2016年10月04日

【 MARLING & EVANS 】




 こんにちは。
いよいよ10月に入りました。
最近は台風や前線、低気圧などの影響により随分と日照時間の少ない秋となっていますね。


 そんな折では御座いますが、先月末には メンズプレシャス様の取材を頂戴致しました。
今年の冬号(12月発売予定)でのコート特集を組まれているそうです。

ツィードを着て、コートも着用しましたが、まだ流石に暑かったです(笑)。
着用だけでは無く、様々な写真も撮って頂きましたので、どんなページなるか楽しみです。


お陰様により、今年の秋冬には他にも メンズEX様やGQ様(現在発売中です。)
そしてメンズCLUB様、メンズプレシャス様(これから発売されます。)
と 沢山の光栄なるお声掛けを頂きました。

 関係各位の皆様、この度も大変お世話に成りまして本当に有難う御座いました。
心よりの感謝を申し上げます。















 さて、秋冬となれば確りとした秋冬地のダークスーツと共に、ツィード等のカントリースタイルも早く着たくてウズウズして参ります。

何故か気分が高揚するツィードには独特な魅力がありますが、その種類たるは本当に様々です。


そんな種類多きツィードのバリエーションにおいて、どれが一番だ などと選べるわけではありませんが、独特な織り柄が表現されている今回のツィード、、、、
これも本当に大好きなので是非御紹介させて頂きたいと思います。














 昨年の冬には 【 TWEED FESTIVAL 】と称し、2週に渡り LOVAT社の素晴らしいTWEEDを御紹介させて頂きました。
http://dittos.seesaa.net/article/426884860.html
http://dittos.seesaa.net/article/427288126.html


そこでも御紹介させて頂きました DIAMOND WEAVES (ダイヤ柄)のTWEEDは個人的にも凄くお気に入りでした。
(上記御紹介分のダイヤ柄2種は既に完売で御座います。しかし、幾つか量の多かったLOVAT TWEEDはまだ在庫があります。 お値段もかなり魅力的ですので、大変お勧めで御座います。)

me1.jpg



 このダイヤ柄ですが、昔と比べれば随分と見受けられない柄となってしまいました。















私の大好きな映画の一つに、ジャック・ニコルソン主演の『 CHINA TOWN 』という作品があります。
とにかく格好良いので、見た事が無い御方は是非お勧めです。

 紳士服が本当にエレガントだった時代を垣間見る事が出来る作品でもあり、とにかく素敵です。






・・・・・私立探偵に扮するジャック・ニコルソンのスタイルが素晴らしい!
様々な格好(スーツの形態や着こなし)を見せてくれますが、そんな氏も映画でダイヤ柄を着用しています。


me2.jpg



この柄は独特の表情です!
当たり前の様にミシンで掛けられたエッジのウエルトステッチも雰囲気満点です。
しかし、映画とはいえ 本当に痛々しい鼻ですよね、、、。
















me3.jpg


・・・・・1934年に掲載されたイラストですが、こちらもダイヤ柄ツィードです。
絵だと描き切れませんから こうなってしまいますが、イラストでも描かれるほどに見受けられる織り柄だと言えます。















 今週御紹介させて頂きたいのは こちらの超老舗ミルによるツィードで御座います。




me4.jpg



MARLING & EVANS



1792年に創業されたという かなり歴史のあるミルで御座います。

そんな同社が拘りのTWEEDを織り上げておりますので御紹介させて頂きます。



生地ネームにも記載されていますが、
≪ 100% UNDYED BRITISH WOOL ≫ とあります。

M&E社におかれまして、
伝統的な美しさと共に、環境への優しさをも兼ね備えた個性ある生地を作りたいという情熱から生み出された素材(ウール)なのです。

 分かり易く説明すると、原毛を全く染めずに、羊毛の自然な色のみで糸を紡績して織り上げているのです。


故に、その全てが純粋な羊の毛色によって織り上げられている生地と成ります。



この UNDYED BRITISH WOOL に使われる英国羊毛は、
ジェイコブス、ウェルシュブ、そしてシェトランドの種が使われています。
(今となっては 英国羊毛のみを使って という事自体が 既に付加価値性もあります。)



繰り返しに成りますが、紡績や織りなどの工程には染料や化学物質が一切使われる事が無く、仕上げの工程においても天然石鹸を使用する等と かなり徹底されています。


 紡績、織り、仕上げに至るまでの全ての工程が HUDDERSFIELD で行われており
その各工程を担う工場が半径5マイル以内に収まっている為に 二酸化炭素の排出量さえも最小限に抑えられているとの事です。






 因みに、先に触れましたジェイコブスという種の羊ですが
聖書の創成期にも記されている程に古い希少種であり、天然色種という品種に入るそうです。
一般的に 羊と言えば白い羊をイメージされる方が多いと思いますが、この羊は白や茶、焦げ茶などでの まだら模様が特徴だそうで、その天然色彩を生かすべくも一切染色せずに紡いで自然な風合いを保っているのです。

 繊維長がとても長い事も特徴であり、保温性高く、ハリや弾力性に富んだ英国羊毛となります。




素晴らしい企業努力合ってこその大変拘り高き TWEED ですね。



 この染めない原毛を使ったナチュラルウールより
この度は TWEED を2種 ご覧頂きます。














me5.jpg


・・・・・こんなにも拘りのツィードが、なんと実はダイヤ柄での展開があります!

独特でナチュラル、正に素朴さ溢れる色調です。
まだらの毛色を丹念に分けて紡績しているであろう苦労が伺われるようです。

滅茶苦茶に格好良いです!!




 遠目には柄が沈み込み、無地にも見えるでしょう。
だからこそ、タッターソール柄のウエストコートや、様々なカントリーチェックのシャツ等も色柄気にせず何でも包み込んでくれます。












me6.jpg


・・・・・ツィードらしい白いケンプもチラホラと見受けられますね。
野趣に富んだツィードらしさでもありますが、これが耐久性にも繋がっているそうです。















me7.jpg


・・・・・柄の大きさです。
大き過ぎず、小さ過ぎず、丁度良い塩梅の柄サイズですね。

とても魅力的な柄であり、個人的にも大好きなのですが
実は 作り手側からすると、裁断も縫製もかなり厄介な柄でもあるのです(笑)。



ウエイトは 370g と ツィードの中では軽量級と言えます。
その分 大いに三つ揃いも楽しんで頂けますし、気軽なタウンスーツとしてもきっと重宝して頂ける筈です。

勿論 ODD JACKET としても御利用下さいませ!















me8.jpg


・・・・・このダイヤ柄ですが、毛色を使い分け
2色で展開されています。

今までご覧頂きました柄が上のスワッチです。
下のカラーは、ややベージュ味帯びた優しい感じのライトグレー地です。

 こちらも素朴で良い感じですね。
ド派手なフェアアイルのニット等も大変映えそうです!


me9.jpg





 個人的にもTWEEDの服は大好き故に結構所有しておりますが、
これは是非仕立てたい、手に入れておきたい願望が、、、、。
もう本当にキリがありません(笑)。















me10.jpg


・・・・・ご注文されたツィードや、お手持ちのツィードに合わせ
皆様素敵なシャツもお選び頂いておりまして、私は生地の湯通しに精を出しております。

左側の淡いクリーム色ヘリンボーン柄、綾織で柔らかくも確りとしており 合わせ易く頼りになるシャツになる事は間違いなしです。

配色綺麗なカントリーチェックは気分も盛り上がりますね。
右側の プラム×ネイビー タッターソール、これは私も惹かれる配色です!
















・・・・・ツィードの種類やバリエーションは 相当な数と成ります。

産地や毛の種類、織り方などでも多彩に広がりをみせます。

この度御紹介させて頂きましたナチュラルカラーこそ、ある意味では野山に溶け込む純粋な色でもあるのでしょう。

 そんな UNDYED BRITISH WOOL で織り上げられた DIAMOND WEAVE TWEED
美味しさ2倍のこの生地で、素敵なスーツやジャケット等は如何でしょうか。








 10月にも入り、HOUSE STYLE ORDER では
今頃のご注文で お仕立て上がりは11月初旬から中頃と成ります。
(仕様等によっても変わります。)

流石にその頃は寒さ感じる冬となっているでしょう。

ツィードからコートでも、そろそろベストタイミングです!

 M&S社のツィードと共に、個性あふれる素敵な生地を是非店頭にて
直にご覧頂き、そして感じて下さい。










皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

 今週も誠に有難う御座いました。






posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生地について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック