2014年07月29日
【 SPORTS JACKET → SPORTS SUITS 】
こんにちは。
関東もいよいよ梅雨が明け、これから本格的な夏がやって参ります。
先週は先だって この秋冬用にと新作のシーズンタイを御紹介させて頂きましたが、
今週はちょっとだけ逆戻り!
・・・いかにも涼しげで爽やかな紳士、
ODD JACKET の下はカットソーでしょうか、ネックウエアが良い感じですね。
上着はやはり明るめな色を着たくなります。
夏は確かに暑い、、、、何を着ていても暑い。
ですが上着を全く必要としない訳でもないでしょうし、洋服好きとしてはシーズンなりの装いを楽しみたいというもの。
夏を、というよりは春〜秋口までを意識した ODD JACKET なら使い勝手が良いのではないでしょうか。
今年の春夏用仕入れで、個人的にも凄く気に入ったジャケット地(スーツも可)を買い付け、この BLOG でもご紹介させて頂きました。
http://dittos.seesaa.net/article/394059524.html
この生地を発注し、届く前から「自分の上着はどんなスタイルで作ろうか・・・」と楽しく悩んでいたものです!
届き次第、直ぐに裁断し ほんの少しずつ、コツコツと仕立てを進めて参りました。
自分の服は仮縫いさえ省き、少しでも早く!!
と、言いつつも 軽く数か月はかかります。
今回も自分の服ゆえ 見えない所で色々な試みが加えてあります。
本当はもっと早くご紹介したかったのですが、気付いてみれば7月も終わりに、、、
まぁ残暑は長いですし、来年も春夏はきますし、少しでもご参考の足しになればと思います。
仕事外の時間で、勿論自宅でもコツコツと、
やっと仕立て上がりました!!
前肩、胸部のボリュームからウエストへのシェイプ様々な個所の立体的な丸味感がとても良く出ている事と思います。
コテが確りと効いているという事ですね。
今回の生地はウールが主体であり、リネンが25%ブレンドされております。
リネンの清涼感が感じられつつ、柔軟性もありますので そんなに皺にもなりません。
その内スーツにしますが、現状では ODD JACKET として!
ベージュっぽさのある千鳥格子、完全白黒構成の千鳥とは違い、優しい感じが漂います。
千鳥格子と言えば、大変クラシックで伝統的古典柄の一つです。
何にでも、何色にでも合います。
伝統的な古典柄とは、流行や飽きなどをも超越した柄です。
テーマは 春夏用の【 SPORTS SUITS 】です!
(下はニッカーズにしようかな(笑)。)
一昔前を考えれば、ビジネスやフォーマルなどに限らず
とにかく普段着自体がスーツ、もしくは上着を着用しておりました。
当然スポーツの分野でも ゴルフや、ハンティング、フィッシング、乗馬など
「運動」という行為自体に関する設計や仕立て的な考慮や、着用される「環境」が確りと考えられておりました。
勿論生地もそうですし、様々なデザイン、ディテールが本当に沢山御座いました。
今回はそんなジャンルに通ずるスタイルの一つに過ぎません。
フロントは胸、腰共にパッチポケットです。
しかし、、、少し変わっていますね。プリーツを入れ立体的に膨らめる様になっています。
デザインとしても良いアクセントと成っています。
今回はポケット口部に切り替えを入れていますが、切り替え無しのもあります。
この切り替え自体も本来ではデザインだけでは無く、意味と意図が考えられます。
海島綿のポロシャツ、首にはスカーフ、
ベルトレスのトラーザースにUチップ、、、流石にこの季節に三つ揃いは 私のやせ我慢にも限界があります(笑)。
バックスタイルは、、、
背ベルトが付き、そのベルト位置の両脇から 上は肩甲骨へ
下はヒップへとプリーツが畳んであります。
そして背中のセンターシームは、インバーテッドプリーツが畳んであります。
このプリーツ繋がりで、ポケットにも入れてみた次第です。
腕を組んでおりますね、
(生地の風合いも伝わりますでしょうか。)
この姿勢程度でも肩先は前に回っております。
衿元は確りと体に寄り添いつつ、肩も寄り添いながら追従出来る事が大切です。
この姿勢での後姿を見てみると、、、、
センターのプリーツが開く事により、身体の動きへ追従しているのがお分りに成ると思います。
・・・・極ベーシックな上着のデザインであれば、この様なディテール(プリーツ)はありませんよね。
身体自体の自由な動きに対し、洋服に 100% 追従出来るポテンシャルを求める事は出来ません。
勿論出来得る考慮は最大限にしています。
ですが、その持たせたキャパを身体の動きが超えてしまった場合、背中裏地の滑りを介し洋服の中で身体のみがスライドしているという事に成ります。
運動(機能)を優先的に考えれば、もともとの出来得る最大限の考慮 + プリーツ にて、それだけ動きに対して追従出来るという事に成ります。
背幅がどれだけ重要なのかお分りだと思います。
しかし、過剰はただの皺に成ります。過剰の一歩手前まで!!! と定められます。
ポケット内に物を入れるとプリーツの存在が良く分かりますね!
生地の独特な魅力、優しげな色味、、、お伝わりに成るでしょうか。
こういったアクションプリーツは、コートでも見受けられますね。
上着だとセンターでは無く、両サイド 袖の付け根辺りでプリーツを畳む仕様もあります。
一昔前にはバックスタイルのデザインだけで 本当に沢山のバリエーションがありました。
ヨークを切り替えたり、ギャザーを寄せたりと本当に様々です。
しかし、昨今の既製服が主流の時代では 殆ど見受けられなくなってしまいましたね。
何故でしょう、、、
作るもの面倒ですし、工場さんでも対応限界を超える所ありましょう。
他にも色々な要因がありますが、
スポーツ(運動・体を動かす)という行為に対し、もうテーラード物では無いスポーツ専門ウェアがどんどん開発・普及してしまった為、テーラードはだんだん着られなくなったという事が一番大きな要因でしょう。
もっと楽で機能的、専門的な服が広がったという事ですね。
洋服好きにとっては寂しい現実でもあります。
ですが、好きであれば、欲しければ仕立てれば良いだけです(笑)。
上着を脱げばポロシャツスタイル、
トラウザースは ↓ こちらのウールトロピカルです。
http://dittos.seesaa.net/article/354534372.html
この生地はとにかくバランスが良いです。(勿論スーツも可)
糸の質はとても良いですが、良すぎない。
ウエイトもそこそこで軽すぎない。やはり下物ですから強度は重要視したい所ですよね。
強撚糸使いで皺にも強く、サラッとした肌触り。そしてお値段もお勧め価格で御座います。
グレー地のトラウザースは最早必須アイテムという事は揺るぎありません。
春夏用、秋冬用と出来れば数色ずつ揃えたい所です。 余裕があれば、、、、の話なので私は厳選に厳選を重ねるしかありません(汗)。
スーツでは無く、ODD で合わせる場合は 上下のコントラストを付けてあげる様にすると良いです。
・・・・・・・・・如何でしたでしょうか。
こういったデザインは、当然ツィードやフラノ等といった秋冬用の方がむしろ多いと言えるかも知れません。
ジャック・ニコルソン主演【チァイナタウン】という映画を御存じでしょうか。
とても渋い探偵の J.ニコルソン が格好良いピンチバック(ベルト付き)を着用しています。
本当に格好良いですから!! 宜しければご覧になられてみて下さい。
今回ご紹介させて頂きました仕様は、誠に恐縮ながら今の所 BESPOKE でしたお受けする事が出来ません。
皆様のご要望が高ければ、HOUSE STYLE ORDER でも新型として準備を考えますので、
是非ともお気軽にご意見などを聞かせて頂けましたら幸いで御座います!!
・・・・・・・・・・さぁ、いよいよ8月です。
次回から秋冬のお勧め生地なども御紹介して参ります。
是非お楽しみにされていて下さい。
では、暑い日が続きますが皆様 どうかご自愛くださいませ。
今週も誠に有難う御座いました。
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