こんにちは。
子供や学生さん達はもう夏休みですね。
今と成っては、一か月以上の休みなんてどの様に過ごしたら良いやら(笑)。
学生の頃の私は殆どアルバイトをして過ごしていました。
今だったら『ここぞ』とばかりに自分の服を作りたいですね!
さて、誂えたスーツの最終FITTINGでしょうか。
ダークネイビー? ミッドナイト? クラシックなダークスーツを着る紳士。
シングルの3釦、ピークドラペル! エレガントですね。
ディレクターズスーツに身を包んだTAILOR!?の渋い表情が気に成ります(笑)。
ご満足頂けなかったのでしょうか!?
私も秋冬に成りましたらディレクターズスーツに身を包み、皆様をお迎えする日が来るのを楽しみにしています。
先週は 5th アニバーサリー生地の第一弾をご紹介させて頂きました。
早くもご注文やご予約、そしてお問合せなど頂きまして 心よりのお礼を申し上げます。
本当に有難う御座います。
皆様、とてもお迷いに成りながら選ばれております。
確かにどれもこれもベーシックな物ばかりですので、当然かも知れません。
ただ、生地は凄くお褒め頂いておりまして、、、
どんなに嬉しく、光栄な事でありましょうか。
私が織った訳ではないですが(笑)、拘りや価値観、品質をも確りとお感じ頂けまして それだけでも本当に嬉しい限りです。
今週は5種のうち、残りの2種をご紹介させて頂きます。
先週の生地と比べ、今回はフォーマル度の高い生地と成ります。
【 MINI HERRINGBONE : BLACK 】
330g
写真ではとても分かり辛いですよね、、、。
MICRO HERRINGBONE とも呼ばれます。 一見は黒無地に見えますが、良く見ると大変細かな杉綾織りが成された生地で御座います。
フォーマルに使われる伝統的な生地とは、ドスキンやバラシアなどが有名ですが、このヘリンボーンも外せません。
私が見てきた英国古着の誂えられたモーニングコートや、所有するディレクターズスーツの古着もこれで作られています。
ドスキン仕上げ(微妙に起毛仕上げされた加工)で織られている物も多く見受けられます。
老舗のマーチャントが組み上げるフォーマルのバンチ、クラシックなバンチには必ずコレクションされています。
・・・・・この生地には憧れがありました。自身が結婚したのはもう随分前に成りますが、当時の私は技術が伴わず、自分で着用する服を(上着を)仕立てる事が出来ませんでした。
だからと言って、専門職である私にとり 貸衣装だけは絶対にダメです!! 全てとは言いませんが、はっきり言って偽物ばかりです。
着たくなるような既製服なども皆無です。
英国製の古くて程度の良いTAILOREDのディレクターズスーツを探しだしました。
喜んで着用し、今でも大切に保管してありますが、出来れば自分自身で仕立てたかったです。
1930年代のその服は、生地もガッシリしており、着用するだけではなくカットや仕立てにおいても随分勉強させてもらった古着の一着でもあります。
こういった正統的な黒の服地でブラックスーツを所有されていれば、冒頭のイラストの様にコードストライプのドレストラウザースを誂え足してディレクターズスーツとしても御利用頂けます。
・・・・・冠婚葬祭用のブラックスーツ、『ネクタイを白と黒で絞めかえれば兼用出来る』
こんな文化は日本特有のものです。
KEN AOKIさんのお話によれば、欧米では結婚式などのお祝いの席へ出向くにあたり、先日お葬式で着用したばかりの同じスーツを着用するなど有り得ないそうです。
確かに言われてみればその通りですよね。ここに一石二鳥の思想があり、バレンタインデーの様に作られたスタイルであるという事はあまり知られていない事と思います。
正しき洋装知識を学ぶ事は、大人として、紳士として、そして世界の狭くなった現代では とても大切な事だと思います。
( 同時に世界的なカジュアル化が進んでいる事も否めませんが、、、。)
ダークスーツというカテゴリーの中で、一番濃い色が黒でもあり、勿論ビジネスなどで利用されても良いのですが、日本では「あれ、今日は結婚式にでも!?」と言われ兼ねませんね。それが現状です。
逆を言えば、私なら自信を持って着用したくなるというものです。
私は夢を叶え 既にこの生地種で誂えました。
同種を所有しているだけに、今回のオリジナル生地が大変もどかし気持ちでおります(笑)。
クラシックで素晴らしいブラックスーツをお仕立て下さい。
【 HERRINGBONE BARATHEA : MIDNIGHT 】
390g
『バラシア』 フォーマル地の代表格でもあります。
バラシアの呼び名は、19世紀半ばに英国において考案されたモーニングコート等の礼服に用いられたそうです。
ヘリンボーン、そしてバラシア、双方耳にした事のある方々は多いと思います。
ですが、今回の『ヘリンボーンバラシア』というのはなかなか無いと思います。
私自身も恥ずかしながら聞いた事が無く、今回は色々とT&L社の社長に教えて頂きました!
ある時、私の大好きな H.Lesser & Sons の VINTAGE に、これと同じ 正にフォーマル用として織られた素晴らしい生地がありました。
その生地は黒であり、薄らとドスキン仕上げ(起毛仕上げ)が施され、圧倒的な存在感と説得力を持っておりました。
『これ以上のフォーマル地はナイ!』と語っている様に聞こえてきそうです。
一目惚れです、、、、、、、。 一瞬でした(笑)。
ヘリンボーン柄の様で、少し違います。
私の所有する資料を探しても見つかりません。
H.Lesser では とうに廃盤になっている生地種であり、これは老舗の有名メーカーでも作っておりません。
CORKSCREW と呼ばれる生地に似ていますが、同じなのかどうか!?
( CORKSCREW:英国において、1870年〜1890年頃のディナージャケットの俗称として『カウズ』『カウズコート』と呼ばれたものにも使われていたとされる生地種です。勿論その他の生地でも仕立てられていました。)
バラシアは綾織の一種でもあり、それを交互に向き合わせる事によりヘリンボーン柄を表現致します。
一般的な綾織に見られる斜線の畝とは傾斜角度なども全く違いますので、この様に独特な表情が生み出されるのです。
そんな激レア生地、T&L社の様な老舗であれば幾らでもノウハウを持っています。
リクエストすれば幾らでも作れるのですが、マーチャントなどが廃盤にしてしまえば市場から無くなってしまうのです。
であれば、オリジナル反の発注という事でしたら幾らでもご協力して頂けます!
流石は老舗で御座います。
この生地ですが、ひねりを加え あえて黒ではなく『ミッドナイトブルー』にして頂きました。ドスキン仕上げもかけず、生地の表情が良く見える様にしています。
黒に一番近い紺!? そもそも黒と並べて見比べなければ黒に見えてしまう程濃い色がミッドナイトです。
これはエドワード8世(後のウインザー公です。)が『 室内、照明下において、黒よりも黒く見える色と!』とのリクエストにより生まれた色と言われています。
名の如く、イブニングフォーマルにこれほどマッチする色は御座いません!
(勿論 黒も当然ありです!)
ディナースーツ(タキシード)を誂えても良し!
そしてビジネススーツとして(ダークスーツとして)も抜群にエレガントですし、ちょっとしたナイトシーン(PARTYなど)においても最大限に魅力を発揮してくれる事と思います。
今回のオリジナル生地は、みな 330g〜340g です。
このミッドナイトのみ 390g なのですが、ヘリンボーンバラシアという生地を魅力的に表現するには この位のウエイトが必要だったのです!!
・・・・・上から 『ブラック』『ミットナイト』、そして先週の『ダークネイビー』を重ねてみました。
こうやって比べると色味の深さがお分り頂ける事と思います。
右から 『ブラック』『ミッドナイト』『ダークネイビー』となります。
それぞれの持つ個性や表情がご覧頂けますね。
・・・・・・・・・・・・これで 今回の 5thアニバーサリー生地 全5種 の御紹介が終わりました。
冒頭のイラスト、もう一度ご覧になってみて下さい!! きっとイメージが更に膨らむのではないでしょうか。
最後にこちら!
F.アステアです。
こんな風にディナースーツを着こなしてみたいものです。
勿論 ミッドナイト:バラシアで、、、、。
先週ご紹介の通り、全て GOLDEN BALE で御座います。
別注生地に際し、細かなスペックなどは先週分をご参考にされて下さい。
随分語らせて頂きました(笑)。
GOLDEN BALE である必要など全く御座いません。
ですが、良い生地を知り、選び、
良い仕立てで誂える事、これが男にとり必要であり、最高の喜びでも御座います。
仕立てる喜び、そして纏う喜びをも是非ご体感下さいませ。
必ず違いがお分り頂けます。
この子達と共に、
どうかこれからも Dittos を宜しくお願い申し上げます。
今週も誠に有難う御座いました。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
お下見だけでも気軽にお越し下さいませ。
ご連絡をお待ちしております。

