2021年06月08日

【 N様の御注文:ODD-3P 】



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雨上がりの紫陽花、雨がとても嬉しそうに見えます。
 何て綺麗なのでしょう、、、こんなにも雨の似合う花は御座いません。

すべて当店のご近所様です、青山通り方面からご来店されるお客様におかれましては気付いて頂けるかもしれません!











 皆様 こんにちは。
雨の多い季節であり、梅雨を経てこれから本格的な夏を迎える訳ですが
誂えの世界では既に秋冬物への準備が進んでおります。

買い付けた新しき秋冬地は続々と入荷しておりますし、BESPOKEでのご注文であれば軽く半年はお待たせしてしまいます。
 旬な洋服を楽しめる HOUSE STYLE ORDER にしても、来月位には工場さんの企画による『 早期受注フェア 』 も視野に入ってきております。

と言う訳で、先週までのリネンとはうって変わり
今週は重ね着が恋しくなる秋冬の装いを御紹介させて頂きたいと思います。












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・・・・・三つ揃いのスーツをエレガントに着こなすのは最高ですが、OFFの時含め 時にはジャケットでのスタイルも必要不可欠であり、皆様もご堪能されている事と思います。

ODD JACKET・ODD WAISTCOAT・ODD TROUSERS と全て単品構成による3Pも大変味わい深く、着こなしの幅も大いに広がる事になります。
 これがまた楽しく、嬉しく、魅力に溢れているのです。

色使いも大変需要なポイントであり、色同士の相性やコントラストなども踏まえ、素材感の相性や、各アイテムのパワーバランス(生地厚など)と共に、季節やシーンに応じた着こなしを存分に味わって頂けます。










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・・・・・スポーティな着こなしであれば、なにもシャツやタイに拘る必要も無く
ニットやスカーフなども楽しめますし、靴にしてもやはりダークスーツには合わせぬ靴を様々に楽しむ事が出来ます。

防寒の意味でも帽子の役割があり、FLAT CAP等も素敵です。
格子柄や色目の素敵なウールソックスやグローブ等の小物に至るまで この類ならではのアイテムが欲しくなる訳ですね。

 誂えに慣れ親しんだ皆様のおかれましては、いつしか市場に欲しい服が売っていない事に気付きます。
既製品では有り得ぬ これ以上無き程のMY SIZE、そして生地などの色柄からデザインに至るまで 欲しい・着たい・必要 だと思われる服達を生み出すのですから当然ですね。

だからこそ、それら誂えた服達に対して似合う・見合う 周辺小物アイテムの収集、、、これがまた楽しいのですよ!













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・・・・・大変な御贔屓を頂いておりますN様より、羨ましき構成によるODD-3Pでのご注文を頂戴致しました。
N様のご来店時は大抵エレガントなダークスーツでの着こなしが多いので、インナーなどのコーデ自体は置いておいてご覧下さいませ!

今回の3Pもデザインは全てにおいてクラシックでプレーンな構成であり、それが良いのです。
それぞれの各アイテムによる素材感や色などの魅力を最大限に導き出してくれます。









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・・・・・この深き魅力的な色のウエストコートは
英国:HAINSWORTH社のドスキンであり、英国らしい私も大好きな MAROON となります。
無彩色な上着に良い意味でアクセント・インパクトを与えてくれる色使いです。

最高に素敵であり 実にエレガントです、、、、。

トラウザースですが、この生地は VINTAGE の GARNETT社によるミルドウーステッド。
実は写真では全く分かりませんが VINTAGEならではの 今には無い独特の魅力が詰まった生地となります。











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・・・・・無彩色で織り上げられたクラシックな バーリーコーン柄。
写真からでもソフトな風合いが伝わるかのようですが、これが実はエスコリアルのジャケッティングで御座います。


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装いに拘る当店BLOGの読者様方であればエスコリアルの独特な魅力と味わい、着心地の良さは説明するまでもないでしょう。

(下記リンクにて 同生地を御紹介させて頂いております。)
http://dittos.seesaa.net/article/476210861.html
【 2020AW-JACKETING 】


ハイカラーのロングポイント・ピンホールのシャツ、こちらもN様らしきエレガントさが垣間見る事が出来ますね。













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・・・・・さぁ、仕立て上がりました。

このHAINSWORTHの生地ですが、必ず近々に御紹介させて頂かなければ成らぬ素晴らしい生地であり、大変お勧めなので御座います。

釦は英国より取り寄せた マザー・オブ・パール:ワイン色の貝釦です。
正にODD WAISTCOAT様に用意されている釦であり、カラーバリエーションが豊富です。

この釦に似せたプラスチック製も昔はありましたが 今はどうでしょうか。










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・・・・・英国:GARNETT & SONS
ロンドンシュランクでのフィニッシングですね!

このミルド仕上げのウーステッドの特徴は何といっても多色使いされたMIXヤーンによる独特な色出しにあります。

 もう何色と言って良いのか分かりません、、、、
ダークブラウンにブルー系も色もミックスされていますし、正にツィードの様です。

打ち込みも素晴らしく コシもあり、かなり仕立て映えのする生地です。
スーツは勿論の事、今回の様なODD TROUSERSにも様々な色目を選んでご注文頂ける逸品です。 手間とコスト、相当掛かっているでしょうし、色バリエーションの豊富さにも驚かされます。
 それだけ当時の洋服地(TAILORED CLOTHING)は需要が高かったという事ですね。

スワッチ(小さな生地見本)では分からぬ この生地の個性や魅力は、仕立ててこそ、着てみてこそ お分かり頂ける本当に素晴らしい逸品です。
 これも別途御紹介したい生地で御座います。











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・・・・・この日 御着用されてこられた渋い三つ揃いのスーツに合せた個性強き靴、G&Gだそうです、目を惹きますね!
このレベルを御注文されるという事は 相当の御経験値である事が安易にうかがえる事と思います。 発色良きブルーのスェードがアクセントに、配色であり紐では無いストラップですから一見スパッツの様にも見えますね。
 N様も意図されているのかも知れません!










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・・・・・シャープなシルエットの1-PLトラウザース、シンプルに衿無しのベーシックなウエストコートは腰ポケットのみフラップ付です。

茶味のトラウザースとも抜群の相性であるウエストコートのマルーン、、、素敵過ぎます。











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・・・・・この様なジャケットスタイルでは、上下との色的コントラストがとても重要です。
上が明るめであれば下は濃く、その逆も然りです。

背も高く、スタイル良きN様の美しきエレガントな御注文が最高に映えます。











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・・・・・メインである上着は素材感やバーリーコーン柄も尊重すべく、極シンプルに。
腰ポケットはフラップを敢えて付けぬ切ポケット。
胸板厚き御体型により、カットは『通しグセ=(腰ポケット貫通胸ダーツ)』を採用しております。

袖口には唯一アクセントとしてターンバックカフをお付けになりました。


段返りの3釦、段返りですから センター釦まで返り過ぎないのがキモで御座います。
BESPOKEであれば、どこまで返すかもリクエスト次第であり、型紙と縫製により意図的な制御をする事が出来る技術的前提がありつつも、アンニュイな感触は残しつつ!

ラペル周りのウエルトステッチも立体的に映え、素晴らしきスポーツジャケットの完成です。











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・・・・・サイドベンツを切られたバックスタイル、優しくソフトなエスコリアルの生地が 立体的な背中のフォルムに良く馴染みます。

勿論カットとクセ取りの賜物である事は言うまでもありません。

エスコリアルは個性の高い特徴的な生地(毛)ですので、それに応じたテクニックも加味され仕立て上げられております。
 これらはお客様方には分かり得ない事ですが、皆様におかれましては
『着心地が良い』 『エスコリアルらしく動きやすい』 と単純に思って頂けましたら十分であり、丹精込めてお仕立てさせて頂いている甲斐があるというもので御座います。




N様、この度も素敵な御注文を誠に有難う御座いました。













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・・・・・個性的なカラーでの共地による3P-SUITS、そして単品構成による3P。

皆様の価値観により上下での2Pでも勿論良いですし、ジャケッティングという類の生地はスーチングの生地と狙うべき理想が違います。
 ジャケットというアイテムを大いに楽しめる魅力や個性を込めて織られております。



この秋冬も素晴らしいジャケッティングが豊富に御座いますので、是非お下見兼ねてお気軽にお越し頂けましたら幸いです。


 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。









posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | クライアント様の洋服 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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