2015年09月01日

【 Gray:CLASSIC SUITING 】


 こんにちは。
いよいよ本日より9月に入りました。

今年の夏は記録的な猛暑、そして記録的な冷夏と凄まじくメリハリの効いた夏でした。
秋雨前線もいて天候は優れず、強い残暑も来ないと予想されております。

 急過ぎて体調を崩される方も多い事と思いますが、クーラーを付けずに快適に過ごせるのは本当に気持ちが良いものです。











・・・・・9月11日公開の映画 『 キングスマン 』ご存知でしょうか。

英国好きには是非お勧めしたいスパイ映画です。
もう飛行機内でご覧に成られた顧客様も!

サビルローの老舗TAILORの地下は、、、、
あの有名な英国製傘の仕込みが、、、

エンドロールも見逃せません。
楽しみです!!














 さて、今週はお勧めの渋いクラシックなスーチングを御紹介させて頂きます。













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・・・・・エレガントなダブルのスーツを着こなす紳士、6釦:段返りの2釦掛けですね。
グレーのフランネルスーツでしょうか。


 映画にもなっておりますが、紳士にとってグレーのフランネルスーツは
とても心強く、頼りになるスーツの一つとして挙げられるのではないでしょうか。




 フランネルは、ウーステッドとウーレンに分かれておりますが
小奇麗なウーステッドフランネルに比べ、ウーレンフラノは素朴で良い意味で野暮ったさのある独特の味わいがあります。

フラノと言えば、チョークストライプなどもそうですが やはりウーレンの方をイメージされる方の方が多いのではないでしょうか。












 ご覧下さい! 
正にど真中の ミディアムグレー、、、、

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近年では、どのメーカーも柔軟性があり、ソフトタッチで軽めの生地へシフトしている流れは否めません。 それだけ求められる方々が多いという事でしょう。

 英国地でフラノと言えば、FOX BROTHERSが有名です。

今回御紹介するこの生地は、60年代のFOX BROTHERS社製 VINTAGE FLANNEL がスワッチで手元にあり、それを再生するべく織り上げたフランネルと成ります。




 昔のフラノを御存じの方にとって、現行のフラノはどうも軟弱さを感じられる方もいらっしゃると思いますが、、、
 そうなのです。昔のフラノは密度が全然違います。


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この生地は、 Savile Clifford社にて織り上げられた生地です。
大変素晴らしいミルでありながらも、基本的には反単位の販売がメインの為 バンチ展開されておりませんので あまり知名度は高くないかも知れません。


 流石に長年の経験と共にノウハウが確り御座います!
大変素晴らしい往年のフランネルを感じさせる出来であり、素晴らし逸品を織り上げてくれました。

これは絶対にお勧めです!!




ウエイトは430g、確りと織り込まれ、かなり強めに縮絨されている事でしょう。
起毛感も丁度良い感じです。



勿論クラシックなスーツを! そしてツィードやカシミアなどの ODD JACKET に合わせる万能なトラウザースとして!



このフラノならツィードにも全くパワー負け致しません。
コシもあり、膝や肘が抜ける心配など不用でしょう。



 このフラノは着込んで下さい。
着込めば着込む程に 野暮ったさが増して参ります! 味わいが増して参ります!

これをクタクタになるまで着込んだら 相当格好良いスーツに成りそうですよね。

 素朴感満点のフランネル、そして こんな確りとしたフラノは 意図的な別注物とかでなければ お目に掛かる事は難しいでしょう。



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ウーレンですし、織り目は全く見えません。 コレですよ、、、!!

この生地は430gですが、この品質でこれ以上のウエイトになると やや強過ぎると思いますので、バランス感も丁度良いと思います。


















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・・・・・グレーのヘリンボーン柄、こちらもダブルのスーツですね。
帽子、コートに傘、グローブ、、、、完璧な出で立ちです。



伝統的な古典柄は数多く存在致しますが、その中でも このヘリンボーン柄は大変親しみも深い事と思います。


スーツ地に限らずとも、コート地やジャケット地、そしてシャツ地等にまで広く採用されていますね。








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何気ない、何の変哲も無いグレーのヘリンボーン柄のスーチング。
上記に同じく、Savile Clifford社製で御座います。

ウエイトは 390g、クリアカットされ、サラッとした肌触りです。
この生地も、上記フラノと同じく 過去の伝統的な風合いと共に、同社が復古調を謳って再現された生地で御座います。


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 この生地も打ち込み密度がパンパではありません。
このハリ、そしてコシ、、、もう1000%仕立て映えする生地であり、この生地で仕立てられたスーツが目の前に浮かびます。

コテの効いた立体感溢れるスーツと成るでしょう。





 皺にも強く、付いてしまった皺も 放っておけば随分と元に戻ってしまうでしょう。


これは、、、触って頂かないと魅力は伝わりません。 その魅力は何といっても そのハリとコシの強さにあるからです。

私にとってはヨダレが出てしまう様な生地でもあります。



何の変哲も無い、こんなクラシックスーチングにこそ男の色気が宿るのではないでしょうか。
 先ず間違いなく、お爺ちゃんになるまで共に元気でいてくれる筈です。



『 裏地が擦り切れるまで・・・・』
確かにツィード含め、こういった生地こそ そのセリフが似合うというものです。




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綾織地の濃淡コントラストも綺麗で、杉綾がとても綺麗に映えます。
一辺の幅は約9o、太過ぎず、細過ぎない丁度良い柄のバランス構成です。



これも間違いありません。
間違いようがありません、、、。 渋いグレーのスーツはお持ちですか!?














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・・・・・最後はやはりクラシックスーチングには欠かせないバーズアイ。
私自身も大好きな生地種です。

無地の枠ながら、顔立ちにとても表情があり 単なるソリッドには無い魅力を持ち合わせております。



この写真は、弊店 5周年記念生地のバーズアイです。
あくまでもイメージと致しまして!
http://dittos.seesaa.net/article/392526298.html
(こちらの生地も、ラスト1着分御座います! 最上級レベルのシリーズです。)








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真っ赤なミミがダークグレーに映える赤ミミ、
LAMOGE社では定番として展開されている BUCKINGHAM というシリーズがあります。

 ウエイトは350g、秋冬寄りでギリギリ3シーズン着用出来るかな!? といった感じのウエイトです。

350〜400g位が一番誂えやすく、こなし易いウエイトバランスです。

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この生地も とても良い顔立ちをしています。
先のイメージ写真:5周年記念生地より もう少し地厚と成ります。
GOLDEN BALEの原毛と比べれば、糸自体は少し太くなります。

 その分、柄の表情(鳥目柄)は大きく堂々とした感じに成ります。




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柔軟性と共に、粘りある素晴らしいウール地です。
ドレープがとても綺麗に出るでしょう。


 こちらも仕立て映えする事は間違いなし! 
ヘリンボーン(HERRINGBONE)、バーズアイ(BIRDS EYE)、シャークスキン(PICK&PICK)の主要3種は、不朽のクラシックスーチングです。

お気に入りの生地で、ワードローブのコレクションには是非入っているべきスーツ地でもあります。



皆様ならシングルでお仕立てしますか? それとも重厚なダブルで!?
私も大好きなバーズアイ、私自身ははシングル・ダブルと双方揃えております(笑)。















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・・・・・1926年
5人の紳士達、皆ダブルを着ておりますが 唯一 一番右側の紳士はパドックカットですね!

右から2番目の紳士、打ち合い深くラペルもワイド、とてもVゾーンが狭いです。
左から2番目の紳士、やや浅めの打ち合いに、シャープなラペルバランス。 こちらのVゾーンは比べればやや深いですね。

こういった部分にもある程度の時代性や、TAILORのセンスや価値観等が宿ります。
それにしても それぞれ素敵スーツを着こなし、本当にエレガントですね。



 紳士服は面白い、、、、、



皆様はどんなクラシックスーツをお求めでしょうか!?


















・・・・・・・・・・如何でしたでしょうか。
紳士のビジネススーツは 大雑把に言ってしまえば ネイビーかグレー です。

皆様はどちら派でしょうか。
どちらかを切り捨てる事は出来ませんが、どっちが好きというのはありますよね。

私はグレー派なので、やはりグレー系スーツの所有率が高いです。








 では、いよいよ9月
HOUSE STYLE ORDERのご注文は、お仕立て上がりが10月になりますので そろそろ良い頃合いです。

BESPOKE ORDER では、まだ冬納めは間に合うものの そろそろ来年の春夏を御検討頂くといった時期に入って参ります。



 皆様のお越しを 心よりお待ち申し上げております。
どうも有難う御座いました。


 気温差が激しい故、どうか皆様ご自愛下さいませ。



posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生地について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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