2023年10月17日

【 FOX BROTHERS:2023AW / DIRECTOR’S CUT 】





 皆様 こんにちは。
10月も後半に入り、やっと装いを存分に楽しめそうですね。


今週は特別な限定生地をご紹介させて頂きたいと思います。


 昨年には創業250周年を迎えた FOX BROTHERS
もう超老舗のミルですから名立たる歴史的な方々も同社のフランネルを愛用して参りました。
今年も様々な企画による幅広き限定生地が展開されています。





1fb.jpg





と、、、そんな折 このタイミングでたまたま偶然なのですが
社長のダグラス・コルドー氏が来日されており、ご丁寧にも当店へ顔を出しに来てくださりました。



2fb.jpg




ダグラス社長がとてもエレガントで素敵な紳士である事は皆様もご承知の事でしょう。
丹精込めて織られた同社の服地を自らBESPOKEで仕立て、率先して宣伝もなされております。
服地の単純な写真ではなく、その生地が服となり着用されると何倍も魅力を発しますし、皆様も完成イメージが具体的に見る事が出来ますね。
実益と営業も兼ね、説得力が頗る高い訳で御座います。


品質にも高い拘りを持ち、長きに渡り愛用されるに耐え得る生地、そして仕立てである事。BESPOKE TAILORが本当にお好きなのだそうです。



3fb.jpg
















同社の展開する DIRECTOR‘S CUT という1シーズン限りの特別限定となる生地が御座います。
 それらは季節やテーマ毎に展開され、よりストーリー性高き生地に説得力と付加価値をのせ、大変評価も高く 見応えのあるコレクションが展開されています。
これらは小ロット展開ですからバンチ展開はされません。


以前のDIRECTOR‘S CUTでは
特に RACING GREEN がお気に入りで、英国らしさも滲み出て本当に素晴らしかったです。

http://dittos.seesaa.net/article/479701009.html
【 PRINCE OF WALES CHECK with RACING GREEN 】






今期も本当に幅広く展開されていますが、その中でも私個人が惹かれた生地を仕入れましたのでご覧頂きたいと思います!






≪ FOX SILVER SCREEN ≫



ハリウッドの黄金時代、銀幕の向こう側で輝くエレガントな紳士達をテーマに
当時のフランネルらしく起毛と共にガッツリと縮絨された大変密で肉のあるウーレンフランネル。
 これぞフラノ、といった品質であり ソリッドからチョークストライプをメインに展開されています。
その内の1種がコチラです!









4fb.jpg


・・・・・正に一目惚れでした、、、。

渋いダークグレーがベースながら、青味が若干混ざった絶妙な色出し。
ダークブルーグレー調な色味はフラノらしき霜降りの効いた顔立ち、織り目なんて勿論全く見えません。












5fb.jpg



・・・・・そしてご覧の様に ダブルのチョークストライプ、、、見事です。
現行展開品では探すことは困難でしょう。
復刻されたVINTAGEかの如く、されど現行らしく活き活きとしたタッチは
100% Lambswool で織り上げられています。


6fb.jpg













7fb.jpg



・・・・・ウエイトは 530/560g、かなりのヘビーウエイトです。
既に中肉のオーバーコート地レベルですが、このウエイトでなければ出ぬ迫力というものがあります。

そして、往年のスターをはじめ多くの著名人が愛用していた当時のフラノもこのレベルであろうと想像されます。
 正に誂えスーツが 子の代、孫の代まで と言わしめる程に持つのは当然生地もゴツイ必要がとなります。


当時の着こなしに想いを馳せ、こんなヴィンテージ級のマニアックなフラノでスーツを楽しまれてみては如何でしょうか。















8fb.jpg


9fb.jpg



・・・・・多くの名優がフランネルを愛用しておりますが、私にとってはやはりマシンガンを持ったこの方が Mr.チョークストライプです!
 多くの方々がダブルブレストで仕立てている中、シングルというところもまた良いのです。


















10fb.jpg




≪ WINDSOR FOX ≫



エドワード8世、のちのウインザー公へのオマージュとして企画されたシリーズです。
紳士服の着こなしからスタイルに至るまで、本当に多くの影響を与え、今でもその功績は脈々と引き継がれております。

 ウインザー公のスタイルを紐解けば本当にキリがないのですが、その多くをFOX社なりに表現されているのです。

その内の一つ、公の着用したスーチングをイメージに展開されたスポーツスーチングがありまして これがまた素晴らしい!
公もダグラス社長もグレナカートチェックがお好きですからね。








11fb.jpg


・・・・・ベースは公も多分に愛用したグレナカートチェック、やや大ぶりのサイズ感がスポーティーさをそそり、迫力満点です。
ジャケットをはじめ、軽めなトップコートに、そしてスポーツスーツにと幅広く調理法が浮かびます。












12fb.jpg


・・・・・特筆すべきはご覧の様に配色です。
オリーブとネイビーで構成された格子柄、遠目にはグレー調に見えるので落ち着きもあります。

しかし このカントリーテイストな色味はウインザー公の様にパドックスタイルであったり、ハッキングスタイルなんかでも仕立てたくなりますね。


100% Lambs Wool100%
400/430g















13fb.jpg


・・・・・パドックカットに三日月形のカーブが付けられたクレセントポケット、シャープなラペル、ディテール違いも含めグレナカートチェックは複数着お手持ちです。

ふと見れば、身頃と袖は柄合わせ裁断されていないのですね。
身返しの裁ち方も今の価値観とは違うので、それだけ見栄え含め価値観が変わってきたとも言えます。。
 VINTAGEなどでの着分CUT生地は、今では『足りない』となるほど尺が小さく、それだけカツカツに節約取りしなければならなかった事もうかがえます。
地の目や柄合わせなどは2の次という現実もあった事でしょう。












14fb.jpg



・・・・・冒頭のフラノもそうですが、これは是非
絶妙な色味、そして風合い、迫力と存在感、、、是非店頭にて現物の生地と対峙して頂きたいです。


15fb.jpg




















・・・・・以上で御座います。
FOXの特別限定生地は如何でしたでしょうか。
今期AWではかなり幅広く展開されていますので、この2種は極一部となります。






16fb.jpg



ダグラス社長には当店BESPOKEの服を沢山ご覧頂いたり、ご説明も熱心に耳を傾けておられました。
当店オリジナルの小物など色々ご覧頂きまして沢山お褒め頂きましたが、、、
リップサービスでも嬉しいものです!

 そして光栄な事に 今期新作の 『グレナディンタイ』 をお気に召して頂き、2色ご購入頂きました!

当店へ来店された前日、実は京都に行かれていたそうです。
また、社長の家系ではその昔 シルクの機織りを生業とされていたそうです。
 であれば西陣織は勿論の事、シルクについては造詣深き事でしょう。

社長に締めて頂けるのは大変光栄であり、誠に有難う御座います。
 さて、何色を選ばれたでしょうか!?

ご購入いただいた顧客様もお揃いかも知れませんね(笑)。


http://dittos.seesaa.net/article/500362461.html
【 Dittos.TIE 22th−COLLECTIONS 】



ダグラス社長にお聞きしたのですが、あのVANNERSも再建に向けて動き出しているそうです。
これは嬉しきビッグニュースであり、一日でも早い復活を待っております!




 では、陽気も良い時期で御座います。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。


 何卒宜しくお願い申し上げます。







posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生地について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック