2016年02月02日

【 CASHMERE JACKETA 】



寒中見舞い申し上げます。


冬は やはり寒い・・・つくづく当たり前の事を思い知らされます。
2016年を迎え、早くも明日は節分です。




 さて、2月を迎え 一番寒さを感じている所ではありますが
お店の方では春夏の生地と総入れ替え致しました。

毎年ながら見ていると本当に寒々しいですが、HS ORDER では既にお仕立て上がりは3月と成ります。
BESPOKE ORDERでも 夏になる前には御納品させて頂きます。

今季春夏も魅力的で素敵な生地を揃えておりますので、このBLOGでも順次御紹介させて頂きます。

是非お気軽に遊びに来られて下さい。
皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。
















 さて、前回は 贅沢なカシミアの ODD JK を紹介させて頂きました。

誂える喜びと楽しみから、次は着用する喜びと楽しみなどをお伝え出来ればと思っております。

洋服は着てなんぼであり、眺めるものではありません。
皆様同様に悩んだ末に決めた大切な一着、仕立て上がりが楽しみでなりませんよね。
 いよいよ味わってみましょう。














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・・・・・・・イエローを主体としながら まとめてみました。

とても軽い気心地、最高の肌触り、
そして暖かく本当に心地良い!

生地の柔軟性と、尊重する仕立てにより 本当に動きやすくもあります。


ツィードに袖を通した時とは違う高揚感があります!
品もあり、高級な物を見に付けているという実感を味わえます。
楽で動きやすく、リラックスした着心地を堪能出来ます。

カシミアですから、生地が地厚ではなくとも暖かさを感じる事が出来ます。
生地に触れた時のウットリ感は言うまでもありません。



これは良いです!!!
カシミア、流石は『 繊維の宝石 』と言われるだけの凄い説得力を持っていると思います。


カシミア自体のレベルも勿論あるでしょう。
若い頃着用したカシミアJKはこんな肌触りではありませんでした。















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・・・・・・・思わず口角が上がってしまいます。
腕を組んでみましたが、洋服の皺の入り方で生地の柔らかさや
仕立ての柔らかさが伝わりますでしょうか。

通常では前身頃にベースとなる芯地に対し、胸部にバス芯という胸増し芯を当てがいます。
馬の尻尾を使った芯であり、弾力と張りがありますので 立体的な胸のボリュームを内側から押し出す様に使います。

 今回はベースの芯は勿論使用しておりますが、そのバス芯も排除しつつ 柔らかな最低限の芯しか使用していません。

肩パッドも薄く柔らかく差していますし、裄綿と呼ばれるアームホール(AH)内に入る付属なども変えていますから AH自体が柔らかく、とても馴染みやすいと言えます。




 今回この 柔らかい という水準は私の個人的な好みでの位置なので、
もっと柔らかくとリクエスト頂ければ まだまだそちらへ行ける余地があります。










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柔らかさをお伝えしたかったのですが、分かり辛いですね、、、、。















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・・・・・・・衿周りから肩周り、
粒々の『 生地の目 』が見えると思いますが、縦横それぞれに安定して揃っているのがお分りになる事と思います。
 設計と仕立て、これらが確りと適合して身体に乗っているという証拠です。

カシミアゆえ、本当に優しく包まれている感じです。









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今回はアクセントとして付けた ターンバックカフ。
私の好きなディテールの一つですが、やはりコアな英国贔屓のお客様からはリクエストがあります。

希望としては HOUSE STYLE ORDER でも御注文頂けるようさせて頂きたいので、現在工場さんに検討して頂いております。













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・・・・・・・今日のコーディネイトのインナーに目を向けてみましょう。

ウエストコート(WC)はタッターソールチェック、
このWCは独特のデザインで、フロント5釦、その5番目の釦位置(ウエスト位置)で上下切り替えのシームが入っているのが特徴の固有スタイルです。
(全ての写真は、クリック、更にクリックで拡大してご覧頂けます。)

ウエストシームから下のスカートが長く、通常のベーシックなデザインバランスと比べると丈は長い設定のデザインと成ります。
 いつか詳しく触れてみたいと思います。



トラウザースは細畝のコーデュロイ、このシリーズはウエイトも丁度使いやすくバランスがとても良いです。

BRISBANE MOSSのCORN(コーン色)ですが、この色自体も本当に万能です!
(写真では、現物色より少し薄く写っています。)
1-PLEAT で仕立てていますが、シルエットは多くの皆様がお仕立てになるより太いですね。


そしてシャツです。


誂えたスーツやジャケットに合うシャツはお手持ちにある事と思います。
しかし、その機会に『これぞ!』というシャツを誂え足すのは楽しいですよね。
ワクワクしながら選んでしまうものです。

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定番の白やブルー系でも良いですが、上着含めやや薄い色目のトーンであるからこそ
コントラストを効かせて濃い色を持ってくると それぞれの各アイテムがとても引き立ちます。


頭の脳裏には この F.アステア が踊るのです!

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普段お召しになるダークスーツに白シャツ、単にその逆のカラーレイアウトですね。
このシャツなら、手持ちの千鳥格子やサンドベージュにも合いますし、シアサッカーにも抜群の相性でしょう。




仕事着と違い、スポーティーなスーツやジャケットスタイルであれば こういった感じも取り入れる事により幅広くコーディネイトを楽しめます。



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このシャツは、CACCIOPPOLI より コットンのツイルです。

写真ですと上手く色が出ないのですが、もっと全然濃い色味です。
かなり色が濃く深い 一言で形容すると青紫色です。

魅力なのは、ダークネイビーとパープルを交織して この色を表現しています。
だから色に深みと表情が生まれるのですね。 凄く綺麗な色です。

ツイルゆえ 艶のある光沢感とカシミアの色気がとてもマッチします。


このシリーズはカラーバリエーションも結構揃っています。
カラーシャツ、是非コーディネイトに加えてみては如何でしょうか。
















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・・・・・・・靴は福田さんのフルブローグ、
そしてソックス。

ソックスは、トラウザースか靴の色に合わせるのが定石です。

だからこそ、遊ぶ余地が豊富であり とても良いアクセントにも成り得ます。
タイやチーフなどの色を拾っても良いですし、今回の様にシャツを拾ってもGOODです。

このソックスも写真より本当の色味はもっと濃く深いのですが、、、
ダークネイビー地のリブ、リブが開くと奥にはパープルが見えると言う やはり2色を有効に使っており、単にソリッドでは味わえない乙な雰囲気があります。


高段者は あえて左右の色を変えたりもしますね!
「 間違えていますよ、、、 」
余程コーディネイトに説得力がないと指摘されてしまうかも知れません(笑)。







誂える楽しみ、着る楽しみ

スーツやジャケットは一つのアイテムにしかすぎません。

色々と楽しく悩み、コーディネイトさえをも楽しむ事が出来れば一層充実した誂えライフがご堪能頂ける事と思います。




 カシミアのジャケット、
楽しさを広げてくれる魅力高きアイテムです。

また一つ 新しい価値観を手に入れました。





皆様も一着如何でしょうか。


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・・・・・・・されど カシミアです。

こんなに褒めてばかりでは済まされません!
デメリットも確りと把握されて下さい。


カシミアはウールと比べればデリケートであり、洋服ブラシも本来カシミア用があります。
(弊店では、ウール&カシミア兼用の英国製KENTの洋服ブラシを御用意しております。)

虫食いに気を付けて下さい! ウールとカシミアが並んでいれば、必ずカシミアを狙われます。 虫の気持ちになれば、柔らかいカシミアの方が当然美味しそうですよね。

そして、これから経年経過を見守りますが 多分毛玉は発生するでしょう。
発生した時のメンテナンスや捉え方も重要ですね。

( 逆を言えば、結構な毛玉が出来る程にカシミアを贅沢に使いこなし、堪能したいです! )






 しかし、総合的に これらデメリットを許容したとしても十分にお釣りがくる魅力を持ち合わせておりますので、やはりお勧めには違いありません!!















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・・・・・・・先月に御納品させて頂きました S様のカシミアJKです。


軽い段返りの3釦、極ベーシックなデザインながら
やはり仕立て方は 上記の様にソフトな仕立て方をしております。

格子のデザインが本当に素敵です。
良い意味での主張が素晴らしい生地です。 これは W.BILL のカシミアとなります。

 写真では、一見パリッと仕立てられた TWEED の様にも見えますが
実物を目の前にすれば全然違います! 当たり前ですね。
















・・・・・・・如何でしたでしょうか。

来週も是非お見逃しされぬよう 宜しくお願い致します!!




 では、この寒き冬を十分に楽しみましょう。




今週も誠に有難う御座いました。





posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Style | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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