2014年08月12日

【 W.Bill GLENLOCH 】


 皆様、こんにちは。
今回の台風でも大きな被害が出ておりますが、大丈夫でしたでしょうか。

気付けば立秋も過ぎました。 残暑お見舞い申し上げます。
いよいよ暦の上では秋に突入です。









先週 木曜日、文化服装学院(メンズ科)の生徒さん達が先生と共にゾロゾロとやって参りました!!

現役の学生さん達、これから就職に向けて具体的に進路を考えていく上で、服飾関連でも様々な業種があり得ますので色々な所を見学し 参考にしたいという感じでしょうか。
 その中で、超専門的・技術的な TAILOR という職種に興味を持たれた若者達です。


皆さん、15人位はいたでしょうか、、、弊店始まって以来の人口密度です!!
始めてお店が狭く感じました(笑)。 また、女性が思ったより多かったですね。

ふと気づいてみれば、私の長男と同じ位の年頃です。

 私の息子も、中学!?だったか、、、学校での職業体験で『お蕎麦屋さん』にお世話に成りました。
(ご協力下さった企業やお店など、業種は様々あったようです。)

手伝いすらまともに出来ないであろう息子に対し、蕎麦打ち体験から接客、洗い場など色々と体験させて頂き、そして最後は美味しいお蕎麦を御馳走に成って来たそうです。

とても良い体験をさせて頂いたでしょうし、さぞ そのお蕎麦が美味しかった事でしょう。
心の中で、そのお蕎麦屋さんに心底感謝した次第です。
 いつかはお礼がてら行きたいと思いつつ、、、案外遠いので、なかなかタイミングが付きませんが、、、。


そういった事への感謝の気持ちも多分にありますので、先生よりの申し出を快く受けました。
また、次世代の方々が この業種に興味を持ってくれる事自体とても嬉しい事です。

暑い中わざわざ青山まで足を運んだ甲斐があったと思ってくれたら嬉しいですが、どう感じたでしょうか。

 もしかすると、本当に TAILOR を目指す子がいるかも知れません。
是非頑張って下さい!!














 さて、今週も引き続き 2014年秋冬に向けてお勧めファブリックを御紹介させて頂きます。


W.Bill


Woollen merchants since 1846







生地の御紹介の前に、、、W.Bill社に付いて触れておかなければ成りません。

1846年 英国はウェールズにおき、 Wiiliam Bill によって設立されました。
当時はフランネルや毛布を販売していたようです。

1920頃よりアメリカはブルックス・ブラザースなどとの取引も始まり、
BB社の飛躍的な発展と共に、W.Billも業績を積み上げていきました。

カシミアの輸出ライセンスなども取得し、現在ではカシミア、ドネガルツィードや、ハリス、そしてチェビオットツィードなど幅広く展開されるようになりました。
 カントリー系のマーチャントとしても欠かせぬ存在と成り、ザビルローを始め、世界各国からの要望に応えて参りました。


 しかし、今年の5月頃でしたでしょうか。
英国は HARRISONS で有名な LEAR BROWN & DUNSFORD社の傘下になる事が決まりました。


今と成っては英国最大のマーチャントのグループと成る L.B&D には
HARRISONS や POTER & HARDING、H.Lesser など錚々たる名が連なります。



・・・・・・・これからはL.B&D社の傘下として今まで通りの素晴らしいコレクションを展開し続けてくれる事でしょうが、どうしても今まで通りの展開規模と同じくという訳にはいかないのでしょう。

 惜しくも多くのコレクションが廃盤となる事は否めません。
H.Lesser の時と同様です。



 L.B&D社はそれら廃盤種含め多くのコレクションを私達 TAILOR に提供下さりました。






W.Bill、、、素晴らしいコレクションでしたが、お値段も素晴らしかったので(汗)
なかなか気軽にお世話にはなれませんでした。
しかし、この様な機会は寂しさも当然否めませんが、むしろ逆に好都合ととらえるしかありません。


 素敵な生地達を、素晴らしい仕立てで洋服にし、着用してあげる事こそ生地としては本望です。
クライアントのもとで共に人生を歩む、頼り甲斐あるパートナーをお仕立て頂けましたら幸いで御座います。












 多くの素晴らしいコレクションの中より、特に私が気に入っていたコレクションがありました。

【 GRENLOCH 】


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チェビオットのシリーズです。
今ではオーストラリア産メリノウールなどしなやかで高品質なウールが主流ですが、一昔前までの多くの服はチェビオットで織られていました。カントリーに限らずという事ですね。

 強くて丈夫、長持ちする訳です。

このシリーズは主にスーツ地として展開されてはおりますが、勿論オッドジャケットとして、もしくは軽めなトップコートとしてもお使い頂けます。
(バンチにも ご丁寧にそうお勧めが記載されておりました!)

 正に仕立て映えするであろう感触、、、、信頼度高き品質である事は言うまでもありません。


三つ揃いで仕立てても重過ぎないウエイトは、タウンユースとしても好都合であり
本当に使いやすいシリーズと言えます。












大変クラシックな色柄が揃います。 見ているだけでワクワクして参ります!!

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TWO & TWO に始まり、TWILL、HERRINGBONE と続き
多色使いが綺麗なグレンプレイド!!


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TWO & TWO をベースにウインドーペーンを重ねています。
伝統的な織り、そして色柄、
落ち着きと共に安心感さえある大変クラシックな生地です。
 アースカラーがとても良く似合います。







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先にも述べましたが、このシリーズは皆 450g であり
三つ揃いが似合う使いやすいウエイトと成っています。



 そんな大好きなコレクションの中より、より厳選して買い付けました。


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バンチの写真に写っていた(写していた)3種を買い付けましたよ。
かなり嬉しかった仕入れです。 勿論お値段も!!












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縦のオレンジがとても強く映えます。
小柄なラッセルチェック!? みたいですね! グリーン系をベースに、とても綺麗でバランスの良い配色が施された格子です。

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 柄が強いので、ODD JACKET や TOP COAT でも良いですね。

派手に見える方、これが洋服と成り、着てしまえば全然すんなりとイケるはずです!
格子を選ぶなら、この位のパンチがあった方が絶対に格好良いですよ。














次は渋め、、、
グレーベースの TWO & TWO に、赤系のウインドーペーンが控えめに重ねられています。

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TWEED らしく一見ではグレーですが、そのグラウンドはグリーン系含め何色もの色味が混ざり合い、独特の奥行きと雰囲気を醸し出しております。


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激渋です。 タイ含めた小物やインナーでの色使いがとても楽しくなりそうですね。














最後、同じ織り柄の色違いと成ります。

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こちらは典型的なアースカラーであり、とても合わせ易く使いやすいライトブラウン系です。

こちらの重ね格子は、縦糸と横糸で色を変えております。
ご覧の通り、縦にレッド 横にパープル を走らせ、ウインドーペーンとしています。

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このグラウンドも見て下さい!
本当に沢山の色が混じり合わせてあり、この立体的で複雑、微妙な色を構成しています。

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これ、、、間違いないです!!  絶対に損はさせません!!



・・・・・打ち込みも良し、ハリ・コシもバッチリ、仕立て映えする本当に魅力的な生地です。

 勿論強いですから、少々の事では皺にも成らず、小雨程度なら傘さえ無くても(笑)。












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 これですよ、、、、正にこんな感じに渋く、クラシックに着こなして下さい。
男くさい TWEED を、チェビオットを着て下さい。


また、イラストの様に ODD VEST も欲しくなります!!
タッターソール柄は鉄板ですが、ソリッドで配色を楽しむもの良いですね。

下物は、色目の綺麗なコーデュロイやモールスキンの ODD TROUSERS を是非誂え足したいところです。

着こなしの幅と楽しさが本当に倍増致します。













・・・・・今期の新作タイ、正に締めて頂きたいタイです。
どの色を合わせても間違いなく合います。

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http://dittos.seesaa.net/article/402271200.html
( ↑ 新作タイのページです。)













・・・・・・この酷暑の中、ご足労頂きました洋服好きなお客様方、、、本当に有難う御座います。

お陰様により、嫁入り先が少しずつ決まってきております。
 弊店仕入れ分は どうしても仕入れ量が少ないので、是非お早目にご覧になりに来て下さいませ!!


尚、HOUSE STYLE ORDERにつきまして 仮に本日ご注文頂いた場合

ノーマル仕立て・・・・・・9月17日 上がり
ハンドOPを付けた場合・・・9月24日 上がり  と成ります。
(工場さんの夏休みがある為です。)


 お仕立て上がりの日程も そろそろ良い頃合いに成って参ります。

どうぞご検討頂けましたら幸いで御座います。







 では、今週も誠に有難う御座いました。




posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生地について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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