2016年04月19日

【 IRISH LINEN 】





 この度 九州地方を襲った大地震により お亡くなりになられた方々に心よりのご冥福をお祈りすると共に、遺族の皆様におかれましてはお悔みを申し上げます。

また、度重なる余震により これ以上の犠牲者が出ぬよう切に願うばかりです。



自然のエネルギーを前に、人間はなす術もありません。
 想定を超える、これは当然有り得る事でもあり やはり原発が心配に成ります。
地震大国である日本、つくづく身に沁みるばかりです。





















 さて、先週はウールにリネンをブレンドした お勧め混紡素材を紹介させて頂きました。
今週は LINEN : 100% での素敵な生地を紹介させて頂きたいと思います。










il0.jpg


・・・・・ケーリーグラント氏 ダブルのリネンスーツはエレガントで爽やかな夏の装いを感じさせます。
この上着のフロント打ち合い幅はかなり深めにとられていますね。





リネンと言えば、やはり IRISH LINEN の品質には拘りたい所です。

リネンが主として春夏に重宝されるのは やはり清涼感と共に涼しさからと言えますが、何故涼しいのでしょうか。

 以前にも書きましたが、例えばウール繊維を切断した断面はギッシリと中身が詰まっています。
一方 リネンの断面は中が空洞になっています。

 これが一番大きな違いでもあり、放熱効果に優れるという利点と成ります。

反面、ハリのある麻の繊維はストローの様な構造の為
パキッと折れやすく、その折目(筋)はストロー同じく戻りません。これが一番の特徴であるリネンの皺に繋がります。


繊維の強度はとても強く、水に濡れると更に その強度は増します。
織物である以上 縮みは否めませんが、洗濯にも強いと言えます。リネンシャツ等は気兼ねなくジャブジャブ洗えますね。

人間との付き合いが一番古いと言われている麻、
その昔はロープや魚網として使われていた事もうなずけます。




 それらリネン(麻)との付き合いは、その皺を魅力として捉え 楽しむ事にあります。
涼しく清涼感満点のその素材は、そういった個性的な特徴を持ち合わせる素晴らしいシーズンファブリックでもあるのです。




先週のウールが混紡された生地と比べれば 純粋なリネンは更に皺が入って当然です。

涼しさや軽さを求めるあまり、生地が薄く成ればなる程に皺は細かく入り
それはもうシワシワに成って、くだけ過ぎた だらしない印象にも成り兼ねません。

反面、ある程度ウエイトのあるリネンはでは 皺は大皺と成り 同じ皺でも全然印象が変わります。 迫力さえ感じられる程に麻の魅力が出る訳です。
 しかし、地厚な分 それだけ暑くなってしまう事は否めない所です。













 では、好みにもよりますが 丁度良い頃合いとはどの位なのか!?

今週はそのバランス感に優れた素晴らしいリネンを買い付けておりますので
御紹介致します。











il1.jpg


・・・・・早速 御注文頂きました ヘリンボーン柄の IRSH LINEN です。
柔らかく淡い綺麗な中間色、ブルーでもグレーでもなく 品のあるラベンダー色ですね。

何て素敵なのでしょう、、、!!














il2.jpg


・・・・・HARRISONS のグループに入った W.Bill
今期より リスタートした新しい春夏用コレクションの中に リネンとコットン を主体にまとめられたバンチがあります。

リネンは全てアイルランド産のものとなります。













il3.jpg


・・・・・冒頭の色と共に この色も絶妙であり、一番アピールしたい所なのですが、、、その色が写真では上手く表現出来ていません(汗)!!

クラシックなヘリンボーン柄、ウエイトは 300g と正に中肉ウエイトと成ります。

これ位が軽過ぎず、重過ぎないバランス良きウエイトと言えるでしょう。









il4.jpg


・・・・・色が本当に綺麗で、単純に形容すると 『抹茶オレ』 の様な色です。
淡くくすんだグリーンであり、とても涼しげで爽やかな色です。

こんな清涼感満点の微妙な中間色でアイリッシュリネンのスーツやジャケット
正に清々しい洋服になる事でしょう。








il5.jpg


・・・・・このヘリンボーン柄が 思いのほかシャドーストライプの様に浮き出ます。
そこもまた良い感じであり、柄物の程好い主張が見受けられる生地です。

















il6.jpg


・・・・・何色かバリエーションも揃えられております。
左一番上は冒頭の仮縫い写真と同じ生地(同じ色)のラベンダーですね。

淡い青紫色の様な感じです。
グレーでもなく、ネイビーでもなく、この色も正に絶妙で本当に綺麗です。

右側 一番下に見えるのが 上記で御紹介した生地と成ります。
この写真が一番リアルに近い印象です!












il7.jpg


・・・・・このラベンダー色ですが、バンチ見本にある生地、そしてこのスーツで使用されてた生地の反は無くなり 同品番は次反へと移っております。

染めの関係上 次反は若干色味が濃い印象です。
反違いによる染め物の難しさですね。












li9.jpg


・・・・・チャールズ皇太子もダブルのリネンスーツを。
昔ながらにリネンのスーツと言えば、やはりアイボリーはイメージが湧きますね。

夏の強気日差しを跳ね返すかの様なキリッとした印象さえあります。
とてもお似合いであり、流石の着こなしで御座います。













il8.jpg


・・・・・このシリーズでは、確りウエイトのIRISH LINEN も揃っております。

外せないアイボリーも当然押さえてあります。

昔ながらのリネンスーツのイメージ、本来であれば この位あると存在感や迫力が断然違います。
 ただし、夏は暑い! という事になります。

湿度高き日本の夏は厳しく、春秋メインといった感じに成りますので 価値観の基準を何に標準を合わせるかによってお選び頂ければと思います。















・・・・・如何でしたでしょうか。

ハリのあるリネン、着込めば着込む程に柔らかくなります。
クタクタに成りかけた頃の味わい深い雰囲気は、この様な新品では想像が付き辛いです。

ジーンズはコットンですが、リネンと同じ様に植物繊維です。
穿き込んで柔らかく馴染んだデニムをイメージされると それに近いと言えますね。


 御自身と長きを共にお過ごし頂ければ 年々味わいが増し、愛着さえ増していく事でしょう。




春夏生地には欠かせません。
お勧めですので、お付き合いをされてみては如何でしょうか。

様々なリネン、またはリネン混生地を是非ご覧頂ければと思います。











 今週もお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。

誠に恐縮ながら、来週のBLOG更新はお休みとさせて頂きます。
 次回は、4月26日(火)の予定です。

どうか宜しくお願い致します。




posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生地について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック