2014年08月05日

【 ARCHIVE FLANNEL 】


 こんにちは。
暑さ厳しい8月に入りました。

子供達は嬉しい 楽しい夏休みですね。
次男は部活の合宿より帰って来てみれば日焼けで真っ黒に!

長男はアルバイトして稼ぐそうで、、、


どちらも若者らしくて良いですが、今のうちに 今しか出来ない事を!!














 さて、昨年の6月ですが
英国は HARRISONS OF EDINBURGH が創業150周年を記念し
ANNIVERSARY TWEED を限定生産し、話題を呼びました。

 弊店でも皆様より 素敵なご注文を頂きました。
流石に拘りの TWEED です。
ボリュームと共に迫力ある素晴らしい生地で御座いました。
http://dittos.seesaa.net/article/366665989.html
(↑ ANNIVERSARY TWEED )











 そして、何と今年も拘りの企画を立ち上げ
2014年秋冬用に 堂々のデビューで御座います!!




【 ARCAHVE FLANNEL 】



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・・・もともとハリソンズ社は、ウーステッド(梳毛)、ウーレン(紡毛)の両フランネルコレクションを展開しております。

ですが、現在展開されているのは 340g〜400g での中肉ウエイトのものだけであります。
 以前までは 470gレベルのウーレンフランネルも展開しておりましたが、残念ながら随分前に廃盤になってしまいました。

個人的には驚きと共に、とてもガッカリした次第です。

 世界的な傾向として、軽く、柔らかく!? の時代性なのでしょうか。
TWEED の上着や、ザックリとしたニットに合わせる上で フラノのトラウザースは欠かせません!




TWEED は未だに 500g、600g、いや1,000gレベルまであるにも拘らず、それらに見合う様なボリューム感のある もっさりしていて素朴なウーレンフランネルがなかなか無く、とうとうハリソンズまで、、、。







という事もあってなのか、、、、、『コレ』を企画ネタとして、復刻として出してきましたよ!!

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(ブローシャーの文字が読めますでしょうか。クリックして頂けると拡大致します。)


ARCHIVE FLANNEL

16oz 470g



これぞ、これこそ昔ながらの素朴でもっさりした味わいとボリュームに満ちた
WOOLLEN FLANNEL です。



 アーカイブ!?
得意げに、魅力的な柄をも復刻させての展開です。

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【 TRUE PRINCE OF WALES 】

 左下、レンガ色の格子柄

言わずと知れたウインザー公、氏のリアルな専用柄となります。
この柄はハリソンズ社が持っているとの事で、随分前にも展開がありました。(現在は廃盤です。)
今では、 POTER & HARDING の GLENPOYAL というシリーズで復活展開されております。
 ( 14oz 435g  Made in Scotland ・・・こちらも良いですよ。)







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柄はこれと同じであり、色目や格子柄の大きさもほぼ同じです。
同生地ではありませんが、あくまでもイメージとしてご覧下さいませ。
(こちらは以前の廃盤種、リード&テイラー製のハリソンズ企画です。)

レンガ色にブルーの格子がとても良く映える魅力的なチェックです。


 今回の物は ウーレンフラノであり、起毛されていますので
トルソー写真の生地柄の表情が少しぼやけた印象に成ります。
それこそがフラノたるところでもありますよね。















【 CARNEGIE CHECK 】

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一番上の生地です。

アメリカの鉄鋼王にしてカーネギー財団の創始者でもある アンドリュー・カーネギー氏が好んで良く着られていた格子柄だそうです。

 これは知りませんでしたが、白黒のやや大柄な格子柄に、黄土色の太い重ね格子が入っています。 太い重ね格子は VINTAGE には結構ありますね。

 これも上記同じく、重ね格子が特徴的であり、魅力的に織り上げられています!
入れるならこの位主張があった方が良いと思います。





・・・・こちらの生地、現在早速一時品切れです!!  早過ぎです(汗)。
まぁ色々とあるようでして、、、。  ですが、次反が秋に入ります。
全て限定生産ですし、世界展開されています。

これぞ! と思われた方は是非お早目な御一報をお待ちしております!!













【 CLASSIC PRINCE OF WALES 】

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真ん中ですね。

グレンチェックは良くこの様にも呼ばれます。

しかし、TRUE と CLASSIC で呼び分けですか!?
初耳でした(笑)。


私はこの重ね格子の無いグレンチェックがとても大好きです。
 という事で、こちらは買い付けております!!









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どうですか、、、正にクラシック、これぞグレンチェックです。
ウーレンによる柄のぼやけ感が本当に良い雰囲気。
(今回の企画用に、オリジナルネームが作られています。)
ウエイトも確りと470g御座います。

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勿論スーツとしても素晴らしいものが出来るのは間違いありません!!
ツィードを考えれば、500g以下など大した事ないですよね(笑)。

スーツでお持ちであれば、上下別々に ODD としてもご活用頂けます。













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・・・サルバーグのイラストは、フェローズより具象的で好きです。
スーツもさることながら、バンブーのブリッグを手に入れたくなります(笑)。
 ピークドラペルの2釦、三つ揃い、渋いですね。
これが、この魅力的な雰囲気がグレンチェックのスーツですよ!








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・・・右側の紳士、コートの下は大柄のグレンチェックのスーツでしょう。
ボーダーのソックスは外しすぎの様な、、、余計なお世話ですね(笑)。








 そして、何よりこの生地では
OVER COAT を是非お勧めしたいです。
左の紳士はヘリンボーンのコートですが、この生地で仕立てると色目やイメージはこんな感じですかね。


コートとしてみれば中肉ウエイト、重すぎませんし、確りと織り上げられていますから体温も逃がさず絶対に暖かい筈です。 ボリューム感は十分にあります。

柄の大きさも迫力あるサイズです。
コートを仕立てても魅力的に映える格子サイズで織り上げられています。

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 お堅いチェスターフィールド・コートはどうも行き過ぎで、、、、、との方には是非!!
程好くカジュアルになりますので、ツィードに合わせても良いですし
勿論ビジネススーツにも大丈夫です。

使い勝手の良い、タウンコート寄りで素敵なコートに成る筈で御座います!





 先週の千鳥格子といい、グレンチェックも流行を超越した伝統的古典柄(クラシック柄)です。
長く付き合える素晴らしいパートナーをお選び下さい。














 その他、やはりウーレンフラノと言えば
チョークストライプは欠かせませんよね。 3色が用意されております。

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このスーツは是非ワードローブに加えておきたい生地種でもあります。







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・・・この雰囲気、最高に格好良いです。 ODD VEST が本当に映えています。


チョークとは、TAILOR が裁断時 生地に線を引く際に使う道具です。
日本では『チャコ』の方が聞き慣れているのではないでしょうか。
もともと綾織地のストライプを、あえて起毛させる事によりフラノと成り得、
この様にあたかもチョークで引いた線の様にぼやけた感じに成ります。

チョークストライプに関しては、こちらも ↓ 少量でしたらまだ御座います。
http://dittos.seesaa.net/article/376866232.html


お好み次第ですが、この SCABAL 社のチョークストライプ(↑)も相当良いです。
品質、ウエイト、値段、とてもバランスが良いと言えます。















あとは ソリッド、
グレー系、ネイビー系と計5色。

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この辺りはスーツからブレザー、 ODD TROUSERS としても是非お選び下さいませ。
TWEED との相性は間違いありません!!



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・・・・・・・・・如何でしたでしょうか。
前回のツィードも良かったですが、今回のフラノも素晴らしいですね!!

限定生産の企画ネタ、大好評との事であり2年続いたので来年もあるのでしょうか!?



フラノで有名な老舗メーカーも御座いますが、往年の頃と比べれば随分とソフトに頼りなくなってしまいました。
 お好みは様々ですが、私は昔の方が良かった、、、。

故に、今回の ARCHIVE FLANNEL の方が断然好きです!!
往年の素朴なフランネルがお好きであれば、正にこれです。

残念ながら限定生産なので、この機会をお見逃しなく。








・・・・・・・・・・皆様を焦らせる様で大変恐縮では御座いますが、「いざ、欲しい!」となった時に売り切れの可能性が御座います。
 昨年のツィードもお応え出来なかったお客様方におかれましては、本当に申し訳なかったです。

気に成りましたら、是非お早目に、お気軽に店頭へ見に来られて下さい。


 勿論御予約も承りますので、お気兼ねなくお申し付け下さいませ。
お仕立てはお客様の都合良き頃合いまでお預かりさせて頂きますので
何卒宜しくお願い致します。





 やはり秋冬は書いていてもモチベーションが違います!

お暑い中では御座いますが、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

今週も誠に有難う御座いました。








posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生地について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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