっては 黄金期のモクソン生地は大変貴重であり、当然数も少なく 目にする機会はかなり減っています。

あったとしても、時代色を濃く反映したデザインや色柄が多く、なかなか手を出し辛い生地が多い事も否めません。


ビンテージ、聞こえは良いですが売れ残りでもあり、古在庫である事に変わりはありません。
しかし、当時だからこその品質や当時の雰囲気、そして匂いというものがある事も事実です。
 残念ながら、もう後戻りできない所まで来てしまった事は生地だけでは無く 沢山存在するのです。




モクソンの生地で誂えたスーツ、、、
服好きなら 誰だって一着は欲しいですよね。













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・・・・・ベーシックなネイビー地に、ブルーのピンストライプ。

赤字のミミが とても目を惹きます。













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・・・・・本当に格好良く、素晴らしい生地です。

先ずグランドのネイビーですが、若干明るめのトーンで ロイヤルブルーに近い雰囲気です。
そして この織りですよ!












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・・・・・この独特な変化織り、昔の生地は工夫やアイディアが満載です!
バリエーションが大変豊富でもありました。

こういった生地を見れば見る程に、現在の生地は随分と画一的になったと思わざるを得ません。

光沢感も有りますし、裏を見ると朱子の変化織かも知れませんね。

ツイルの様な傾斜畝と網目の様な織り柄が交互に織りなすその表情は、見る角度によりシャドーストライプの様に浮き沈みが見受けられます。



 なんて綺麗なのでしょう。



WOOL : 100%
360g



ウエイトも厚過ぎず、薄過ぎない 一番仕立て映えのするウエイトです。
打ち込みも兎に角良い!! コテが効く素晴らしい生地です。


















・・・・・では、こんな魅力的な生地がスーツになったらどんな感じでしょうか。
少しだけご覧頂きましょう。

ご注文下さった T様は とても長身でスリムな御方で御座います。
先日仮縫いフィッティングに来て頂きました。


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今回は ダブルの上着による三つ揃いです。
その御注文にはT様なりのイメージが明確に御座いますが、ご要望としては至ってシンプルです。

そのリクエストを拘りぬいて具現化するのが私達TAILORの役目と成ります。


ラペルやゴージなどのバランスから剣先の小丸具合に至るまで、
ハイウエストなシェイプ、そして釦配列など全てにおいて狙いが御座います。

芯地についても 敢えてハードで構築的なフォルムを生む芯をご希望され、英国より取り寄せました。

 T様も洋服が本当にお好きな方です! お仕立て上がりをご期待下さいませ。



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 それにしても 生地の雰囲気が本当に素敵ですね。













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・・・・・ウエストコートは衿付きをリクエストされました。

上着同様にゴージラインも確りとハシゴまつり縫いで閉じられています。

それよりも、今は生地の色味と色気を是非とも感じて頂ければと思います(笑)。















・・・・・T様、お仕立て上がりまで 今暫しお時間を頂戴致します。

しかし、、、今回のスーツも羨ましい一着です、、、、。

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・・・・・如何でしたでしょうか。

お好みの違いは勿論あると思いますが、こんなにもストーリのあるミルは そう多くはありません。
魅力的な生地とのご縁を大切にされて下さい。

ビンテージ、当たり前ですが限りある在庫です。





 これからも皆様にはもっと ワクワク して頂かなければ成りません。
もっと、もっと 皆様の物欲を刺激してくれるような魅力的な生地達を
徐々に御紹介させて頂ければと思います。



【 最高の生地で 最高の仕立てを 】


皆様におかれましては、何をもって最高とするでしょうか。
人により、最高たる定義は違いますが 良いものはやはり良いです。

こんなにも高き自己満足を満たすスーツ、そして装う楽しみと充実を味あわせてくれる服を是非ともお仕立て下さい。



 秋冬シーズンは もう始まっております!!










 では、今週もお付き合い頂きまして誠に有難う御座いました。

皆様のお越しを 心よりお待ち申し上げております。





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2017年08月15日

【 Caccioppoli SHIRTING 】



 皆様 こんにちは。
お盆休みは如何お過ごしされておりますでしょうか。

 お休みだからこそ、わざわざお時間を割いて頂き ご来店下さった皆様、本当に有難う御座いました。

梅雨明け以降 天候は余り優れないものの、だからこそ幾分過ごし易き気温なのは有難い限りです。















・・・・・ウエルドレッサーのチャールズ皇太子
ツィードの上着にコーデュロイのトラウザースと 鉄板のカントリースタイルでの装いです。

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 あともう少しでツィードにも手が伸びる季節がやって参ります。
待ち遠しい!

上着の袖口にはターンバックカフを携えたクラシックなディテールが 本当に良くお似合いで御座います。














・・・・・先週も少し触れましたが、大変お待たせ致しました。

今まではBESPOKE のみでの取り扱いであった『 ターンバックカフ 』ですが、
いよいよ HOUSE STYLE ORDER でもご注文頂ける様になりました。


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 今季秋冬受注分に何とか間に合いましたのも、ご協力下さる工場さんの方々が頑張って下さったお蔭であり、本当に感謝しております。

少しオプション料金を頂く形にはなってしまいますが、どうかお気軽にリクエスト抱けましたら幸いです。

 ターンバックカフ、是非 今後とも宜しくお願い申し上げます。















・・・・・さて、秋冬シーズンが始まり
シャツ地の方では 早くも Caccioppoli より、新しいコレクション 2冊が届きましたので
御紹介させて頂きたいと思います。

 皆様がお仕立てになるスーツやジャケットスタイル等にも是非ご参考にして頂ければと思います。



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・・・・・1920年にナポリで創業された フラテッリ・カチョッポリ社は、ファミリー経営のマーチャントです。

イタリアは勿論、イギリス、フランス、スペイン、そして日本含め 世界中のTAILORで取り扱われております。

 同社はミルでなないからこそ、厳選されたミルで服地を織らせたりと拘りぬいたハイクオリティな服地を様々に揃えております。





 定番的な2冊のバンチは そのまま今期も継続、そして今回は2冊が改めて秋冬用にリニューアルとなりました。

ソリッドやクラシックなストライプ等は本当に多くの種類がコレクションされているのは言うまでも有りません。

 ですから、少し特徴的で目の引くコレクションにも目を向けて参りましょう!













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・・・・・春夏のコレクションに多いプリントシリーズは、秋冬でも健在です!

余程人気があると見受けられますね。

可愛い柄から渋い柄まで色々御座いますが、特徴としては なんとこの辺りのプリントシリーズは MADE IN ENGLAND なのです。












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・・・・・ゆ、ゆるいっ、、、、 このユルさ加減が また魅力ですね。
こんな可愛いプリントがシャツになると どんな感じになりますでしょうか!














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・・・・・これも凄い!

PCでリピート柄にしているとはいえ、この緻密な住居柄(笑)。
所謂モノトーンですし、着てしまえば柄は沈み込みます。

これ、、、見入ってしまいますよね。
どこかにウォーリーでも仕込んでくれていれば より楽しめるのですが(笑)。














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・・・・・きました、季節ものの定番 コットン・フランネルです。
上はネイビー地のヘリンボーン柄に、ドットをプリントで載せています。
下はツイルに花柄のプリントです。

 双方控えめな配色であり、柄ながら、ダークな色調は 明るめなオッドジャケットにとても良く映えそうですね。













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・・・・・同じくツイルのコットン・ランネルに対し、こちらはジャカード織りで小紋柄を織り込んでいます。

今年の春夏用リネン地などからは特にこういったジャカードの組み合わせが出てきています。
 トレンド性のある織り地ですね。
(コットン・フランネルは、勿論無地も揃えられております。)














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・・・・・かなり細かく織られた 千鳥格子柄 です。
白×紺 での構成となります。


この生地、コットンツイルのフランネルですが なんとカシミアを15%もブレンドしております!

 織り糸が細く均一でなければ、こんなに小まかな柄を綺麗にムラ無く表現する事は出来ません。 そんな見方をしても それだけ最高品質の糸であり、織りである事が分かります。

 高きドレープ感は勿論の事、最高に肌触りよく、保温性も高い最高のシャツ地です。
着てみたいです!!














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・・・・・その他、クラシックなストライプや格子柄もコレクションされております。
そんな中で、、、、、、。













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・・・・・綺麗なスカイブルー地のストライプ、クラシックですね。
ダークスーツには やはりこういったシャツは欠かせません。

個人的にとても惹かれてしまう生地です!
特に上の生地、グランドの織りが見えるでしょうか。 大好きです。


 では、次のバンチに参りましょう。













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・・・・・こちらも やはりコットン・フランネルがコレクションされています。
先に御紹介した生地よりもウエイトがあり、より地厚で暖かいスポーツシャツ地です。
 ニットの下にでも合いますね。

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・・・・・個人的には これまたヒットのプリント地です。
落ち着いたネイビー系のコットン・フランネルですが、秋冬らしく 雪だるまやスキーヤー、そして モミの木などもモチーフにされたプリント柄です。

 これは一見、モチーフ柄をプリントした様に見えますが 逆です。
明るめのブルーがベース色であり、ネイビーでグランド側を(モチーフ柄抜き)プリントして柄出しをしています!















・・・・・では、ドレス系 至高シリーズをご覧頂きましょう。
ある意味 このシリーズもカチョッポリならではと言えます。

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ただでさえ高級なエジプト綿の種類に、更に最高級となる超長綿:GIZA 45 の糸を使って織られた 140番双子のツイル柄です。 超長綿、これは本当に別格です!

 肌触りは本当に最高レベルです。
糸が良いので、綾織による光沢感がとても艶やかに出ていますね。




このシリーズは当然ながら高級です。
 ですが、高いなりの説得力も確りと持ち合わせております。

織り糸が細くても、綾織なので安心感もありますね。













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・・・・・上記同じく GIZA 45

この艶やかな光沢感が見えるでしょうか。
シャツは下着です。 地肌に着用するからこそ、生地のクオリティは直接感じる事ができ、笑みをも浮かべさせる力を持っています!












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・・・・・これも綺麗ですよね、、、。 最高です。

同じく GIZA 45 より、アイスブルーのヘリンボーン柄です。
個人的にも是非 誂えたい逸品です!















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・・・・・さて、この生地のシリーズは 私も着用していますが かなりお勧めです!

生地としては、あの有名な オックスフォード なのですが
イタリアらしいと言いましょうか、イギリス製のザックリとしたOXFORDとはかなり違います。

 敢えて糸も上質で、やや細めの糸を使用する事で
より上品で軽く、柔らかい オックスフォード となります。

 良い意味で、カジュアル過ぎない小奇麗な感じの顔立ちです。

その オックスフォードシリーズ に、小紋柄をプリントで載せております。












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・・・・・同じく小奇麗な オックスフォード・シリーズ に
こちらはジャカード織りで小花やドット柄を織り込んでいるタイプとなります。

ジャカードの柄は、プリントと違い より立体感と存在感が出ますし、織りですから どんなに着用や洗濯を重ねても その柄はいつまでも変わる事がありません。












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・・・・・では、最後の御紹介です。

上記同じく、小奇麗なオックスフォードのシリーズの中より
個人的に刺さったもの、、、。

 クラシックなギンガムチェックながら、有色である対象色に白を使う事無く
ブルーとアイスブルーの交織で織られています。

同系色同士ならではの調和と、爽やかなブルーの印象が倍増されていますね。


また、下側の TWO & TWO ですが ほとんど無地です。
無地シャツとして使えますが、良く見ると細かな織り柄が、、、といった表情のある生地です。
 これはOXFORD という所が また良いですね。















・・・・・如何でしたでしょうか。

御紹介させて頂いた生地は、コレクションの極一部に過ぎません。

沢山の魅力的なシャツ地が揃っておりますので、是非お気軽にご覧になりに来て頂ければと思います。







 では、皆様とお会い出来る日を 心より楽しみにしております。
今週も誠に有難う御座いました。










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