The River Tweed
イングランドとスコットランドの境界線からスコティツシュ ボーターズを流れるツィード川です。
毛織物であるTEEDの語源ともなったとは良く聞く話です。
皆様、こんにちは。
早速では御座いますが、前回の冒頭にお話をさせて頂きました買付分のツィードが全て届きました!
目茶苦茶に興奮します! 凄い迫力と共に、圧倒体な存在感。
これだけの素晴らしいツィードが並ぶと正に圧巻です。
欲しい物に目星を付けておりましたが、現物を見て また迷い始めています、、、。
それだけ どれもこれも個性的で素晴らしいツィードばかりで御座います。
・・・お待たせ致しました!
いよいよ 【 ツィード祭り 】 の始まりです!!
LOVAT MILL
英国スコットランド南部の小さな街 ホーイックにある LOVAT MILL は、老舗の素晴らしいミルである事は洋服好きの方でしたら既にご存知の事でしょう。
同社は、かつて大貴族が家族や使用人の為に特別に誂えた生地 ≪ ESTAIT TWEED≫ を現代に復元させ、顧客の注文に応じて今でも織り続けているそうです。
それらは狩猟用として身を守る為に、そしてカモフラージュ出来るよう配慮された配色で構成されております。
所謂アースカラーですね。大地(土)のブラウン、草木のグリーンが主体となるのもうなずける事と思います。
元来エステートツイードは、高地での生活やスコットランドの厳しい天候に耐えられる重い生地でのみ作られていましたが、1800年代後半になると、より一般的な用途のために軽い生地やアイテムも作られるようになりました。
・・・・・TWEEDは語りだすとキリがありませんし、私自身まだまだ勉強不足です!
では、早速御紹介して参りましょう。
ツィードのスーツに、ジャケットに、そしてコートにも。
アイテムは皆様の思いのままに、そして皆様の価値観により御選択頂ければ良い訳ですが 種類によっては相性も御座いますので、お気軽にご相談くださいませ。
英国羊毛に拘っている同社、ここのチェビオットツィードは本当に素晴らしい!!!
今回の買い付けは随分と種類が豊富ですので、二週に分けて御紹介させて頂きたいと思います。
量もまばらであり、一着しか取れないものから それなりに量があるものまで かなり不規則です。 出物ですから それが故のお値段でもある訳ですね。
ご興味をお持ち下さった方が居られましたら、是非来週の紹介前に店頭へお越し下さいませ! いつでも大歓迎で御座います。
・・・毎度ですが、写真では現物との色ズレが生じる事と思いますので
大体のイメージとして捉え、やはり店頭にて目の前でご確認頂ければと思います。
各写真は、クリック、更にクリックで大きく拡大してご覧頂けます。
@ 初っ端からいきなり激シブな生地から参りましょう。
落ち着いたダークブラウン地、表情があり 私の大好きな TWO AND TWO の織りをベースに、なんと赤紫色のウインドーペーン柄です。
ベース色との相性が良いのは言うまでもないですが、程好いニヒルな主張がたまりません!! (線自体は太くないので、遠目には目立ちませんね。)
ボルドーやパープルのアイテムは必ず合わせたくなるはずです。
A これも TWO AND TWO でしょうか。
TWEEDらしく、多彩な色で構成されています。 遠目には無地ですが、実は複雑な表情を醸し出しております。 こういう個性が大好きです。
写真では色が上手く表現できませんでしたが、渋くて綺麗なOLIVE GREENです。
正に英国人が好みそうな色ですね。 これ、私の候補の一つです(笑)。
B 聞き慣れないと思いますが、手元の資料によると 地の織りは グレンストライプ と言うそうです。
確かにグレナカートチェックを構成する織りですよね。
その織りをベースに、赤や緑の格子を結構細かく重ねてあります。
複雑に混ざり合うそれら色が、正にTWEEDたる雰囲気を醸し出しています。
まぁブラウン系に入るのでしょうが、かなりグリーンも浮き出てくるのが特徴です。
本当に綺麗ですね、、、、、、。
C これは結構レアでマニアックでもあります。
同じ織りの色違いで2種、上下に重ねてあります。 くすんだブラウン系と、赤茶系です。 これも遠目には無地ですが、、、拡大写真を良くご覧ください!
菱形の織り地が表現されているのが分かる事と思います。
見たそのままですが、DIANOND WEAVES(ダイヤ柄)と言います。
昨今では全然見なくなりましたが、昔はかなり出回っていた織り柄なのです!!
古着なんかでも見た事がありますね。
私の大好きな映画の一つに「チャイナタウン」がありますが、その映画の中でも主人公であるジャック・ニコルソンが着用しています。
(映画では分かりませんが、写真集などでは確り確認する事が出来ます。)
他にも往年のスターなどの写真を見ると、ボチボチ見かける程に愛されていたクラシックな柄でもあります。
これ、欲しくても無いですよ! 思わず出ていた 2色全て買い付けました。
と言っても量は少ないですが、勿論私も候補にしております(汗)!!
渋い、、、、。
D どシンプルな TWO AND TWO 、落ち着きと安心感のあるブラウンがベースですが、やや黄味掛かった糸が(色が)とても効いています。 されどシンプルなソリッドですね。
こういう生地こそ、下の写真:ウインザー公の様にサラリと仕立て、サラリと着こなしたいものです。
主張無きソリッドですし、もう何でも合います。 使いやすさ、合わせやすさの筆頭ですね。 公の様にパドックカットも!!
E シンプル好きで保守的な御方、そしてあわよくば仕事着にも!? とお考えの方もいらっしゃる事と思います。 押さえて御座います!
ネイビー系の PEPPER AND SALT です。
このネイビーはビジネススーツにある様なネイビーとは全然違います!
もっとトーンは明るく、赤味の入ったネイビーです。
拡大写真では、この色味を出す為に 何色もの色糸を織り交ぜてあるのが分かりますね。 シンプルで保守的な色だとしても TWEED たる雰囲気は抜群です!
F いよいよ今週のLASTです。
正に THE TWEED と呼びたくなるようです。
これは何色と言い辛いですね。 LOVATのタグを見てみると BROWN GREEN と、、、、そのままですね(笑)。 これぞツィード色!
横糸にダークブラウン、経糸で複数のグリーン系を持ってきて織られてあります。
ツィードはやはり身近(自然)なものから色やイメージを持ってきます。
良くご覧ください! ヘリンボーン柄(杉綾)とバーリーコーン柄(大麦)とを組み合わせた複雑な織り柄と成っています。
柄出しのキモである色味のコントラストが効いており、凄く立体的に柄が浮き出ているのが見てとれます。
素晴らしいです、、、、。 THE TWEED!
・・・・・・・・・・・・如何でしたでしょうか。
今回御紹介した生地は、遠目には無地に見えるシンプルでありながら
織り柄による素晴らしい個性と表情を持ち合わせた生地達を紹介させて頂きました。
チェビオットツィード、もしスーツでお考えならコレらです!
スーツでお持ちの上で、たまにはタッターソールの ODD WC や、コーデュロイの ODD TR、なども組み合わせながら 幅広く着て頂ければと思います。
(ご要望であれば勿論 ODD JACKET のみのご注文や、COAT でもOKです。)
今回の生地 @〜E までのウエイトは、430g〜450g 企画 が殆どであり、
Fのみ 500g位です。
企画があったとしても、糸や織り柄、打ち込みや仕上げによる縮絨具合などでもウエイトが微妙に変わってしまう為 大体の参考値としてお考え下さいませ。
このクラスは英国では軽量級のTWEEDとなります。
あちらでは700g以上のもの物が普通にありますので、、、、。
日本国内においてタウンユースで着用する事を考えれば、この辺りは軽過ぎず、重過ぎず 一番使いやすくて重宝出来る筈です。 冬用とせず、秋から着用出来ますね。
お仕立てになれば、迫力と雰囲気は嫌でも十分に出ます! コシのあるチェビオット、コテも良く効き 仕立て映えする事は間違いありません。
皺にも強く、何度も言っていますが お爺ちゃんになるまで共にお過ごしください。
今から馴染ませ始めて下さい。
素敵なTWEEDとの出会いは本当に幸せな事だと心底思っています。
紳士たるや、男たるや 素敵なTWEED と出会って下さいませ!!
・・・・・・・・・・・・今週登場の面子たち、、、
素朴で味わいがあり、美しくもある。
英国の、スコットランドの歴史と伝統を感じさせてくれるクラシックなツィード達です。
ツィードは寿命が長いにも関わらず
何故かその魅力に負け、新しいTWEEDも欲しくなってしまいます。
これからのご注文ですと、HOUSE STYLE ORDER でも11月に入ります。
そろそろ丁度良い頃合いです。
BESPOKE であれば、恐縮ながら来店の秋冬用という事に成ります。
この秋冬にデビューした アニマルモチーフ柄のオリジナルタイ、この企画当時には こんな素敵な仕入れがあるとは思ってもいませんでしたが、、、、バッチリのタイミングでした。
http://dittos.seesaa.net/article/425495074.html
品切れ色も御座いますが、まだ少し御座いますので 宜しければ是非合わせてお勧めで御座います。
では、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。 是非ツィード祭りにご参加下さいませ!!
来週の第2弾も宜しくお願い致します。
今週もお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。

