2015年02月03日

【 RUDOLPH VALENTINO 】


 こんにちは。
早くも2月に入りました。


今日は節分の日ですね。
皆様は豆撒きをされますか?


 息子が小さかった頃、保育園で彼らが手作りしてきた鬼のお面。
怖さや迫力など全く無く、むしろ凄く可愛くて愛嬌もある鬼さん!!

それを被らせて豆撒きしていた頃を懐かしく思い出しました。
















 さて、今週は随分久し振りと成るカテゴリですが
今回も素敵な紳士を御紹介させて頂きたいと思います。














 今でいうイケメンという括りでは あまりにも足りない絶世の美女ならぬ 美男子です


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RUDOLPH VALENTINO

(ルドルフ・ヴァレンティノ)


1895年5月6日 ― 1926年8月23日



(Rodolfo Alfonso Raffaello Piero Filiberto Guglielmi di Valentina d'Antoguolla)








サイレント映画時代にハリウッドで活躍された俳優です。

イタリアの南部にて生まれたルドルフ ヴァレンティノ氏は、
イタリア人の父親と、フランス人の母親の間に生まれました。


それからアメリカに渡り、ダンサーとして活躍。
その後にハリウッドに渡り一躍スターと成りました。

 しかし、何と31歳という若さでこの世を去る事に成ってしまいました。
葬儀の際には10万人ものファンが集まり、後追い自殺をされるファンが何人もいたようです。

まだ映画に『声』が無かった時代です、容姿端麗な彼のその様は 最大の武器であったのかも知れません。



氏がスターだったのは実質5年位だったようですが、その短い間にどれだけのインパクトを与えた事か、、、。



 洋装を学ぶ上でも外せない程にスタイルのある魅力的な俳優であると思います。
そういう意味では このサイレント時代真っ先に浮かぶのはアドルフ・マンジュ―氏がいますね。
 しかし、今回は美貌さえも持ち合わせるルドルフ・ヴァレンティノ氏のスタイルをご覧頂きたいと思います。





 今回ご紹介の多くは 1920年代 です。
クラシックも10年サイクルで見れば 随分変化が見受けられます。

20年代のエレガントなスタイルを 氏より感じて頂けましたらご紹介させて頂いた甲斐があるというものです。













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・・・・・私のお気に入り写真の内の一枚です。

イタリア出身の彼も 多くのハリウッドスターのように英国はサビルローのTAILORにその名を連ねていたようです。

 醸し出すシルエットやサイジング、ディテール、そして全体感に至るまでの整ったデザイン、全てにおいて高次元でバランスが取れた大変美しいスーツです。

カット(裁断)には時代性やお国柄も出るものです。
皆様にはどこで誂えたスーツに見えるでしょうか!?

ここまでに完成された美しいスーツを堂々と着こなす様は流石です。












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・・・・・三つ揃えのスーツをダブルのウエストコートで。
シャツのカラーもご覧下さい。時代性がとても良く出ています。

小ぶりな羽衿はパキッと とても堅そうですね。
衿やカフスが取り外し式だった頃のシャツです。












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・・・・・三つ揃いのスーツにスパッツは本当にエレガントで良く似合います。

この上着の袖口釦をご覧ください。

先のスーツと比べると随分スタンスが違いますね。
上衿腰も結構高めです。











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・・・・・ダークなストライプスーツに、淡い色のオッドベストを合わせて!
私も大好きな着こなしです。

皆様がお手持ちのダークスーツも随分印象が変わりますので 是非お試しに成られてみては如何でしょうか。


(胸のウエルトポケット、随分と傾斜が強いですね! 裁断(ディテール)を見るだけでも時代性含め様々なカットの特徴が見受けられます。)












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・・・・・ダブルのスーツだってお手のもの、小さく作られたアームホールから細長いシャープな袖がとても美しい。


まだお若い頃ですね。ウエストラインの設定が比較的に高めである事も特徴と言えます。
そして袖にはクリーズラインが付けられていますね。












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・・・・・オッドジャケットとしてダブルを、そして靴はこれですよ!!
確かに時代性もプンプンに漂っていますが、こんなにもエレガントだった紳士服は 何故現状まで崩れてしまったのでしょうか。

それにしても、バランスの美しいダブルの上着、ウットリしてしまいます(笑)。
トラウザースのシルエットや丈のバランスも大好きです。












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・・・・・ご覧ください! ウインドーペーン柄のタウンスーツだってお手のもの!!
上着のフロントカットが随分と直線的なのが見受けられます。

最近ではビックリするほどに高いゴージラインも目にします。
デザインであり、ファッションと言えばそれまでですが、ノッチにしてもピークにしても そもそもの生まれた背景があり、原型がある以上 行き過ぎたディテールは滑稽に見えてしまいます。

 本来あるべき紳士服は歴史でもあるからです。











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・・・・・ツィードの三つ揃いだと思いますが、典型的なスポーツスーツです。
こちら、今ではあまりお目に掛かれる機会は少ないと思います。

4-パッチポケットですね、しかもフラップ付でプリーツ入り!!
3-パッチまでは今でも日常的と言えますが、昔は4-パッチも普通です。

どこまでカジュアル(スポーティー)なのか という事ですね。
付けられている釦然りです。












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・・・・・同じスーツでしょうか。
この写真はカラーで見たかった、、、、。

この生地の色、そして靴の色を知りたい!!












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・・・・・これは違うバージョンですね。
ポケットだけで見れば随分とミリタリーな雰囲気ですね。
 この上着も袖にクリーズラインが見受けられます。












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・・・・・氏のワードローブの中で、特にコートは本当に凄いのです!!

先ずは衿元にアストラカンをあしらったエレガントなオーバーコート。












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・・・・・ショールカラーのダブルブレスト。
このファーのゴージャス感、、、とにかく贅沢ですが、今の時代では色々と難しいのではないでしょうか。

ダブルブレストの打ち合い、前端の釦はホールでは無く、ループを利用した作りになっています。











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・・・・・アルスターカラーにまた贅沢なファーが、、、。
そして袖口にも!!

これを今の時代 BESPOKEで誂えたら、一体幾らに成るのでしょう。
ファーのボリューム感がパンパではありません!!

 こんなコートを雪の降る日 普段着の様に着てみたいです。











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・・・・・最後はフォーマルで締めましょう。
正統的な DAY FORMAL モーニングコートのスタイルです。

スパッツは欠かせませんが、あと帽子とグローブですね!!

合わせているウエストコートはダブルブレストの様です。














・・・・・・・・・・・・・・・如何でしたでしょうか。
私が見ているオタク的な目線も少々踏まえながら御紹介させて頂きました。

ルドルフ・ヴァレンティノの魅力とエレガントなスタイルはお伝わりに成りましたでしょうか。




 皆様も大いに装うという行為を楽しまれて下さい。
そして大いに拘って下さい。



クラシックとは時代と共に変化するものではありますが、
人は人、自分は自分、
ファッションを超越したその先にスタイルがあるのだと思います。



 私はどうしてもファッションという言葉が好きではありません。
色々な訳し方もあり、言葉としては広い意味を持ちますが、実際日本的に解釈されると とても軽く、かつ経済優先の匂いがしてなりません。




 『 作られるファッションに惑わされない 』

自分を良く理解し、自身の価値観と共に スタイルというものを形成していく事
本来紳士が進むべき方向ではないかと思います。

それが人生に欠かせぬ『衣』を
紳士として嗜む道筋ではないでしょうか。




 偉そうな事を言いながらも 私自身は まだまだ若輩者です。
しかし、存分に楽しんではおりますので
是非皆様とも、共に楽しみながら洋服談義を出来ればと思っております。








  では、独り言が長くなりましたので この辺で!
今週も誠に有難う御座いました。







 そろそろ店頭も春夏生地と入れ替えて参ります。
お勧めな生地が揃っておりますし、既に御予約で嫁入りが決まってしまっている生地も御座いますが、皆様是非お気軽に見に来て頂けましたら幸いで御座います。






posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | STYLE OF THE MAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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