2017年09月12日

【 VINTAGE MOXON B 】




 9月も半ばに差し掛かりました。
最近は随分と陽が落ちるのが早くなったと感じます。

残暑もそれ程強くはなく、いよいよ装いを楽しめる季節がそこまで来ていますね。











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・・・・・憧れる程にエレガントで素敵な C.ビートン卿。
袖口にはターンバックカフを携えた渋くクラシックなスーツを御着用されています。

このカフには 仕立て方が簡略化された仕様もありますが、やはり上前・下前 同型に折り返っているこのカフの仕立てが一番しっくりときます。




 スーツが気持ち良く着られる季節、嬉しくて仕方がありません。













 さて、二週に渡り VINTAGE MOXON の生地と共に、同社の歴史や それら生地の魅力を御紹介させて頂きました。
三週目となる今回にて 一先ず締めとさせて頂きたいと思います。

今回の生地も、二度とお目に掛かれないであろう 極めて貴重なヴィンテージのスーチングです。

BLOGにはあまり掲載したくなかった逸品でもありますが、いよいよお披露目で御座います!












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・・・・・同社の100周年前後あたりに作成されたであろう モクソンのパンフレットです。

誰もが知る 英国最大の老舗高級百貨店である Harrods

このハロッズでも、モクソンの生地で仕立てられた高級スーツが販売されていました。












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・・・・・英国の高級紳士服メーカー Chester Barrie

1935年に創業 最高水準の既製服を作る事をモットーに掲げられた同社のスーツは、
品質は勿論、工場自体が ロールス・ロイスの工場敷地内にあった事からも
『 着るロールス・ロイス 』 と称される程であった事は有名な話です。


モクソンの生地を使い、チェスターバリーで仕立てられたスーツ、
それがハロッズで販売されていた訳です。
正に最高と呼ぶに相応しい 純英国製たる高級既製スーツであった事でしょう。

Harrods – MOXON – Chester Barrie  英国の本当に最高峰たるネームバリューばかり、、、

 とても興味をそそります。














・・・・・『 最高の生地 』 これは何を持って最高とするかという定義によりますが
そんな物議の中でも コレばかりは誰もが認めざるを得ない事でしょう。


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Lumb's Golden Bale



なんと、、、MOXON製です。
同社が幅を利かせていた当時のモクソン製ゴールデンベールの生地が目の前にあるのです。

感動すら与えてくれる生地です。

私がどれだけ驚き、そして嬉しかった事でしょうか、、、。














・・・・・先ず、この時代において
モクソン製ゴールデンベールの生地を手にする事が出来た喜びと驚き、、、、本当に感動しました。
信じられない位です!


そしてもう一つ、モクソンの既に数少なきヴィンテージ・スーチングの中で
織り柄があるとはいえ、無地が、、、無地があるのです。
そして無地に近いクラシックな色柄が目の前に!

ここも また信じられない程に驚きました。

 これは、この価値は なかなか上手く表現も出来ませんし伝わらないかも知れません。
ご興味の無い方から見れば、私が一人で興奮しているただのマニアにしか見えないでしょう(笑)。


当時の まだ低速織り機でじっくりと織り上げ、FINISHINGにも手間と時間を掛けていた当時独特の風合い、、、、ゴールデンベールの糸が最大限に生かされている筈です。





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 この耳をご覧ください。
黒字に確りとゴールデンベールと記載されていますが、ピカピカの金糸で飾られていますね。

 時代性も感じつつ、当時からそれだけ高級品であり それを最大限にアピールしたかったという意図が窺えます。


SUPER 100'S Lumb's Golden Bale & CASHMERE

340g


このシリーズは、ゴールデンベールだけでは無く
カシミアもスパイス程度ではありますが ブレンドされており、本当に贅沢なスーチングであります。



 今、こうして出会えた事を感謝するばかりです。
良くぞ残っていてくれました。













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・・・・・使いやすいミディアムグレーです。

ご覧の様に 一風変わったコード織りで、独特の雰囲気を醸し出しています。

BEDFORD CORD や CORDUROYの様な単純に羅列されたシンプルな畝では無く、複雑に太・細の畝を複合させている織り柄となります。


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・・・・・VINTAGEは当然ながら 限りある在庫です。

弊店に来て下さる洋服好きで大切な顧客の方々には、我が子を自慢するかの如くお勧めさせて頂いて参りました。

本当に沢山の皆様にもご共感頂き、ご注文やご予約を頂いて参りましたが
いよいよ残りはあと僅かに成って参りました。


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さて、どんな切り心地、縫い心地なのでしょうか。
いよいよ裁断です。 ワクワクしながら鋏を入れて参ります。












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・・・・・ネタはもう極上そのものです。 素材を生かすべく、極ベーシックなスーツにしてこそ 素材の味が一番引き立つというものです。

とても品があります!!

良い生地は切っても、縫っても 本当に心地良きものです。
コテも良く効き、本当にTAILORのいう事を良くきく 仕立て映えのする生地です。

 もう最高です!


こちらはP様より、BESPOKE にてご注文を頂戴致しました。

もう少しでトラウザースも仕上がりますので、
今暫し お待ち頂けます様 お願い申し上げます。













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・・・・・独特のコード織り、この写真だと分かりやすいですね。

個性ある 素晴らしい表情です。















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・・・・・お次は色違い、シックで 本当に綺麗なネイビーです、、、。

良く残ってくれていました。 しつこいですが 本当に驚きです!














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・・・・・この写真は織り柄が分かりやすいですね!

太さの違う畝を、交互に並べ 独特の起伏で この個性的な表情を生み出しているのが分かります。

 うっとりしてしまいます!

このソリッドのコード織りには、他にライトグレーが御座います。

( 冒頭のミディアムグレー、そしてネイビーはお陰様で全て完売となっております。誠に有難う御座いました。 )













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・・・・・こちらの生地は、ライトグレーの細かなヘリンボーン柄です。

クラシックですね。 ですが、これも捻りが効いているのです!













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・・・・・ベースはライトグレーとなりますが、
良くご覧くださいませ。

ブルーとイエローの色糸が織り交ぜてあるのです。

勿論 遠目には沈み込みますが、このイエローが絶妙に効いており
ベージュ味を帯びたライトグレーを感じさせ、より柔らかさと優しささえ感じさせる 微妙な色味を表現しています。

 これも素晴らしい、、、本当に素敵ですよね。












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・・・・・冒頭のグレーと並べてみると、表情の違いや 微妙な色味の違いが良く分かる事と思います。













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・・・・・・お次は、またもや貴重なネイビーベースの生地です。

これも独特ですよ!!











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・・・・・先の写真の様に、遠目で見れば全く沈み込んでしまいますが
実はこれだけの色糸が織り交ぜられているのです。

 この地味派手とも言えるデザインは 時代性を感じさせてくれますね!

そんな時代性のあるエッセンスを纏うのも乙ではないでしょうか!!


(こちらの色柄は、このネイビーの他に ダークグレーベースが御座います。)















・・・・・最後に こちらも御紹介しておきましょう。

今までの生地は全て同じシリーズであり、スーパー100のゴールデンベールに
カシミアをブレンドしておりました。

 こちらは、、、、



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更に細い SUPER 120’S です。
(こちらはゴールデンベールではありません。)

当時はスーパー100が既に最高に近いレベルであり、当然高級な糸でもあります。

 こちらは更に細い、スーパー120です。


当時からしてみれば、行く末にスーパー200以上が出来るなんて考えもしなかった事でしょう。


特筆すべきは 何と VICUNA をブレンドしています。











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・・・・・これも本当に素敵ですよね。

ヘリンボーン柄に、かなり薄いライトグレーでストライプを重ねております。

 この度の VINTAGE MOXONの記事におき、
初回で同社の歴史などにも触れましたが、正に記載されていた様な こんな贅沢な生地も実際に織り上げられていた訳です。












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・・・・・・S様より、HOUSE STYLE ORDERにて 2P-SUITS のご注文を頂戴致しました。

傍から見れば 単なるベーシックなグレーのスーツです。



でも 実は、、、、、


男の服は 拘りの詰まった自己満足の世界でもある訳です。

 ですが、男のスーツとはそれだけの単純なものでは無い事は皆様ご承知の通りです。

自己満足度高き 誂えられたスーツは、
どれだけ御自身のモチベーションUPやパワーを与え、様々な意味での姿勢を正しくしてくれる事でしょうか。

身体に合った美しいスーツは、その方を表す名刺の様なものです。
至ってシンプルでベーシックなクラシックスーツこそ、男が手に入れるべき重要かつ必須なアイテムなのです。


 C.ビートン卿の様に、御自身に溶け込んでいるかの様に感じられる程 着用を重ねて頂ければと思います。















・・・・・如何でしたでしょうか。


こういった最高の生地を 最高の仕立てでスーツにし、大いに自己満足たる喜びをご堪能くださいませ。

ワクワクしてきませんか(笑)!

紳士服には まだまだ 『誂える』 という文化が残っております。
男心をくすぐる魅力的で素晴らしい生地達とのご縁を大切にされて下さい。




 3週に渡り、極上の VINTAGE MOXON を御紹介して参りましたが、
これらの生地達と会えるのは もう限られた時間だけしかありません。

 残念ですが、それが VINTAGE です。




是非とも店頭にて、現物の生地から発せられるオーラと存在感を、そして当時の最高品質を感じ取って頂けましたら幸いです。


 皆様のお越しを 心よりお待ち申し上げております。







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2017年08月29日

【 VINTAGE MOXON A 】




 残暑お見舞い申し上げます。

8月も残りあと僅か、9月は涼しくなってくれるでしょうか。






皆様におかれましては、この秋冬に向け もう仕込みはお済に成られましたでしょうか。
もしくは 今まさに色々と御検討されておられる方々もいらっしゃる事と思います。













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VINTAGE : TAYLOR & LITTLEWOOD

BEDFORD CORD

ALL WOOL  370g




BESPOKE 3P-SPORTS SUITS



 昨年末に御注文頂きました O様の御注文です。
4-PATCH & FLAP 全てにプリーツが内蔵され、後はピンチバック・スタイルとなっております。

手前味噌ながら 何て素敵なのでしょう、、、。
私自身もど真ん中であり、惚れ惚れしてしまいます。

 O様、大変お待たせ致しました。 いよいよお仕立て上がりです。
涼しくなるのが待ち遠しいですね。














 さて、先週の VINTAGE MOXON によるスーチングは如何でしたでしょうか。

魅力的で時代をも感じさせる素敵なスーチングでしたが、今週も これまた魅力的な VINTAGE MOXON のジャケッティングを御紹介させて頂きます。




 黄金期のVINTAGE MOXON はプレーンなものほど貴重でもあり、その品質はとにかく極上です。














・・・・・ブレザー含め、ネイビーのジャケットとは 必ずやワードローブに入れておきたいアイテムですよね。

そんなネイビーJKは、贅沢を言えば 各季節に合せてフルシーズン欲しい位です。

リネンやカシミアなども良いですし、素材の味をも それぞれの季節で纏いたくなってしまいます。それ程にキリがないのも重宝出来るネイビージャケットたる証と言えましょう。



 スーツよりも堅苦しくなく、気軽に付き合える事は最大のポジショニングながら
スーツよりも幅広くコーディネートを楽しめる為、様々なスタイルでご堪能頂ける事も やはり重宝すべき所です。



 皆様はどんな ネイビージャケット をお持ちでしょうか。


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また貴重な OLD NAME です! シンプルながら、カシミアのアピールが強いですね(笑)。













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・・・・・カシミアブレンドのジャケット地です。
色はネイビーながら、やや明るめになります。

ソフトでしなやかな肌触り、織り糸の品質も本当に良いのでしょう。
品のある光沢感と、ドレープ感は正に最高です。

 そして、カシミア 100% ではない所も お気軽に付き合えると言えるかも知れません。












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・・・・・耳の文字が見えるでしょうか。

LUMBS SUPER 90’S WORSTED & CASHMERE
320g

カシミアの混率は 10% です。



糸を紡績出来たミルも少なからず存在致しましたが、多くのミルは 原料である最高の糸をスピナーより調達、もしくは作らせる事になります。


Joseph Lumb & Son,Ltd


 歴史ある最高のスピナーです。ここの糸無くして最高の生地は有り得ないかも知れません。
弊店のBLOGをお読み下さっておられる方々は良くご存知であろう Lumb’s Golden Bale は、羊毛というカテゴリーにおいて同社の最高品質の糸が それにあたります。


そして、この SUPER 90 の糸は 当時ではかなりの高品質でもあります。
これだけ自慢げに謳える品質であるという時代です。



 現在では技術も進化し、SUPER 200 以上の超極細に紡績された糸も有りますが
これらは実用的では無く、突き詰めた結果 そこまで出来る、出来たという極一部のラグジュアリーな糸です。

故に、スーパー表記で考えれば 個人的には 100〜120 あれば十分だと考えております。



そういう意味でも、この時代の生地達は丁度良い落とし処でもあり、好みでもあると言えるのです。

(これらスーパー表記と運用の仕方はとても分かり辛く、曖昧な部分がある事も事実です。)












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・・・・・この美しい色とドレープ感、そして何より この表情のある独特な織りをご覧下さい!!

なかなか見ない織り柄ですよね、、、、。

これは RUSSIAN TWILL (ロシアン ツイル)と呼称されています。


今となっては大変珍しい織り地です。

老舗のミルであればノウハウはお持ちでしょうから 頼めば織り上げる事は可能かもしれませんが、バンチ等では見た記憶ががありません。



綾織ベースであり、左右 二本ずつの糸を交互に綾織方向を入れ替えます。
ヘリンボーン柄の様な顔立ちになりますね。



VINTAGEはこういった所でも本当に勉強させてくれます。

それにしても素晴らしく魅力的な表情をしています!!











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・・・・・写真だと色目が分かり辛いので比較してみましょう。


左側に、ビジネススーチングのダークネイビーを置いてみました。
ダークスーツの筆頭であり、とても深いネイビーです。

ダークが付きますから、一般的なネイビーはもう少し青味を感じるでしょう。
 ただ、こうやって見ると MOXON の独特な色味が浮き出てきますね。





 こんな素敵なネイビージャケット、、、着てみたいに決まっています!


皆様なら、この上着に どんなトラウザースを合わせられますでしょうか!?



 生地も適度に柔らかく、そして暖かく 優しく身体を包み込んでくれるであろう このジャケット。

しかし、下物は別の価値観で選ばなければ成りませんよね。














・・・・・先ずは鉄板からご覧下さい。
これから御紹介する生地は 勿論全て英国製です!



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Savile Cllifford
ALL WOOL  430g

100% WOOLLEN SPUN FLANNEL

グレーのウーレン・フランネルです。
この生地は、古き良き時代のフランネルを復刻すべく織り上げられた逸品であり
ガチっと確り縮絨され、ウーレン独特のフエルトのような表情は正にこれぞフランネルといった所です。

 フランネルには、ウーステッドとウーレンがありますが
最近掲載した 【 CHALKSTRIPE FLANNEL 】 の記事をご覧で無い御方は是非お読み頂けると 分かりやすいと思います。
http://dittos.seesaa.net/article/452503990.html












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・・・・・この素朴感がたまりません!

皺にも強く、とても密な生地なので大変暖かくもあるでしょう。
スーツにしても勿論 抜群に良いですが、ODD TROUSERS としても絶対に持っておくべきトラウザースです。

http://dittos.seesaa.net/article/425107538.html
【 Grey : CLASSIC SUITING 】












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・・・・・コレも絶対にお勧めです。
鉄板のグレー、コントラストがこちらも凄く綺麗です。


この生地は、冒頭のスポーツスーツをお仕立てした生地と同じです。

VINTAGE  TAYLOR & LITTLEWOOD
ALL WOOL  370g

BEDFORD CORD
http://dittos.seesaa.net/article/440402569.html

 これはかなりのクロート好み、今でも乗馬用のズボン地として使われる これも本当に丈夫で皺にも強い生地です。

そんなBEDFORD CORDをタウンユース用にと落とし込まれ、交織で織りあげられた逸品です。












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・・・・・コーデュロイの様な独特の縦畝が特徴です。
畝と畝の間の溝が色濃くなっていますが、その濃い色と 表の畝グレーで交織されています。

これ、本当にコテも効きますし 良い生地です!
仕立てた人間が言うのですから間違いありませんよね。













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・・・・・さて、こちらも かなり丈夫でタフな生地です。


DOMEUIL
ALL WOOL  440g

WHIPCORD
http://dittos.seesaa.net/article/444422429.html

梳毛の強撚糸を使い、確りと折り上げられたツイルです。
カバートクロスの仲間でもあり、これも全然皺になりませんし、復元力も強い生地です。

 もうジーンズの様に扱って頂いて結構です!















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・・・・・ウイップコードは、カバートクロスと同じく
杢糸(色の異なる糸同士を撚り合わせて糸にする)を使用している事が特徴であります。

この独特な霜降り感は、杢糸特有の表情ですね。


 これら表情のある生地は、上着のロシアンツイル独特の表情ととてもお似合いのカップルですね。

















・・・・・さて、ここまで来たら こちらもお勧めしない訳には参りません!


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BRISBAN MOSS
ALL COTTON  315g

CORDUROY
http://dittos.seesaa.net/article/374366447.html


 こちらは私が一押しの色、CORN です!
良く言われる鉄板色のカラシ色と思って下さい。


 ブルーと反対色であるイエロー、この相反するコントラストがまた良いのです。

コットンですから水洗いも出来ますし、汚れや皺なども気にする事無く、雨の日でも 雪の日でもお気楽にお穿き下さいませ。












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・・・・・これは細畝のシリーズになります。

普段使いには一番使いやすく、ゴワゴワなどのもたつきが無く 小奇麗な感じです。
もっとボリュームが欲しい御方は、太畝でヘビーウエイトの御用意も御座います!

上着のボリューム感、上下でのパワーバランスをお考えの上でチョイスされて頂ければと思います。













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・・・・・最後です。

もうお気兼ねなくガンガン穿き込んで頂きたいコーデュロイですが、中にはこんなにも お上品なカラーがあります!

 ご覧の通り、グレーですね。


ネイビーの上着に対してグレーの下物、こんなにも相性抜群な色同士を
こんなコーデュロイでもお楽しみ頂けるのです。












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・・・・・綺麗ですよね、、、、。


凄く上品な感じになります。
大人の渋み溢れるコーディネートに是非お勧めです!
















・・・・・如何でしたでしょうか。

スーツスタイルだけでは無く、OFFの日含め こういったジャケットスタイルも是非お楽しみ頂ければと思います。



今回御紹介させて頂いた MOXON JACKETING の様に魅力的で汎用性高き上着に対し、
お勧めさせて頂く下物は本当にキリが無く、それぞれの個性や魅力があるのです。


 皆様の価値観により、素敵な上着を
そして頼りになる下物をお選び頂けましたら幸いです。



VINTAGE MOXON 限りある在庫です。


生地とのご縁も大切人されて下さいませ。

















・・・・・誠に恐縮ながら、次週のBLOG更新はお休みとさせて頂きます。

次回は、9月12日(火)を予定しておりますので
どうか宜しくお願い申し上げます。




 では、今週も最後までお付き合い頂まして
誠に有難う御座いました。

皆様のお越しを 心よりお待ち申し上げております。






posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | 生地について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月22日

【 VINTAGE MOXON 】




 8月も後半に入りました。
お盆休みも終わりましたが、皆様 リフレッシュされましたでしょうか。

家族サービスで大変だったお父様方も多かった事と思います。




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緑がとても美しい もみじ、これから秋に向けて段々と色付いてゆく事でしょう。


今年も あと4か月と少ししかありません!
 暑さもぶり返してくるようですが、 気持ちを盛り上げ頑張って参りましょう。

















 さて、今週は 貴重な VINTAGE SUITSING を御紹介させて頂きます。


【 MOXON 】 服好き、生地好きの方々であれば もう説明はいらないかも知れませんね。

そうです、あのモクソンです。
あまりご存じない方も、十分にお詳しい方も
今週は素晴らしいモクソンの生地をご堪能して頂けましたら幸いです。













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・・・・・現存する世界最古と言われる 英国のミルです。

 1556年、未だ英国の不安定な君主制時代に創業したとされています。
この頃は家内工業であり、原毛からの紡績、そして手織り機による生産まで全てを遂げていたそうです。

17世紀後半には、産業革命により この頃にシャトル織機が導入されました。

1887年、Benjamin H.Moxon氏は、過去代々に渡って受け継がれてきた業績を回顧し、ファンシー ウーステッドへの展開と拡大に向けて専念する事になりました。


モクソンにまつわるお話は沢山御座います。
それだけ拘り続けた素晴らしき品質は、様々な名声と共に発展し続け、 同社の黄金時代を迎える事になります。



 弊店でも取り扱う GOLDENBALE の最高品質たる糸、現在では TAYLOR & LODGE しか扱えません。
しかし、昔は4社ほどが扱う事が出来ました。当然ながらモクソンもその中の一社で合った事は言うまでもありません。

G.BALEのみならず、シルクや特別なコットン、貴重なミンクやビーバー、ビキューナに至るまで取り扱い、高級で優れた混紡生地も生み出して参りました。



 ショーンヘル織機を頑なに使い続け、多くの時間を費やした同社の生地。
時代は進み、多くの毛織物業者は高速で近代化された機械の導入が進む中、同社はあくまでも時代遅れの伝統的な生産工程に拘り続け、全く逆の方向を目指しました。

それが故に生産量は減少させたものの、1987年には創業100周年を迎え、ファンシーウィーバー(手の込んだ織物メーカー)として名声を上げ 冠たる黄金期を築き上げました。














・・・・・100周年、これはBenjamin H.Moxon氏が改めて展開と拡大に専念すべく リスタートした年からカウントされています。


 ここで貴重な資料をご覧頂きましょう。
1987年 同社のリーフレットです。 今から30年も前です!!
この資料自体が既に大変貴重で御座います。



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Benjamin H.Moxon氏も当然載っております。
右下の写真、MOXON工場の建設当時の写真ですね。











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70年〜80年代、いつの時代でも その時代の流行や匂いというものがあります。
この写真を見れば良く分かりますね。
 なかなか濃いデザインの生地も満載です。


 紳士達がテーラードに袖を通す機会や頻度は今より何倍も高かったのです。
今とは違い、まだまだ作れば売れる時代でもあり 当然競争も激しかったと言えます。


左下には、MOXON × GOLDENBALE の織りネームが!





 ドーメルやスキャバル、ウェインシールなど沢山の高級メーカー(マーチャント)は素晴らしき生地により多大な評価を受けて参りましたが、それらを支えていたのは MOXON であり、T & LODGE の様な高品質な生地を織り上げるミルだったのです。






 今となっては 黄金期のモクソン生地は大変貴重であり、当然数も少なく 目にする機会はかなり減っています。

あったとしても、時代色を濃く反映したデザインや色柄が多く、なかなか手を出し辛い生地が多い事も否めません。


ビンテージ、聞こえは良いですが売れ残りでもあり、古在庫である事に変わりはありません。
しかし、当時だからこその品質や当時の雰囲気、そして匂いというものがある事も事実です。
 残念ながら、もう後戻りできない所まで来てしまった事は生地だけでは無く 沢山存在するのです。




モクソンの生地で誂えたスーツ、、、
服好きなら 誰だって一着は欲しいですよね。













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・・・・・ベーシックなネイビー地に、ブルーのピンストライプ。

赤字のミミが とても目を惹きます。













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・・・・・本当に格好良く、素晴らしい生地です。

先ずグランドのネイビーですが、若干明るめのトーンで ロイヤルブルーに近い雰囲気です。
そして この織りですよ!












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・・・・・この独特な変化織り、昔の生地は工夫やアイディアが満載です!
バリエーションが大変豊富でもありました。

こういった生地を見れば見る程に、現在の生地は随分と画一的になったと思わざるを得ません。

光沢感も有りますし、裏を見ると朱子の変化織かも知れませんね。

ツイルの様な傾斜畝と網目の様な織り柄が交互に織りなすその表情は、見る角度によりシャドーストライプの様に浮き沈みが見受けられます。



 なんて綺麗なのでしょう。



WOOL : 100%
360g



ウエイトも厚過ぎず、薄過ぎない 一番仕立て映えのするウエイトです。
打ち込みも兎に角良い!! コテが効く素晴らしい生地です。


















・・・・・では、こんな魅力的な生地がスーツになったらどんな感じでしょうか。
少しだけご覧頂きましょう。

ご注文下さった T様は とても長身でスリムな御方で御座います。
先日仮縫いフィッティングに来て頂きました。


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今回は ダブルの上着による三つ揃いです。
その御注文にはT様なりのイメージが明確に御座いますが、ご要望としては至ってシンプルです。

そのリクエストを拘りぬいて具現化するのが私達TAILORの役目と成ります。


ラペルやゴージなどのバランスから剣先の小丸具合に至るまで、
ハイウエストなシェイプ、そして釦配列など全てにおいて狙いが御座います。

芯地についても 敢えてハードで構築的なフォルムを生む芯をご希望され、英国より取り寄せました。

 T様も洋服が本当にお好きな方です! お仕立て上がりをご期待下さいませ。



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 それにしても 生地の雰囲気が本当に素敵ですね。













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・・・・・ウエストコートは衿付きをリクエストされました。

上着同様にゴージラインも確りとハシゴまつり縫いで閉じられています。

それよりも、今は生地の色味と色気を是非とも感じて頂ければと思います(笑)。















・・・・・T様、お仕立て上がりまで 今暫しお時間を頂戴致します。

しかし、、、今回のスーツも羨ましい一着です、、、、。

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・・・・・如何でしたでしょうか。

お好みの違いは勿論あると思いますが、こんなにもストーリのあるミルは そう多くはありません。
魅力的な生地とのご縁を大切にされて下さい。

ビンテージ、当たり前ですが限りある在庫です。





 これからも皆様にはもっと ワクワク して頂かなければ成りません。
もっと、もっと 皆様の物欲を刺激してくれるような魅力的な生地達を
徐々に御紹介させて頂ければと思います。



【 最高の生地で 最高の仕立てを 】


皆様におかれましては、何をもって最高とするでしょうか。
人により、最高たる定義は違いますが 良いものはやはり良いです。

こんなにも高き自己満足を満たすスーツ、そして装う楽しみと充実を味あわせてくれる服を是非ともお仕立て下さい。



 秋冬シーズンは もう始まっております!!










 では、今週もお付き合い頂きまして誠に有難う御座いました。

皆様のお越しを 心よりお待ち申し上げております。





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