2025年02月25日

【 2025春夏 / お勧めスーチングA 】





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・・・・・店内の アセビ(馬酔木)が可愛い花を咲かせております。
グリーンが強めなアセビの葉には有毒成分が含まれており、葉を食べた馬が酔ったようにふらついてしまうその様より名付けられたとの事。
 小さくて白い壺が幾つもぶら下がっている様でとても可愛らしいお花ですね。
ささやかな「癒し」を享受しております!









 さて、今期仕入れの生地は全て揃い 徐々にご紹介をさせて頂いております。
お陰様により既に光栄なるご予約やご注文を頂戴しており誠に感謝しか御座いません。
お仕立て上がりが楽しみですね、私もで御座います!

今週も続きをご紹介させて頂きますが、生地ばかりでは飽きてしまわれると困りますので 次回は別のカテゴリにて更新したいと思っております。
 とは言え、今週紹介の生地も素晴らしく かなりお値打ちな仕入れが出来ました。
昨今の値上がり状況下を垣間見れば、間違いなく入手しておいた方が良いと心底お勧め申し上げます。

















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・・・・・エレガントでクラシック、正に非の打ちどころ無きそのスタイルに憧れを抱かずにはいられません。
ダークスーツにはそれなりの意味とポジションがあり、どんな時代でも紳士にとっては欠かせぬスーツです。
 故にこのポジションは年中常にあり得ますので、頼りになる相棒をシーズンで分けてワードローブにラインナップされているべきアイテムでもあるわけです。

F.アステア氏のダブルブレストスーツ、ソフトな仕立てによる美しきドレープがとても素敵です。
生地は皴よりやや軽めな印象でもあり、袖にはピシっとプレスされたクリーズラインが見受けられます。












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・・・・・2月も後半になりましたが まだまだ寒く、装うには好都合ながら 春夏は必ずやって参ります。

ネイビーのスーツはブルー系で単色コーデされ、清涼感と共に清々しく暑さなど感じさせませんね!
 帽子と靴で春夏らしい季節感や抜け感が良い感じです。

日本の様に高温多湿な国だからこそ、春夏のスーチング素材ではモヘアが欠かせません。

MOHAIR(モヘア)はアンゴラ山羊の毛から作られた繊維であり、吸湿性に優れている為に重宝され訳ですね。
 その他にも沢山の特徴があり、光沢感の強さや ハリコシが強くて皴になり辛いなどが挙げられます。


http://dittos.seesaa.net/article/321867264.html
【 新旧 KID MOHAIR 】 ・・・ 気付けば12年も前の記事!



そのモヘアの中で まだ生後間もないKIDS達より頂いた最高に綺麗で細くしなやかな毛こそ最高のスーチングに使用されています。
 豊かな特徴のモヘアでもデメリットはあり、ゼロではありませんがウールの様に100%で使用される事は極僅かです。

そのモヘアたる特徴を どのくらい表現したいかにより混率を変えるという事になりますね。
暑い夏でも清々しく着る事の出来るキッドモヘアはお好きでしょうか。


















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SMITH WOOLENS




1921年 ロンドンのゴールデンスクエアで創設されたロンドンマーチャントの雄。
ここも沢山の名作がありますが、一番有名なのは ソラーロ でしょう。
 登録商標を有し、本来では唯一 SOLARO を名乗れるメーカーという事になります。

同社よりキッドモヘア混の極上スーチングを特価にて仕入れる事が出来ました。
昨今の価格上昇にもれず、キッドモヘアも高級獣毛ですから混率が高ければお値段も比例しますので この度の出物仕入れはかなりのBIGチャンスとなります!


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・・・・・ライオンがトレードマークな同社のネーム、迫力のあったライオンさんは発色良きレッドで、、、、今では随分とシンプルになり、ライオンらしく勇ましい鬣(たてがみ)はオールバックに整髪され モデファイ進んで なんかスフィンクスみたいになってきたような!

















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60% KID MOHAIR
40% Super100‘s WOOL

260g



・・・・・6:4 鉄板混率のブレンド、HARRISONS社の最高級で知れた名作『CAPE KID』に同じ品質であり、織元はモヘアを得意とするあのミルではと推測されます。
左に吸い込まれそうなシックで美しきダークネイビー、右に英国らしいブルーグレー。

双方同じシリーズ、色違いの兄弟です。

これは間違いありません、春夏用のスーツとしては是非ワードローブに入れておきたいポジションである筈です。


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・・・・・先ずはダークネイビーからご覧下さい。
実物は写真よりもっと濃い色であり、なかなか表現が難しいです。
本当に深く濃い色味で引き込まれる様な魅力を持ち合わせています。

特徴である光沢感は美しき光の陰影を生み、ハリコシある弾力は豊かなドレープを生み出します。
吸湿性も高く、常にシャリシャリしていて冷んやりと感じられる肌触りなのです。


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・・・・・こちらはブルーグレーです。
これも英国的で欠かせぬ色味でもあり、英国王も良く着用されておられますね。

強き日差しを避けるがためにも色のトーンを下げ、良い意味で春夏地らしい清涼感も生まれます。
単にライトブルーではなく、グレーシュな色味である事が前提であり この色の魅力でもあります。

若い頃にはその魅力を微塵も感じられませんでしたが、今となっては大人の落ち着きと渋みを感じさせてくれる素晴らしい色味です。


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・・・・・今一度 兄弟揃って色味の比較を。
皆様、ここまで高品質な英国製KMは もうこんな価格帯では手に入りません。

真面目に大きなチャンスであり、鉄板な色、そして最高な品質です。
KMを堪能するなら是非 混率6割レベルでご堪能下さいませ。




では次に参ります。
(今週ご紹介の生地は 全て SMITH WOOLLENS です。)


















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84% FINEST MERINO WOOL
16% SUPERFINE KID MOHAIR

230g



・・・・・FINEの最上級でFINEST、SUPERなFINE具合、、、
一体どっちが上ですかね⁉

という冗談はさておき、こちらの生地は妖艶で美しい『 茄子紺 』です。
濃紺に赤みが入り、青紫色の濃い色、、、まぁ正に茄子の色味です。
とても色気のある色ですよね。

 この生地には小技が効いていて、同社のソラーロよろしく交織織になっています。
150p幅の生地端を合わせて二つ折りに畳んであります。
 内側が表側となり、中表状態を捲っているので見えているのが表側となります。

対角線に左上と、右下、明らかに色味が違いますね!
左上は経糸が強く反映、右下は緯糸が強く反映し、見る角度によりこれだけ色味の印象が変わります。












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・・・・・生地の裁ち端(横地)ですが、刷毛の様に見えている黒っぽい糸が経糸であり 先ほどの左上色です。
緯糸にはネイビー(青紫)が使われ、それらが交織となり 独特な表情を醸し出すのです。


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・・・・・本当に美しくて綺麗です。
先の兄弟2色と比べれば華やかさがあります!

そしてこの生地は先の2色より薄地で軽く、キッドモヘアの混率が少なくて 16% しかブレンドされていません。
故にウールの柔軟性が主体に、光沢感とハリコシが加えられているという感じでKM感はそれほど強くは感じません。

 そこが良くも悪くも特徴であり、企画された意図という事です。
桜色のシャツがとても似合いそう、、、、。


では次が今週のラストです。


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27% CAPE MOHAIR
73% SUPERSPUN MERINO WOOL

290g


・・・・・また中途半端に刻んできた混率は約3:7、CAPEは南アフリカ産のモヘアであるという事であり、今では世界でも有数のシェアを誇る産地となっています。
SPUNは撚糸ですからSUPERで強撚糸を指しているのでしょう。

ウール側の糸も強撚糸にして弾力を持たせ、KMのハリコシと共に防皴に特化していると言えます。
また、この生地のみ 290g と3シーズンウエイト並みにボリューム感があるのも特徴です。


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・・・・・色は正に KHAKI(カーキベージュ)です。
カーキとは軍服色としても有名であり、とても振れ幅の広い色でもあります。

そもそもカーキとは「土埃」を意味するヒンディー語のKhakiであり、本来では黄色に茶色を混ぜた様な色味を指します。

ベージュでも良いのですが、カーキと敢えて区別すると
ベージュは茶色を明るくした色、カーキは黄色に茶色を混ぜた色との事。
 絵画などを嗜む御方は色のブレンドによる変化や違いが分かりやすいと思います。

別に大した事ではないのですが、色のもつイメージと共に印象を与えるであろう呼称は大事です!

前々回でご紹介させて頂いたFOXのサンドベージュより濃い色味でもあるのです。
乾いた土が風に舞う色、これまた美しきアースカラーでもあります。













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・・・・・涼しさを念頭に入れれば生地は薄い方が良い、ですが強度や耐久性を尊重すればこの位のウエイトが望ましい。
平織地で通気性も良く、皴にも強くて頼りがいもあります。

なにより この色のもつ魅力が素晴らしい。
こういったベージュ系のスーツもワードローブには入れておきたいですね。


















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・・・・・では最後に 今週ご紹介分の4種を並べてみました。
ダークネイビーの濃さ、茄子紺の色気などは分りやすいです。
反面 カーキが白っぽ過ぎる印象な写真です。

それぞれの混率やウエイト、そして色味、シャリ感の度合いが織りなす肌触りと
ご自身の目で見て、触って、そしてリアルを感じてください。
















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・・・・・このイラストは一目瞭然で分かりやすい!
装いは主にTPOに応じたスタイルになりますね、春夏のワードローブ内でのバリエーション。

春夏用のスーツはビジネスやタウン、リゾート。
そしてお気楽なオッドジャケットでの装いも加え、靴や帽子も様々です。
 センターのダークスーツは浮いている様にも見えますが、欠かせぬからこそ仲間にいる訳ですね‼
クレリックカラーのシャツが素敵ですが、双眼鏡を持っている辺り 競馬⁉
どちらに行かれるのでしょうか⁉






皆様、春夏に向け 丁度良い仕込み時で御座います!

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
 今週もお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。



















・・・・・誠に申し訳御座いませんが
来週のBLOG更新はお休みとさせて頂きます。

地味に動き続けているシャツの受注再開に向け、諸々行動に伴い時間が必要です。
顧客様方からの再開を願うお言葉も強く、もう少しお時間をください。

次回は 3月11日(火)を予定しております。

どうか引き続きよろしくお願い申し上げます。






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2025年02月11日

【 2025 春夏 / お勧めジャケッティング 】






≪ 訂正とお詫び ≫


先週ご紹介させて頂きました VINTAGEのHIELD に付きまして、

平織:TROPICALと記載致しておりました。

正確には 綾織:PICK AND PICK(ONE AND ONE)で御座います。

先週のBLOGも修正済みであり、

改めてこの場にて訂正させて頂くと共にお詫び申し上げます。























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 今週から寒さも少し緩んでくるそうですが油断は禁物ですね。
店頭はサッパリと春夏地が並んでおり、ディスプレーも着替えて 一つは爽やかにオープンカラーで着こなしたソラーロです。


http://dittos.seesaa.net/article/474911300.html
【 10th ANNIV-SOLARO SUITS 】


S.BRYSON社のIRISH LINEN:NAVYで仕立てたシャツは長袖、スカーフやチーフも敢えてブルー系で統一。
トラウザースのみグレーで三つ揃いを崩してやや砕けた着こなしに!


( お陰様により いよいよ残りの尺は スーツ×ラスト1着、スペア トラウザース×1本分 となりました。 ご検討中であった御方、既に誂えられてスペアTRも作っておこうかと思われる御方がおられましたら お早目なご連絡を頂戴出来ましたら幸いです。 もう同じ生地を織る事の出来なくなってしまった貴重な純英国製の春夏対応なソラーロで御座います。)









 さて、先週に続き 今週は今期仕入れた JACKETING をご紹介させて頂きます。



















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・・・・・米国の俳優 C.ロメロ氏。
軽やかでとてもエレガントな着こなしであり、下物は淡く 上着の格子柄が大変映えますね。
柄も大振り、クラシックな古典柄派生のファンシーチェックの類はバリエーションも無限大です。
ODD JACKET(替え上着)こそ 柄物を大いに楽しんで頂きたいものです。

 オールドクラシックなオープンカラーのシャツとスカーフが似合いますね!
軽快でスポーティーな装いが映える季節へと 徐々に向かいつつあります。
















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・・・・・G.クーパー氏の上着もまた素敵!
典型的な BASKETWEAVES(バスケット織)が存在感を醸し出しています。

当時タイのレングスはこれがマストあり、現代的な目で見れば驚くほど短いと感じるでしょう。吊り用の深き股上に合わせ 周辺小物(タイやブレイスなど)のバランスも構成されていました。

 基本的にはウエストコートを着用していますから大剣先の類を魅せる事はありません。
そもそも論、ネクタイはスカーフを畳んで首に絞めたのが始まりですからサイズ感もこの位になるとも言えます。
氏の穿いているハイライズでこのバランスですから現行のベルト用腰履きトラウザースに合わせたら更にチンチクリンです。

トラウザースを吊らなくなり、股上を低くする事によって胴が長くなりますのでタイも長く、ブレイスも合わせて背のデザインを変えロング対応にとバランスが変わって参りました。




ご登場頂きましたエレガントなお二人に共通するのは下物(トラウザース)です。
昨今では間違いなき グレー が筆頭選択肢に挙がるでしょう。
 ですが、クリームや限りなく薄くて淡いライトグレーか、『白』を彷彿させる色味を穿かれています。

今の時代では少し目立つかもしれませんが、これが格好良いのですよ‼
ガラッと品が格上げされますので是非お勧めで御座います。


















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VINTAGE:WAIN SHIELL


90% WOOL

10% LINEN


ABOUT 350g




 数々の名作を生み出してきた名門マーチャント。
あのモクソンへも贔屓に発注をしてきた大変懇意な関係でした。

リネンの清涼感と涼しさを加え、野趣に富んだスラブ糸を使って織られています。
ヘアライン(ストライプ)で構成された格子の織形状はあたかもバスケット織の様ですが、そこに清々しいブルーのウインドーペーン柄を重ねてあります。


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・・・・・マスは迫力のある大き目なサイズ、スーツ地でもタイ地でもそうですが柄が大きくなればなる程にスポーティーさ(カジュアル)が増すのですね。

その分 柄合わせに要する必要尺は増える事になるのですが、、、。












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・・・・・発色よく、とても綺麗なシアンブルーが素晴らしいアクセントです。
オフホワイトとネイビーで構成されたヘアラインもコントラスト美しく、全体感の調和が見事です!

派手に見えるでしょうか?
こういった色柄が当たり前に溢れていた時代を考えれば、今は随分と地味になったと言えるのかも知れません。
 誂える時代から大量生産される既製服へと切り替わる事により、どうしても用意する側(既製服メーカー)は売れる・売りやすいものへと それなりに絞り込まれますので減るのも必然と言えるかも知れませんね。












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・・・・・おっと、この生地にもスタンプが!
危ない、地のしでアイロンにベットリと付けてしまう所です(汗)。
VINTAGE要注意。


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VINTAGE:Neill of Langholm


75% WOOL

15% LINEN

10% SILK


ABOUT 390g




【 Neill of Langholm 】




スコットランドのミルであり、独自性の高い生地もデザインして織られていた実績は
かの CHANEL TWEED を織り上げていた事でも明白です。
 一味違う味付けが得意でもあり、その独自性と共にそれを具現化出来得る能力を持ち合わせた個性がウリであった同社の逸品で御座います。
















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・・・・・シルク、そしてリネンのスラブ糸が表情を際立て、二重のウインドーペーン柄は単純であればタッターソールチェックになりますが 随分と独特にデザインされた格子柄ですね。

















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・・・・・春夏地でもあり、やはり上手くブルー系の色味を使います!
太枠のペーンはサイズも大きいのでダイナミックに線を構成して安定感を出します。
そしてペーン(窓枠)が大きい分 細い格子柄があたかも中桟の様でもあり素敵な窓に見えてきますね!
 もうボールペンだけではサイズ感が分かり辛いかも知れませんので、私の手のひらも(笑)。


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・・・・・これまた清々しくて清涼感がありますね。
とても素敵なジャケットになる事でしょう。
ザックリとしてなかなかボリューミーで SUMMERTWEED範疇なこの生地、リネンの混率もそう高くはありませんので皴も気にせずご着用頂けます!

スーツにされるのもお勧めであり、プラスフォワーズ含め スポーツスーツとしてもお楽しみ頂けます。
 ツィードのスーツと考えれば格はむしろ普通ですよ。


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・・・・・上物がそれなりにライトトーンなので、合わせる下物はミディアムトーン辺りがシックリとくるでしょう。

もしくは、、、、色合わせの調和です!

上部にJACKETINGを2種、下に重ねるは これまた爽やかなコットンツイルです。



Ermenegildo Zegna


100% COTTON

ABOUT 230〜250g




【 パステルなコットンツイル 】




 当店では珍しく伊製の生地ですね。
B.MOSSは勿論不朽の定番であり、欠かす事の出来ぬ英国の良心です。

しかし、日本の夏は強いですから たまには軽くてソフト、楽チンな伊製ツイルは頗る性能を発揮してくれる事でしょう。

交織されており、緯糸はホワイト(右裾角が裏側)、経糸にスカイブルーで淡いパステルトーンを表現しています。
 この色味同様な着心地と共に 上下との色調和も抜群に良いです!















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・・・・・このコットンツイルは現在スカイブルーとレモンイエローの2色が御座います。
イエローはブルーの反対色であり、反発し合うとも言えますが逆に引き立たせる事も可能です。

故に とても色味がパーッと映えますよね!

このツイルはスーツもお仕立てできるコットンツイルで御座います。
一手間惜しまず湯通しして縮絨してから裁断へ回しますので、トラウザースであれば御家庭洗濯機で洗えます!

汗や汚れを気にする事なく お楽しみ下さいませ。

















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・・・・・ODD WAISTCOAT もベタな所でお勧め地を!


HARRISONS

= INDIGO =


80% WOOL

20& LINEN

230g




 上着と素材感を合わせウール×リネンの軽量級でお勧めです。
リネンの節が白く目立ち、程好い塩梅で霜降り感があります。
これもリネン混率が少ないので皴は気になりませんよ。

青味をきかせた スマルトブルー 等は如何でしょうか。
こう来るとトラウザースはミディアムグレー、もしくはお勧めなオフホワイトやオイスターなどが頗るエレガントで御座います。

この『INDIGO』はバンチですから他にもかなりの色柄展開が嬉しい所です!
今期春でリニューアル致しました。


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・・・・・如何でしたでしょうか。
今週は爽やかな ジャケッティング をご紹介させて頂きました。

最後におまけ⁉ 早くも次の冬に向けてのご紹介です!













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・・・・・あら、ラクダさん、また鎮座して番人(番ラクダ⁉)ですな!










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・・・・・もう無理だと思っていた、、、あのキャメルヘアーを改めて嬉しき価格にて手に入れる事が出来ました‼
供給先の体制も変わりましたし、もう出物価格で仕入れる事は不可能だと諦めていた矢先に飛び込んできたチャンスでした。














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・・・・・実際に冬は本当に寒いのでCAMELのコートは欲しいです!
今期の冬は来るのが遅かったのですが強いですよね、東京でも夜中は氷点下を次々と記録しております。

こういった不朽のアイテム(高級獣毛)は出会い時こそ作り時、皆様の頭の片隅に置いておいて頂けましたら幸いです。


http://dittos.seesaa.net/article/451881466.html
【 ラクダの親子 】






では、皆様とお会い出来る日を楽しみにお待ちしております。
今週もお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。













・・・・・誠に恐縮ながら、来週のBLOG更新はお休みとさせて頂きます。

次回は 2月25日(火) の更新を予定しておりますので、どうか引き続き 宜しくお願い申し上げます。






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2025年02月04日

【 2025 春夏 / お勧めスーチング 】





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= SUMMER DONEGAL =




【 2024春夏 / お勧めファブリック 】



カントリーなツィードをタウンやリゾート含め 春夏でも幅広く楽しめるようにと生み出されたサマードネガルツィード。
 スポーツスーツからオッドジャケットまで幅広くご堪能頂けます。
気になっておられた方がいらっしゃいましたら是非お気軽にお声かけ下さいませ。
残り僅かとなって参りました。

















 早くも2月に入りました。
昨日には『立春』を迎えましたが、その前日が『節分』ですね。
節分は「季節を分ける」という意味であり、本来では立春、立夏、立秋、立冬と年に4回の節分があります。
今では主に2月の立春後が節分という認識が強いですね。
季節の変わり目に起こりがちな病気や災害を鬼に見立て、それを追い払う儀式だそうです。


立春とは言えまだまだ寒いのですが、洋服屋は春夏へとシフトして参ります。
特に誂え服は仕立てる時間を見越さなければなりませんからね。
店頭の生地たちも春夏物へ入れ替え致しました。


 今期 春夏用含め、買い付けていた生地が随分と入荷してきております。
今週は SUITING を主体に新しく入荷した生地をご紹介させて頂きます。

















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CHARCOALGRAY



木炭を意味するチャコール、黒に近く濃くて深いグレーですね。
ブラックほどには強くなく、角の無い優しさを持ち合わせた上品でシックなこの色は紳士のスーツには欠かす事は出来ません。

個人的にはネイビーよりもグレー派な私が心底お勧めできるチャコールグレーのスーチングは常に店頭在庫にもご用意があります。
ただ 個人的お勧めの筆頭たる生地も現物で御用意をしておきたく、バンチではないリアルな生地を目の前に、その存在感と説得力を直に感じ、そして纏って頂けるよう御用意致しました。

H.Lesserの生地は廃版が増えている折、無くしてはならぬ生地さえ対象になっている経緯もあったので手に入るうちにという側面も御座います。


FOR THE DISCERNING MAN … まさに同社のプライドとポリシーを感じさせます。


控えめで厳かでもありつつ、寛大で在れ。
濃く、深い色出しとセンス、同社の当然たるクオリティー、フォーマルも意識に入れているであろうこのポジション(チャコールグレー)に託された想いを感じさせてくれます。

そんなチャコールグレースーツのポジションを、ポテンシャルを今一度見つめ直すには最高の生地です。


http://dittos.seesaa.net/article/499684657.html
【 FOR THE DISCERNING MAN 】







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・・・・・現行ネームはガラリとモダンでシンプルになって少し寂しい、、、。










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H.Lesser & Sons


LIGHTWEIGHT

11/12ozs

(ABOUT 350g)


CHARCOALGRAY / HERRINGBONE



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・・・・・序幕はエレガントな3シーズン用のダークスーチングでしたが、以降は正に春夏地をご紹介致します。
昨今のリアルな状況にも心底お勧め出来る生地を厳選仕入れしております。


暑きシーズンは長くなり、それと共にカジュアル化の進行も御座いますね。
ノータイ含めビジネススーツさえ着用しなくても良いのであれば、逆に自由な装いを楽しめるというものです。

ONとOFF 双方での垣根低くテーラードクロージングを楽しめると考えれば、お好きな方々にとってはむしろ好都合でもあるのではないでしょうか。
 打ってつけの生地をご紹介させて頂きますよ!















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Hield Brothers



・・・・・1922年 ウエストヨークシャーにて創業されたミルで御座います。
高品質な服地に拘り続け、英国の繊維業界に寄与してきた同社は 英国王室より二度も表彰を受けている実績があります。

経緯双糸使いで確りした打ち込みは正に英国服地らしさを伴い、その拘りぬいた高品質な生地はエリザベス女王が乗られていたベントレーのシートにも採用されていたとの事です。

ブラッドフォードに工場を構える同社の旧ネーム、強面なヒツジさんの顔がインパクトありますね。

この生地は VINTAGE であり、ネームも古い時代のものでとても素敵で味わいがあります。
(現行のネームは随分とサッパリしたデザインへと一新されています。)










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・・・・・昔の生地は大抵裏にスタンプがおしてあります!
なになに、、、ヒールドのスーパー仕上げが施されているそうですが どんな仕上げでしょう⁉ 650とは⁉

このスタンプはアイロンに付くので、、、地のしの段階より注意が必要です‼
そんな事もあってか 現在は押されていません。











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・・・・・新鮮でとてもレアではないでしょうか⁉

SUPER 200を超える技術を持つ昨今、当然ながら当時ではスーパー100や120がMAXですから70でも十分に素晴らしい糸です。
 見方を変えれば耐久性にも優れ、VINTAGEならではの素朴な質感、ゴワっとした強気なテイストが逆に心地よい。

昔はスーパー表記なんて100以下が普通でしたから懐かしいです!





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VINTAGE : Hield Brothers


100% WOOL

ABOUT 300g





・・・・・素朴で落ち着きのある 『Grass Green』 の PICK&PICK。
グラスグリーンは くすんだ黄緑色を表します。
グラス=直訳すれば草ですが、西洋で言う草とは牧草のイメージが強いのだそうです。

当時は今の様に細い糸へ紡績できませんので、このウエイトで当時の春夏用です。
今の日本で考えると 春夏寄りな3シーズン用 というポジションですね。

このくすんだ色味、実は経糸に2色を交互に使い この独特な色調と霜降り感を醸し出しています。
オリーブとカーキで織り交ぜた絶妙で魅力的なグリーンが表現されていますね!

 綾織地でコシもあってヒールドらしい!
ややドライなタッチで糸が細過ぎない分 耐久性は優れているのですね。
 こんな絶妙な色、現行ではそうそう見ないですよ、、、素晴らしき魅力を放つVINTAGEです。










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・・・・・素晴らしい色、風合い、間違いなく格好良くて魅力的な生地です。
が、色味が絶妙過ぎ これでも結構修正をかけ色調節していますが、そんな苦労も皆様のモニターを介せば またそれぞれ。
 是非ともご自身の目で確かめにいらして下さい、きっとその魅力が瞬時に伝わるはずです!


では 次に参りましょう。

















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・・・・・どうしたの、、、気になるのかい?
ちゃんとFOX BROS からも良いの入れたで〜、(うちの)フォックス君!












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・・・・・FOX BROTHERS より、『 GOLDEN FOX 』というシリーズです。

1772年創業の老舗ミルであるFOX社は説明いらずですね。
同社の展開するコレクションにて最軽量を具現化したのが このシリーズ、実は廃版となり 今では FOX AIR がその役割を引き継いでいると言えます。

強撚糸を使った平織地、通気性に特化し、皴にも強くてシャワシャワした肌触りは汗ばんだ肌にもサラリと心地よい。

2種のネームを所有していまして
奥の勇ましいFOX君に比べ、手前の旧ネームに鎮座するFOX君がエモくて好き!










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・・・・・春夏では強い日差しを避け、ダークトーンからライトトーンへ脱却です。
その中でもベージュのスーツは既に確固たるポジションを確立していると思いますが如何でしょうか。

ベージュ色も広い、広い中よりこんなにも爽やかで美しい 『 SAND BEIGE 』 を入手致しました。













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FOX BROTHERS

GOLDEN FOX


100% WOOL

230g



春夏カテゴリーにおいてもかなりの軽量級です。
200gレベルのペラペラに薄いスーチングもありますが、ここまで行くと強度が担保できませんのでポリ混などであればある程度は安心です。

 天然繊維に拘り、少しでも暑き夏をも快適に過ごせるよう GOLDEN FOX は生み出されました。

ベージュでも淡くて正に美しき砂浜のよう、、、
ボーターやパナマハットが似合いそうですね!


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・・・・・FOXとHIELDを並べてみました、ヴィンテージと少し前まで現行品。
織り糸の太さが違えばウエイトも違います。
織り目も良く見ると ヒールドの方がザックリしているのが分かりますね。

また、単色糸のサンドベージュの色の出方とヒールドの2色交ぜ織り、それぞれの個性を感じられるのではないでしょうか。

 どちらも淡くて優しいアースカラーで心が落ち着きと共に和む色味、暑きシーズンでもせめて爽やかで清涼感のある色味を纏い、清々しく過ごされて下さいませ。




では、次のご紹介も FOX BROS:GOLDEN FOX となります。
















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・・・・・これも、これにもハートを射抜かれてしまいました(笑)。
グレナカートチェックが大好物なダグラス社長、格子の料理が本当にお上手で熱のこもった気持ちが伝わります。



右は正にグレージュ、左に、、、、ブルーシュグレー⁉。
後者(左)はグレージュの様な造語が無く、グレーシュブルー、ブルーグレーはブルーが主体ですから違う色であり、こちらはグレー主体の青味入りな色!

『 スカイグレー 』 = 曇り空の様な、わずかに青みを帯びた明るい灰色
(by.世界の伝統色)

聞き馴染みないかも知れませんが、イギリスらしい天候の色味とも言えそうですね。


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・・・・・グレナカートチェックに強めなウインドーペーン枠を重ねたファンシーグレナカート、マスもやや大きめに 遠目にはウインドーペーン柄に使い印象で見える事でしょう。
控えめ過ぎず、目立ち過ぎもしない、正にスーチングに相応しい。

本当に洋服が好きでお洒落な方が企画しているというのが分かる FOX BROS は流石であり とても素晴らしいコレクションを魅せてくれています。


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・・・・・スカイグレーは青味もあるので涼し気かつ清涼感があります。
グレージュは落ち着きと優しさに溢れ、とても柔らかい印象を与えてくれます。

買い付けはどちらかにしようとも思いましたが、選べませんでした!
そのくらい魅力的であり、双方の良さが違います。

先のサンドベージュに同じく 強撚糸使いのトロピカルで 極薄な230g。
この快適スーチングをボイルやリネンのシャツを着て強き夏さえ乗り切りましょう。





















・・・・・如何でしたでしょうか、今期買い付けた お勧めファブリックの第一弾となります。

冒頭のチャコールグレーはさておき、春夏用のスーチングたちは正に ON/OFF 兼用できる生地たちでもあり、スーツで誂えておけば それぞれバラしてコーデも楽しめる事が大いなるメリットです。


他にもお勧めな生地が入荷しておりますので、追ってご紹介させて頂きますのでご期待くださいませ。

 というよりも、BLOGの更新を待たずに是非ともお店へ直接見にいらして下さいませ!
春夏地に囲まれて寒々しくもありますが、、、
店内は温かくして 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。









posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生地について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする