皆様 こんにちは。
明日の4日には 立春 を迎えますが、実際には一番寒い時期でもありますね。
時期が来ればまた暑い日々が長いのですから 今はこの寒さをじっくりと堪能しておきたいものです。
さて、店頭には季節問わず買い付けていた生地が次々と入荷中で御座います。
そんな沢山のお勧め地の中より、先ずは大変貴重 かつ重宝出来るヴィンテージスーチングよりご紹介させて頂きたいと思います。
現在 HOUSE STYLE ORDER限定による【早期受注キャンペーン】が今月の23日まで開催中で御座いますのでタイムリーに是非如何でしょうか。
BESPOKEでもご注文は勿論の事、ご要望であれば予約も承らせて頂きます。
こんなにも貴重な定番処の生地が発掘されただけでも嬉しい限りであり、在庫があるうちにお声掛け頂けましたら幸いで御座います。
VINTAGEです、当たり前ですが次に巡り合う事の出来る確率は限りなくゼロに近いのです。
此度ご紹介の生地は2種、共に明るめなライトトーンのグレーとなります。
無彩色であるグレーはライトグレーからチャコールグレーまで幅広く、トーンが濃ければよりドレッシーに、薄ければ軽やかで爽やか、清潔感と共に品のある印象を与えてくれます。
生地をご覧頂く前に、ライトグレーのスーツをエレガントに着こなされている御仁方よりイメージを膨らませて頂きましょう!

・・・・・口髭がとてもセクシーなC.ゲーブル氏、流石は気品の感じる着こなしです。
シングルでピークドラペルの上着は二つ釦、ウエストコートは見えませんがかなり短めなので五つ釦かも知れませんね。
霜降り感が魅力的な表情を醸し出す明るいトーンのグレーに対し、シャキッとしたレジメンタイが凄く映えます。
意図的に畳まれたチーフがまた良いキリリ感を演出していますね。

・・・・・スラリと長身なC.クーパー氏、この撮影時は1934年ですが 今はカラーに加工修正出来ますので不思議な感じですよね!
これまた見事なグレーはミディアム、、、ライトグレー、どちらとも言えそうなトーンです。
深い打合い、堂々としたラペルにも関わらず調和した美しいバランスなのは この丈によるところもあります。
さり気なく飾られたラペルのお花はカーネーションでしょうか。
最も伝統的でフォーマルな選択とされています。
敢えての白い花は落ち着いた無彩色コーデに近い感じでまとめられています。
明るいトーンのスーツは堅苦しさも皆無で落ち着きと共に大人の余裕さえ感じさせてくれますね。

・・・・・英国王もこれまた本当にエレガントな着こなしです。
「らしさ」を感じさせてくれるペールトーンなVゾーンは淡い桜色かソフトラベンダーの範疇、互いの色味にご近所なライトパープルで胸元を締めます。
ライトグレーのスーツに ライトトーンな着こなしは卓越したセンスをお持ちな英国王ならではであり、大いに参考になります。
ライトグレーのスーツを着こなす紳士は とても知的でもあり、柔らかいトーンから滲み出る品格も感じられるのです。
これまたダークスーツには無い素晴らしい魅力なのですね‼
そんなライトグレーのスーツ、皆様であればどの様に楽しまれるでしょうか。
纏ったご自身を想像しながらご覧下さいませ!

・・・・・70年代の後半あたりに織られていたとされています。
当時は生地メーカーも多く、切磋琢磨に激しい競争もあり 各社負けじと品質の高い生地を沢山織り上げていました。
現代と比べ、織機からフィニッシング(仕上げ工程)までかなり違います。
今思えば時間を掛けてじっくりと織られた素晴らしい生地が当たり前に沢山あった訳ですが、当時からしてみれば それが当たり前の時代です。
他社よりもっと、、、差別化を図るべく 貴重な高級獣毛をブレンドしたりと当時の流行りでもあったのかなと 今見れば感じるところも御座います。
そんな中で生み出された逸品ですよ!
スーパー120のタスマニアンウール、当時のウールとしては極上、ピンキリのピンです!
そこに カシミア、そして ミンク、更に最高級獣毛で神の繊維とされる ビキューナをもブレンドしています。
当時のミミにはキラキラと金糸が使われたりしていますが、これは銀糸、、、プラチナ意識なのでしょうか(笑)⁉

VINTAGE:ZENITH DE LUXE
TASMANIAN 120‘S WOOL
VICUNA
MINK
CASHMERE
320g
・・・・・この生地ですが、適合ネームがありません!
VICUNA表記が無いのですが、このネームしかもう残っていないのです。
希少な高級獣毛たちは それぞれ1〜2%程度でスパイス的な混率です。
ですがブレンドすれば こうやって謳えますからパンチ力は絶大なのでしょう。
そんなスパイス程度でも ここまでスターを揃えたらチョイ役にも関わらず 存在感を確りと感じる事が出来るのも事実なのです!
ウエイトも3シーズンですから一番使いやすいですね。

・・・・・クラシックなヘリンボーン柄、とても細い所謂ミニヘリンボーンです。
柄幅が狭い程にドレッシーに向かいますので かなり上品なポジションといえる織柄を採用、そしてこの筋張った独特な表情を見て下さい‼
これが一番の美しきこの生地の個性でもあります。

・・・・・コントラストのある色糸を使って柄が表現されます。
この浮き出るような立体感、、、、奥行き感じる素晴らしい表情です。
この筋走った柄表現は当時の紡績技術だからこそなのかも知れませんし、糸色選択と共に意図的な表現なのか、、、どちらにせよ手作り感のある温もりを感じずにはいられません!


・・・・・仕立てた服を着用した前提の目線で上から下へ見下ろすと、ヘリンボーンらしい縦方向にシャープな織柄の流れを感じさせてくれます。
この生地、織りだけではなく勿論レアなスパイスが効いていますから
触れば誰しもがスター達の共演に納得されるでしょう、チョイ役ですがそれで良いのです!
混率が高ければ それだけお値段も跳ね上がり、気を使うラグジュアリー生地になってしまいますからね。
これは欲しい、、、取っておきたい、、、。
では次のご紹介にいきますよ!

・・・・・泣く子も黙る モクソン のヴィンテージスーチングです。
無地のグレー、ここまでド定番な生地はヴィンテージのモクソンではそうそう見つかりません。
ヴィンテージの生地とは例外は有れど 悪く捉えれば売れ残り。
ですが こんなソリッドの定番範疇が残り物であるなんて言わせません!
そういう意味でも大変に貴重なのです。

VINTAGE:MOXON
100% WOOL
340g
・・・・・ヴィンテージ市場ではドーメルと並んで知名度と共に人気の高いモクソンです。
低速織機でゆっくりと味わい深く織り上げられ、丁寧にフィニッシングされていた当時の当たり前。
モクソンたる信用と信頼の証でもあります。
無地範疇である PICK&PICK は正にトーンの明るめなグレーこそ王道。
当たり前過ぎるP&Pはワードローブに入っているべきスーツでもあります。
ヘリンボーンに同じく、コントラストの効いた互いの色糸によりツイル目が表現されます。
アスコット競馬場で着用されるアスコットモーニングもP&Pのライトグレーで仕立てられます。
これまた表情がイキイキしていて素晴らしい、、、糸が細過ぎないので(当時としては比較的に高番手部類)よりこの顔が出せるのですね。
素朴で往年の英国地たるは正にこんな感じ! と言いたげですよ。





・・・・・PICK&PICKは綾織りです。
綾織りといえばデニムが分かりやすいですが、独特な斜めに走る畝が見受けられます。
P&Pの斜めに浮き出る畝、目を凝らして良く見ると、、、階段なのです!
細くて細かな階段を遠目に見ると 斜めに走る畝と見えるのですね。
VINTAGEは当然古い生地です。
中には羊毛が備え持つ油分が抜けがちでパサついた生地もあります。
それは良く言えばドライなタッチこそVINTAGEらしい! とも言われます。
しかし抜け過ぎな生地はむしろダメです。
この生地は本当に気を使った保存が成されていたのでしょう。
独特なドライなタッチなんてほぼ感じられません。
先のZENITH同様に 不均一で綺麗すぎない辺りが正にVINTAGEらしく
手作り感や温もりを多分に感じさせてくれます。
秋冬寄りな3シーズン範疇、打ち込みは確りとして仕立て映え間違いなしです。
ライトグレーのP&Pはワードローブに入っているべきスーツです。
まだお手持ちの無い方、いや、お持ちであったとしてもコレは着たくなりますよね。
欠かせぬグレーといえばフランネルは有名ですが、グレーP&Pも同じ位に欠かせぬ定番ポジションです。
こんな個性豊かでレアなモクソン製で是非如何でしょうか。

・・・・・グレーと一言でいっても トーンのバリエーションの他に、着色の方向性もあります。
極上なVINTAGE SUITINGを並べてみました。
左にZENITH、右にMOXONです。
ZENITHのグレーはこう比べてみると青味なグレーですね、より洗練された感があります。
MOXONのグレーは黄味のあるグレーであり、優しさと温もりを感じさせてくれます。
この色系統はグレーのフランネルにも同じことが言えますので、メーカーにより色味を比べ どちらがより好きか となります。



・・・・・敢えて手に持つ事で、柄出しや色味、個性や存在感が感じやすくなるでしょう。
同じライトグレーですが、相当個性も品質も違います。
それぞれの良さがありますので迷いますが、、、それこそ皆様の価値観やお好みで相棒をお選びください。
写真の色味は修正にかなり気を使っていますが、所詮モニター越しです。
リアルな子達に是非会いに来てくださいませ。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
今週も最後まで言付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。







































