2012年09月04日

【 T様の御注文A 】


 皆様 こんにちは。
いよいよ9月に入りました。

先月末には夏季休暇を頂き、BLOG更新も2週お休みを頂戴致しまして 誠に有難う御座いました。

 御蔭様により家族サービスも出来たつもりです。 秋・冬に向け張りきって参りたいと思います。



 今月より、いえ 正確には先月の夏季休暇数日前より 前回ご案内させて頂いておりました NEW HOUSE STYLE ORDER もスタートさせて頂き、早くも新型含めご注文頂いております。

皆様の御期待感はとても大きく、、、、そのお気持ちに全力でお応えさせて頂きますので
どうか宜しくお願い致します。




 まだまだ残暑は続きそうですが、流石に9月です。
新しいHSは最低4週間頂きますので、御興味をもって頂ける方は是非御下見含め 御来店下さいませ。心より大歓迎致します。







 さて、これからは御案内含めて色々とあるのですが
休み明けの今週は、まず BESPOKE ORDER より T様の御注文を御紹介させて頂きます。
http://dittos.seesaa.net/article/249407900.html
(T様へ初納品となるLESSLON)


T様におかれましては、初オーダーとなる『 LESSLON 』より、早くも4着目の御納品となります。


T様のお決まりは、
『 ダブル・ブレスト 3P-SUITS 』 これに付きます! 
T様のスタイルとも言えるのではないでしょうか。




御身長も含め、大変御身体も大きく 写真ではなかなか伝わらないかも知れませんが、圧巻の迫力が御座います!


T様は3サイズ全て三桁御座います。
姿勢良く、堂々とされた佇まいは本当にT様らしくあります。

当然ダブルと言う事もありますが、用尺はゆうに4Mを超えます。各アイテムのパーツもBIGですから あまり型紙の差し込みが利きません(笑)。









 今回お選び頂きました生地は、
EDWIN WOODHOUSE社より グレンチェックのフランネルですが、並みのフランネルでは御座いません。

通常フランネルは、
≪ WORSTED FLANNELS ≫・・・梳毛糸
≪ WOOLLEN FLANNELS ≫・・・紡毛糸
の2種に分かれております。 簡単に説明しますと 小綺麗で織り目も若干見えるフラノ(WORSTED)に対し、ボワッとしフエルトの様な表情のフラノ(WOOLLEN)に分かれます。

 しかし、そこは糸より自社工場で作られるE.WH社です。(今は無理となってしまいました。)
なんとその上記2種の糸を合わせて
双方の特徴を併せ持つ WORSTED & WOOLLEN FLANNEL という独特なフラノを作り出しました。

 それがコレです!!

ta.jpg


 やりますね・・・・。特にその混紡生地は、グレンチェック等の柄物にこそ その表情が浮き出てきます。
この独特な表情はたまりません! 重過ぎず、使い勝手の良い 350g、スパイス程度にカシミアもブレンドされ、風合いは本当に素晴らしいものがあります。

(残念ながらこの生地は、残りODD JACKETかODD TROUSERS用の尺しか御座いません。)

このグレンチェック柄の他、ネイビーソリッド(ブレザーに抜群です!)と、グレー地のチョークストライプが御座います。

 勿論今では廃版であり、まだE.WHが元気だった頃の生地となります。
かなりお気に入りの生地の一つで御座います。


 では、そんな生地をお選び頂きました T様のスーツを御覧下さいませ。

tb.jpg




如何でしょうか! この掠れた感のある格子の表情の出方が特徴となります。
















・・・・少し話を脱線させて下さい!

tc.jpg


td.jpg

(この写真はHS JACKETの写真です。)



格子の横柄が、上衿のエッジライン(赤矢印の出来上がり線)に綺麗に平行に通っております。
無地であろうとBESPOKEでは当り前の作業となりますが、この手据えによるクセ取り衿が HSでもオプションとは成りますが、具現化出来る事に成りました。
 やはり、知ってしまえば気に成る方もおりますよね。

格子柄においては、このオプションを付けられる方が殆どで御座います! 有り難う御座います。
http://dittos.seesaa.net/article/210374041.html
(クセ取り上衿本掛けについてのお話しです。)












te.jpg


 全体像です。
ご多用の中、御遠方より来て下さるT様。

この日もかなりの酷暑であり、実はかなりの軽装にサンダルでお越し下さりました。
 いつもでしたら靴とシャツを御持参下さるのですが、この日はお忘れに・・・(汗)!!

シャツはサンプルを!(故に袖丈が長く、カフスが緩いです。) タイはとり置き頂いておりましたレジメンタイで御座います。

 しかし足元は、、、、、




足元は『カット』させて頂きました! 見辛く、大変申し訳御座いません。
今思えば、せめてスリッパをお履き頂ければ良かったです。
 機転が利かず申し訳ありません。

そう言えば、、、T様がご注文に成った Y.FUKUDA さんの靴、完成は確かもう直ぐでしたでしょうか!? 待ち遠しいですね。














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厚みが御座います。
堂々とした太く男らしい腕、それをエレガントに包み込む袖はとても重要です。
 機能性と共に、三角筋をゆったりホールドする袖幅は、袖山設定とイセ込み分量が生み出します。
ハンドメイドならではのイセ分量がそこには投入されております。

振り位置バランスも申し分御座いませんね!

T様クラスの御身体で既製スーツを探しますと、袖のバランスなど見れたものではありません。
広すぎるアームホール、太過ぎて直線的で土管の様な袖、、、肘位置設定も無きに等しく、、袖丈を短くしようものなら 本当に土管に成ってしまいます。

 袖にも適正なバランスと言うものは必ず御座います。
日本人は往々にして腕があまり長くない方が多いです。だからこそ、余計にバランスを重要視しなければ成りませんよね。














tg.jpg


広い背中で御座います。適度にユトリが与えられた背幅、ウエストポイントで程良く絞られ、ヒップを優しく包み込みます。
バックにはサイドベンツをお切りしております。


th.jpg


綺麗に身体に乗った肩周り、背中心と上衿の柄合わせもバッチリで御座います! 縦柄だけではなく、当然横柄も合わせて裁ち合わせ致します。













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腹部も含め、綺麗に身体を包み込みます。T様クラスの方には独特の裁断術があるというものです。

ウエルトポケットは柄が身頃と合えば合う程、無い様に見えてしまいますね。















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腰回り、尻周りをゆったりした股上と共に包み込み、エレガントなドレープ感と共にシルエットを構成しております。

立体的なクセ取りも、とても良く御身体に合い 大変綺麗で御座います。

tm.jpg


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仕立ても勿論重要ではありますが、不必要な皺一つ入る事無くFITするその様は、高次元で補正された型紙によるものでもあります。
 仮縫いが一役担っているのは言うまでも御座いません。















・・・・・この度、T様におかれましては
日常的なカジュアルに使える ODD TROUSERS として、モールスキンのトラウザースもご注文頂きました。

BRISBANE MOSS 製ですね。

ウエイトは、560g〜620gの本当に確りしたタイプです。

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 風も通しません! 幅触りも良く、綿パンですから天候を気にする事無く ガンガン穿かれて下さい。

米国がデニムなら、英国はモールスキン・コーディユロイがそれに当ります。
(勿論丸洗いできる様に仕立ててあります!)

tp.jpg



しかし、、、、このレベルの生地をハンドメイドで御仕立致しますと、完成までに必ず数本の縫い針を折ります! それだけゴッツイのです。
相当なハードさ、厚さがありますから手が負けそうになります(笑)。



例えばこの生地で『手縫いで柔らかく!』など 猫に小判ですよね! 
物には用途に見合う手法の見極めも重要な要素であり、この場合 先ずは『強度』です!
穿きこんで、洗って、また穿きこんで、、、本来は野山を駆け回る為の服であり、生地です。


やはりある意味では JEAN’S と同じですからね。






 T様、きっと TWEED も入手したく成る筈です(笑)。




先ずはお勧めさせて頂きましたカントリーシャツ類をお楽しみにして下さいませ。

次の BESPOKE SUITS も順次進めて参りますので、暫しお時間を頂戴致します。


 この度も 素敵な御注文を本当に有難う御座いました。











・・・・・・今月は、 Dittos.TIE – 5TH COLLECTION も発表予定で御座います!!

秋冬、やはり装いのモチベーションは上がります。

楽しいですね!!



 是非 洋装談義に花を咲かせましょう。

皆様のお越しを 心よりお待ち申しあげております。


 どうも有り難う御座いました。







posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | クライアント様の洋服 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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