2016年08月16日

【 DNEGAL TWEED 】




 こんにちは。
RIO オリンピック、盛り上がっていますね〜〜。 本当に様々なドラマが生まれるものです。





 さて、8月も中旬を迎え 巷では SALE も一段落して秋冬物が立ち上がってきておりますし
早くも毛皮さえ見受けられますね。



ファッション雑誌の方々も秋冬の立ち上がりに向け、御多忙の最中だと思います。
そんな折では御座いますが、光栄にも2社様より撮影の依頼を頂戴致しました。
お声掛け頂きまして 誠に有難う御座います。


 撮影は当たり前ですが 秋冬での装いです。
夏場は特にリネンやコットンに頼り、緩い感じが多くなりますので
久し振りにパリッと三つ揃いのスーツを着込む事が嬉しく、新鮮味さえ感じました。
やはり三つ揃いは落ち着きますし、良さを再認識するばかりです。

でも、、、まだ暑いですけど、、、!!














今週は秋冬には欠かせぬ TWEED を御紹介させて頂きます。


ツィード、、、何故か気分が高揚し、早く寒くならないかと毎年ながら待ち遠しくなります。
…と、毎年同じ様に書いている気も致します(笑)。







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左の紳士は、ブラウンベースの格子柄ツィードにフランネルのトラウザースでしょうか。

右側の紳士はドネガルツィードのスーツを渋く着こなしております。











DONEGAL TWEED


 IRISH TWEEDの代名詞でもあるドネガル(ド二ゴール)ツィード
アイルランドのドネガル(ド二ゴール)地方において、本来農家が手紡ぎ・手織りで織られていた素朴で味わい深いホームスパンに端を発します。

暖かくて耐久性もあり、特徴となるのはやはり独特のネップ(節)とも言えるでしょう。



 今回のドネガルツィードは、全て W.Bil よりの生地と成ります。
1864年創業の同社におかれまして、今では HARRISONS の傘下に入り リスタートをされています。

カントリースタイルに特化した同社のコレクションは、様々なツィードの種類と共に 膨大なバリエーションを扱って参りました。

サヴィルローの老舗 TAILOR にも欠かせぬ生地商であると言えます。


 その同社が、リスタートを切るに伴い HARRISONS 経由において昔の旧在庫を随分とお求め安い価格にて放出されたのが この度の仕入れになっております。


昔から変わらぬ製法でコツコツ織り上げられたツィード、
高品質であり、味わいさえも変わりません。
旧在庫とは言え、勿論 保存状況も完璧で御座います。








 新しいコレクションは、クラシックで素朴、安心感のある色柄から
奇抜でトリッキーな色使いや格子柄まで本当に多才であり、見応えがあります!


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 今回 旧在庫の大量放出の中より、厳選に厳選を重ね
クラシックでありつつ、『らしさ』光る色柄を買い付けました。

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みな素晴らしい雰囲気と佇まいであり、大人のTWEED STYLEを嗜む事の出来るシリーズとなっております。


 では、早速ご覧頂きましょう。













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・・・・・アイボリーとベージュ、そしてブラウで構成されたクラシックなヘリンボーン柄です。
印象的には優しく温もり感のあるベージュ系の色味となります。






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・・・・・赤や黄色、茶色にオレンジと多彩に盛り込まれたカラーネップが雰囲気を醸し出しています。

ツィードはカントリーサイドでの草木や花、大地や川など自然の色を取り入れ、複雑にミックスされた色調が特徴であり、だからこそカントリーに溶け込み、様々なアイテムとの色味とも調和致します。















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・・・・・次も同じくヘリンボーン柄、
グリーンとベージュ、そしてチャコールグレーで柄を構成しています。

グリーン系ですが、何とも表現のし辛い ツィードらしさ溢れる色調です。





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・・・・・オレンジ、赤、ブルーにグリーン、、、こちらも綺麗なカラーネップが映えます。
近くで見ればこの様に多才なカラーネップが見えますが、これら全てが沈み込み、何とも言えぬ色調を表現致します。















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・・・・・ここからは全て平織地と成ります。

綾織も多様に使われていますが、やはり平織ホームスパンこそ 一番らしさを感じる方も多い事と思います。

ダークブラウン、そしてブラウンにカーキ、、、
これも表現し辛い色であり、ブラウンとグリーンを混ぜ合わせた様な色ですが、横糸のダークブラウンがやや強く出ているので全体感はブラウン系です。

激渋です、、、。




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・・・・・こちらのカラーネップはさほど主張がありませんが、それでもグリーンやオレンジ、イエローなど このツィードに深みを与えております。

















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・・・・・これは凄いです、、、。
クリーム色の縦糸に対し、ブルーグリーンの横糸にて構成された平織ホームスパンです。

これは狙ってカラーネップの表情を加えております。

全体感としてはグレージュならぬ、グリーンジュ!? といった感じです。





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・・・・・水色、黄緑、赤に黄色、、、、油絵のパレットのようです!
溢れる多彩なカラーネップが独特で複雑な色味を醸し出しております。















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・・・・・薄いブルーグレーと濃いブルーグレーで構成された 全体的にはブルー系のホームスパンです。

これも大胆にカラーネップが配色されていますね!
比較的にオフホワイトのスラブ糸使いがポイントに成りつつ、効果的にカラーネップが配色されています。




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・・・・・ブルー地にイエロー、レッド、ブルーで信号カラーですね!
ブルー自体も強くないので、とても合わせ易く、CORNやMAROON等のコーデュロイTROUSERS等が映えそうです。














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・・・・・最後です。
赤茶の縦糸に 横糸がチャコールグレー、、、、かなり濃い焦げ茶でしょうか、、、
全体感は 赤土の様な素晴らしブラウン地です。


これもカラーネップの表情がとても効果的であり、凄く魅力的でもあり大変綺麗です。





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・・・・・赤、オレンジ、イエロー、そして黄緑色が凄く綺麗でアクセントになっています。


温かみのあるブラウン地、こんな味わい深いホームスパンですから きっと素敵なスーツやジャケットになる事間違いなしです。















・・・・・今回 それぞれの IRISH DONEGAL TWEEDは全て
WOOL : 100%   440g の企画と成ります。

重過ぎず、軽過ぎず 丁度良い塩梅で着用しやすきウエイトバランスとなっております。



 三つ揃いであれば冬でも十分に過ごせますし、オーバーコートを着用するのであれば
都会でしたら これ以上のウエイトはオーバースペックです。












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・・・・・冒頭のイラストの様に、ツィードをスーツで着ても良し
ジャケットとして、様々なトラウザースに合わせて着ても良し、
カントリースタイルは本当に着こなしの幅が広く楽しめます。





 では、これら御紹介したドネガルツィードに対し
もし ODD TROUSERSを合わせるのであれば、、、



Taylor & Littlewood : VINTAGE BEDFORDCORD





コチラは抜群の相性でもあり 今回の組み合わせをも念頭にしておりました。

 ツィードに合せたくなるトラウザースは多く存在します。
その中でも、コーデュロイやモールスキンの様なコットン系から、フラノやキャバルリーツイル等が代表的でしょう。

 しかし、カントリー系ファブリックは広い!
これら ベッドフォードコードは、今では知名度こそ低いかも知れませんが 歴史あるクラシックなカントリーファブリックでもあり、独特の縦畝が特徴となる大変丈夫な生地です。

かなりお勧めで御座います!!











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・・・・・写真だと少し色が分かり辛いですが、
ダークブラウン地の表側、右下に捲れて見えるのが裏側ですが 裏はネイビーです。
ダークブラウンとネイビーの交織ベッドフォードコードとなります。

 上着の鮮やかな色を引き立てます。














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・・・・・表側がグレー、裏側がダークブラウンの交織です。

深みのあるグレーは、多彩なネップを含むブルー系ホームスパンを引き立てます。
上下色のコントラストも付け、上下共に色の混ぜ合わせによる独特な色調がとても調和をもたらせます。

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・・・・・ベージュ系の優しい色味である上着、下は鉄板色であるグレーをミックスした交織です。

やや薄め寄りのミディアムグレー、裏側はダークグレーを使い、グレーのグラデーションと共に、縦畝を立体的に浮かび上がらせます。


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・・・・・現在 弊店 BESPOKE でのご注文分は 勿論秋冬物の仕立て真っ盛りであり、ツィード、そしてオーバーコートさえも準備を進めている最中です。


HOUSE STYLE ORDER の方では、現在工場さんは夏休みを頂戴しております。
近々でご注文頂きました場合 お仕立て上がりは既に9月の後半から10月頭頃の予定となってきております。

 お仕立て上がりは 早くもそんな時期に差し掛かるのですね、、、、。

HS ORDER でも 既にツィードのご注文や、早い方はオーバーコートさえご注文を頂戴しております。


この暑い最中に、涼しき秋、寒くて仕方が無い冬をイメージされ
是非これら素晴らしいツィード達をご覧になりに来て下さいませ。





 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
















・・・・・この度の BESPOKE GLOVES受注会 におきまして、沢山の方々にお越し頂き 心よりのお礼を申し上げます。 本当に有難う御座います。
http://dittos.seesaa.net/article/440640193.html


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御注文下さる多くの方々は既製品をご使用されています。
そもそもグローブのオーダーという事自体が日本では珍しい事でもあるからです。

 誰しもがピッタリとFITするグローブが欲しいでしょう。
手のひらでサイズをピッタリ目に合わせると、大抵指丈がショートしてしまう傾向が強いです。

欧米人は身体の厚みがあります。
それに比べれば日本人はどうしても そこまでの厚みを持つ方は多くはありません。
 手の厚みも同様と言えるのかも知れませんね。

既製サイズという事は、最大公約数の数値に過ぎませんし、欧州ブランドであれば ある程度人種的な特徴の差もあって当然の事でしょう。


サイジングとは、身体含め 既製品の様にそんな単純に括れるものでは無く
特にピッタリと合わせなければ成らないアイテムこそ 適合性は低くなるという事になります。

良くも悪くも既製品とはそんなスタンスであるという事です。



受注会は あと9日間となります!!

 是非この度の機会に ご都合を付けて頂き、ご参加頂けましたら幸いです。












では、今週もお付き合い頂きまして 誠に有難う御座いました。

 皆様とお会い出来る日を楽しみにしております。







posted by 水落 at 09:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 生地について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ブログ楽しみにしています。
グローブのオーダーはまだ開催の予定はありませんでしょうか。
ちなみに、このページにのっている赤茶のグローブがペッカリーの「コルク」色でしょうか。デンツの黄色味が強いものとは色合いが異なりますね。
よろしくお願いいたします。
Posted by 内田雄平 at 2019年11月27日 14:45
内田 雄平様

 いつも当店BLOGをご覧下さりまして、誠に有難う御座います。
内田様、以前にもグローブのお問い合せを頂戴致しました。早いものであれから3年経ちますね。

 さて、お問い合せのの件につきまして
そろそろ受注会を考えても良い頃かもしれません。
確約は出来ませんが、来年あたりは検討してみたいと思います。

また、コルク色では確かにデンツのコルクはもっと黄色っぽいので、それと比べれば茶味があると言えます。

 もしグローブの受注会などを行う場合は必ず当BLOGにてお知らせさせて頂きます。

宜しければ引き続き宜しくお願い申し上げます。


Bespoke Tailor Dittos.水落 卓宏
Posted by Dittos.水落 at 2019年11月28日 15:06
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