先週は急に1月上旬の寒さまで冷え込みました。
長雨が続いたと思えば、晴れると乾燥もしまし、体調管理も大変ですね。
まだある程度気温の高低差はあるものの、朝晩は本当に寒く オーバーコートが活躍する時期となって参りました。

・・・・・もとイギリスの首相であり、大変エレガントな紳士であるアンソニー・イーデン氏。
氏のアイコンでもあるホンブルグハットは、当時アンソニー・イーデンハットとも呼ばれていたそうです。
ピタリと身体に寄り添ったそのコートは、比翼仕立てのシングルブレスト。
打ち合いも深めです。
ピークドラペルはお好きだったようで このコートだけでは無く、ダブルのスーツは勿論の事、シングルのスーツでも良く御着用されていました。
袖口は釦開閉のワーキングカフ、チケットポケッチも無く、極サッパリとシンプルに仕上げられております。

・・・・・・HOUSE STYLE ORDER より
御贔屓を頂いておりますM様より、大変エレガントなチェスターフィールドコートのご注文を頂戴致しました。
手縫いやクセ取りによる部分ハンドメイドのオプションもお付け頂き、当店HOUSE STYLE ORDERの最高スペックでのお仕立てで御座います。
偶然ですが、正にA.イーデン氏のコートと同じデザイン、仕様です。
お選び頂きました生地は、
Taylor & Lodge
85%:GOLDEN BALE
15%:CASHMERE
650g

正に極上のCOATINGであり、このレベルのウエイトならではの迫力と重厚感を兼ね備えます。
A.イーデン氏の様に身体に合いつつ、エレガントなシェイプのチェスターフィールドコート、これは誂えでなければ手に入りません!
さて、今週はこの寒き折
買い付けていた素晴らしいコート地が良いタイミングで届きましたので御紹介させて頂きます。

・・・・・来ましたよ、、、、ヨダレが出そうなくらい魅力的で素晴らしき極上なのが、、、、。
美味しい料理を作るには 最高の食材が欠かせません。



TAYLOR & LODGE
≪ THE ICONIC COLLECTION ≫
ARCHIVE LUMB’S GOLDEN BALE LUXURY COATING
560g
もうネーミングからして王道的であり、極上なコート地である事はお分かり頂ける事でしょう。
この度は、ダークネイビー
そしてチャコールグレーの2色を御用意致しております。
じっくりとご覧くださいませ!!

・・・・・DARK NAVY
コート地ならではの大柄なヘリンボーン柄です。
本当にしっとりとしており、綾織りゆえの艶やかな光沢感は 原毛が本当に良いので何の仕上げや加工無くとも ここまで自然な艶やかさが出るのです。

・・・・・カシミアは確かに素晴らしく、繊維の宝石です。
しかし、ウールと比べれば高価でもあり、デリケートな部分は否めません。
やはり持ち味である個性がそれぞれに違うという事です。
この肌触り、この柔軟性や粘り、、、そして品のある顔立ち。
この肌触りで WOOL:100% なのですから驚いて下さい!

・・・・・3.5p×2のツイルで対を成すヘリンボーン柄となります。
柄が大振りなのはコート地だからですね。
しかし、かなり沈み込みますので遠目には無地に見えるでしょう。
近くであればシャドーストライプの様に光で陰影が浮き出て参ります。

・・・・・凄い子です、、、是非目の前で見て、そして触って頂きたいです。
きっと一目惚れしてしまう方もおられる事でしょう。
そんな妖艶たる魅力をも放っております。
本当に綺麗です。

・・・・・CHARCOAL GRAY
落ち着きもあり、とにかく激渋です、、、。

・・・・・これら今回の、ダークネイビーとチャコールグレー、、、
選べません(笑)。

・・・・・全くの単色であるネイビーと違い、
こちらのグレーは糸遣いに特徴があり、ほんの若干ですが霜降り感がありますね。
よりツイルの柄を引き立てています。

・・・・・エレガントなコートを御検討の方、これは間違いありません!

・・・・・ネイビーが結構明るめに見えますが、実物はもっと濃く深いネイビーで御座います。
こんな最高のコーティングがかなりリーズナブルにご提供出来るのも御縁と共に出物ゆえ! 量にも限りがあります。
HOUSE STYLE ORDER であれば、約一カ月で出来る事は大いなるメリットでもあり 旬の食材を直ぐに楽しめます。
BESPOKEであれば、来年の冬用へとお考え下さい。
とにかく、目の前にあるこの生地に魅力を感じて頂いたのであれば是非とも直接会いに来て下さい。
(御予約も承りますので、ご連絡頂けましたら幸いです。)
オーバーコートは冬用であり着用期間としては長くありません。
基本的には外着ですから目的地に着けば脱がれるでしょう。
そうです、スーツの様に一日中着用している訳ではないので相当もちます。
寿命が著しく長いからこそ、お仕立てになる時には一切の妥協をする事無く『これが良い!』と思える生地との出会いを大切にして頂ければと思います。

・・・・・シングルブレストでも、ダブルブレストでも、
上衿にベルベットを掛けても掛けなくても、、、
皆様におかれまして 拘りの素晴らしいコートをお仕立て頂けましたら幸いです。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
今週も最後までお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。