2018年08月14日

【 A&W:W.Bill@ 】





 多くの方々は お盆休み中の事と思います。

帰省含めご家族で大切なお時間を過ごされている方々も多い事でしょう。
今年の夏は暑過ぎるので 遊ぶのも大変です。

 当店におきましては、定休日以外は通常営業となりますので
お時間のあるお方におかれましては 是非お気軽にお越し頂けましたら幸いです。




既に暑さに疲れ、涼しき秋冬が待ち遠しくなっているのは BLOGをご覧下さっている皆様も同じではないでしょうか。

 今週は、高揚が止まらぬような ツィード を御紹介させて頂きます。



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・・・・・ツィードは本来 カントリーサイドで着用される洋服です。
乗馬や各種スポーツ含め、活動的な洋服であるからこそ 生地もタフでなければ成りません。

こちらはゴルフウェアとしての御着用ですね。

昔の天井の大きなクラシック・フラットキャップ、やはりコレです!
http://dittos.seesaa.net/article/428951218.html
( ↑ FLAT CAP )











ツィードはハンティングやフィッシングなどにも着用されます。
狩猟用として身を守る為にも丈夫であり、体温も逃がす事なく暖かいうえ、デザイン的な配色などもカモフラージュ出来るように作られています。
 大地たるブラウン、草木のグリーンが主体であり、自然から採取されるもので染色されたアースからでもある訳です。
そんなツィードは 花の色なども含めて多彩な色に染め上げられた糸を紡ぎ、何とも言えぬ魅力的な色柄を生み出して参りました。

 現代で言う迷彩服でもあるわけですね。

また、ツィードには様々な格子柄も見受けられます。
歴史を探れば 『 ESTAIT TWEED 』に辿りつくのですが、紳士服は それだけ長い歴史のもとに今があるという事です。


何故 こんなにもツィードに高揚し、惹かれるのでしょうか、、、。
きっと、身体のどこかに眠る男性たる狩猟本能をくすぐるのかも知れませんね。

ツィードは野良着でもあり、ワークウェアでもあります。
タフな一着をデニムの様に着込み、育てる事より 掛替え無き味わいや着心地と共にエイジングをじっくりと楽しむ事も出来る 頼りになるギヤでありつつも、パートナーなのです。
 多少の雨など傘さえ不必要です!









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W.Bill

(William Bill)



1846年創業の老舗マーチャントであり、カントリー系の服地に特化した 素晴らしコレクションを展開している事で知られています。

 同社の逸話を語る上で一番有名なのは、人類初のエベレスト登頂を成し遂げたヒラリー卿が W.Bill の服地を着用されていたとの事。
現代の登山ウェアを考えれば とんでもない歴史を感じますね。



今週は W.Billの素晴らしいコレクションの中より 厳選したTWEED:4種を御紹介致します。







SUPERFLEECE


12ozs 375g

100% All Wool




 ガッチリと密な打ち込みでおられた チェビオットツィード。
この SUPERFLEECE の特徴として挙げられるのがウエイトです。 
企画は375g とありますが、触った感じでは400gはありそうですね。これはツィードとしては軽量級となります。




日本で街着を主体とするのであれば これで十分です!
P&H HARTWIST:560g も愛用していますが、個人的にはこれがMAXであり、これ以上のヘビーウエイトも沢山ありますがオーバースペックだと思います。
 SUPERFLEECE は、そういう意味でもタウンユースをも意識された企画でもありましょう。


 こういったツィードは、やはりスーツで誂えておくべきであり、基本はスーチングの生地となります。(勿論ODD用でも大いに結構です。)

スーツで仕立てておけば、着こなしの幅もかなり広がります!
雪が降り積もる本当に寒き日、このウエイトで心配であれば インナーにニットベスト、トラウザースにはコットンで洗う事も出来るハードなコーデュロイやモールスキンで挑みましょう。
 三つ揃いを暖かなタートルネックのニットで着こなすのも乙です。
三つ揃いで暖かさに不安があれば、それこそオーバーコートが気持ち良く着用出来る事でしょう。 軽量級なりの選択幅が広がる訳です。

ヘビーウエイトなツィードであれば日本では正に真冬用ですが、このシリーズなら秋口から直ぐにでも頼る事が出来ますね。




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 更に利点があります。
こういったスポーティーなバックデザイン含め、ポケット等にもプリーツを畳む様なデザインを仕立てる場合、あまり地厚過ぎる生地では プリーツが畳まれる生地同士の重なりで どうしてもモコモコになってしまいます。

 SUPERFLEECE、これくらいが一番作り易く、モコモコに成らず スマートな感じで表現出来ます!

軽量級だからこそのメリットは着こなしの幅が広がるだけでは無く、こういった部分にも恩恵があるのです。






・・・前置きが随分と長くなってしまいました(汗)!!
ツィードは語り始めると止まらなくなるので困ります、、、。



 ではご覧くださいませ。




















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・・・・・写真では 色出しが難しいのですが、それもツィードの特徴と言えます!

ツイルの織り地に、赤系のウインドーペーン柄がとても映える 素晴らしい生地です。
なんて素敵なのでしょう、、、。












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・・・・・生地方向は 写真のままであり、縦に綺麗な赤。
横には赤系と紺系の二重ストライプになって ウインドーペーン柄を織りなしています。

とにかく地の色もたまりません!











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・・・・・ツィードらしく、複雑に色が絡み合い 何とも言えぬ色調です。
これ、「何色」って言い辛いですね。












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・・・・・多くの方々は、洋服として仕立てられた上で生地をご覧になられます。
現物生地の置いてあるTAILORでは、生地の段階で様々な個性や特徴を垣間見る事が出来る事は大いなるメリットです。

 この写真は生地端でありコーナーの部分です。
上部に見えている解れた糸(ワザと解れさせています。)が経糸です。
右側にブラウンのケバケバが見えますね。 生地の両端であり、ミミと言います。
これが緯糸です。

経糸はグリーン系が主体ながら、様々な色糸を撚り交ぜた杢糸を使用しているのが見てとれます。

 草木のグリーン、大地のブラウンを経糸・緯糸で交織にして この魅力的な色を出しており、そこに杢糸たる絶妙な色糸の風味が重なり合うのです。

正にツィードカラーとも言えますね!















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・・・・・右のグリーン系ツィードを着こなす紳士、なんて素敵なのでしょう。
グリーンはツィードに欠かせぬ色であり、魅力が濃い色味でもあります。
Bellows Pocket(ベロウズポケット:側面、底辺がマチ付き)がまたそそりますね。














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・・・・・次です。

先の生地に少し似ていますが、現物で見ると全然違います!
もう少しグリーン味が強く、地がヘリンボーン柄になっています。













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・・・・・クラシックなヘリンボーンにウインドーペーン柄を重ねています。
地の色味には、ヘリンボーン柄から垣間見える黄色糸の風味を感じられます。

緑×赤の配色はクリスマスカラーっぽくもありますが、凄く相性良く仲の良い鉄板配色でもあるのです。

横ストライプには赤系と黄系での二重ストライプになっていますね。














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・・・・・これも写真では色出しが難しい!!

グリーンベースに もう少し黄色の糸が出るので、写真より黄緑っぽい印象です。
ツィードはそれだけ複雑で絶妙な色出しという事ですね。















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・・・・・生地端 コーナーの写真ですが、失敗です!
緯糸がボケて見えませんね、、、。

緯糸は 結構濃く出たお茶(グリーンティー)の色、渋茶色に対し 経糸は複雑な杢糸が見えます。
写真だと分かり辛いですが、経糸に黄色み帯びた黄緑が生地のベースに上手く表現されています。

















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・・・・・次に参りましょう。
これも激シブな やや濃いグリーン系です。














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・・・・・グリーンのベースは これもヘリンボーンです。
黄系と青系のウインドーペーン柄が引き立ちます。
(写真より格子の青線はもっと大人しい感じです。)

皆様、絵の具を使っていた頃を思い出してみて下さい。
格子の青と黄、これらを混ぜると緑になりますね!! 相性が良い訳です。

 そこまで考えているのか分かりませんが、魅力的なデザインである事に変わりはありません。















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・・・・・この写真も、、、現物の生地で青縞はもっと鈍くてベースに馴染んでいるのですが、写真ですとクッキリ浮き上がってしまいますね。

ウインドーペーン柄はもう少し大人しい感じです!
















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・・・・・この生地端は分かりやすいですね。
経糸が黒、かな!?  緯糸にカーキグリーンです。

経糸と緯糸のコントラストが強いですね! なので、よりヘリンボーン柄がクッキリと出ますし、生地色に締まりが加わります。















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・・・・・左の紳士、ブラウンベースのヘリンボーンスーツ。
中に合わせているのはタッタソール柄でしょうか。

右の紳士が着用するヘリンボーンのツィードコートも激渋です。
やれたツィードコートを着込む洒落たジジイになりたいです。















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・・・・・最後です。ベーシックなブラウンのヘリンボーン柄、これも欠かせません。

こういったシンプルな生地であるからこそ、格子柄のシャツやタイ、タッターソール柄のインナーが映えるのです。














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・・・・・単純にブラウンと言っても、赤やオレンジ、グリーンも些細に感じられる綺麗なダークブラウンです。

ヘリンボーン柄も太過ぎず、細過ぎず、正に丁度良い塩梅ですね。














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・・・・・見て下さい!
深みがあって本当に綺麗ですね、、、、。ツィードは見ているだけで楽しくなってしまいます。

こういうシンプルな柄こそ スーツで仕立て、オッドに崩した時に汎用性が高く重宝出来るものです。

 これも渋くて本当に格好良いです。














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・・・・・髭の様に解いた糸、これが緯糸であり 本当に濃いチャコールグレー!?
経糸に多色使いのブラウンです。様々な色糸と混ぜて茶系の杢糸にしていますね。



















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・・・・・似た感じも多かった事と思いますが、こう並べると ぞれぞれの色味や個性が感じられる事と思います。

それにしても今週は生地の色を出すのに苦労しました。苦労しても上手く出ない自分の腕も悲しいですが、、、。

 それだけツィードは本当に複雑で深みがあります。
是非、是非 現物の生地をお店でご覧になられてみて下さい。

拙い私の写真では この子達の魅力は半分しか伝える事が出来ません。





皆様なら、どんなデザインで、どんな仕様で仕立てますか?
考えただけでワクワクしてしまいます。

 何年ぶりになるのか、、、私も新しいツィードの仲間をワードローブに加えるべく
今回はちゃっかり自分の分も購入してしまいました。服になるのはいつの事やらですが!

 お値段も元値よりダウンしております。 事情がある訳です。
この御機会を是非お見逃し無きよう 皆様のお越しをお待ちしております。



今月25日までは、HOUSE STYLE ORDER限定に置き キャンペーンも行っておりますので
今の内から是非仕込まれて下さい!






 では、素敵な休暇をお楽しみ下さいませ。
今週も誠に有難う御座いました。






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2018年08月07日

【 Caccioppoli SHIRTING 】





 こんにちは。
酷暑の日々が続いておりますが、本日より 『 立秋 』を迎えました。

 そんな最中では御座いますが、また台風です。13号(サンサン)が近付いてきております。
皆様 どうかお気をつけ下さいませ。


さて、先週のBLOGでは 今週の更新はお休みとさせて頂きましたが、準備が間に合いましたので 恐縮ながら更新させて頂きたいと思います。




 この暑き中、秋冬用の生地も続々と揃ってきております!
















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・・・・・夏場は暑そうで見たくも無いような ダブルブレストも、秋冬となれば着用したくなるスタイルですよね。



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大好きなバーズアイ、
シャツはアイスブルーのウイングカラーに、タイもスーツに合わせ 無彩色の極シンプル コーディネイトです。










 さて、これから秋冬用の生地を色々と御紹介して参りますが
先ずはジャブ程度に シャツ地から御紹介させて頂きましょう。
















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・・・・・イタリアは ナポリのマーチャントである
Caccioppoli より、秋冬用の新しいシャツ地コレクションが届きました。

今回は新たに3冊、継続バンチが1冊で 計4冊での展開となります。

表紙は格子柄で来ましたね!















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・・・・・秋冬のスポーツシャツと言えば、ネルシャツは欠かせません。
コットン・フランネルの多彩な格子柄がまず目を惹きます。
 ベースはシンプルなツイルからヘリンボーン、ドット柄はプリントとなります。













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・・・・・この光沢感、、、高級どころで御座います。
エジプト綿の最高級超長綿である【 GIZA45 】を使ったシリーズです。
 ツイル織りの為、特に艶やかでエレガントな光沢感が感じられます。















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・・・・・これは新しい!
【 EASY CARE FABRICS 】という今期よりの新シリーズです。

名の如く、手間いらずを謳うシャツ地のようですが 詳細は現在確認中です。
皆様がお店でご確認頂く時には詳しき御説明を出来るようにしておきます!

 こういった類は化繊混
に頼る事もある中、これらシリーズは全て COTTON:100% です。
直接地肌に触れるシャツは、やはり天然素材に拘りたいところですね。
















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・・・・・皆様が所有されているシャツの中には グラフチェック が入っておりますでしょうか。

マスの大きさが小さい程にドレッシーに向かい、遠目にはほぼ無地となります。
色糸が独特の淡い色味を加え、品のあるドレスシャツ地でもあります。















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・・・・・これはスポーツシャツ地としては定番たる OXFORD です。
流石はイタリア製、50/1×80/2 で織られた このオックスはザックリとし過ぎず、さらりと小奇麗な感じです。
 ベースのオックスにプリントを施したり、ジャガード織りで柄を入れたり!

ノータイスタイルでは強く味方になってくれる事でしょう。















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・・・・・こちらも OXFORD ながら、クラシックなデザインです。
そして、こちらのオックスは 100/2×100/2 で織られており、丈夫なドレスシャツ地と言った感じです!

















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・・・・・春夏用のコレクションでは 最早定番化しつつある
【 Made in England 】のプリントコレクションです。

このインパクトは絶大です。 秋冬用にも投入されてくるとは 相当人気があるという事なのでしょう。

楽器柄、動物柄、車柄 と目を楽しませてくれますが、圧倒的にバリエーション豊かなのは花柄です! 凄いですね、、、。
















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・・・・・先にも出てきましたが、ツイル織りのフランネルシャツ地です。
しかし、こちらは コットンに カシミアを15%もブレンドしている贅沢なネルシャツです!

肌触り気持ちく、本当に暖かいのでしょうね。
上品なカシミアのジャケットに合せたくなります。














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・・・・・こちらも コットン・フランネル となります。
起毛度合が低く、フワフワし過ぎていないのが特徴でもあり、渋い格子柄で攻めて参りました。(コットン:100%)














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・・・・・この2種も 上記バリエーションのネルシャツ地であり、ネイビーベースのダークな色調が渋いです!

淡くて綺麗な色味のジャケットのインナーは、こういったダークシャツがとても映えます!
















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・・・・・コットン:100%  100/2×100/2 ポプリンのクラシックなストライプシリーズはど真中の品質であり、安定感、安心感が違います。
色バリエーションだけでは無く、縞の太さや間隔まで多彩です。
 これだけあれば どなたでもお好みの1着が必ず見つかる事でしょう。















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・・・・・ダーク系の揃う多彩なカラーシャツです。
コットン:100%  100/2×100/2 のツイル織りです。 平織より綾織の方が より確りとし、色出しも綺麗です。

こういったカラーシャツは、お持ちでしょうか。
ワードローブに加えれば、かなり重宝しているご自身に気付くはずです!!










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・・・・・先の写真の一番右側と、その隣の生地ですが
交織織りになっています。 ガラッと表裏が配色であり、まるでソラーロの様です。
 緯糸が色糸な訳ですが、綾織ならではのデザインでもあります。

袖口開き部のケンポロ付近からチラリと見える裏色、、、
ノータイで釦を外した首元からチラリと見える裏色、セクシーな男を是非!














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・・・・・コットン・フランネルの生地は沢山出て参りましたが、勿論ソリッドシリーズも充実しております。鮮やかなブルー系から、淡いクリーム色までじっくりとお選び下さいませ。














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・・・・・また出てきましたよ、EASY CARE FABRICS 。
今度は PIN POINT で2色!













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・・・・・OXFORD と言えば このザックリ感! 
こちらは 80/2×80/2 で織られていますので、ACRONのOXと比べれば まだまだ上品さがあります。

独特の粒目、色味も綺麗なブルーとグリーンまで。













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・・・・・2週前のBLOGでは、ACORN社のデニム地を御紹介致しました。

こちらはカチョッポリのデニムです!
3種あり、色味、織糸の品質(太さ)などが違った3種となります。


















・・・・・如何でしたでしょうか。
軽衣料であるシャツだけでも十分に秋冬を感じる事が出来たと思います。

 素晴らしいカチョッポリシャツのコレクションを 是非ご覧になられてみて下さいませ。
きっと素敵な一着が見つかる事と思います。











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・・・・・美味しそうな カントリーファブリック が届いております!
カントリー系を語る上で この W.Bill は欠かせぬ存在でもあります。
そそりますよね、、、この高揚感がたまりません!

次週はこちらを御紹介させて頂きます。
もう店頭には並んでおりますので、皆様 是非お気軽にお越し下さいませ。




 また、今月の25日まで HOUSE STYLE ORDER限定におき
早期受注キャンペーンも実施中です。 男気あるTWEED SUITS なども是非この機会に如何でしょうか。






皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。





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2018年04月17日

【 至高のシャツ地フェアA 】




・・・たかがシャツ、されどシャツ、
紳士の装いに欠かせぬアイテムでもあり、下着でもあります。
 皆様のシャツに対する拘りは如何なものでしょうか。


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 新年度でもある4月、何かと御多用の事と思います。
そんな折では御座いますが、本当に沢山の方々がわざわざご都合を付けて下さり極上なシャツ地を吟味しにご来店頂いております。

 本当に心よりの感謝を申し上げます。
いつも御贔屓にして頂きまして、誠に有難う御座います。

BLOGでは伝えきれない事は多く、その分 店頭にて現物を前に感じて頂ければ
それら至高の生地達がもつ説得力にご納得頂き、大いに悩みながらお選び頂いております。

 お仕立て上がりが楽しみですね!
開催初期オーダーの方々は、早くも4月29日には店頭に届きます! 早いです!
(恐縮ながら私の分も!! 初リシオはどんな着心地でしょうか!?)


【 至高のシャツ地フェア 】は、
4月21日(土)までとなりますので、宜しくお願い致します。

(大変恐縮ながら、21日は既に御予約MAXにて お受けする事が出来ません。申し訳御座いません。)




 さて、先週のCARLO RIVAに続き
今週は DAVID & JOHN ANDERSON を御紹介させて頂きます。
この老舗も高番手で最高級なシャツ生地を世に送り出す最高レベルのメーカーです。



・・・DJAは、1822年 スコットランドのグラスゴーで創業致しました。
創業196年、、、もう直ぐ200年です! とんでもない老舗ですね。

しかし、1991年にはイタリアのALBINIに買収され現在に至ります。

 そんな歴史のある老舗だからこそ、こんな逸話もありまして

フランス文学の最高峰との呼び声高きスタンダール著『赤と黒:1832年』にも同社はその高品質を示すように登場致します。
大英帝国時代、英国はバーリントン通りに店舗を構えていた服飾店は その後も長きに渡り技術を駆使して高級な極細綿を世に送り出す生地ブランドへと成長を遂げていくのです。



今回 御用意させて頂きました DJA は3シリーズ御座います。
じっくりとご覧下さいませ!












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【 SEA ISLAND COTTON from BARBADDS 】  120/2×120/2
・・・シーアイランドコットン(海島綿)の名は超長綿の中でも一番有名でしょう。
英国の高級ニットメーカーであるジョン・スメドレーでも使われていますね。

通常の綿花に対し超長綿に属する綿花とは、その繊維長がもともと凄く長い種である事が特徴になります。
 これには様々な利点があり、CARLO RIVAの項でも触れました。
そもそも繊維長がもともと長いのですから紡ぐ工程自体をかなり省ける事になります。
耐久性も高く、均質で柔軟、そしてしなやかな糸になるのです。
高番手の糸づくりには欠かせません。


この度【至高のシャツ地】のレベルの生地になりますと、そもそも超長綿でなければ ここまでしなやかで細い糸を作り出す事が出来ません。
 故に原材料レベルで言えば大きな品質差は無いとも言えますが、魚でも和牛でも産地によるブランドがある事と同じニュアンスと捉える事が出来ます。

 しかし、産地違えば育てる方々のご苦労や その気候など含め、それなりの特性があるとも言えるでしょう。










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・・・・・先に少しお話しましたが、『赤と黒』のお話が紹介されています!

 少しだけ シーアイランドコットンに付いて少し御説明致します。

 ウエスト・インディアン・シーアイランドコットンはバルバドロスとジャマイカのカリブ海にある島々で集中的に生産されており、世界中で最も古くからある貴重なコットンの一つでもあるそうです。
その生産量はコットン全ての生産量に対し 僅か0.0004%なのだそうです。  相当な量のコットンが生産されていますから 貴重なのはわかりますが具体的イメージまではつきませんね(汗)。

 欧州で生産されるシーアイランドコットンは 120番双糸までなのだそうで、それ以上の極細は生産されていないとの事です。
(原料を仕入れ、日本国内で紡績された糸は140番まで作られているそうです。)
なので、このDJAも 120番双糸 を使った品質となります。
(織に関しては、平織・綾織 共に含まれます。)

120番双糸でこのお値段です、希少価値性がそのまま反映されていると言えます。

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 凄く雰囲気良いイラストです、こんな感じで栽培されているのでしょうか。











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・・・・・海島綿による クラシックなヘリンボーン柄、綾織ですし 超長綿たる原花の良さが光沢感を一層強めます。

しなやかでありつつも、キリリとした佇まいと安定感は 生地味にも出ています。
織糸が細ければ薄地に、太ければ厚地に、 これらは直に出ますので安定感・安心感のある120番双糸の品質の原材料自体が最高級品というスタンスですね。









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・・・・・計5種 御用意があります。
ブルー系、ホワイト系で織り柄含め とても使いやすい王道的なセレクトです。





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ロイヤル・オックスフォード、ツイル、ヘリンボーンと並びます。
淡いブルーは何枚持っていても良いですね。












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【 LINEN & COTTON 】
・・・CARLO RIVAに同じく、リネンが主体であり、コットンがブレンドされております。
RIVAが6対4の比率でしたが、DJAは LINEN:55%  COTTON:45% と
ほぼ同じ位の混率です。

 暑き夏などは特にリネンに頼らなければなりません!
ビジネスシャツとしても強い味方であり、是非ワードローブには加えておきたい生地ですね。











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・・・・・リネン特有の節、涼しげで淡いブルー地に白のストライプが本当に爽やかです。
見ているだけで涼しくなりますね。











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・・・・・8種御用意があります。
ソリッドからクラシックなストライプまで、これはどれを選んでも当たりしかありません!!



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どれもこれも綺麗ですね、、、、。












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【 200/2 × 200/2 】 平織・綾織
・・・200番双糸でおられた DJA を代表する品質であり 逸品です。
これも凄いですよ、シルクかと間違える程にツルツル・スベスベです。

 着心地が良いに決まっています!

かなり高番手だと思われるでしょう。 その通りです。
CARLO RIVAは 170/2あたりが主となりますから、番手だけで言えば更に細い訳です。
しかし、技術は進んでおります。これで驚いては成りません。
今では 300/2 もあります! が、個人的にはあまり興味がありません。
(番手だけではシャツ地としての総合的な品質判断は出来ません。それは来て頂ければ分かります。)


 200/2のDJA、まだ銀座で仕事をしていた時代に手に入れました。
とても感動しましたし、至高レベルのステージを始めて体感した次第です。
大事にしているので今でも俄然 現役選手であり、私自身は家庭洗濯機で普通に洗濯しています!
 むしろ、洗濯機では洗えないシャツ(シャツ地)であれば私には不要です。










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・・・・・200番双糸のポプリン、本当に素晴らしい品質です。
かなりの高番手にも関わらず、案外 シャキッともしております。










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・・・・・計10種 御用意があります。

今回は全部で60種以上ありますが、唯一 格子柄が入っています!










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・・・・・ツルツルで光沢感溢れるホワイト・ツイル、先のシーアイランドコットンより高番手な為 確かに違いが御座います。

 その隣、クラシックなタッターソール柄を品良く 細かめにまとめてきました!
また色が良く、ライトブルーとパープルで織りなされています。
 これも素敵、、、、。










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・・・・・先ずはポプリン、王道な御選択ながら
どれもこれも繊細で淡い色目が魅力的で ここから選ぶのが大変ですね。












以上となります。



・・・・・如何でしたでしょうか。
世界の頂にたつ 代表的な2社による共演でした。 計65種となります。

 ここで、私個人的な意見を述べさせて頂き 締めくくりたいと思います。



Q - どちらが良い生地なのでしょうか。

A - それは、どちらも良い生地であり、その『良さ』に違いがあります。
どちらが好きか、、、で選ぶべきものです。




皆様、マグロはお好きですか(笑)?
余すところ無く美味しく食べられる高級魚であり、様々な部位により美味しさ含め 味の楽しみ方も違いますよね。

 本当に私個人の一意見に過ぎませんが、
C.RIVAは 口の中でとろける様な本当に美味しい中トロです!
DJAは 極上な赤味です! いくらでも食べられます!




 C.RIVAは圧倒的です。
お値段を見てもお分り頂けます。

DJAの海島綿や200番双糸よりも一段 高額です。

その圧倒的な肌触り、風合いは正に独自のリーバ・クオリティーであり
独自の世界観・品質感を確立していると言えます。

 触れば分かります、その風合いは 純粋に『着てみたい』と思わせる説得力です。
高番手であればシルキーなのは分かります。しかし、コットンにも関わらず 何故ここまでシットリ感が出るのか、、、
時間をかけ熟成させた糸を旧織機でじっくり低速で織り上げるからなのでしょうか。
限られた生産量の 最高品質=最高金額 というのも頷かざるを得ません。


 反面、DJAはシャキッとした程好き引き締まった体を感じられます。
安心感を感じられる方は少なくないでしょう。





皆様におかれましては どちらが最高となりますでしょうか。
最高は自分で決めれば良いのです、 御自身のシャツですから!
勿論 色柄優先でお選び頂くのも良いでしょう。ハズレはそもそも この面子にはおりません。


最高のクロマグロによる極上の中トロと赤味、どちらも食べたいに決まっています!



  今月 21日までフェアを行っております。
是非お時間をお作り頂き、ご来店され 御試食と共に その味わいをご堪能されてみては如何でしょうか。 心底お勧め致します!



 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。


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・・・・・度々申し訳御座いません。
来週のBLOG更新はお休みとさせて頂きます。

 また頑張って書きますので、どうかこれからも宜しくお願い致します。
今週も最後までお付き合頂きまして、誠に有難う御座いました。



posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | 生地について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする