2019年04月09日

【 至高のシャツ地フェアA 】




ja1.jpg



・・・・・なんて美しき光景なのでしょうか。
Bespoke SHIRTSといえば、名店 Turubull & Asser を抜きには語れません。
(THE RAKE様より)










ja2.jpg



そして この御方、ギャッツビーも誂えシャツを語る上では外せぬ存在です。
名作映画 The Great Gatsby では、沢山の美しきシャツを目にしたデイジーが思わず語るシーンは印象的であり、とても有名ですね。

いくら持っていても 飽きない・尽きない シャツへの魅力、その大いなる魅力の一つに 主体たる美しきシャツ地は欠かせません。









 今週は、至高のシャツ地フェアAと致しまして
DAVID & JOHN ANDERSON のコレクションを御紹介させて頂きます。




1822年創業であり、英国を代表する老舗シャツ生地メーカーでしたが
今ではイタリア ALBINI の傘下になりました。
高番手の美しきシャツ地はお手の物、同社の海島綿もヨダレが出る程の逸品です。

CARLO RIVA同様に、やはり薀蓄語れば終わりません。
詳しき情報は下記よりご参考にして頂けましたら幸いです。
http://dittos.seesaa.net/article/458837088.html



 では、早速今週も目の保養をして頂きましょう。



















ja3.jpg



【 SEA ISLAND COTTON 】


英国王室には、『 綿製品はシーアイランドコットンを 』という仕来りがあったそうです。
16世紀後半に英国が西インド諸島を領有した時、王室にシーアイランドコットンが献上された事に端を発するとの事。

王侯貴族たちは200年のも長きに渡り 門外不出で守り抜いたそうです。

世界のいずれの気候風土のもとでも育たず、カリブ海だけに生きる事を許されてきたこの綿は、長い間 英国が栽培から船積みまでをも厳しく管理していたそうです。

 特別扱いされるだけの付加価値性と魅力、そして説得力があるという事です。
今回は綿花ですが、羊毛で言えばエスコリアルと同じですね。











ja4.jpg



・・・・・綿全体での生産量に対し、この海島綿は僅か100,000/1 しかありません。
カシミアの様な肌触り、そしてシルクの様な光沢感は他の綿に比べ 50%も高い光の反射度を持ち合わせます。
 吸湿性も頗る高く、正に綿花の王座に君臨するといっても過言では無いかも知れません。

そんな最高の素材を、最高にベーシックでクラシックなシャツに料理を!

ja5.jpg


ja6.jpg


















ja7.jpg



【 COTTON & LINEN 】


やはり春夏には絶対に欲しいこのシリーズ。
CARLO RIVAに比べ、D.J&Aの方はコットンの混率が高くリネンの風味を味わって頂きます。
兎に角見た目が涼しいですし、着てもやはり涼しき素材です。


ja8.jpg



独特な麻の節感がそそりますね。

合わせ易い綺麗所が揃っております。

ja9.jpg




















ja10.jpg



【 200/2 × 200/2 】



同社の顔とも言えるかも知れません。
番手だけで言えば更に高い番手も存在しますが、番手数値だけでは計り知れぬ品質と共に、やはりシャツに仕立てたらどうなのか、、、これが重要です。

高い技術により、数値ばかり追うのはスーチングのスーパー表記と同じですね。
200/2ですよ、既に圧倒的なレベルです。数値だけで見れば先週御紹介したCARLO RIVAのどれもりも数値は高く、糸が細い事になります。

一般的に高品質とされる100/2 と比べれば、単純に2倍の数値です。
これがどんな風合いと光沢感、スベスベな着心地を生むのか想像してみて下さい。

 それでいて日常的な洗濯でも全く問題ありません。
少なくとも私自身はそうしております。
シャツに無駄な手縫いを多用せぬ理由は、工賃体な側面と共に
着用すれば洗濯するシャツ自体の耐久性がほしいからとなります。
寿命を全うするまで何回洗濯される事のか、、、考えた事も無いですよね!










ja11.jpg



・・・・・これは写真として失敗でした、、、。
全て同じに見えますね。 大変失礼致しました。
ポプリン、ツイル、ヘリンボーンやドビー柄など多彩な白のバリエーションであり、勿論全てが極上の 200/2 で織り上げられております。

定番の白シャツだけでも これだけあります。 御自身なりの目立たぬ個性をお選び頂けます。













ja12.jpg



・・・・・淡いペールトーンが美しい中、右下の英国的なブルーが鮮やかで際立ちます。
高番手のシャツは 解像度の高い写真と同じであり、とても発色が綺麗に出ます。

色出し、柄出しが鮮明にとても美しく表現されていますね。

ja13.jpg









ja14.jpg



・・・・・鉄板のブルー系を D.J&Aのクオリティーにて是非如何でしょうか。
本当に驚くほどにスベスベで シャツを着ている事すら忘れるかも知れません!











・・・・・クラシックなストライプのバリエーション、上手い具合に同社のアーカイブは活かされている事でしょう。
じっくりとご覧くださいませ。


ja15.jpg


ja16.jpg


ja17.jpg


ja18.jpg


ja19.jpg




圧巻の 200/2 シリーズでした。















・・・・・如何でしたでしょうか。
今回もシャツ地のとしての 両横綱を迎え、計100種が店頭に揃います。

4月21日(日)までの期間限定開催となります。

この期間しか見られない至高の生地達を、更にフェアの特別価格で御用意しております。

 ご多用の事とは思いますが、どうかお時間をおつくり頂き この機会に是非至高の素晴らしいシャツ地達に会いに来て下さいませ。
確かに高価なシャツではありますが、それだけの御満足感と共に、衿・カフスの交換を考えればシャツとしての寿命も既製品と比べれば2倍になります。

 御自身の身体に合う精度高き裁断(型紙作り)、機能性も重視された立体縫製で仕立てられる当店の誂えシャツは決して高くは無いと自負しております。
身体に合っているからこそ、その生地の個性を存分に享受できるのです。


皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
 どうも有難う御座いました。













・・・・・ご報告させて頂きます。

当店10周年となるオリジナル記念生地につきまして、
既に 計3種 がデビュー済みであり、BLOGでも御紹介済みで御座います。
今回の企画は全4種、最後の生地は春夏用でもあり 織り上りを待っておりました。

 結論から申し上げますと、織り直しとなりました。
改めてデビュー出来るのは7〜8月頃の予定となります。

お待ち下さっておられた方々には本当に申し訳なく、心よりのお詫びを申し上げます。
私自身も相当ショックですが、人間が行う以上ミスを完全に回避する事は出来ません。
織り直しはよりブラッシュアップされて上がって来ますので どうかもう少しお待ち頂けます様お願い申し上げます。














・・・・・来週のBLOG更新はお休みとさせて頂きます。

次の更新は、4月23日(火)を予定しております。

毎週ご覧下さっている皆様には申し訳御座いませんが、何卒宜しくお願い申し上げます。


では、今週も最後までお付き合い頂きまして 誠に有難う御座いました。







posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | おススメ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。