2024年05月14日

【 2024春夏 / お勧めファブリック 】






至高のシャツ地フェア


〜5月23日(木) まで




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・・・・・昨年2023年のフェア受注分 極一部のお仕立て上がりをご覧頂きました。
(一部 今年の在庫には無い生地も御座います。)
ご注文下さった顧客様方はどんなコーデで楽しまれておりますでしょうか。


フェア期間も後半となって参りました。
世界最高峰の生地で仕立てられたシャツ、日々頑張っておられる皆様ご自身への至福なご褒美としても如何でしょうか。

 年に一度のお祭りで御座います、是非ご参加いただけましたら幸いです。




















 さて、G.Wも終わり いつもの日常が戻って参りました。
5月も半ばで夏日を記録する日もあれば、好天は長続きせず雨で急に冷え込んだりと不安定で春らしくもありますね。


今週は春夏シーズンにおき、期中追加での買い付けた素晴らしい生地が入荷しておりますので 是非ご紹介させて頂きたいと思います。














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・・・・・御仁方それぞれに とてもエレガントで魅力的なスタイルです。
ダブルブレストのスーツはクラシックなストライプにも関わらずパッチポケットというのも珍しい。

左から 2番目、ドネガルらしきホームスパン(ネップ)調な生地ですね。










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・・・・・おっと、一番右側の紳士も同じく ドネガルライクなスーチングがスポーティーで素敵!













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・・・・・秋冬のカントリースタイルには欠かせぬツィード、その種は多岐に渡ります。
IRISH TWEEDの括りで見れば 頭に浮かぶのは DONEGAL TWEED ですよね。

http://dittos.seesaa.net/article/441063577.html
【 DONEGAL TWEED 】


ツィードらしく野趣に富んだ紡毛、全てではありませんが その多くはカラーネップが散りばめられているのも『らしさ』溢れる魅力の一つです。

 その大好きなカントリースタイルはどうしても秋冬の装いがメインであり、春になって暖かく成れば 存分に楽しんだツィード類はお休みに入ります。
 これがまた どことなく寂しかったりしませんでしょうか、、、。

そんな方々にこそお勧めでもあり、春夏でもカントリーライクでスポーティーな装いを楽しまれたいですよね。
それが私個人でもあります(笑)。

 正に『ドキッ!』 と一目惚れしました。


















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・・・・・なんて涼しげで爽やかなのでしょう、、、。
まるで ラムネ入りでソーダ味のアイスキャンディーみたい!

白い砂浜、アイスブルーの海、スカイブルーの青空に白い雲、、、
これもアースカラーであり、ナチュラルカラーですね。


= SUMMER DONEGAL =


春夏でもサマーツィードの類は細々と存在するのです。
色味と良い、この涼し気なネップ具合と良い、スラブ糸が雰囲気満載です。

 平織地で通気性も良く、この生地の主体は COTTON なのです!










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STANDEVEN




 1885年 英国は西ヨークシャー ブラッドフォードにて創業した老舗のミルです。
今では大きな母体であるラグジュアリーファブリックスというグループに属しています。
その大きな母体では名立たるミルが名を連ね、梳毛系は W.ハルステッドやJ.フォスター、C.クレイトン、R&テイラーなどが属し
紡毛系ではカイノックやJ.エリスまでもが属しておりまして ほぼ大抵の生地種は同グループ内で網羅し展開する事が可能です。

エスコリアルは今でも生産を続けられていますが、昔から多くを扱ってきた歴史あるR&テイラーの固有名は見なくなりました。
 同グループ内より展開されていますが、それぞれが名を刻んだ固有ミル名はだんだん見られなくなってきています。

この素晴らしきサマーツィードもカイノックかJ.エリス製でしょうか⁉
生地ネームは S.イーヴンが代表して、、、といった感じかも知れませんね。


まぁ とにかくご覧下さい、
見た目は冷たそうで美味しそう(笑) 引き込まれますよ!



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SUMMER DONEGAL


48% COTTON

25% SILK

10% LINEN

10% WOOL

7% NYLON


270g〜300g




・・・・・なんと 5者混なサマーツィード、欲張りすぎで混ぜすぎな5者5葉
まるでイタリア製かのようなブレンドしまくりですが、ご安心ください 確りと英国製です。


肌触り優しく、素朴で柔らかくて誰もが安心・大好きなコットンを約半分と主体に
シルクが1/4 シルクはお肌に近いアミノ酸を含んだタンパク質繊維で出来ているので やはりお肌にも優しく、通気性がありつつ保湿性も兼ね備えます。
 冬は温かく、夏は涼しい素材でもあり 往年のシルクシャンタンを彷彿させてくれます。
贅沢ですよね!

更には放熱効果が高く、清涼感溢れるリネン、やはり春夏には欠かせません。
そして柔軟性や復元力さえも持ち合わせるウール、そしてラストには個性溢れる役者達をまとめ上げ、安定性と耐久性をも兼ね備えさせる為にナイロンが使われているという事になります。
 ナイロンは正に陰の立役者、目立たず控えめに仕事をしています。



写真では伝わりませんが、見た目よりかなり軽く、春夏用のザックリ系生地と同じくらいのウエイトしかありません。
改めて見た目より薄く通気性も良い、織密度はさほど高くはないので よりソフトな着心地を楽しめます。
 主に上物主体とも言えますが、ナイロン君も参加していますし あまり細いシルエットにしなければ下物もOKですからスポーツスーツとしてもお勧め出来ます。

お好きな方は これで春夏用プラスフォワーズなんて最高です!














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・・・・・立体感、存在感が素晴らしく、色味は最高に涼し気で正にサマーツィード。
SUMMER DONEGAL な逸品であり、かつ出物ですからお財布にも優しく なんて優等生な子なのでしょう、、、。

私が一番最初に一目惚れしたので 恐縮ながら完売前に自身分をKEEPしようかと目論見中!












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・・・・・この紳士もサマードネガル?
アウターが薄い色味だからこそ、インナーな濃いトーンで!
 正にセオリー、皆様も是非如何でしょうか。

これは間違いないです、ある内に手に入れておいてください‼





















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・・・・・季節を問わずスーツは必須であり、前提であり、掛け替えなきスタイルですが
春夏では上下バラバラにODD STYLEが増える方々も多い事と思います。

そんな方々へお勧めなジャケッティングを2種 ご紹介させて頂きます。

これらも凄く良くて かなり優秀な子で確りと魅力のある個性を感じさせてくれます!











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HOLLAND & SHERRY




高級で幅広きその展開は正に一番のマーチャントと言えるでしょう。

VINTAGEと呼ぶには そこまで古くはないOLD STOCKな逸品です。
ちょい古なネームからも時代が分かりますね。











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HOLLAND & SHERRY


NEW FRESCO

SUPER 100‘s WORSTED


About 220g




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・・・・・所謂 フレスコ織りなクラシック生地です。

アイボリー(写真はかなり白っぽく見えています。)とブラックでの小格子をフィールドに
黄と橙で重ねたウインドーペーンは意図的なタッターソールチェック調でもあります。

この色味に目は引かれますので、遠目にはややベージュよりな色味に感じられます。
各写真では、ベースのアイボリーがかなり白く見えており、実物はもう少しくすんだライトベージュの様な感じとなります。











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・・・・・一見 なんかオジサン⁉ くさくて あか抜けない感じ、、、
それが一番の魅力なのです‼
トレンチコートで有名な英国の老舗アパレルメーカーが80年代前後に陳列されていたODD JACKETにありそう‼  それが逆に新鮮でクラシックでもあり激渋で本当に格好良い。

 これをおやじ臭く見えたら 一般的な感性の方々ですかね(笑)。
逆にこれが新鮮に見え、むしろ連れて歩きたい衝動に駆られてしまう貴殿はコチラ側の方かも知れません(笑)。

渋い、、、冴えない、、、地味なのか派手なのか、、、
おっさん臭い⁉ 上等です、これを最高に格好良く着こなしてみたくなりませんか。
フレスコですから通気性良く、皴にも強く、かなり軽めなライト級ですから涼しくて快適で御座います。

この往年の貫禄を感じさせてくれつつも、仕立ては昨今のアンコン仕立て、、、、
こんな料理法も乙だと思います!













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・・・・・格子の黄 を拾い、敢えてイタリアンなレモンイエローのコットントラウザースで!
おっさんが若い子を連れているような、、、
それも良しです(笑)。

http://dittos.seesaa.net/article/499036397.html
【 パステルなコットンツイル 】























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DORMEUIL



70% WOOL

30% SILK


About 230g





・・・・・クラシックなグレナカートチェックの派生バージョンですね。
ジャケッティングらしくスポーティーに色味も添えられ、豊かさが増されています。

シルクの特性はサマードネガルでお読み頂きました。
私がまだ修業時代な頃、ご年配の紳士方は春になればシルクのODD JKを仕立てられていました。

シルクが100%の場合はデリケートな側面も持ち合わせますし、とにかく薄く、キュッキュと絹鳴りが聞こえてきそう、、、大変贅沢な生地です。

仕立てもかなり難しい生地ではありますが、こちらはシルクが30%で『らしさ』をブレンドした生地と成りますから大変扱いやすくもあり、着心地も最高に良いでしょう。
 ブレンド生地の大いなるメリットです!


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・・・・・このボルドーがグレー地に映え、強過ぎず 弱過ぎない塩梅がお上品です。
ベースはグレーですから下物もインナーも なんでも許容してくれるのでコーデのし甲斐がありますね。
 シルクの艶、ドレープをお楽しみ下さい!



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・・・・・夏場でも 三つ揃いを愛用される方々におかれまして、オッド・スタイルであれば インナーのウエストコートも楽しめるというものです。

そんなアイテムにお勧めな生地、これは私のお気に入りであり 心底お勧めです。



BATEMAN OGDEN

50% WOOL
25% COTTON
25% LINEN
280g〜300g



 平織地で通気性も良く、動物性繊維と植物性繊維が半々でブレンドされ 双方の良さが楽しめます。
薄くて何よりもカラーバリエーションが豊富である事、流石はマーチャントですね。

格子の色を拾うのも良いですし、様々に色をお楽しみ下さい。
(バンチの下、左にドーメル/右にH&S)








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・・・・・ブルー系の色味はやはり涼し気ですね。
真ん中のライトブルー、これでODD WCを仕立てると、、、こんな感じに!
このお勧め生地で仕立てられています。



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・・・・・トラウザースとしまして、先ずはグレーでのウール系はマストです。
色味も、織りも、ウエイトも 様々にご用意がありますので是非吟味されてみて下さい。

上下でもバランスを加味し 上着がそれなりにライトトーンであれば
下物はミディアムからダークなどと 上下でのコントラストを意識されると美しいバランスで成り立つでしょう。

上下での生地のパワーバランスや、皴への考慮、耐久性など
下物には下物への価値観が必要です。


こんな感じで是非とも ≪ ODD 3P ≫ をお楽しみに成られてみては如何でしょうか。
既にお手持ちのワードローブも きっとお役に立つ事と思います。




















・・・・・如何でしたでしょうか。
今回のお勧め生地は 個人的にかなりのお気に入りで御座います!

是非 現物の生地へ会いに来て頂き、その個性や魅力を直に味わって頂きたいです。
 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。










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2024年03月26日

【 2024 S/S:SHIRTING 】






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 涼し気なシャーベットカラーによるシャンブレーのシャツです。
発色も美しくて清々しくもあり、これからの季節は特に活躍の場が広がる事と思います。







 昨年末の折
英国の老舗シャツ地メーカーである acorn fabrics より、敢えて英国の匂いがプンプンするような SHIRTING を仕入れ 英国生地を熱望下さる方々にご注文を頂きました。

お陰様により早々に完売となり、お仕立て上がったシャツ達は既に皆様のもとへ御納品されております。
 どのシャツも本当に素敵でした!

極一部では御座いますが、是非皆様にもお仕立て上がりをご覧下さいませ。


http://dittos.seesaa.net/article/501795692.html
【 acorn fabrics 】













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・・・・・正に英国的なセンスによる色、そして配色が大変そそられます。
格子柄は綾織り地を微起毛させたブラッシュドコットンです。

カントリースタイルには欠かせぬシャツでもあり、これらがいつでも気兼ねなくご注文頂けるようになって欲しいですね。










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・・・・・同じくブラッシュドコットンのメランジ・アイボリーです。
優しくて独特な表情を生み出しています。











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・・・・・クレリックスタイルでのフレンチカフス。
これぞ英国的エレガントなドレスシャツです。
 左はニヒルなライトグレーによる END ON END(刷毛目)は通好みなセレクト、私も大好きです。









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・・・・・プリンス・オブ・ウェールズチェックも是非ワードローブに入れておきたいクラシックなシャツですよね。


また ACORN祭り は開催したいと思っております!!




 では、今週は今期春夏用のシーズンファブリックが揃いましたので
是非ご紹介させて頂きたいと思います。



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・・・・・GETZNER (豪)

如何にも爽やかで涼しそうです。









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・・・・・GETZNER (豪)

ペールトーンな3色、キャバルリーツイルの様に立体的な綾畝模様。









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・・・・・GETZNER (豪)

交織された糸でジャカード織による花柄。
アイスブルーが魅力的で こんな生地を使ってオープンカラーシャツを仕立てたくなります。









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・・・・・GETZNER (豪)

クラシックなタッターソール調なチェックです。
綾織りで起毛はされておりませんので、基本通年使いのシャツ地となります。
 これは手に入れておきたいですね!









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・・・・・GETZNER (豪)

綺麗な格子柄も揃っていますよ。









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・・・・・今季もプリント柄は充実していますね。
お花畑の様です!









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・・・・・TEXTA (伊)

おっとビリヤード!?
お好きな方はおられますか? 英国では微妙に違うスヌーカーですね。

中学生の頃は随分と楽しんだものです。









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・・・・・TEXTA (伊)

まったりと海ガメさん、、、癒されますね。
掠れた感じが幻想的!









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・・・・・TEXTA (伊)

サメさんたち、そんなに密々で、、、
コロナ以降 日本でも昭和な通勤ラッシュは随分となくなったのに!
 涼しげカラーでありつつ暑苦しくもあり(笑)。









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・・・・・TEXTA (伊)


美しきカラフルなバタフライ!
かなり リアルでジャポニカ学習帳を思い出しました。

皆様 ご存じでしたか、慣れ親しんだノートでしたが
2012年より昆虫が表紙を飾る事は無くなりました。
 理由に驚きを隠せません、、、、。









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・・・・・GETZNER (豪)

では春夏のド定番シリーズもご覧頂きます。

75% COTTON
25% LINEN

コットンにリネンの涼しさ、清涼感を加えたシリーズであり
コットンが主体なのでリネン 100%のようなシワシワ・クタクタまでにはなりません。

ドレスシャツ地としてご利用頂ける これからのシーズンは欠かせぬシャツ地です。









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・・・・・GETZNER (豪)

同リネン混のシリーズより、配色綺麗なオルタネートストライプ。
これも是非欲しくなりますね!









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・・・・・GETZNER (豪)

こちらも同社のリネン混、混率も同じです。
こちらの生地、ツブツブ、粒々、、、スーチングのピンヘッドの様でもあります!
 こういった織柄は起伏感もあり、余計に涼しく表情もあって魅力的なシャツになるのです。









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・・・・・SOKTAS (土)

トルコのソクタス、リネンが少し多めです。

65% COTTON
35% LINEN


淡い色合い、春夏らしくて素敵です。
正にシャーベットカラー、、、冷たそうで美味しそう。









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・・・・・Thomas Mason (伊)

100% LINEN
ですが、これは同社JOURNEYのシリーズより展開されています。
皴が魅力的なリネン、皴を抑制する加工
一見 盾と矛な状態ですが、シワシワに成り過ぎない、洗い上がりもケアが楽!
というリネン地のシャツとなりますので、ご自身でアイロンをかける方々には嬉しいシリーズでもあるのですね。









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・・・・・ALBINI (伊)

リネン100%のシリーズはアルビニより多色展開されています。
こちらは無加工であり、リネンの魅力いっぱいにお楽しみ下さい。









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・・・・・SOMELOS (葡)

リネン 100%のシリーズは格子柄もしっかり御座います。









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・・・・・TEXTA (伊)

100% リネンのシリーズは
格子だけではなく、プリントシリーズもラインナップされておりますので
こちらは特にお気楽なオープンカラーなどがお勧めです。









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・・・・・SOMELOS (葡)

その他 通年シリーズの今期新作では、スポーツシャツに欠かせないギンガムチェックの色バリエーションも豊富です。
 定番のブルー系は常にありますので、ブルー以外が普段は少ない分 今がチャンスです!

カーキのギンガムなんて新鮮 かつ使えそうですね。
格子柄のサイズに拘り下さいませ。









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・・・・・SOKTAS (土)

これは超クラシックなシリーズですが、私の好きなヘアラインストライプ!
バンチにラインナップされていない時もあるので、、、これも刷毛目に負けずお勧めな定番クラシックシャツ地です。









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・・・・・SOKTAS (土)

刷毛目が話題にでたと思いきや、突然 ペールグリーンの刷毛目(END ON END)が入っていました。
これも爽やかで綺麗ですね、、、ギャッツビーの様に美しきシャツのワードローブを構築するには欠かせません。




















・・・・・以上となります。
毎回いうセリフは同じなのですが、無地やストライプなどのド定番クラシックシリーズは
常に豊富なコレクションよりお選び頂けます。

 ご紹介のネタは春夏シーズンらしい今期の新柄を主体にご紹介させてもらいました。


新型であり、復活でもある オープンカラーのスポーツシャツも受注スタートです!
近々サンプルも上がりますので、改めてデビューのご紹介もさせて頂きたいと思います。


 では、季節の変わり目で着るもの選びに困る天候が続きますが
皆様どうかご自愛くださいませ。

今週もお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。










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2024年03月12日

【 2024 SS / お勧めスーチング 】






 先週の夜には東京でも雪が降りましたね。
3月も中旬に差し掛かりますが、季節の変わり目ですから天候も安定しない時期です。

そんな時期ではありますが、洋服業界はいよいよ本格的に春夏商戦へと準備が整って参ります。
街中のディスプレーも随分と軽快で華やかな色味が増えて参りました。









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FOX:ダグラス社長のインスタより拝借です。
いつも素敵な投稿ばかりで 特にご自身自らモデルとなりFOXの服地を纏う様は説得力が高いですよね。

FOX JORNEY 春夏地での魅力的なシリーズです。
配色が素敵で大き目なウインドーペーン柄にとてもそそられます。




 当店でも買い付けた生地が届いておりますので、今週はその中よりお勧めの出物生地を3種ご紹介させて頂きたいと思います。
全て特別価格で数量限定の仕入れとなります!



















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FOX BROTHERS &CO


FOX JORNEY


100% WOOL

ABOUT 300g




 とても通気性に優れた平織地であり、所謂フレスコのシリーズとなります。
フレスコとは本来 MARTIN&SONS の商標でもあります。

フレスコ ≒ ポーラ という類の生地ですが、かなり強く撚った糸(強燃糸)を撚り合わせ、やや存在感のあるその糸で平織地にした生地です。
気孔がふんだんに空いているので大変通気性の良い織地である事が特徴です。

糸の存在感もあり、ツルっとしたトロピカルと比べ ザラッとしてジャリジャリした感じになります。
 300g級であり ウエイトはさほど軽い訳でもない分
耐久性にも優れ、皴に強く、復元力も高い春夏の代表的な生地の一つです。
スーツとして、もしくは上下オッドアイテムにもご利用いただけます。

生地自体はそんなに薄くない分 通気性が優れているので夏でもご利用頂けますし、生地が薄く成れば耐久性も下がりますので そういう意味ではヘタらない生地としてタフにご利用頂けます。

ご出張やご旅行にもお勧めであり、だからこそ 『 JOURNEY 』 なのですね。












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・・・・・ご覧の様に絶妙な色味、くすんだグリーン系ですね。
ダークオリーブ、ドラブ 辺りの色味であり、そこにシャキッと清涼感のあるネイビーのウインドーペーン柄を加えます。

英国地らしい本当に素敵な色、、、
素朴でとても爽やかでありつつ 落ち着きもあって英国地らしい あか抜けない感じがまた旨い具合に表現されています。
 これがイタリア製だともっと鮮やかで別の価値観になりますよね。













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・・・・・このウインドーペーン柄、やや大きめです!
存在感と迫力もありますが、枠色がベースとそこまで配色コントラストが強くないので良い感じに調和しています。
 この大きさこそダグラス社長の狙いがあるのでしょう。













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・・・・・色目はさておき、実際に着用すると 格子サイズはこの位のバランスになるでしょう。
こんなお洒落なおじ様が歩かれていたら 付いて行ってしまいそうです(笑)。












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・・・・・スーツで持っていれば崩して単品使いも出来ますし、そもそもオッドコート(ジャケット)としても勿論お勧めで御座います。














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・・・・・ツブツブした気孔が見えますね、これだけ通気性があれば放熱効果も高いのです。
ザラッとした肌触りなので表情はマットで素朴、落ち着いた感じが魅力です。

暑ければ脱げば良いですし、皴に強いですからバサッとバッグに入れても大丈夫!
 アンコン仕立てにすれば更に生地の特性も活きそうです!


フレスコは春夏系スーチングでネイビーやグレーのソリッド、もしくは控えめなストライプなどは見慣れています。
 ですが、こういったスポーツ系でもフレスコの特性が活きるのですから ソコをついてくる辺りがまたダグラス社長のセンスですね。


これは普通に欲しい、、、絶対に重宝するでしょう!

という事で次に参ります。


















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・・・・・ライトウエイトなスーツをお召しな英国王、ネイビーも明るめでキングが着れば正にロイヤルブルーですね。
 春夏の強い日差しを避ける為にもダークスーツはお休みです。

計算され、完成されたキングのスタイルは学ぶ事多しで御座います。







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2014年 コロンビア大統領と。
ネイビーでの色味の違い、印象の違いが良く分かりますね。












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SMITH WOOLENS


GILT EDGE


100% WOOL

ABOUT 250g




ネームが新しくなっています。
この配色はかなりH.Lesserに似ていますね。













・・・・・1921年 ロンドンで創業されたマーチャントです。
あの SOLARO の商標を持つ事でも有名なメーカーであり、オリジナルソラーロと言えば同社製となります。

S.ウーレンズの生地は世界各国のTAILORだけではなく、ラルフローレンやホールスミスなどのデザイナーを始め、エルメスやYSL、グッチなどの様々なメゾンにも使われているだけではなく、007やハリーポッターなどの映画衣装にも幅広く使われているそうです。


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手持ちの生地ネームですが、最新が一番左側。
ネームを見るだけでも織機の技術的発展が垣間見れますが、やはり昔の方が魅力的!

今では SMITH WOOLENS ですが、昔は SMITH &Co でした。
昔のネームはロールで織られてそのまま、都度切り離して使います。
 今のネームはご丁寧に一つ一つカットされ、裁ち切部は既に折られていて直ぐに付けられるよう二次加工されています。

なんか象徴であるライオンさんが随分と抽象的に、シンプルになってきましたね!














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・・・・・典型的な ウールトロピカル 、春夏系スーチングの顔です。
こちらも強撚糸を使った平織地ですが、糸も細く、ツルっとしてサラッとしているのが特徴です。
 生地が薄い分、分かりやすく涼しい、、、強撚糸が皴を抑えると共に、ややハリコシが生まれるので汗ばむ肌身にもサラッとして爽やかに着て頂けます。

盛夏を含む春夏地では一番代表的なスーチングでもあり、マストでもあります。
特徴が酷似するフレスコですが、これの織り糸がもっと太くてザックリとさせたのがフレスコです。













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・・・・・凄く綺麗な顔立ち、肌艶良く色気もありますね。
盛夏となれば何を着ても暑い訳ですが、こんな素敵なスーツを纏い 涼しい顔してやせ我慢して下さい!


では次のご紹介がラストとなります。




















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・・・・・1936年 ボギーの着こなす上品なグレナカートチェック。
上衿のエッジも綺麗に横地が通され、仕立て良き誂えスーツですね。

打合いも深く、Vゾーンはとても狭め!
上襟のFITTINGに対する価値観も影響していますね。













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・・・・・1940年 C.グラント氏はシングル 3釦のピークドラペルでグレナカートチェック。
40年撮影という事は、このスーツは30年代製となりますが 既に40年代的な特徴が見受けられます。
兎に角エレガントで明るめなスーチングが故、ダークなタイがとても効いています。

また、ボギーと比べれば 上襟のFITTINGに対する価値観の違いも見てとれます。
英国的と言えば この感じが多いとも言えるでしょう。




では最後に名門より入手した極上な グレナカートチェック をご覧下さい。






















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H.Lesser & Sons


= SUPER 150‘s =


8ozs-240g





 私の信頼する大好きな名門H.Lesserより、極上のシリーズを入手しました。

現在はHARRISONS傘下でひっそりとし、大きく動くことはありません。
ジェームズ社長がリスペクトしているからこそ、愛情もって傘下に収められたのです。
 そんな名門ですが実は静かに廃版も増えてきています、、、。


この名門H.Lesserですが、実は日本では展開されていないシリーズ(バンチ)があります。
その名はシンプルに 【 SUPER 150‘s】との名を冠した分かりやすいバンチが存在します。

このシリーズは古くは無いでしょう。
一時期の高番手競争はほとぼりも冷め 実用品ではない超高番手の生地は単なる贅沢品です。

私個人ではSUPER 100〜120で十分であり、むしろ実用ベースでみれば理想だと思います。
強いてMAXな許容範囲で150までですね。
 既にコットンで言えば 超長綿 の域に達していますよ!















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・・・・・ミミには TWO FOLD とあります。
全てではありませんが、イタリアの生地は薄くて軽くてソフト、、、
緯糸に単糸を使ったりします。

その点 英国地は経糸 緯糸共に双糸を使うのが基本です。
だからこそクセ取りも効き、型崩れせずTAILORED向きなのです。

勿論H.Lesserも双糸使いはマストであり、その中でも厳選された原毛から贅沢に織られている事でしょう。
 触ってみて下さい、、、ため息が出る程に説得力があります。


≪ FOR THE DISCERNING MAN ≫
http://dittos.seesaa.net/article/499684657.html

ヘンリー・レッサー氏の想いは引き継がれているのでしょう。













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・・・・・控えめに表現されたグレナカートチェック、ブルーのオーバーペーンが重ねられています。

クラシックでベーシックなスーチングですから格子サイズも控えめであり、シャドウチェックの様にひっそりとしています。
原毛が細いので 柄出しはより密で鮮明、繊細に表現されます。
 こういう生地柄こそ 質の違いが出るのです。

爽やかなブルーのペーンが効いていますが線は細いので これもあまり目立ちません。
何事も控えめで奥ゆかしいグレナカートチェックとなります。












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・・・・・正に別格、別嬪さんです。
この細かく綺麗に表現されたグレナカートチェックをご覧下さい。
もう言葉でのご説明は不必要でしょう。













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・・・・・綾織りの 240g ですから盛夏を含めた春夏地であり、冬は頑張って頂き オールシーズン用というべきでしょうか。

高貴なオーラを感じます。

グレナカートチェック、別名 プリンス・オブ・ウェールズ チェック。
















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・・・・・ブルーのオーバーペーンも同じく、かなり似ている生地ですね。
国王と共に、やはり品のあるグレナカートチェックです。



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・・・・・以上で御座います、如何でしたでしょうか。
生地値も高騰する中、特別な価格で仕入れる事の出来たかなりお得で優秀な逸材ばかりです。
数量も限られておりますので、気になったお方は是非とも現物へ会いにいらして下さいませ。

 特に HOUSE STYLE ORDER であれば、今月20日受注分までキャンペーン中で御座います。


好きで仕入れた生地であり 自分も欲しいと思った生地でもありますので、嫁がれたら それはそれで寂しいのですが、、、
皆様の良き相棒になって頂ける事を願い 心よりのお勧めを申し上げます。


 では皆様とお会い出来る日を楽しみにお待ち申し上げております。














・・・・・恐縮ながら 来週のBLOG更新はお休みとさせて頂きます。
次回は 3月26日(火)を予定しております。

どうか引き続き宜しくお願い申し上げます。





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