2015年03月10日

【 お勧めファブリック : ストライプ 】


 こんにちは。
暖かく成ったり、寒さが戻ったりと目まぐるしいこの頃、
なにかと雨も多く 着る物には本当に困る季節ですね。




 2週に渡り更新のお休みを頂きました。
確定申告もありましたし、この時期は季節の変わり目でもあります。
お待たせしているBESPOKEのご注文も含め、、、、この忙しさも本当に皆様のお蔭であり、心より感謝しております。














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 1937年の夏に掲載されていたイラストです。
日本の様な高い湿度ではないでしょうが、涼しい顔をしてダブルのスーツを着こなす様は 本当にエレガントです。

ストライプのスーツはシャープな印象と共に、大変男らしいスーツとも言えるのではないでしょうか。













 紳士の着るべきスーツの中で、ストライプは欠かせない柄です。
個人差もあると思いますが、ストライプのスーツから受ける印象は やはり独特なイメージを持ち合わせていると思います。






 単にストライプと言えど、本当に様々なデザインがあるのは御存じの事と思いますが、
その中で 【 バンカーストライプ 】 と呼ばれるストライプの種類があります。
耳にした事がある方も少なくはないでしょう。

 この呼称はスーツに限らず、シャツ地でも使われる呼び方でもあります。






もと恩師でもある 堀 洋一先生の著書を引用させて頂きますと、

BANKER STRIPE・・・・・直訳すれば銀行家縞という事に成ります。
 シティー(ロンドン)やウォール街(ニューヨーク)の金融関係者らが好む細い縦縞の俗称を指します。
 具体的には、チョークストライプ、ペンシルストライプ、そしてピンストライプ等がそれに含まれます。






これらストライプは、基本的には平行に等間隔で連なる縦縞であり、
規則正しく並ぶその様は あたかもノート(帳簿)の罫線をも彷彿させるものです。

 故に 几帳面で真面目そうな印象を与えるという効果は少なからずあるのではないでしょうか。
特に信用や責任を重んじる職種の方々に好まれてきた背景には そんな思いがあったのではないかと推測がたちます。

カチッとした印象は『 出来る男 』を演出するには打ってつけのスーチングであるかも知れません!!
















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H.Lesser & Sons

LUMB’S GOLDEN BALE  240g



ウールトロピカル  ダークネイビー地のピンストライプ
(写真はかなり青く、明るく写っています。)


本返りのラペルに直線的なフロントカット、シェイプの効いたウエストにはチェンジポケットを携え、正に英国的なスーツとしての趣きです。















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生地を拡大してみました。 縞を良くご覧に成られてみて下さい。
(それぞれの各写真は、クリック、更にクリックで大きく拡大してご覧頂けます。)


ピンストライプとは、ピンの頭の様な小さき点(ピンドット・ピンヘッド)で構成された縞を言います。
縞の構成上、とても細い線のストライプという事に成ります。


 この生地の縞はオフ白で構成され、地の色と かなり強いコントラストが効いております。
ストライプの印象がとても強く出ているのは そのコントラストの強さです。


ディスプレーでは、ピンストライプにピンドットのタイを合わせてみました。
小さな狙いを込めて(笑)。














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 これは同じ生地では無いのですが、色、縞の感じと共に かなり似寄りなピンストライプの生地を出物で仕入れました。

HOLLAND & SHERRY より、CONQEST というシリーズのウールトロです。
超高級なマーチャントです。

 これは上記の様に G.BALE では無いですが、糸の質も良く、サラッと綺麗で高品質な生地です。
流石はH&S製と言えます。 これがお値打ち価格と成っては試してみたくなりませんか!?
 正に THE BANKER STRIPE と言える生地で バンカースーツを!!













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こちらは、先にご紹介したディスプレーの生地と同じ品質、色柄違いと成ります。

H.Lesser & Sons  G.BALEのウールトロ
240gでサラッとしなやか、涼しく大変軽い着心地と成ります。

 こちらは ダークグレー地に、同系色であるライトグレーで縞を入れている
ペンシルストライプ のスーチングと成ります。

名の如く、鉛筆線位の太さの縞 という事です。

ピンストライプよりも縞自体は太くなりますが、グランドと同系色での縞な為、そこまで強いコントラストはありません。

 これも出物です! ラストの1着分と成ります。
G.BALEがこんな値段では作れないのですが、この生地種は廃盤という事が関係しています。
間違いなく『当たり』の一着です!!















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 他にも色々とお勧めなストライプは沢山御座います。



全ての生地は春夏用であり、ウールトロをメインに、フレスコ系のストライプ、
OLD STOCKの生地を含め 色々と揃えております。

左から

EDWIN WOODHOUSE  同社がまだ元気だった頃の生地です。
H.Lesser & Sons  これもE.Wに同じであり、廃盤種です。
DORMEUIL      これは古いOLD STOCK、TROPICAIRです。これも貴重です。

縞の間隔や線の太さ、ベースの色や線のコントラスト度合、、、、
印象は随分変わる筈です。

皆様は どう見せたい、どう見られたい でしょうか。
生地を絞り込む目安と成ります。













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 これら4種の各ストライプ、右から2番目以外は HOLLAND & SHERRY です。

一番上のネイビー地、これは敢えてザックリとした糸を使って織られた生地であり
ボリューム感を表現した 2-PLYです。 280g位でしょうか。
 安定感があります。 勿論平織でもあり通気性は高く快適に着て頂けます。

その下より 3種はウールトロのバリエーションです。 それぞれ240g前後といった所です。





 春から夏へ、、、だんだんと日差しも強くなります。
ダークスーツはいつの季節でも欠かせぬ存在ではありますが、そうは言っても、、、少しでも涼しさを求めると 見た目にも軽く涼しげな印象を与えるトーンの薄い色味を選びたくなるものです。

この生地の様にベーシックなグレー地に、ブルーのストライプがきってあったら
それはそれは清涼感漂う春夏らしい涼しげなスーツと成るでしょう。










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もう少し近付いてみます。
左から3番目
ダブルストライプです。 (トラックストライプとも)

乙なデザインですよね。
線1本自体の太さは細いですが、2重線にする事で独特の存在感と表情が生まれます。
 強過ぎず、弱過ぎず、程好い塩梅で構成されたスーチングで御座います。















・・・・・・先程、グレー地にブルーのストライプのウールトロがありまた。
こちらもお見せせずにはいられません。




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 先日仮縫いを頂きました O様の御注文:H.Lesser & Sons より
名作の『 LESSLON 』 です。

LESSLON に関しましては、皆様が飽きる程にBLOGでも語って参りましたので
詳しくは省きますが、、、




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モヘアが50%ブレンドされているので、独特のハリ・コシ、そして光沢感が出ます。

この生地のデザインも グレー地にブルーの縞です。
遠目で見れば 随分と縞が沈み込んで見えるのがお分りに成ると思います。
(しかし、、、エレガントなシェイプです(笑))





 この様に、見え隠れする様なストライプもあれば
冒頭のディスプレーにあるコントラスト効いたパンチのあるストライプまで本当に多彩です。











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あ〜〜〜っ、逆光で全然綺麗に写せないのですが、、、。













 さぁ、これから暑くなるまでの時期
コートを脱ぎ捨て、スーツが気持ち良く着用出来る季節と成ります。


少々の暑さも、ストライプのスーツを着て清閑たる涼しい顔を!
紳士にとってはやせ我慢も必要ですね。






 では、今週も誠に有難う御座いました。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。











posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生地について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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