2017年10月17日

【 CAMEL : HS-POLO COAT 】



 皆様 こんにちは。
このところ 随分と雨模様が続いております。

 その長くて大きく張り出す低気圧により、季節らしい寒さも感じられる様になって参りました。
昨日には 早くもコートを御着用の方も!

そうですよね、昨日は本当に寒く 12月の気温だったのですから、、、、。

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 そろそろ オーバーコートの仕込みには恰好の時期と成って参りました。





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キャメル色の魅力的でクラシックなコート、
これらも出来れば是非ともワードローブに加えたいアイテムでも御座います。















 今週は、とても御贔屓にして頂いております N様の御注文より
HOUSE STYLE ORDER : POLO COAT を御紹介させて頂きたいと思います。








 紳士服の長い歴史において、オーバーコートと呼ばれる類も 様々な枝分かれや発展があり、シーンや用途において多くのバリエーションが生まれて参りました。

固有名称を持つオーバーコートなどは極一部でもあり、その極一部のコートでさえ
様々な誇大解釈のもと 戸惑いを覚える物も無くはありません。




 何が正式で 正しいのかと言うよりは、やはり その呼称によって多くの方々が認識される・出来る事が最優先となるのが現状であるとも言えます。




 では、今回 御紹介させて頂くポロ・コートにも資料から 少し触れてみましょう。












・・・20年代に、キャメルヘアーのポロ・コートほどファッションに大きな衝撃を与えたコートは無かった。
 それを合衆国に紹介したのは 英国のポロ・チームのメンバーだった。

ロングアイランドのポロ国際試合にやって来た彼らは、回と回との間の休憩時間にキャメルヘアーのポロ・コートを肩に羽織ったのだった。




・・・1928年の合衆国対アルゼンチンのポロ協議会では、実に多くのポロ・コートが見られ、写真に撮られた。
ファッション記者は黄褐色のポロ・コートのもつファッション的な重要性は、いくら強調しても強調し過ぎにはならないと・・・。


【 Esquire's 20 CENTURY MEN'S FASHIONS より 】











 『 ハーフ・ベルトをバックに携えた 6釦のダブル型がクラシック型のポロ・コート 』
とあります。


中にはシングル型もありましたし、
ダブルでも6釦―2掛けや3掛け、アルスター・カラーから大振りなピークドラペル型まで多くの解釈があります。

 生地にしても、キャメルが圧倒的に多いだけで
誂えればカシミアやツィードなどでもあり得ます。

また、これもデザイン的に特徴視されているとすれば
背中のハーフベルトと共に、やはりそれは腰に付く 『 フレームド・パッチポケット 』 になるでしょうか。

 ただし、このポケットを作るのは工程数が多く、多くのメーカーでは簡略化された
単なる パッチ&フラップポケット で消化している所も多くあります。

 ターンバックカフにしても、様々なバリエーションがありますね。






そもそも、上記の様な多くの特徴的な要素を含まぬデザインだとしても
黄褐色のコートをポロ競技の観戦などで着用されていれば それはポロ・コートと呼んでも差し支えないのかも知れません。




では一体、どれが正解で、どれが間違い との境はどこにあるのでしょうか。

そして、それは誰が決めるのでしょうか。



 それだけ歴史が経っているという事でもあります。



ただし、ポロ・コートに限らず 歴史に目を向け 本質的に出来る限り 理解・解釈をした上で生み出されたオーバーコートであるならば、それの持つ存在感や説得力、そして皆様の御満足度は違ってくるのではないでしょうか。







 では、弊店が生み出す HOUSE STYLE ORDER としての POLO COAT をご覧頂きましょう。













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・・・・・生地は勿論コチラで御座います。


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Joshua Ellis


Pure Camelhair


650g




( キャメル・ヘアー につきましては、是非コチラもご覧下さいませ!! )
http://dittos.seesaa.net/article/451881466.html













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・・・・・柔らかく 見るからに暖かそうで ナチュラルなキャメル色。
風合いが伝わるようです。

そして、この位のウエイトがあった方が迫力と共に醸し出される雰囲気が俄然違って参ります。 とにかく暖かい事でしょう。

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・・・・・ここで 改めて御紹介させて下さい。

今季より、追加にてお選び頂ける様になりました 新型ディテール となります。

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背中には、衿から裾まで たっぷりとした インバーテッド・プリーツ が畳まれています。
この畳まれている襞分量だけ運動量が確保されている事になり、本当に動きやすく、
裾周りは優雅なドレープ性も生まれ、機能性高き本当に味のあるデザインでもあります。

 グルリと一周の裾距離(蹴回し量)にしても、襞分量だけ裾周りの距離が増える事になりますので、足さばきも大変楽になる訳ですが、、、
多くのオーバーコートは、やはり丈が長い分 裾捌きを良くする為に センターベント が切られます。












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・・・・・腰から下、裾のプリートの中には、釦止めの開閉も内蔵されており
センターベント同様になるという事で御座います。




男の背中、コートの後姿は拘り所です。

御自身様には見えませんが、優雅なバックスタイルをご堪能頂ければと思います。


















・・・・・今回のインバーテッド・プリーツは、オプションとなってしまいます。

センターベントはレギュラーであり、当然OPでは無いのですが、それと比べれば圧倒的に工程数が増え 裏仕様踏まえ、かなり複雑な縫製仕様となります。

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 また、必要な生地要尺も増える事になりますので 誠に恐縮ながら、、、
御理解頂けましたら幸いで御座います。

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 今週御紹介させて頂きました N様、
そしてほぼ同時期に御注文下さりました 同じくN様、

御二人のN様におかれましては、まだ 工場さんと打ち合わせ中であり、新型ディテールとしてデビュー前にも拘らずご注文を頂戴致しました。

 いつも本当に感謝するばかりでは御座いますが、この度も誠に有難う御座いました。





いよいよ今月より正式にご注文を頂戴出来る様 スタート致しました。



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是非 この寒い冬を、温かいポロ・コートを着てお過ごし頂けましたら幸いです。














・・・・・・誠に勝手ながら、来週のBLOG更新はお休みを頂戴致します。

次回は、10月31日(火)を予定しておりますので
どうか引き続き 宜しくお願い申し上げます。




 今週も最後までお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。






posted by 水落 at 09:00| Comment(1) | おススメ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
オオタキ エイジ様

 コメントを頂まして、誠に有難う御座いました。
仰るように今回のバックデザインは追加にて御用意させて頂きました。

● プレーンバック・センターベント
● ハーフベルト付き・センターベント

そして 今回ご紹介のインバーテッド・プリーツより御選択頂きます。

 お問い合せやご要望の高かったディテールであり、この度御用意させて頂いた次第で御座います。

何卒宜しくお願い致します。



Posted by Dittos.水落 at 2017年10月19日 12:26
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