2025年10月07日

【 Joshue Ellis:AWお勧め到着! 】






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・・・・・先週は当BLOGにて、新作タイ 24th-COLLECTIONS をご紹介させて頂きました。

御贔屓にして頂いております顧客様方を筆頭に、本当に多くの方々より沢山の温かいご予約を賜りまして心よりの感謝を申し上げます。
既に初回ロット分の多くはお渡し済みとなり、多くの方々は今月半ばの後発入荷をお待ち頂きます。
(ご覧頂ける店頭用の現物タイは御座います。)

現在庫状況ですが、C / H / I / J の4種類がお陰様により既に品切れとなりました。
在庫があっても残り一本となる柄も御座いますので、気になる色柄が御座いましたら是非お気軽にお問い合わせ下さいませ。

これらは色柄により制作本数が違いますので一概に人気順に無くなる訳でも御座いません!
 毎度コレクションを楽しみにして下さる顧客様方に支えられ、この度も御好評を頂戴致しまして 誠に、誠に有難う御座います。



そろそろタイを締めて本格的に秋冬の装いへとシフトして参りましょう。
当店自慢のオリジナルタイを どうか引き続き 宜しくお願い申し上げます。






















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・・・・センターの紳士が明るいグレーのオーバーコートを着ています。
何て品のある佇まいなのでしょう、、、。

シングルのピークドラペル、胸ポケットは排除され サッパリとシンプルにまとめられています。
トータルで無彩色コーデと思いきや、実は靴のみ外してブラウンですね!

控えめで落ち着きもあり、クールで洗練されたイメージ与えてくれる明るいグレーは
とても知的で協調性にも優れた色味であり味わい深きオーバーコートに成り得ます。

















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・・・・・カジュアル化が進行する昨今、ダークトーンのオーバーコートはポジション的に欠かせぬながらも、敢えてもう少し軽快に幅広く合わせられる色目として キャメルと共に明るめなグレーは大変重宝も出来ますしお勧めなので御座います。


















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・・・・・イラストでは比翼フロントのシングルブレスト:ピークドラペルが続きましたが、ダブルブレストや比翼にしない貫通釦で更にスポーティーなポジションにする事も有りですね!
 バックには背ベルトをあしらわれても良いアクセントになる筈です。











・・・・・さて、急な思いがけぬ出会いが御座いまして 期中仕入れにて極上なカシミアを仕入れる事が出来ました。
今週は早速ご紹介させて頂きたいと思います。

 10月に入りましたが、H.S.ORDERでは旬の料理をまだまだ味わえますので冬服の仕込みには十分間に合います。
BESPOKEであれば時間は掛かってしまいますが、こんな素晴らしい生地とのご縁を大切にして頂けるのであれば 謹んで承らせて頂きます。


















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・・・・・SILVER GRAY のピュアカシミアです。
妖艶で艶やかな相貌は さざ波の様にうねりのあるリップルフィニッシュ。

シルバーグレー、和名では『銀鼠:ぎんねず』と呼ばれ、江戸時代には着物の色として流行した歴史があるそうです。

そんなシルバーグレーという色に対し、皆様はどんなイメージが浮かぶでしょうか。
















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SILVER FOX (銀狐)



・・・・・北極の一部を含め雪に覆われたツンドラのような亜寒帯、及び山岳地帯に生息しています。
故にその毛皮は高性能で密度も高く 激しい嵐の中でも体温を保つ事ができ、その色たるは保護色でもあるのですね。

シルバーフォックスの毛皮は銀(白)と黒のコントラストが美しく、ご存じのように高級毛皮として大変重宝されました。(毛皮に使われる多くは養殖されているそうです。)
こんなイメージもシルバーグレーの高貴な印象に繋がっているもかも知れません。


















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Joshua Ellis & Co.


100% PURE CASHMERE

(Ripple Finish)

500g




・・・・・カシミアと言えばココ、今期より同社のカシミアやキャメルは
同グループ内の STANDEVEN より展開される為 お値段は頗る上がり、もう出物など出て来なくなるとの事でした。

 ですが、実際にはキャメルも カシミアも、、、、、
そういう意味では嘘をお伝えしたようで心苦しく、ご紹介し辛くもあるのが正直な気持ちで御座います。

とは言え、純粋にこんな素晴らしい生地が特別な価格で手に入る機会を逃す術は御座いません。
有難くご縁を頂き、仕入れさせて頂いた次第で御座います。



















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・・・・・とにかく美しい生地です。
シットリとした最高の手触り、濡れているかのように見える妖艶で艶やかな表情。

ウエイトは軽過ぎず、重過ぎない 500g です。
オーバーコーティングの括りで見れば中・軽量級に属しますが、街中での普段使いであれば これが丁度良いのです。

もしエレガントなチェスターフィールドコートをお持ちだとしても、それはダークトーンですよね。

こんなにも素敵なシルバーグレーのカシミアですので
ビジネスウェアとしては勿論、タウンやカントリーまで幅広くお使い頂けます。
背ベルトを付けてみたりとデザインや仕様を考えてみるのも楽しくなって参りますね。

 今年の冬はかなり寒く強い冬になるとの事、楽しみでしかありません!
最高に暖かくて優しいカシミアのオーバーコートを是非如何でしょうか。
グレーのベルベットカラーをお付けしても素敵ですね〜、自分が欲しいです!

















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・・・・・C.グラント氏も明るいトーンなオーバーコート!
大きなバッグを持ってご旅行でしょうか、そんな場面ではダークコートは強過ぎますよね。
必ず重宝頂けるポジションとなるでしょう!


では次のご紹介に参ります。




















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Joshua Ellis & Co.


100% WORSTED CASHMERE


240g




・・・・・これまた凄い刺客が、、、、。

本能レベルで感じてしまう 正に暖かそうなラクダ色、キャメルカラーなピュア カシミアのジャケッティングです。

イギリスやイタリアなど欧州の生地メーカーでは『サマーカシミア』というポジションがあります。
 日本の高温多湿な夏では意味不明に感じてしまうもの当然です。
強いて言えば避暑地などで、、、。

日中は気温が高くても 湿度が低くければカラッとした暑さ、日が暮れれば急に気温も下がり 正に薄手な上着が欲しくなる、、、そんな時に最高な上着となるのがコチラです。

日本で考えれば春秋がメイン、冬の外出では温かさが心許無いからこそオーバーコートの重ね着が楽しめます。
 建物に入れば空調コントロールされているでしょうから むしろこの位で丁度良いとも言えるのです。


















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・・・・・静寂に包まれた美しき砂漠の景色を見ているかのようです。

先のコート地は綾織り地、こちらは通気性の良い平織なので逆にマットな表情となり、とても落ち着きがあります。

されど触ってみれば 薄くて軽く、正に天女の羽衣のような美しい服地です。

この生地を見た時の感動とは裏腹に、日本でご注文頂くのは難しいかも、、、
むしろこんなに薄地であればネクタイにしても相当ラグジュアリーで素晴らしいタイになるだろうとも思いました。

 ですが、やはり上着としてお勧めさせて頂きたい!
軽く柔らかで 更にアンコン仕立てなどにしても活きるでしょう。

これ、着用したら絶対に、確実に口角が上がってしまうヤツですよ!
こんなにも贅沢な羽織もの、、、興味が湧きますよね。


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・・・・・キャメルカラーなカシミア生地、しかもウーステッドカシミアです。
フラノやツィードを始めコート地などの多くはウーレン(紡毛)が使われます。

ウーステッド(梳毛)はスーツ地などに使う細くて綺麗に引き揃えた糸なので
見た目は勿論、質感も変わって参ります。

カシミア山羊さん、一度 抱きついてみたいです(笑)。



















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・・・・・240gの平織、通気性の良さが伝わるでしょうか。
まったく凄い生地ですが、こんなにも贅沢なポジションの上着を是非如何でしょうか。
シンガポールなどではホテルやモール、タクシーなどでも冷房が凄く強くて むしろ寒いと聞きますが、、、
そういう所でも重宝出来ますね。


















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・・・・・キャメルカラーな上着、下物は鉄板のグレーから始めたいところ。
上着と違い下物はハリコシ含め生地の強度(耐久性)が必要となります。

お任せ下さい、良いのが丁度同じタイミングで手に入れました!















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・・・・・英国の頼りになるミル BOWER ROEBUCK より。











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BOWER ROEBUCK

Cavalry Twill


100% WOOL


420g




・・・・・ど真ん中、ミッドグレーのキャバルリーツイルです。
ハリコシのある丈夫な織り地はタフで皴にも強く、コテも効くのでクリーズラインも消え辛く、クセ取りによる美しい立体感をもお約束いたします。

420gありますので、程好い肉味を感じさせつつも地厚過ぎない頃合いです。
先のサマーカシミアからツィードまで、大いに何でもお合わせ下さい。
















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・・・・・やや霜降り感のある表情であり、ベタっとしたグレーソリッドとは違います。
独特の二重畝は綺麗にクリアカットされ、程好いツヤ感があるのもキャバルリーツイルたる特徴で御座います。



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・・・・・以上で御座います、如何でしたでしょうか。
最高のカシミアたちは上物に、頼りになるミッドグレーは下物に。
 勿論それぞれ単品でもお選びください。

特にODD TROUSERS(替えズボン)は何本あっても良いですね。
グレーはトーン違い、ウエイト違い、織り地違いでバリエーションを!




では極上で至高なカシミア含め、是非とも現物生地をご覧になり ご自身の目で見て、触って、纏って、そして感じにいらして下さいませ。

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。







posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生地について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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