2010年04月13日

【 DINNER JACKET 】


こんにちは。この度は、弊店HOUSE STYLE ORDERより 自慢のSEMIFORMAL WEARを御紹介させて頂きます。(親バカっぽいですね!)

 英国では『DINNER JACKET』と呼ばれますが、日本や米国ではタキシードが一般的です。伊や仏ではスモーキングと呼ばれている事が多い様です。
名の如く、夜の服装であり 準礼服にあたります。
パーティーの招待状に『ブラック・タイ』とあれば、このスタイルを指します。

カジュアル化が進む昨今、このタキシードは殆どあらゆるフォーマルな場での「妥当な」服であり、公私共にこれがあれば充分であります。

名の由来などはスルーさせて頂きますが、このスタイルにも幾つかのバリエーションもあり、長い歴史の中では様々なデザイン、着こなし等も御座いました。
 ただ、一般的な特徴と致しまして、上着のラペルにはシルクの身返しが付き、フラップ無しポケットに、ノーベンツというのが揺ぎ無い特徴です。
何故ならば、それらディテールは室外着用のデザインであるからです。紳士服には全て理由がありますからね。


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 イブニング・フォーマルであるテール・コートには、白地のコットン・ピケという生地を使いDRESS WAIST COAT(フォーマル・ベスト)を合わせますが、ディナージャケット(タキシード)には上着と同じ共地を使い、三つ揃いとされていました。

≪・・・・DRESS WAIST COATとは、フォーマル用ベストであり、その多くはVゾーンの部分がUになっております。そして、大抵は衿が付けられます。代表的なデザインは決まって来ますが、素材等により分けられ仕立てられておりました。勿論ベストでは無く、カマーバンドを合わせる着方もあります。ベスト付きの3Pはそれよりも少しだけ格が高いという事に成っていますが、この辺はお好みで宜しいと思います。≫

タキシードのスタイルに関しては、合わせるベストの素材やバリエーションも広がり、様々なデザインも登場しましたが、ここは王道的に考え弊店のドレスベストを生み出しました。


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DRESS TROUSERSは基本的にブレイシーズで吊って穿いて頂きます。ゆったりとした股上の深いTROUSERSの腰元をベストやカマーバンドを使って隠す形に成ります。
DINNER STYLEでは外脇の縫い目部分に『側章』と呼ばれる飾りを付けますが、フォーマル(テール・コート用)では側章を二本、もしくは太い物を付け、それぞれに差別化が図られております。


 デザインやディテール、バランスなど それはそれは私の拘り満載ですが、それらはさて置き、こういった位置付けの服装はとても重要です。
フォーマルの着こなしにはルールがあり、それらルールを知り、守る事もマナーの範囲と成ります。

だからこそ、こちら側(御提供させて頂く側)の知識は大変重要であります。自身の無知ゆえ御客様が恥をかく様な事があっては成りません。とは言うものの、私自身まだまだ勉強が必要です。

普段着られるスーツ等と比べれば、確かに着用頻度は低くなると思います。だからこそ、数年で流行遅れになる様な洋服を選んでは成りません。
安心でき、信用出来るCLASSICなタキシードこそ、紳士のワードローブへ必要な物です。

≪・・・余談ですが、とても御贔屓にして下さっている顧客様が、今月結婚されるそうで、光栄にも弊店HOUSE STYLEでタキシードを御注文頂きました。その方曰く、「妻のドレスは良い!!なのに、何故新郎の服は恥ずかしい物ばかりで、とても選べない!」と、、、。
貸衣装屋さんは、そうかも知れませんね・・・。私自身もそうでした。持ち込み代を徴収されようとも、15年前の私も、その方も自分で用意しました(笑)   K様、心よりの祝福を致しております。≫



 さて、ここで少し今回のSAMPLEに使用した生地について触れさせて下さい。

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英国は EDWIN WOODHOUSE社の『DOESKIN=ドスキン』です。約20年前のデッドストック生地であり、ウエイトは380gあります。
最近 魅力的なドスキンはあまり見なくなりましたね。DOESKINのDOEとは、牝鹿の事を指し、その皮という事です。その皮に見た目も触り心地も似ている事からこの名が付きました。この生地はタキシードに使う生地では代表格です。

色は『ミッドナイト・ブルー』です。黒にしか見えないのですが、ミッドナイトの定義とは「黒よりも黒く見える色」であり、矛盾している様ですが、染めの色付けに対する攻め方が黒と違います。
なので、本来世間的にミッドナイトと呼ばれる多くは、「ダークネイビー」と言った方が正しいかも知れません。

勿論 黒は代表ですが、このミッドナイトにも色々と蘊蓄はありますよね。

このドスキン、確りと打ち込みがありながらも、とても柔らかく、マットな表情、しなやかな感触はたまりません。流石はWOODHOUSEです。
 これは、デットストック=ビンテージと呼ばれたりもしますが、所詮は古在庫です。
なので、かなり品質を考えれば同レベルの現行生地よりもお安く御提供でき、弊店お勧め生地シリーズの一つとなっております。


 DINNER JACKETは、紳士の持つべきワードローブの1つだと思います。
しかし、恥ずかしながら私自身は所有しておりません。まだまだ紳士に成れていないという事です。
ですが、誂えるなら絶対にこのドスキンで誂えたいです。
欧州でも生地に限らず「本当に良い物」とはどんどん無くなってきております。手に入らなくなるものばかりです。大変悲しい事実ですが、この生地含め『御縁』を大切にして頂ければと切に願うばかりです。


これからの季節、結婚式をされる方も多くいらっしゃる事と思います。
結婚式に限らず、タキシードを着用する様なPARTYが増えて来ると良いですね。

 最後に成りますが、写真、、、分かり辛いですね。下手くそですみません。
是非、弊店へ足を運んで頂き、御覧に成って下さいませ。

この度も弊店ブログを御覧頂きまして、誠に有難う御座いました。




posted by 水落 at 15:15| Comment(4) | TrackBack(0) | おススメ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつもお世話になっております。
私はtakaでございます。毎回ブログを楽しく拝見させて頂いております。

先日はHOUSE STYLE ORDERの件で何度もご連絡を頂きまして
ありがとうございました。

さっそくタキシードの画像を拝見いたしました。
デザイン・仕立てともにビスポークに負けないぐらい
恰好いいと思いました。

今後写真のタキシードのデザインや仕立てを元にシングルピークドラペルの2Bの3Pスーツならびにダブル6Bのスーツを誂えたいと思うのですが、そのようなご相談は可能なのでしょうか。ご参考までに教えて頂けると幸いです。

最後になりましたが、貴店の益々の発展をお祈りいたします。
それでは今後とも宜しくお願いいたします。
Posted by taka at 2010年04月14日 01:26
taka様
 コメント頂きまして、誠に有難う御座います。
また、この度のタキシードもお気に召して頂けたようで、何より嬉しく思っております。
taka様のようにおっしゃって頂けて、拘った甲斐があるというもので御座います。

 さて、御相談の件ですが勿論大丈夫です。
是非御来店下さいませ。
お好きな方々には、多分ある意味ではノッチドラペルよりピークドの方が弊店らしさを感じて頂けるかもしれません。お好みはあるでしょうが、ピークはデザインバランスがかなり重要ですからね。
どうも有難う御座いました。


Posted by Dittos.水落 at 2010年04月14日 13:00
<<返信不要です>>


本日は突然伺い失礼しました。
「友人として」という一言がとても嬉しかったです。是非長いお付き合いをさせて頂けますと幸いです。

このドスキンは是非検討させていただきます。他にもジーンズにあう、casualで若々しい(笑)ジャケット生地、やもう手に入らない古き佳き時代の生地がありましたら教えて下さい。

取り急ぎ。
Posted by W at 2010年11月27日 18:53

W様

 こんばんは。コメント、並びに本日は御来店頂きまして、誠に有難う御座いました。

W様、こちらこそ どうかこれからも宜しくお願い致します。私はW様とのお話はとても楽しいですが、中でも奥様のお話が一番好きです(笑)!!

仲の良いお二人が目に浮かびます。

さて、例の生地に付きまして
先ほど、いつも御連絡頂くメールアドレスへ御連絡を入れさせて頂きました。

 御都合が宜しい時にでも御確認頂ければと思います。

平素より御贔屓にして頂きまして、誠に有難う御座います。



Posted by Dittos.水落 at 2010年11月27日 19:22
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