明けましておめでとう御座います。
新しい年が明け、早くも2週間が経ちました。
新年会なども落ち着いてきた頃でしょうか。それにしても、寒いですね!
夏があれだけ暑かった分、寒さもひとしおに感じます。
ですが、アメリカの方が本当に厳しい状況となっておりますが大丈夫なのでしょうか。
私は年末・年始と言えば どうしても 飲む・食べる ばかりで、、、、体形が緩みがちですが、皆様におかれましては どんなお正月でしたでしょうか。
弊店顧客様であるY様より送って頂きました写真です。素敵な写真を有難う御座いました!
御実家のある北海道であり、家のすぐ近くだそうです。
カレンダーに使われる写真の様ですよね!!
都会にいると、とても同じ日本だとは思えない様な美しさです。 いつまでもこの風景が眺められる北海道であって欲しいと願うばかりです。
本当に素晴らしい光景で 走り回ってみたくなりませんか(笑)。
さて、今週より また頑張って BLOG を更新していきたいと思いますので、どうか本年も宜しくお願い申し上げます。
年初めの今回、何を書こうかと迷っておりましたが・・・
お休みがまとまってくれば、どうしてもテレビを見る機会が増えます。
やはりニュース等が多いですが、映画を見るにしても職業柄とは言え 何かと着用されている洋服にも目がいってしまいます。
弊店顧客様である H様
Taylor & Lodge製 PURE ESCORIAL:100%
BESPOKE 3P-SUITS
昨年の春にご納品させて頂きましたスーツであり、次の御注文の為にご来店頂いた時のスナップです!
端正な着こなしであり、腕をテーブルの上に出され何気なく寛がれているご様子、
とても素敵だったので、思わず写真を撮らせて頂きました!!
この写真から、何を感じ、何を見てとれるでしょうか。
これと言って特徴がある訳でもなく、正にベーシック、正にクラシックなスーツです。
私が言っては世話無いですが、生地の良さ、裁断や仕立ての良さが見受けられます(笑)。
立体感ある胸のボリュームや優しく返るラペル、
体に寄り添うショルダー、たわみ等も一切なく自然と前肩に寄り添っています。
上衿は身頃に吸い付き、シャツのカラーを確りとホールドしています。
首周りから肩にかけて、上着がH様のお身体に付かず離れず自然に寄り添っているのが見てとれます。後の首元は採寸でも製図でも起点であり、ここがブレてしまう様ではいけません。
この極々 自然なスーツの御姿、当たり前の様ですが 広く見れば実は当たり前ではないのです、、、、、。
・・・ニュースなどを見ると、よく上記写真の H様の様な格好になりますよね!?
結構前に成りますが、夜のニュースにて顔であった方です。
誰!? が問題なのではなく、同じく客観的に観察されてみて下さい。
時代を感じさせるスーツですね。かなり価値観の違い過ぎるスーツではあります。
体に合っておらず、仕立ても伴っていなければ
腕をテーブルに上げただけで『背』が 担ぐ様に浮き上がってきてしまっています。
確かに姿勢上この様な力が掛かる事は事実ですが、、、、、
・・・朝の顔として毎日拝見させて頂いております。
とにかく、基本的にサイズが大きいというかサイジングのバランスが問題でもあります。
胸部ものっぺりしてしまっております。
袖は太い(アームホールが大きい)にも関わらず、袖のイセ分量が少なそうです。
『イセ分量を増やせなければ、袖が筒として細くなってしまうので、アームホール自体を大きくしなければ着辛くなってしまうから』 という設計に思えます。
・・・皆様も日頃よりニュースで見られる事の多い政治家の方です。
この方は確か○○で誂えられているという話を耳にしますが、こちらもそうでしょうか!?
・・・昨年末は随分話題となった御方、
同じく担いでしまっておられます。
こちらは既製服でしょうか。
私には痛々しく見えてしまいます。
・・・お次はたまたま目に付いてしまって、、、
こちらは背を担いだ写真では無いですが、突っ込みどころが満載で・・・
、、、この辺にしておきましょう。
『着こなし』という部分は今回おいておきますが、本当に多くの方々から『見られる』ご職業の方々です。
皆様でしたら どの様に見え、どの様に感じられるのでしょうか。
誰しもがそうですが、基本的に自分の事を御自身で客観的に見る機会は本当に少ないと思います。
ですが、こういった方々は必ず御自身をTVチェック等されているでしょう。
しかし、「変!?」など違和感を覚える事が出来なければそれまでです。
スタイリストの方を付けられている方々も多い事でしょうが、付けるのであれば確りとした TAILOR を付ければ良いのにと思ってしまいます。
何が良くて、何が悪いのか、
何が正しいのか、何が理想なのか、
これらを学ぶのはそう簡単な事ではありませんし、私自身 日々勉強中の身で御座います。
スーツは洋服であり、着るものです。 人間が着用した以上 動く事は当然の事です。
一般的にはどうしても色やデザイン等に目が行きがちになりますが
いざ着用されれば、サイジング(裁断)と仕立てのグレードがここまで出るのです。
表層的な部分では無く、あくまでも人間が着用し 動く前提での機能性が伴っていなければ、ただスーツの形をしているだけの洋服に過ぎません。
昨年は食するものに関する偽装表示問題がありました。
この事は本当に問題ではありますが、反面食する側の方々は気付かずに喜んで食べ、お金を払っていたという事実もあります。 私自身も100%分からない自信があります。
これらとイコールで考える事は出来ませんが、高額=良い商品 とは必ずしも言えませんし、そのままの宣伝や謳い文句自体を鵜呑みにしてしまう事は危険もあるかも知れません。
ある程度は私自身含め消費者側の『見る目』(見抜く目、知識など)を養う必要があるとも言えると思います。
お客様方のご要望が高度になれば、もしそれらにお応え出来ない様であればお客様は来なくなってしまいます。
TAILOR がお客様により鍛えて頂く、育てて頂くとはこういった事なのだと思います。
何の為に、何を求めて誂えスーツを仕立てるのか。
どの様にしてお店を選べば良いのか。
雑誌媒体やインターネットを調べても、なかなか判断が付くまでの情報はありません。
若者であれば、これから経験を積み、失敗を重ねながら学んでいければ良いでしょう。
そもそも、現代においてクラシックたる装い(TPO含め)に付いて語ってくれる父親はそうそう多くは無い筈です。
昔は御贔屓の TAILOR があれば、世代が変わっても通われているという事は珍しい事ではありませんでした。
洋装文化の国々であれば、少なくとも日本の何倍かは受け継がれていく筈です。
それだけ装いの持つ必要性と重要性、そして力を理解されているからではないでしょうか。
和装から洋装を選んだ日本人にとって、これらの認識レベルの低さが挙げられます。
弊店のBLOGを御読み下さっておられる方々は、好き・嫌いは別としてとても洋装に対する意識の高い方々が多い事と思います。
そうでは無い方々に対し、少しでもご興味を持って頂く事こそ 私自身が独立した目標の一つでもあります。
技術が高いばかりだけでは本当に良い服など作れません。
着る事こそがどれだけ重要な事なのか、自身の生の経験値でさえも型紙の線となり、縫われて立体と成っていく筈です。
だからこそ、私自身の着用する服は常に受験台です(笑)。
良かれと思う事を具現化し、着用してみて本当に良ければ仕事へ還元して参ります。
これらは表層的には殆ど分からない事ではありますが、常に試行錯誤が御座います。
自分自身で裁断や縫製などを全て完結出来る TAILOR は、そこに強みがあると言えるでしょう。
また、勝手な事ばかり書いておりますが、、、、
自身を振り返る事、自身を戒める事も必要不可欠だと思っております。
洋服は作る事も、着る事も 深く、難しい
だからこその魅力でもあり、楽しさでもあります。
新年早々にしょっぱい話になってしまいましたが、自身に言い聞かせる為にも書かせて頂きました。
今日から皆様も『そこ』に目がいってしまうかも知れませんね(汗)・・・・・。
まだまだ若輩者の私ですが、どうか本年もお付き合い頂けましたら
何よりの幸いで御座います。
どうも有難う御座いました。
・・・・・・・・・・・【ALBERT THURSTON】のブレイシーズがやっと入荷致しました!!
ごっそり入りましたので当分持つと思いますが、、、今回の入荷分はギリギリセーフですが、次回発注分よりお値段が上がってしまいます。
T様、BOX CLOTHのスカーレット(RED) 入っております!
S様、御予約のPLAIN:SILVER、お取り置きしております!
今回は Golden Bale の色でもあるパープルも御座います。高貴な色であるパープルも素敵ですよ!!
・・・・・・・・・・・突然では御座いますが、お話はガラッと変わりまして
今年はたった一人ですが、若い人材を欲しいと思っております。
主に仕立てに関する TAILOR という仕事をされたい方、ご興味のある方が この BLOG をもし御読みでしたら是非ともご連絡頂ければと思います。
洋服が大好きで情熱があり、責任感が高く、、、、
これらは当たり前の事かも知れませんが、
長くお付き合いさせて頂ける方とのご縁を求めております。
ただ、最低条件としまして 洋服の専門学校を卒業、もしくはそのレベルである事で御座います。
宜しければ、是非ご連絡をお待ち申し上げております。
弊店HP www.dittos.jp 【お問い合せフォーム】よりご連絡を頂けます様 お願い申し上げます。
では、まだまだ寒い日は続きますので どうかご自愛くださいませ。
どうも有り難う御座いました。

