2022年05月31日

【 BUSH JACKETD 】





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TAILORが送り出す既製服となる BUSH JACKET
お陰様により いよいよデビューで御座います。

大変長らくお待たせ致しました。


サープラスガーメントである
【 1950 PATTERN:KHAKI BUSH JACKET 】
の完全復刻を目指して生み出された拘りの逸品で御座います。

 沢山の方々にお世話になり、やっとここまで漕ぎつける事が出来ました。
本当に感激であり、こんな場では御座いますがご協力頂きました方々へ心よりの感謝を申し上げます。






・・・BUSH JKの経緯が良く分からない方々におかれましては、下記リンクよりご参照頂けましたら幸いです。

http://dittos.seesaa.net/article/484599000.html
【 BUSH JACKET@ 】・・・歴史的系譜
http://dittos.seesaa.net/article/484793225.html
【 BUSH JACKETA 】・・・進化してきたBUSH JK:1950 PATTERN
http://dittos.seesaa.net/article/485345910.html
【 BUSH JACKETB 】・・・実際に具現化した1st-SAMPLE
http://dittos.seesaa.net/article/485886094.html
【 BUSH JACKETC 】・・・具体的な着こなし








・・・・・サイズは 3サイズ展開( 5 / 7 / 9 )とあり、分かりやすくS・M・Lだと御認識下さいませ。


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ドキドキします!
ここに至るまで長く、苦労も多々ありましたので感慨深いものがあります。







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・・・・・まだゴワっとしていて、新品らしくパリッとしています。
植物繊維らしい素朴感、、、コレですよ!
この生地がシットリしていて肌触り最高だとしたら似合いませんよね(笑)。
 着込み、洗い、エイジングしながらクタクタに柔らかくなり、使い慣れたタオルや肌着の様になって参ります。


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軽く仕上げプレスもされていますし、NON WASHな生デニムのジーンズというスタンスで捉えて頂ければと思います。
(薄く軽いセルラーコットンですから デニムの様に堅く確りしている訳ではありません。)



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・・・・・返り線まで不自然に付き、パリッとしていて優等生のよう。
まぁ 新品ですからね!
ご縁もあって本当に上手くて素晴らしい工場さんに作って頂きました。

この生地は100% 縮みますし、縮んでこそ味わいが増すのです。
縮む前提により、目指した理想サイズに縮率を加えて型紙が引いてあります。
 故に、新品は狙った想定サイズより大きく出来上がっている事になります。

SHRINK-TO-FIT
定番の有名デニムに同じです。


という事で、5/7/9 全てのサイズを1着ずつ 先に上げてもらいました。
私が家庭用洗濯機で水洗い洗濯を2回施し、先に縮めて洗い縮み後の狙ったサイジングに致しました。

 この縮んだ洗い上がりを皆様の 『 ご試着用 』 とさせて頂きます。

という事で、皆様におかれましてはご自宅などで洗濯し、洗い縮んだ頃の落ち着いたサイズを前提として純粋に希望・適合サイズをお選び頂けるという事になります。

 これで安心してサイズ選びが出来るはずです!
丈が、身幅が 何p 縮むので、、、と言われたって良く分かりませからね。








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・・・・・こうピシッとしていると、サープラスっぽさが出ますね。

しかし、本当に縫製が 上手い! 綺麗!
工場さんのレベルを垣間見られると言うものです。


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・・・・・下げ札もデザインして作りました!
こんな所も拘ってナチュラルカラーにエンボス加工の印刷なのですが写真では分かりません、、、。
印字も黒では無いところがミソです!






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・・・・・内側の注意書き、これが重要です。
(今見ると、いつもの如くあまり日本語が上手くないです。)


● 乾燥器は絶対にかけないで下さい!
想定縮率を著しく上回るので、かなり不自然に縮んでしまいます。
普通にご家庭用洗濯機で十分です!
セルラーコットン(メッシュ調)ですから ハンガーに吊るしておけばすぐに渇きます。


● クリーニングに出される方、この場合 品質表示=洗濯表示(左側:腰ポケット内) も勿論付けてありますが、ろくに確認もせずに処置してしまう所があるかも知れません。
出される時には念のため 『 乾燥機や温風強制乾燥の類は避けて下さい! 』とお伝えください。


 逆に裏技的には、ワンサイズ上を手に入れ
乾燥器で縮めてサイズを落とす、、、パッカリングなども急激に強く入りそうです。
しかし、このテクは失敗したら取り返しがつきませんので全くお勧めは出来ません。
自己責任にてお願い致します!





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・・・・・外国の方が御購入されるかも知れませんので 英語表記も入れております!
当BLOGは海外の方々にもご覧頂いておりますので、ここだけはリアルに伝わりそうです。




そう言えば以前、表参道のR.Lauren婦人服売り場で かなり味のあるBUSH JKがディスプレーされていました。
これ、実はリアルな本当の古着で 確かサイズは4か5であり、レディース売り場で実際に販売されていました。
あの世界観と流石のコーデでかなり格好良かったです。 が、お値段も!?
 そう言う意味でも SIZE:5は御婦人方にも有りだと思います!









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・・・・・洗濯される時、そしてクリーニング店に出される場合
ベルトのバックルを必ず外して下さい。
釦で簡単に取り外し出来ます。






・・・・・ループがありますが、バックルを外したら そのポジション(輪の中)にループを入れておくと洗濯で無くす事がありません!


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こんな感じですね。
仮に無くしても御用意する事は可能です。







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・・・・・各サイズによる想定されたサイジングですが、目安としてご参考程度に捉えて下さい。

BREAST = バスト寸法
WAIST = ウエスト寸法

1インチ ≒ 2.54p

 あとは丈のバランスもありますし、ガバッと、ザックリ着たいのか
確りとサイズを合わせたいのかでもセレクトは変わるでしょう。

 そして既製服です、、、万人様には合いません。
スリムな方、恰幅の良い方などの場合は、丈バランス尊重 か 身幅バランス尊重 のどちらを重要視するかでサイズを選ぶという事になります。







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・・・・・これ、何だか分かるでしょうか?
製造工場さんへリクエストしたら有難くも貰ってしまいました!

上はBUSH JKに使用された糸 ⇒ お直しなどの際に使用する事になります。

そして下の 紐みたいなの、、、




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・・・・・これ、ベルトに付くループです。
トラウザースに付くベルトループなどもそうですが、縦地残布を利用して帯状に細長く何本も(多めに)紐の様に帯状で作ります。

その後に設定サイズに切り分けループとなる訳ですが、大目に作る以上 絶対に余りが出ていると思いました。
TAILORならではの発想ですよね、、、今回 工場さんも私からの様々なリクエストに困惑されたかも知れません。

これで皆様がループを無くしても、またはループを2本へと追加したいと言われても即座に御対応出来ます。
この帯状から先は私が作りますのでお任せください。








・・・・・一つ お断りが御座います。
外国 『あるある』だと思いますが、、、。

BUSH JACKETは結構釦が多いです。
既製服ですから何着も同じく作りますし、釦数もそれなりに必要です。

英国の付属屋さんの現在庫全てを購入してしまい足らなくなりました。
ですが、既にサプライヤーへ追加生産を頼んでおられ 直ぐに上がるとの事。

良かった、、、。

しかし、届いてみたら 凄い『 色ブレ 』です!
ここまでブレると 先ず日本では通らないでしょう。
勿論 私も文句を言いました。

付属屋さんも相当数のロットで発注・仕入れしている筈であり、サプライヤーが『 同じ色なんだ!』というのだそうです。
嫌だと言っても当初のKHAKIは無いのですし、そもそも釦数自体も足りない為 このNEW KHAKIを使うしかありません(泣)。


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海外ですから、、、ご了承頂けましたら幸いです!
正真正銘 英国製の同じ品番、同じ色の釦です。
が、ロット違いが当店の一つの製品内で起きてしまったというハプニングで御座いました。
 色ブレでも同系色ですから目立ちはしませんが、比べると!? といった感じですので笑ってスルーして頂けましたら幸いで御座います。










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・・・・・さぁ、そうこうしている内に洗濯して乾いたら また洗濯。
2回ほど洗濯しましたので 十分に縮んでおります。
仕方がないのですが 新品の頃はコットン地も元気でコシも活きていますからシワシワですね。
 見栄えよく、簡単にプレスしてご試着用BUSH JACKETの準備完了です!







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・・・・・如何でしょうか。
これで冒頭の新品時から比べると 急に『らしさ』と 『こなれた感』が出ている事と思います。

ワンサイズくらい縮みますので、縦横の縮率に伴った計算があってこそ
この狙ったオリジナルのサイジングに成り得るのです。


あとは皆様の元へ嫁げばそれぞれに違いが出ます。
もっと縮めたい場合、あまり縮めたくない場合、それぞれご要望があればテクニックをアドバイスさせて頂きますのでお気軽にご相談くださいませ。


やっぱり、、、最高に格好良いです!!
私が着用しているサンプル反の生地より、現物反の方が尚良いですね。
クズリ様もプロですからちょっとした経験値を直ぐに次へ反映・活かす事が出来るという事で御座います。








・・・・・この生地は店頭在庫としても確保しております。

例えばこの同じ生地でフラットキャップやトラウザース、ショーツを誂えたりする事も出来ますし、修理にも使えます。

グルカやバトルドレス系のトラウザーをお仕立てになり、まんまコスプレを楽しむのも良いです!
勿論 普段着として御利用頂きますが、
ご旅行、ゴルフやフィッシング、そしてキャンプなどどんなシーンにでもマッチしますし、シワシワになっても汚れてもご家庭で洗濯できます。





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・・・さて、サイズをご参考までにご確認下さい。

縮んだ現物の実測値でチャートにしています。
表記数値は全て p となります。
各数値は ±0.5p くらいの誤差を見込んで下さい。
繰り返しになりますが、それぞれの洗い上がりサイズを実測しています。
洗い方によってもサイズ数値は変わります。
既製服でもあり、個体差含め誤差があり得ます。


結論的に、数値はご参考程度に捉えて下さい。
可能であればご試着される事が一番の説得力です。

新品から育てて頂く訳ですが、洗い方により ある程度は数値をコントロールできます。
そういう意味でも これら数値は参考値であり、私が2回洗濯して縮みあがった数値となります。

何も基準がないとサイズ感も分かり辛いので一応お出しさせて頂いた程度としてご了承頂けましたら幸いです。












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・・・・・先週の日曜日は今年初の真夏日となりました。
5月にも拘らず気温30越えであり、この日は多くの小中学校が運動会だったとの事。

もうBUSH JACKETは直ぐに役立ちます!
日差しが強くなると単に薄着になるだけでは無く、強い紫外線避けとして、汗止めとしても着衣は役割を担うのです。

街中だけでは無く、カントリーサイドの場合では急な気温の変化や害虫避けにもなりますので暑いからと言って単に薄着になるだけが能ではないのですね。

でも暑ければフロントさえ解放して羽織るだけでも様になります!
ベルトは腰ポケットの中に仕舞っても良いでしょう。






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・・・・・インナーには、【 BUSH JACKETA 】で登場した VINTAGE SPORTS SHIRTS(半袖)です。
インナーに‘40sのリアルな英国AIRTEX社製 セルラーコットン、そしてアウターに 国産KUZURI製 セルラーコットン にての共演コーデ!


様々に、自由に着こなしをお楽しみ下さいませ。










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・・・・・では、実質6月1日よりの発売開始となりますが
光栄にも既に御予約も頂戴しておりますので、いよいよお届も出来ます。

では、とても重要なお値段で御座います。


99,000円(+TAX)

にて、どうか宜しくお願い申し上げます。




ご遠方の方々におかれましては、直ぐにでも送料無料にて御発送させて頂きます。
お支払いに関しましては、お振込みでも、クレジットカードでの御決済も安心して行って頂けます。

 お問い合わせなど御座いましたら

https://dittos.jp/contact/

上記『 CONTACT 』、もしくはお電話でも お気軽にご連絡頂ければと思います。

㊟ 稀にメールアドレスの打ち間違えだと思いますがご返信出来ぬ場合がございます。
正しく送信できた場合、必ず自動リターンメールが届きますので もし届かなければ今一度ご確認願います。 (お電話番号も御確認願います。)


 ご試着のみでのお気軽な御来店でも大歓迎で御座います。
ただし、当店は完全予約制となりますのでアポイントを頂戴出来ますようお願い申し上げます。




では、是非現物を見に、ご試着にと
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。


必ずや重宝して頂ける事と思いますので
何卒宜しくお願い申し上げます。














・・・・・本年も 【 至高のシャツ地フェア 】にお越し頂きまして誠に有難う御座います。

〜6月19日(日) までとなりますので、是非ご検討頂けましたら幸いです。










・・・・・誠に恐縮ながら、来週のBLOG更新はお休みとさせて頂きます。

次回は 6月14日(火)の更新予定となります。

何卒宜しくお願い申し上げます。



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2022年03月08日

【 BUSH JACKETC 】




 皆様 こんにちは。
日中は随分と気温も上がり、急に春めかしくなりました。
先週の5日には『啓蟄』(けいちつ)を迎えましたが、冬眠をしていた地中の虫たちが春の陽気に誘われて土から出てくる頃とされています。

流石に急すぎて、身体も追いつきませんし 着る物選びも難しい時期で御座います。
ただ、そうは言っても寒の戻りはあると思いますので 皆様どうか御注意下さいませ。









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 さて、3月にも入り 当店初となる既製服 【 BUSH JACKET 】の続編をそろそろ御紹介させて頂きたいと思います。

気合を入れ、本気で取り組み 生み出したサープラスガーメント
歴史の流れに基づき発展・進化していった説得力高きジャケットとなります。
サープラス物ですから機能性という面でも素晴らしい性能を持ち合わせている事は言うまでもありません。
 今回で4話目となりますが、まだ前話などご覧になられていない方々におかれましては
是非とも下記リンクよりご覧頂けましたら幸いです。

http://dittos.seesaa.net/article/484599000.html
【 BUSH JACKET@ 】・・・歴史的系譜

http://dittos.seesaa.net/article/484793225.html
【 BUSH JACKETA 】・・・進化してきたBUSH JK(1950 PATTERN)

http://dittos.seesaa.net/article/485345910.html
【 BUSH JACKETB 】・・・実際に具現化した1st-SAMPLE




 この度は、このBUSH JACKETをどの様に着こなし、楽しむのか
恥ずかしながら『私自身なら』という側面より実際にご覧頂きまして、ほんの些細でもご参考になる事が御座いましたら嬉しい限りで御座います。









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・・・・・BUSH JACKETは英国生まれの サープラスガーメントです。
ですが、一般的には SAFARI JACKET と同義語となっております。
 むしろ SAFARI JK の方が俄然 認知されている事でしょう。

私個人にとっては別物ですが、大まかなデザインやディテールなどは殆ど同じではあります。
まぁ クリケットセーターとチルデンセーターみたいな感じでしょうか。

皆様のイメージそのままのサファリジャケット、着こなしや雰囲気など とても分かりやすく描かれており 流石はプロです。
若い頃より憧れていたスタイル画の一枚でもあります。











・・・・・では、実際に着用してみますが、もう半ば笑いながらご覧下さい!
私個人は至って本気です(笑)。









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・・・・・KUZURIさんで織って頂きました今回の生地、復刻のAIRTEX(セルラーコットン)の生地でFLAT CAPも仕立てました。

コーデのテーマはグリティッシュグリーンのクラシックなオープンカーでドライブです!!
コスプレ、、、上等です! 装いを大いに楽しんで下さい。






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・・・・・番手が細めなギンガムチェックのOXFORDシャツは地薄で通気性が良く涼しい。
夏場は強い日差し避けにもサングラスだって大切で機能的なアイテムですね。
実は帽子だって同じです、もう紫外線も気を付ける年頃になっております、、、。
ライニングは勿論メッシュ地を使用しておりますよ。
 格好つけのスタイルだけでは無い、意図ありきの理に叶ったコーデは説得力があります。
本当に運転するなら、胸ポケットにはドライビンググローブでも差し込んでおきたいですね。

トラウザースは、毛×麻が半分ずつでブレンドされたサンドベージュのスーツより。
http://dittos.seesaa.net/article/414169617.html
【 お勧めファブリック:ウール×リネン 】










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・・・・・王道なグレーのトラウザースは ウールトロピカル。
ラミー(芋麻)のホワイトシャツに格子柄のVINTAGE TIE。
フロントは4釦全留めしてみました。


サープラスJKですから、前提としてタイドアップは必ず似合います。
タイを締めてのコーデをお見せしましたが、以降どんどんカジュアルに崩して参ります!











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・・・・・早くもネクタイを外し、首元はスカーフで。

下は 普及の定番 TENNYSON:CREAM です。 これは是非ワードローブに入れておいて下さい!
http://dittos.seesaa.net/article/485152577.html
【 BRISBANE MOSS 】



そしてシャツ、これも私の超お気に入りであり、超お勧めの逸品である
CARLO RIVA:INDIGO TELA
 高級ですし、一目惚れで取りあえず一枚仕立てましたが、気に入り過ぎ 今では計3枚も!
http://dittos.seesaa.net/article/481315547.html
【 至高のシャツ地フェア@ 】


最高級な原綿を使用し、見た目に反し凄く薄くて涼しく、軽く、ソフトで まるで着ていないかのようです。
この見た目を裏切るこの着心地こそギャップ萌えなのですね。
 色のメリハリもつき、抜群の相性です。

JKカフスの釦を外して捲れば、ラフで涼しく 手元にブルーのアクセントも。

足元は軽くスリッポンが似合いそう、、、クリーム合わせのコンビで合わせてみました。


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・・・・・バックスタイルも格好良いです!
機能性高き この素晴らしいデザイン、、、私がデザインした訳ではなく、あくまでも 1950PATTERN BUSH JACKET であるサープラスJKの復刻です。


もう このコーデから、スカーフ含め 全てのアイテムが水洗い洗濯できますので 汚れや汗を気にする事無くお楽しみ頂ける事でしょう。













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・・・・・ラクダさんのいる所、ホワイトTRが素敵です。
ラクダさん、、、国外が難しければ 鳥取砂丘にでも行かれる際には 是非BUSH JKで!
ラクダさんと一緒に写真も取れますし、乗せてもらう事も出来ますので家族旅行にも是非。










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・・・・・もう一段 涼しくラフに進みます。
もう夏です、、、インナーはJ.スメドレーの半袖ポロシャツ、袖は捲り上げます!

下物は 先に同じく TENNYSON の GOLD です。
敢えてJKの腰ベルトは外して腰ポケットにIN。

盛夏の気温35度レベルを考えれば、それこそFLAT CAPが無いと 頭が焦げてしまいます(笑)。









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・・・・・首元はアスコットタイなども素敵ですが、もっと軽快で無造作感のあるスカーフ直結びが個人的には好きです!

J.スメドレーも色々な衿型など出しておりますが、私はクラシックなISIS派です。

リブ衿は着用し、洗濯を繰り返せば必ず伸びて だらしなく成ります。
なので、洗濯したら衿だけでもイセ込みプレスするのがお勧めです!
 御愛用者の顧客様は店頭にてお声掛け頂ければプレス法をお伝えしますね。
何回洗っても、衿は毎度 新品同様の顔立ちになりますよ。

発色も綺麗で様々な差し色をお楽しみ下さいませ。










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・・・・・あっ、、、、、なんかちょっと
急にガラが悪く見えてしまうでしょうか、、、、。

ヘンリーネックのT(ドイツ製)に、LIBERTYのプリントスカーフ。

このスカーフはコットン製であり、大判のハンカチと言ったニュアンスです。
バンダナもそれなりの大きさがあれば小粋にネックウェアへお使いください。

下物は既製品のWORK TROUSERSであり、原型はOVER TROUSERS です。
ダークオリーブ、この色も上着のカーキに合いますよね。
このTRは脇シームが無く 極太で裾は絞れる様になっております。

ここまで来ればもう足元はスニーカーで!









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・・・・・ちょっと小粋に衿も立てて!
こんな楽チンスタイルまで落とし込めるのは BUSH JK の懐の深さで御座います。


















・・・・・如何でしたでしょうか。

極一部の例をご覧頂いたに過ぎませんが、マドラスチェックやプリントのシャツ、オープンカラーシャツ等も絶対に合いますね。
カノコのポロシャツからジーンズまで、皆がお手持ちのアイテムへ極自然にマッチしてくれる事でしょう!











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・・・・・別にお勧めは致しませんが、既製服展開での長袖です。
お好きであれば半袖にカスタマイズも簡易に出来ますね。


ゴルフにも当然良いに決まっています!
機能性の高さが存分に発揮される事でしょう。


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・・・・・春夏での御着用なら、このBUSH JKは必ず重宝して頂けます。
芯で成形する事も無く、勿論 裏地や肩パッド類さえないシャツジャケットの類となります。

普段着は勿論、ドライブや御旅行、カジュアル化した昨今では仕事着としても!?
半袖ポロシャツONLYと比べれば上着があるだけで違いますよね。
 盛夏の空調効き過ぎな環境でも役立ちます。

小さなお子様がおられるお父様におかれましても 共に遊び、汚れたって安心です。











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・・・・・私の準備は既に9割が終わり、仕込みも一段落です。

既製服であり、サイズは3サイズの展開となります。
袖丈に関しては短く直す事は勿論、多少長く伸ばす事も出来る様に設計しております。

涼しい分、生地は軽く薄くなりますので耐久性が頗る高い訳ではありません。
が、大抵のお直しは出来ますし、擦り切れたら共地パッチやパイピングでも無造作に宛がうのも素敵であり味があります。


重要なお値段に付きまして、既に多くのお問い合せを頂戴しております。
 これから算出しますので今暫しお待ち下さいませ。

デビューは、5月中旬頃となりそうです。
多少の前後はあると思いますが、もう暫くお待ち頂けます様 お願い申し上げます。


 店頭ではセンターのSIZE:7(中心サイズ)であれば いつでもご試着できますので、是非お気軽にお声掛け下さいませ。





この優れたJKは、秋冬用含め 様々に展開が可能であり
本当にポテンシャル高き素晴らしいデザインです。
 1950 PATTERN BUSH JACKET 皆様のワードローブに是非如何でしょうか。





では、今週もお付き合い頂きまして 誠に有難う御座いました。












・・・・・大変恐縮ながら、来週のBLOG更新はお休みとさせて頂きます。

次回は 3月22日(火)を予定しておりますので、
どうか引き続き宜しくお願い申し上げます。





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2022年01月25日

【 BUSH JACKET B 】




 まだまだ寒い1月の後半では御座いますが、
2月にも入れば巷では春物の立ち上がり商品が並び始める事でしょう。



今週は、BESPOKE TAIOIR が生み出す当店初となる既製服として
いよいよ今春デビューに向け 着々と準備が進んでおります【 BUSH JACKET 】の続きを御紹介させて頂きたいと思います。





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KHAKI BUSH JACKET

= 1950 PATTERN =












・・・・・無から丸ごと再生したいガーメント(BUSH JK)があります。
先ずは生地、そして設計(型紙)、縫製仕様を考えつつ準備を進めて参ります。

BESPOKEでは自分が分かれば、出来れば良い訳ですが、既製品扱いという事は縫製工場さんへ加工委託させて頂く事が前提となりますので 準備する事柄も山の様に膨らみます。
 そして、人様(工場さん)へ拘りと情熱をも含めて確りとお伝えさせて頂く事がとても重要な事となります。

この度は実益も兼ね、私自身がプロトタイプをこの手で仕立てる事により
全ての具合を確認出来つつ このサンプル自体が工場さんでの大いなる参考ともなる筈です。



という事で、ハンドメイドで仕立ててみました!
兎に角 出来る限り忠実に再現しつつ、ちょっぴり洗練感も出したいです。

 リアルガーメント(古着)の持つ歴史から着心地、機能性、格好良さ、そして説得力、、、
全てを踏まえ、兼ね備えつつ それが新品である事。
MY SIZEでHANDMADEであれば正にオフィサー仕様!? (笑)。


今週で3話目となる御紹介ですが、特に2話目を見直して頂けると再現レベルの高さと拘りが伝わりやすい事と思います。

http://dittos.seesaa.net/article/484599000.html
【 BUSH JACKET @ 】

http://dittos.seesaa.net/article/484793225.html
【 BUSH JACKET A 】








・・・・・先ずは生地であるセルラーコットン、
もうAIRTEX社から生地が調達出来れば早いのですが、調べたところ 随分前から生地は作っていないとの事で、、、、敢え無く撃沈。
それに代わる生地や素材が出て来てしまったので抗えきれなかったのかも知れません。

私のレベルで調べた限りでは、英国内でセルラーコットンを織ってくれる所を残念ながら見つける事は出来ませんでした。
ですがイタリアでは既製の生地でも似寄りで良ければ手に入るのです。
 そして拘りと共にオーダーとなると、、、ロットが半端では無い事、そしてイタリア製の生地にしてしまう事自体に抵抗があります。
困りました、突然暗礁に乗り上げます。


!!! であれば、、、。








・・・・・世界に誇る日本の技術、、、、まだまだ様々な分野で日本の技術者、職人の方々が沢山いるではないですか。

日本の尾州といえば奈良時代から繊維産業が盛んな地域であり、今でも多数の素晴らしい織物工場が頑張って活躍しております。
海外からの評価も高く、超一流メゾンなどにも生地を提供しています。




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・・・・・Kuzuri   見えますでしょうか!?
生地好きの方々には既にお馴染の有名どころでしょう。
1912年創業の老舗 葛利毛織さんに苦労の末 何とか復刻して頂いたのです!!

こいった老舗の長き歴史や技術に裏打ちされた御経験があれば、生地を分析して同じ様に改めて生み出す事は そう難しい事ではないのでしょう。
現に TAYLOR & LODGE でもそうでした。
 ただ、手間とコストも天秤に掛ける必要がありますし、そもそもこういったセルラーコットンなんて同社でも慣れていない生地である事は明白です。


もう熱意を持ってお願いするしかありませんでしたが、何とかご協力して頂ける事になりました。
 本当に感謝しております。

先ずはAIRTEX社のセルラーコットンを分析すべく、スワッチ(生地の切れ端)が必要です。
古着のBUSK JKは2点所有しているので、その内の2軍から現物生地を提供させて頂きました。

 糸の太さや撚り、織り含めた組織や打ち込み分析、
そして 調達した糸をリクエスト通りに染色、 いよいよ織り上げてフィニッシング、様々な工程を経てサンプル反が織り上がって参りました。





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・・・・・掛け値なしで この再現力の高さに感動いたしました!
とにかく嬉しくて、、、感謝しかありません。
本当に凄いです!

色々と問題やご苦労が多々あった事は言うまでもありません。
渋がる棟梁の声もお聞きしつつ、、、それを乗り越えて頂き、正に今目の前に復刻されたセルラーコットンがあるのです。
 心より感謝しております。

これで改めてこの世にBUSH JKを生み出せます!

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・・・・・BUSH JKを作るにあたり @A話では沢山のリアルな古着をご覧頂きましたが、
その多くは いや全てはパッカリングがエイジングの味として不可欠でもあります。
オフィサー仕様では無いブロードアロー物は全て既製服であり、大量生産品です。

暑い地方で活躍する服ですから 何度も何度も洗濯を繰り返します。
縮みも大いに貢献し良い塩梅でパッカリングも出てくる訳ですね。

という訳で 私が生み出すBUSH JKも同様です。
洗ったら縮む、だからこそ それを見越したサイズで設計しなければ成りません。

織られた生地の幅は織機により決まります。
長さ JUST 1m で貴重なサンプル反を裁断し、早速 洗濯です!

湯通ししつつ 計2回洗い、これで縮率データをとります。
凄く縮みます、縮みました!

縦横の縮率を把握したら 次は設計です。









・・・・・洗い込まれたリアルな古着、その結論的なサイズ感、
超細かく様々な個所を計測し、1950 PATTERNの型紙を分析します。

元となる原型は英国裁断書を参考に上記得た情報を落とし込んで 1stパターンの完成です。
シーチングでトワルを組んで確認、若干 型紙修正を得てMASTER PATTERNが引けました。


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更に次は このMASTER PATTERNに縮率を落とし込んで また引き直しです。
細かなパーツ含め、縮率が加味されたパターンを全て引きます。

これでやっとプロトタイプを仕立てるべく、裁断へ進行できます。

文章で書くと早いですが、隙間時間にコツコツと、、、、、時間は相当掛かります。














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・・・・・プロトタイプ、やっと仕立て上がりました!

BUSH JACKET A でのリアルな古着と見比べてみて下さい、
かなりの自信作です!
再現者が技術を持ったオタクであればある程に 深度が違いますよ(笑)。

結論 3サイズ展開しますが、これはマスターとなる中間サイズです。
そして私自身が着用しますし、洗濯も致します。
着心地や動きやすさ、そしてエイジング含め 全てを検証して参ります。
(ですが寒すぎて まだ試し着くらいですが、、、。)


BUSH JKは完成品を洗濯して縮める事がミソとなります。
という事は、製作段階で出来る限り縮めたくはないのですね。
故に、水もスチームも一切使わず ドライアイロンのみで仕立てます。

これはコットン(植物繊維)だから出来る事であり、熱だけでも多少縮むでしょう。
サラリと仕上げる必要があります。



では、取りあえず プロトタイプは私が仕立てるので全てハンドという事になりますが
生み出される過程もご覧頂きましょう。

本当に極一部のチョットした所だけ、、、、グレードアップしています。











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・・・・・各パーツの接ぎ目(縫目)は織り伏せという手法により強度と共に、裁ち目を綺麗に隠す縫い方になります。
ドレスシャツの脇や袖下などに施される縫い方であり、それの幅広版ですね。
工場さんでは専用のミシンが有るのでスルッと簡易に出来ますが、ハンドだと一度地縫いして縫代を折って巻き込んでステッチ押さえ、、、という流れになります。

時間が掛かります、だからこそ釦ホールなどに同じくマシーンが開発されるのですね。
これにより 大量生産=安く出来る という事になります。

この写真は既に脇入れです。
前身頃は各ダーツ処理、力芯当て、ポケット付け、身返しで前返しされています。

裾には小さなサンドベンツ、背中の左右にはプリーツが畳まれ、肩ヨークとも既に合体されています。





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・・・・・脇織り伏せ & サイドベンツ
これら沢山の写真は中間工程さえも工場さんへ渡せます。
ただ、あちら様も勿論プロですから大抵の物・事はサンプルを見れば分かります!
(ですが、仕事上では縫製仕様書も改めて作成しなければ成りません。)




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・・・・・ハンドだと取りあえず躾してしまいますね、、、。
勿論 リアルな古着に全く同じ作りです。
全ての工程に付き 綺麗に、丁寧に、正確に出来ますが、時間が掛かります。

工場さんでは これらをどれだけ効率良く綺麗に早く作れるのか、
ここに頭を使います。







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・・・・・左側胸ポケット、左上の楕円はアームホールであり、白糸の印は袖付けに使う合印です。

フラップの両端には閂を入れました。
古着は省略されていますが、やはり入っていた方が見栄え含め 実用的にも良いに決まっているので取りあえず入れますね!
釦ホールもマシーンが無いのでハンドホールになります。
 スーツ等はシルクの糸を使いますが、これはもっと強度があってシルクの様に光沢感もないスパン糸を使用します。


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左前身頃フロント、及び腰ポケットフラップが見えます。
こちらにも閂を。
フラップ等の角丸自体もR加減を忠実に!







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・・・・・胸・腰ポケットも、蓋を捲ればポケット口に補強の閂です。
本当に使う事を前提とすれば 閂は入れるべきです。








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・・・・・古着のオリジナルをイメージに、今回ネームも作りました!
拘りはですね、生成りの綿地で 敢えてチープなプリントのネームです。

古着もみなそうですが、織りネームと違い 洗濯でどんどん字が薄くなるでしょう。
それが、それで良いのです!

2022 これは開発、製作されたという年号ですが
ブロードアロー物にもみな製造年、工場名と共に責任もって記載されています。








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・・・・・左前身頃裏側です。
胸部、腰部のポケット口に補強用の共地力芯の帯が前端から脇まで付けられています。
これは主体となる地の生地がデニムの様に頑丈でない限り 補強の為に行われる手法であり、サープラスやワークエアでも頻繁に見受けられる事でしょう。








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・・・・・クズリさん製のセルラーコットン、素晴らしい雰囲気です。
通気性の高さもオリジナルにそのままです。







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・・・・・左右前身頃、後身頃が合体し、次は肩入れです。
肩が結合するとアームホールが生まれます。
これで7合、8合目位まできました。







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・・・・・各ポケットはですね、、、外回り量が加えられて据えています。
ハンドだと 当たり前の行為であり、呼吸するかの様に普通な事柄です。
こういった言わねば分からぬ小さな技術が自然に内蔵されていると言えます。


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・・・・・ウエストベルトも予め作っておきます。
このハトメ(菊穴)もマシーンが無いのでハンドでかがります。


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・・・・・袖も同時進行しておきます。
バレルカフスにケンポロでシャツの様に腕まくりがしやすいディテールとなっています。
ここはかなり機能性向上に貢献した1950年型の進化ですね。






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・・・・・当店ドレスシャツのケンポロ(丸ポロ)袖開き止りにも閂が施されていますが、こちらも当然閂を入れておきます。
袖のアウトシームになぞる様 袖開きが作られています。






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・・・・・袖が出来ました。
袖山は低く、かなり腕が上げやすく動きやすい設定です。
シャツの袖は1枚袖ですが、こちらは2枚袖でジャケットに近く 腕に伴った緩い 『くの字』形状を描け、シャープで綺麗なシルエットを生み出します。

これ、、、私個人分なので 袖丈は長いです!
自分に合わせてありますが、既製サイズはもう少し短く。

また、私は右肩下がりですが こんな所もちゃっかり右肩下がりで仕立てられているのでした(笑)。









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・・・・・肩を入れ、袖を付け、そして衿を付けました。
最後にベルトを付けて組み上がりです。













・・・・・ベルトも付けました。
バックルは、2話目でも書きましたが 金属製は重過ぎ、強過ぎ、BUSH JKにはパワーバランスが著しく合いません。
その支障(解れ・破けなど)が古着には多く出ている個体が沢山あります。


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故にここも変更箇所であり、軽くて丈夫で見栄え良くテイストが合うものへ。
レザーでトリミングされたバックルは英国サープラスガーメントにちなんで2爪です。
トレンチコートなどでも多く採用されているタイプのバックルですが、あちらは1爪ですね。
このバックル自体はベルト裏側のボタン一つで簡単に着脱出来るので、洗濯時には外します。
古着もそうなっているので着脱は楽な分、古着としてはバックル紛失個体がやはり多いです。

そして このウエストベルト、背中から脇までBODYに縫い付けられています。
縫い止められていないベルト先は動き、遊んでいるので縫い止まりには随分と力が加わります。 (バックルが重ければ尚更ですね。)

縫い止め部は力芯を兼任させる為 脇ダーツの縫代を有効利用しつつ、ステッチワークでも補強工夫を施し、更に閂で万全に目立たぬグレードアップを図っております!








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・・・・・内側衿腰には衿吊りループをオリジナル同様につけてあります。
この衿腰部のみ、実は共地の力芯を抱かせているので 返り具合・落ち着きに伴う安定性が向上されています。
ここにも目立たぬ工夫とテクニックを!


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やっと、やっと完成です!!!










・・・・・先ず 下記は『古着』であり、柔らかくて良い意味でクタっとしています。
リアルでオリジナルのガーメントであり、1967年製です。
年代と工場が違えば同じ1950 PATTERNでも多少違いがあります。
 これは工場さんのレベルや価値観の違いがモロに出ています。

この1967年製 古着をメインに 2話目を御紹介致しました。


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次の写真が『自作のプロトタイプ』です。










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・・・・・完成し、1回洗濯しました。
洗い加減はまだまだこれからですし、着込めば着込む程にクタっと感が増してくる事でしょう。
着るのが、育てるのが楽しみでなりません!
無から やっとここまで来ました。







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最後に小さなアップデートをもう一つ、プロトタイプには顎グセを入れました。
1950 PATTERN以前の物は顎グセが入っていましたし、やはり入っている方が立体的でもあり身体に馴染みます。
他にも別のメリットがありつつ、この縫目一本で格好良さが増します。(と思っています!)

それ以外はかなり忠実です。
古着の釦にかなり近い英国製の釦をわざわざ取り寄せて採用しています。

釦も似寄りの国産製が多々あるのですが、微妙に違うのですね。
なのでコスト高にはなりますが 自己満含めて英国物で!








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・・・・・脇ダーツはアームホールまで到達していません。
脇下が無駄にゴロゴロと堅くなる事も無く、スッキリとしますよ。
アームホール自体も織り伏せ始末なので 出来れば厚くなる縫代は軽減したい所です。







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・・・・・ベルトを止めていない感じです。
ベルトを止めず 邪魔である様なら、腰ポケットに突っ込んでも良いですし、背中で留めてしまうもの有りとはなります。

トルソーが小さいので あまりシルエットが出ませんが、結構なシェイプがカット的に入っています。


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・・・・・内側は見事なまでにスッキリとシンプルです。
便利な内ポケットもありません。
縫代は全て織り伏せ含めシャープに始末され、勿論裏地も無く、肩パッドも無く、共地力芯はありますが 当然接着芯などは絶対に使いません。(勿論 量産品もです!)
 究極にシンプルで正にシャツジャケット、地肌に直接でも着用出来ます。
















・・・・・如何でしたでしょうか。

既に工場さんでも この私製プロトタイプなるサンプルもお渡しし、試作反の生地で 1stサンプルを作って頂きました。

上手くて小回りも効き、腕が良いのでこういった面倒臭いサープラス物も手掛けている素晴らしい工場さんです。

これから本生産が始まります。

サイズ展開は 5 ・ 7 ・ 9 の3サイズ展開です。
ネームには参考値としてオリジナルに同じく胸囲・腰囲の数値が入っていますが
分かりやすく S・M・L と御認識下さい。





店頭デビューは4月か5月頃を予定しております。
お値段もまだ決まっておらず、これから計算しますが 【小ロット生産】これが響いてしまうのは否めぬ事実ながら、こんなにも高い復刻率のBUSH JKは絶対に無い筈です。

食材たる生地などもそうですが、同じく重要なのはカットです。
表層的なデザインやバランス、ディテールを追っかけたレベルだけであれば 探せばもっと安価でいくらでも見付けられるでしょう。

しかし、BESPOKE TAILORが生み出した物はあまり無いと思います。
私が好きで生み出す分、それだけ深く拘りが満載されています。
繰り返しになりますが、オタクな技術者だからこそ 深度のレベルが段違いの筈です。


 現時点では サイズ 7(M)でしたら店頭でもご試着頂けますので
ご興味が御座いましたらお気軽にお声掛け頂けましたら幸いです。



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BUSH JACKET C では、このアイテムの幅広い活用性(着こなし)を御紹介しようと思っております。

今春デビューです 、是非ご期待下さいませ!!





では、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
今週もお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。











posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | Style | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする