2017年06月06日

【 GREGE 】




 6月に入りました。
沖縄では既に梅雨入りしていますが、関東地方もそろそろ梅雨入りが予想されています。


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 梅雨の時期と言えば 紫陽花 ですよね。
既にこんなにも綺麗に咲いています。

紫陽花の花色は土の酸度によって決まると言われていますが、自然の作り出す色とは本当に美しいものです。


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 さて、今週は その 『 色 』 に絡めて素晴らしい生地を御紹介させて頂きたいと思います。














GREGE (グレージュ)



 グレーとベージュを掛け合わせたグレーベージュ、その中間色を指します。
1679年にフランス語として誕生したそうです。


とても馴染み深いベージュにグレーを混ぜるだけで、随分と落ち着きや上品さが加わり
大変魅力的な色となります。

羊や山羊の群れを意味するイタリア語のグレッジア(GREGGIA)に由来するそうですが、そういった自然の中で見受けられる素朴な色でもあるという事が そう感じさせるもかも知れません。





 この春夏での期中追加仕入としては 今回が多分最後になると思いますが、
そんな最後で本当に素晴らしい生地を入手する事が出来ましたので 早速御紹介させて頂きたいと思います。















・・・・・英国は深き信頼のおける老舗ミル、 TAYLOR & LODGE より
ウール × リネン の生地であり、色は正に『グレージュ』のストライプスーチングです。

 激渋です。 一目惚れでした、、、、。

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・・・・・ウール×リネン の生地におきましては、弊店でも 英:LAMOGE より
素晴らしいコレクションを取り揃えております。
http://dittos.seesaa.net/article/436521835.html


 私自身も仕立て、着用させて頂いております。
涼しく爽やかで 風合いも最高です! 
これは絶対にお勧めです。着用者が言うのですから間違いありません。



リネンと言えば 皺が魅力の一つでもありながら、ウールがその皺をある程度抑えつつ
復元力も有るので 吊るしておけば その皺の半分は戻ってしまいます。

 また、リネンは放熱効果も高いので涼しく清涼感もありますから春夏には欠かせぬ素材ではあります。 ただ、リネン含め 植物繊維はどうしても クセ取り が効き辛い事は否めない事実です。

しかし、ウールがブレンドされておりますので そういった部分もクリアになり、もう良い事尽くしです!




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ウール×リネン ヘリンボーン柄のサンドベージュ
トラウザースの股周りや上着の袖辺りをご覧頂ければ リネンたる皺の感じが見受けられる事と思います。

これがリネンたる『 らしさ 』ですね。


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立体成型が特に顕著な衿や肩周り、そして胸部の立体的なドレープを見れば
確りと アイロンによるクセ取りが効いているのがお分り頂けるでしょう。



春夏は強い日差しを避ける為にも明るめな色へ走りますので、ベージュ系やライトグレー等は増える訳です。
されどサンドベージュ、流石にここまでは派手と感じられる御方も居られる事と思います。



 では、その素晴らしき素材(ウール×リネン)で
目立ち過ぎない中間色である グレージュでは!?  


こちらでしたら そんなお気持ちも吹き飛ぶ筈です!













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・・・・・明る過ぎず、鮮やかさも無い、スモーキーなトーンで正に落ち着きがあります。
そしてトーンとしては明るめに入りますが、縞がシャープさを演出しているのです。














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・・・・・その縞も案外強くないので、遠く離れれば無地の様に溶け込みます。
しかし、上品で本当に素敵な色です。

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・・・・・では、織り組織についても着目してみましょう。


WOOL : 55%   LINEN : 45%
230g

ほぼ半分ずつのブレンドであり、先にお見せした LAMOGE のウール×リネンと殆ど同じです。


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左側に見えるサンドベージュの織り糸が緯糸です。 これがリネンですね。
シャキッとしています。

下側に見えるグレー、そして縞を構成するブルーグレーの織り糸たち、これが経糸でありウールですね。 緯糸と比べ、フワフワ・ケバケバしているのが見てとれます。


 経糸と緯糸で色を変え、交織する事でこういった ムラっ気のある独特な表情が生まれます。


これは平織なので こんな感じになりますが、
もし綾織で織り上げると 表側は経糸の色味が強く出て、裏側には緯糸の色味が強く出る事になります。

それが皆様ご存知のソラーロですね。
















・・・・・ご覧下さい、通気性も抜群ですね!

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これは欲しい、、、、、かなり私の ツボ です!!





心底お勧めさせて頂きます。
間違いなく素敵なスーツとなる事でしょう。
















 グレージュ、とても魅力的な色なのですが
リネンという素材自体を敬遠される方もおります。
それは やはり皺であり、人によってはメリットにも、デメリットにも成ってしまいます。


そんな方々におかれましては、、、

ウール 100%での素敵なグレージュも御座います!












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・・・・・ベルギー・ブリュッセルで創業された 高級マーチャント
SCABAL より素敵なグレージュを御紹介致します。













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・・・・・正にグレージュ、
ヘリンボーン柄(綾織)にストライプを重ねております。













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・・・・・縞も強くないので、グレージュという色味を最大限に感じて頂けます。











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・・・・・やはりドレープ感は素晴らしいですね。
英国のミルで織り上げられた逸品です。

SUPER 100 と、高番手過ぎないのが尚良いところです。

WOOL : 100%
280g

 こちらは合い物といった感じですので かなり長い期間御着用頂ける事でしょう。














・・・・・エレガントなこの御方も やはりこの季節はベージュ系です。

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ベージュから更に一歩、落ち着いた品のある グレージュ

大変お勧めですので、是非お気軽に店頭にて 直にご確認頂ければと思います。







HOUSE STYLE ORDER であれば、約4種間でお仕立て出来ますので まだまだシーズンを楽しむ事が出来ます。


BESPOKEであれば、どうしても今季シーズンには間に合いません。
故に来年用の仕込みという事になります。

 それぞれ出物ゆえ 量が少ないので
『 コレは! 』と思われた御方はお気軽にお声掛け頂けましたら幸いです。













 では、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

今週もお付き合い頂きまして 誠に有難う御座いました。







posted by 水落 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 生地について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月23日

【 POSTBOY WAISTCOATA 】




 この春 GQ中国様 より光栄なるお声掛けを頂き、取材・撮影をして頂きました。
いよいよ見本誌が届きましたが、やはりお国違えば見慣れたGQさんも随分とカラーが違うものです。


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 当たり前ですが、ほぼ全て漢字です! 全然分かりません(笑)。


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様々な違いが見てとれますし、色々な事が感じられます。
日本の書店では売っていないと思いますので、ご興味のある御方は是非店頭にてご覧になられてみて下さい。

 この度は光栄なるお声掛けを頂き 心より感謝しております。
















 さて、今週は POSTBOY WAISTCOAT の続きをお話させて頂きます。

http://dittos.seesaa.net/article/449698302.html
( ↑ 一話目を見逃した御方は、宜しければ上記ページよりご覧頂ければと思います。)














・・・・・随分と気温も上がってきております。

既に麻混紡のスーツ類は快適です!

また プラスフォー を合わせての やはり麻混で仕立てたスポーツスーツですが、これに 毛・麻・綿 からなる3者混の POSTBOY WC を合わせてみました。


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 グレーのスーツ(千鳥格子)に爽やかなブルー地がとても良く映えます。
軽くて薄く、素材感も雰囲気抜群です。 是非お勧めで御座います!


WCの生地は BATEMAN OGDEN です。 下記ページで御紹介させて頂いております。
http://dittos.seesaa.net/article/449300370.html





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シャツはスイスの名門 ALUMO より、麻:100%のシャツで これはラミーになります。
ツイル織りであり、やや光沢感があります。


タイは今季春夏用にデビューした やはり麻を混紡したシルクです。
清涼感溢れるブルー系統でまとめてみました。


(お陰様により 麻混新作タイは全て完売となっております。皆様 誠に有難う御座いました。)













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・・・・・このウエストコートは、当然シアサッカーにも抜群の相性です。
http://dittos.seesaa.net/article/437439735.html
http://dittos.seesaa.net/article/437684692.html

同系色であると共に、素材感でも植物繊維同士の調和があります。












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・・・・・では POSTBOY STYLEを簡単に振り返ってみますと
シングル5釦、衿付きのスタイルであり、特徴は上下を分断するウエストシームにあります。
 そのシームを利用し、第5ホールと腰ポケットが作られております。
ウエストシームより下部のスカートがある事にもより、全体的に着丈が長めの設定でデザインされている事も大きな特徴の一つと言えます。







 この度、大変御贔屓にして頂いております S様より、
LOVAT TWEED(ダイヤ柄)による三つ揃いのご注文をBESPOKEにて頂戴致しました。
 いつも素敵な御注文を心より光栄に思っております。



 今回は気軽に2Pでも着用出来るようにと、敢えてトラウザースは吊り用では無く、ベルトレスで仕立てつつ ウエストコートを POSTBOY のスタイルでと御注文を頂きました。






 では 少し仕立てについても覗いてみましょう!












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・・・・・胸部の上パーツと、スカートの下パーツで分断されています。
上パーツは先ず胸のダーツ処理を、そして下パーツには予め作ったフラップをセットし ウエストシームで上下を合体させます。

このウエストシームを縫う際には、シームホールと腰ポケットが同時進行でなければ成りません。












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・・・・・胸ポケットも出来た所で前肩グセ含め 立体的にクセ取りした後、芯据えを行います。
ウエストシーム部から上下に立体的なボリュームが出ているのが写真からも分かる事と思います。















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・・・・・ラペルや衿は 上着とかなり似寄りな作り方となります。

ラペルの折り返るロールを生地にメモリーさせるべく、
一針一針とハ刺しを行い、端打ちテープ(キャラコ)で伸び止めと共に出来上がり線を確りと確定させます。


返り線の奥には、やはり伸び止めとなるテープが見えます。
このテープには色々な狙いを担わせている大切で重要なテープでもあり 欠かせぬ存在です。












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・・・・・これは左側前身頃、前端のウエストシーム付近です。
第5ホールとなるシームホールの開く位置には、予め芯をくり抜いておきます!












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・・・・・ラペル(身返し)も据え、上衿も据えました。
あとは上着同じくゴージラインをハシゴ祭りで閉じて参ります。












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・・・・・はい、立体的に仕立てられたフラシ芯による POSTBOY WAISTCOAT が組み上がりました。
 これでS様のご来店をお待ち致します。











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・・・・・ウエストシームがクッキリと確認出来ますね!
腰ポケットも腰の丸みをホールドし 出来上がっております。



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ウエストシームを基準に、胸部への立体的なボリューム
そして腰へ繋がる様に広がるスカート、これが POSTBOY WC です。














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・・・・・格子柄の場合は、勿論上下パーツの連動やフラップなども柄合わせします。
柄物だと、柄の主張が先行しますので ウエストシームはあまり目立たなくなりますね。













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・・・・・左が前身頃、右が裏地の後身頃となり、脇線の写真となります。
脇の裾には深めのスリットが切られ、これはサイドアジャスターが付けられています。

先の麻混ブルーも、こちらの格子も愛弟子が仕立てました。
新しい仕様を学ぶ為です。 なので私の私物で練習です。
技術がまだ伴わなくても、失敗しても私のですし、出来上がりは急ぐ必要もありません。

出来上がれば 私が着用する事により 仕立てた本人は間近で自分の仕立てを客観的に確認する事が出来ます。

また、私自身は技術的なテクニックだけでは無く、着用する事により気付く点においてもフィードバックする事が出来ます。


 大切な顧客様のご注文に触れるという事は、私と同等レベルまで精進してもらう必要がありますので こういった過程は不可欠でもあるのです。

 ディテールを覚える為にも一応アジャスター類を練習の為に付けています。
私個人的には無くても良いのですが、、、。












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・・・・・サイドアジャスターのベルト部にハンドステッチが見えます。
これは背中(後身頃)の表裏を結合させる為に縫われています。

後身頃は 基本的に表側が裏地であり、内側となる裏地(裏側に使用する綿地)により構成されています。(ややこしくて分かり辛いですね。)

ウエストをアジャスターで 『絞る』 となれば、表裏二重となる後身頃を 表側だけでは無く、裏側も同じ様に絞られなければ成りません。(表裏で連動していなければ成りません。)

 故に、こういったステッチ等で表裏生地を合体させているという事になります。














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・・・・・こちらは背中の裏側(内側)となります。
グレーのカマボコの様な裏地が右側に見えます。
これはスリット部です。


ウエストコートを仕立てる際、内側となる生地は古よりコットン地が多く使われています。
強度もあり 優しく自然な肌触りと共に、安定感が高く 支え的な役割も担います。
 上記以外にもいくつか挙げられる理由も御座います。

 これは春夏用なので かなり薄地のコットン(ローンスレキ)を使用しています。
( WCにもJKの様に 背抜き仕立てというのもあるんですよ!)


この様に 表裏で違う生地種を主として使う事を前提とした場合、その多くは表と裏で色が変わる事が通常となります。
何故なら、内側に使うコットン地を外側の裏地へ几帳面に色合わせしないからです。


左側になんだか縦にジグザグの不自然極まりない縫い糸が見えますでしょうか。


 先の写真では、サイドアジャスターの所で表裏を止めるハンドステッチがありました。
裏地(表側)の色に合せた色糸で そのハンドステッチを入れた場合、この内側には配色となってしまう その色糸が不自然に出てきてしまいます。

それを内側生地と同色の糸でわざわざ縫い隠しているのですね。
古きサビルローの仕立てでも行われていましたが、今でも行われているのでしょうか。

 芸が細かいですね。




まぁ こんなディテールも『学び』として伝承です!




そしてスリット部も同様の考え方です。(右側のカマボコですね。)
スリット部はチラッと裏側(内側)が見えたりします。

背中の表側がダーク色の裏地、内側がクリーム色のコットン地、
ダークスーツのWCでは通常です。
 そんな時 そのチラッと見える内側のクリーム色が目立ちますので、予め内側にも部分的にその裏地を付けておけば不自然に配色となる内側のクリーム色が見えないという事です。

更に スリット止りは どうしても力が掛かりますので、たった裏地一枚でも
力芯としての機能も果たしていると言えます。





 全て古の 偉大な先人達からの素晴らしきテクニックによるものです。
手間(工程)がどんどんと増えるばかりですが、理に適った意図あるからこその手間なのです。

だから本質的手作りのBESPOKEはどうしても時間が掛かりますし、高額にもなってしまいます。



最後にもう一つ、裾上げがあります。

表側の裏地が内側へ折り返ってきていますね。
裾線が縫い返し線ではなく 『 控え 』が付いて上げられているのです。

これにも理由があり、意図的な手法となりますが 皆様もうお腹一杯ですよね(汗)。
この辺にしておきましょう。


 BESPOKEのレベルはキリがありませんよ!














・・・・・では最後に、S様のPOSTBOY WAISTCOATと共に、素敵な3P-SUITS をご覧頂きましょう。

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軽く段返りで と リクエスト頂きましたベーシックな3釦の上着によるツィードスーツです。 TWEED FESTIVAL の生地ですね。

Vゾーンの合わせもカントリー調でまとめて頂き 滅茶苦茶に格好良いです!
鉄板のカントリースーツ スタイルですね、惚れ惚れします。



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ベルトレスのトラウザースに合わせ、このPOSTBOYです。
股上浅きベルトレスでも十分にバランスが取れた上で御着用頂けております。

 これが大いなるメリットの一つです。












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・・・・・・バックスタイルからも丈のバランス、トラウザースとの調和がお分り頂けますね。
S様はアジャスター排除でリクエスト頂きました。

身体に合っていれば不要なディテールでもありますので、有無は自由に御選択くださいませ。



 そんな事よりも、、、WCの裾からベルトやシャツが絶対に見えては成りません!!




S様、この度も羨ましい素敵な御注文を誠に有難う御座いました。














・・・・・如何でしたでしょうか。

これで POSTBOY WAISTCOAT というスタイルも覚えて頂けましたでしょうか。

しかし、今のところBESPOKEのみでしかご注文頂けません。

HOUSE STYLE ORDERでも工場さんにリクエストはしておりますが、もう少し時間が掛かるようです。
今は工場さんの状況が整うのを待ち、少しでも早くHS ORDERでもご注文頂けるよう 新型として検討・進行中で御座います。

 もう暫くお時間を頂戴致します。










 では、今週もお付き合い頂きまして誠に有難う御座いました。



来週のBLOG更新は 誠に恐縮ながらお休みとさせて頂きます。

次回は 6月6日(火)の更新を予定しておりますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。





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2017年05月16日

【 COTTON TROUSERS B 】



 芍薬の花が綺麗に咲きました!
出遅れている子もいますが、それもまた可愛いです。


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何層にも重なった花びらが とても立体的でボリューミー、本当に綺麗です。

内側からどんどんほぐれる様に開き、
満開になると外側からハラハラと少しずつ花びらが落ちて参ります。

 芍薬ととても似ている牡丹は一気に散りますので、こんな所も違いの一つです。













 さて、今週は 特にこれからの季節には欠かせない コットン トラウザース について御紹介させて頂きたいと思います。



コットン、自然で素朴な風合いと肌触りは安心感さえありますよね。
丈夫であり 水洗いもできる為に汚れや雨などの日にも気兼ね無く穿く事が出来るコットントラウザースは大変重宝するアイテムです。




 シャツ等もそうですが、コットンのシャツやトラウザースは水洗い出来る事が大きなメリットです。

しかし、既製品含め多くの商品は水洗いしてしまうとサイズが縮んでしまい 残念な結果を招いてしまった方々も少なくはないでしょう。

 特にコットントラウザースに関しては、上記の様なサイズが縮んでしまう問題や色落ちの問題などから リスク回避の為にも ドライクリーニング表記 になっている事が多い事と思います。






 縮み、、、誰もが分かっており、予測できる事柄でもあります。

弊店では、皆様よりご注文頂きましたシャツ地やコットンのスーツやトラウザース地などは湯通しをして 一度確りと縮めてしまいます。
 その時に色が落ちる物はある程度抜けます。

湯通しした生地は お店で確りと地のしプレスを施し、裁断へ回ります。

 この ひと手間 がどれだけ大きな事なのでしょうか。

正確な採寸や型紙作りが出来たとしても、縮んでしまえば全く意味がありません。
仮に縮率を型紙に加味したとします。しかし、縮率は縦と横でも違いますし、織り方によっても様々なので追い掛けるには限界があります。


だからこそ、皆様より頂戴した大切な御注文の植物繊維は湯通しが必要となるのです。


 ただし、生地はある程度安定させる事が出来ても、縫製される縫い糸自体の縮みも多少は御座います。それは当然加味する訳ですが、仮に湯通しをしなければ 生地の縮み+糸の縮みで双方から攻め込まれたら どんなに怖い事なのかもお分り頂ける事と思います。















・・・・・2012年製 私物
BRISBANE MOSS  TENNYSON:GOLD  290g



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 もう仕立ててから5年が経ちました。 時が経つのは本当に早いです。

特に春夏のシーズンでは頻度高くお世話に成っているコットントラウザース、生地も柔らかくなり 随分と馴染んで とても良い頃合いです。












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・・・・・ベルトもせず、吊もしません。 ベルトレス スタイルでの腰履きです。
サイドアジャスターは釦タブにしています。

 このディテールに対するメリットは多く、スタイルや生地に応じてセレクトされるべきものです。

例えば 今回のコットントラウザースのように、水で丸洗いするのであれば 出来る限り金属(金具類)は使いたくないですね。

また、コーデュロイやモールスキン、ツィードなど 生地が厚い物は金具を使ったサイドアジャスターですと、その生地で作ったアジャスターのベルトが金具で折り返りますのでモコモコに立体的なボリュームが生まれてしますし、そもそも金具に生地が厚過ぎて通らない事も有ります。


 そんな時は この釦タブがベストです!!


金具アジャスターは多少動いてしまう事も否めませんが、釦であればアジャストしたサイズは釦を外すまでガッチリとサイズホールドしてくれる事も魅力です。


 実はこのディテールについては BESPOKEでしかお選び出来なかったのですが、
いよいよ HOUSE STYLE ORDER でもお選び出来るようになりました!!


 ご要望頂く事も多かった為、本当に良かったです。

これで また小さく一つ進化致しました。
(進化はまだまだ御座いますので順次御紹介して参ります。)



 以後につきましては、このディテールも御検討範囲にお入れくださいませ。
お早い方は既にご注文頂き、既にご納品させて頂いております。

誠に有難う御座いました。











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・・・・・着用すると こんな感じになります。
サッパリとしたサイドに良きアクセントにも成りますが、
機能重視のディテールで御座います。





コットントラーザースは本当に多くの方々にお仕立て頂きました。

サイズやデザイン、仕様まで全て御自身の思うがままに仕立てられたコットントラウザース、気軽で身近なそのアイテムは 絶対に1本・1色では物足りなくなります!















・・・・・英国でのコットンと言えば、何といっても BRISBANE MOSS です。
多くのマーチャントにも供給しており、BARBOUR等の既製服メーカーなどでも使われております。

 コットン地だけでも多くの種類が織られていますが、その中から幾つか御紹介させて頂きます。 (全て コットン:100% となります。)




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MILTON : 310g


平織地でマットな表情をしております。
比較的に通気性も良く、とても柔らかくなりますので着心地も大変良く、ラフで楽チンな種類です。

トートバック等で使われる素材というとイメージしやすいでしょうか。













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TENNYSON : 290g



綾織のコットンドリル、
まぁチノパンのチノクロスと思って下さい。

中肉で確りとしており、一年中穿いて頂けます。
綾織による若干の艶やかな感じがあり、ややコシも有り確りとしていますが 馴染んでくると同じく軟かく成って参ります。


 冒頭の私物トラウザースもコレと同じ生地です。

この綾織ドリルシリーズには、もう一段薄く軽めのタイプ、そして逆に厚くてヘビーなタイプも御座います。












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RYE : 316g



これも綾織ですが、コットンでの キャバルリーツイル です。

同じレベルでのウエイトならば、これが一番強く丈夫なタイプと言えるでしょう。

 これも履いていますが、凄く安心感があります。
織りの表情も独特ながら、ツルっとクリア仕上げで 新しい頃は ほんのり光沢感を感じなくも有りません。

タフで頼りになる生地です!











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・・・・・色のバリエーションも多彩です。

W.Billよりのコットンですが、これらもB.MOSSでしょう。
マーチャントの場合は独特の別注色があったりするのが魅力でもありますね。













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・・・・・イタリアより、DRAPERS のコットン地です。

こんな素敵な格子柄もあります。

これでODD TROUSERS、白いスニーカーにポロシャツで出掛けたくなりますね。













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・・・・・同じく DRAPERS です。
シアサッカーの様に、シボも加えた爽やかなストライプもあります。











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・・・・・シボと言えばシアサッカー、
私のお勧めはイタリアより SOLBIATI です。

シアサッカーに絞れば、私が一番良いと思うものです。
トラウザースだけでは無く、勿論スーツとしてもお勧めなのは言うまでも有りません!




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 このトラウザースは吊り用なのでアジャスターを使う必要がありませんが、デザイン的なアクセントとして付けてみました。












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・・・・・こちらは 英国より、BATEMAN OGDEN です。
英国のマーチャントですが、この生地はイタリアで織らせています。

上が平織、下が綾織、
経糸と緯糸の色を変えた交織シリーズです。

 交織ならではの色出し感が魅力です。 とても綺麗ですね。












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・・・・・その他、とにかく個性的で色に拘りたい方

如何でしょう、ここまで綺麗な色も揃っております。

まるでカラーパレット、、、藤色の綿パンとか格好良さそうです!


 他にもストレッチ性のあるコットンも御座います。














・・・・・如何でしょうか。

ファッショナブルにいくか、質実剛健で攻めるか、
皆様の価値観次第で様々なコットン地を御紹介出来ます。


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 丸洗い出来るコットントラーザース、特にこれからの時期はお勧めで御座います。

見合う生地は迷う程に沢山のバリエーションが御座いますので、是非お気軽にご覧になりに来て下さいませ。





 では、今週も誠に有難う御座いました。

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。






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