2017年05月09日

【 POSTBOY WAISTCOAT 】



 こんにちは。
なかなか好天に恵まれたゴールデンウィークも終わりました。

 晴れれば日中は暑く、各地で既に30度を超えた所もありました。

もっとゆっくりと心地良き春を堪能したいですよね。





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 そろそろ芍薬もシーズンです。
ピンポン玉より一回り小さなつぼみ達、綺麗で大きな花が開くのを楽しみにしています。














 さて、今週は久し振りにお勉強の時間と参りましょう。

何度もお伝えして参りましたが、紳士服は歴史です。

今回は 私の大好きなウエストコートに付いて、あるモデルにクローズアップして掘り下げてみましょう。




ベスト

( = 胴着・・・下着と上着の間に着る中衣 )




『 17世紀後半以来の紳士服は、上着、長袖のベスト、キュロット、そしてクラヴァットから構成されていた。
18世紀に入ると上着が細身に成り、ルイ15世の時代にはベストの袖が無くなった。

 この袖の無いベストがウエストコート(仏ではジレ)と呼ばれる様になりました。 』

(Wikipediaより)




 専門学生の頃に受けていた服装史の授業を思い出します、、、。

かなり昔のベストなる中衣は袖があったのです。
 この袖が無くなり、皆様もイメージされる様な所謂ベスト(ウエストコート)なる形態へと変化して参りました。









WAISTCOAT


・・・・・『 20世紀の最初の10年間に見られたウエストコートは、ハッキリとそれが郵便配達夫(POST BOY)から由来する事を示している。 』

(エスカイヤ版20世紀 メンズファッション百科事典より)




・・・・・『 元来は、イギリスの郵便配達人(POST BOY)が防寒用に着用した 厚手羅紗の長チョッキを指しており、その登場は 1790年代のロンドンであった。
 このスタイルを模したチョッキが後にファッションとして登場し、ポストボーイ・ウエストコートの名で広く知られる様になる。

特に1890年代以降は イギリス本国でよりもアメリカ東部で好んで着られる様になり、主として1930年代の終わり頃まで着用されたと伝えられている。 』

(男の服飾事典:堀 洋一先生の著書より)





 上記から分かる様に、20世紀以降 ウエストコートの生い立ちは このポストボーイ型ウエストコートを抜きには語れないのです。

歴史の中で、ある程度の様変わりをしながらも
それなりの形態を保って生きながらえたスタイルあるデザインであったと言えるでしょう。






では、実際にどんな感じなのか見てみましょう。













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・・・・・1930年代のエスカイヤに掲載された F.フェローズ氏のイラストです。
黄色い ODD WAISTCOAT がとても良く映えます。












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・・・・・同じ頃、L.サルバーグ氏のイラストでも登場しています。
左の紳士、ツィードのスポーツスーツに やはり黄色の ODD WAISTCOAT を着用しています。

双方 全く同じモデルを目指して書いているのが分かります。
 これが【 POSTBOY WAISTCOAT 】となります。



 私は個人的に このポストボーイ型がたまらなく好きで、若い頃は早く仕立てられる様になって『着たい!』と思っていたものです。












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・・・・・今では着用出来るようになりましたので 喜んで着ております!
ツィードのスポーツスーツに、タッターソール柄のポストボーイ・ウエストコートになります。















・・・・・では、具体的に掘り下げてみましょう。

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2008年製(私物)
英国:Fisherより、630gのキャバルリーツイルです。
 写真では色が上手く出ていませんが、冒頭のイラストと同じ様に黄色です。

もう9年選手ですが、生地が生地なだけに 全くヘタレませんね。
もっと前に仕立てたものは納得度が低く、体系的な変化もありお蔵入りです(汗)。




『 デザイン的な特徴として、先ずはノッチドラペルが中心であるが、時には衿無しのものもある。
 前は必ずシングル5釦・5掛けであり、最下位の釦に並行して切り替え用の縫い目が施され、その縫い目に沿って角型の大きなフラップ付ポケットがあしらわれる。 』


『 ウエストの縫い目から下には通常角のある(または角の無い小丸形) 約16p程度の短いスカート(裳裾)が付けられている。 』

( 同じく 男の服飾事典より )



 数値をもって具体的に記載はされていますが
クライアントのサイズ的な観点や好み含め、TAILORが違えば ある程度はバリエーションやディテール的な違い等もあった事でしょう。



 昔の重衣料をイメージ出来る方はされてみて下さい。
フロックコートやモーニングコートなど、昔の服は この様なウエストシームが入っていた事は大きな特徴と言えます。

生まれた頃の時代的なカットを考えると、今では珍しく見えるウエストシームというデザインも、当時では全く珍しくはありません。


 その部分が大きな特徴として残っているのかも知れませんね。
















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・・・・・『 着丈は通常のものよりは長くカットされ、脇には深いスリットが切ってあり、オリジナルのそれには 背中にも表地同様に紡毛地が使われていた。 』

(男の服飾事典より)





 私のコレもそうですし、冒頭のイラストで描かれた時代辺りになると、インナー用に特化したものなので 背中は裏地を使用します。

これは 今ではあまり見られなくなったアルパカ裏地です。



丈も長いので、アジャスターはサイドに付けてみました。
(アジャスターはお好みですね。)

通常タイプと比べると、ベルトの付く位置も必然と高くなると言いますか、、、ベルト位置はあまり変わらず、その下にまだ着丈が伸びていると言った方が正しいでしょう。

 脇には、レギュラータイプのそれよりも当然長いスリットが切ってあります。













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・・・・・ウエストコート、名の如く本来はウエストの位置あたりで丈が設定されています。

ウエストシームが大体それ位にあたり、そのシームから下へスカートが付く分が長めの丈設定バランスであるという感じに捉えてみて下さい。




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 シームを利用し、ホールやポケットを作るだけでは無く、
ウエストの括れから腰へのフレアーと丸みを出す様に裁断(型紙)されています。
 単に縫い目(切り替え線)だけではありません。












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・・・・・ある程度 古くからのサビルロー等の仕立てにおいても、ウエストコートの衿は 大抵 衿(ラペル)のみを作り、後で身頃に合体するといった手法をとります。

それには幾つか理由もありますが、その作り方でなければ仕立てられないデザインも中にはあります。


コレは敢えてハ刺しを施した本返り衿の仕立てにしています。

そして、このウエストコートのポジションも踏まえ ウエルトステッチはミシンを使用しています。
よりスポーティーであり、剛健さが出ているのが分かりますね。














・・・・・多くの方々がイメージされるベストは、大前提として袖無しが基本であると思われていたと思います。




 しかし、冒頭でも御説明した様に 昔は袖付きのベストも御座いました。
そうなると ベストたる定義は袖無しでは無いとも言えますね。

 細かくなりますが、それはウエストコートとしての定義という事になります。

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そもそも防寒具として着用された原型であるポストボーイ ウエストコートは、後身頃にも裏地では無く 前身頃と同じ共生地を使用していました。

 インナーに特化するのであれば、背中は裏地が理想的ですし、衿も肩までで止めます。
しかし、背中まで共地を用いるのであれば 衿も後ろまでグルリとジャケットの様に付けるのが素直とも言えるでしょう。













・・・・・巷では随分と三つ揃いでスーツを着用される方も見受けられる様になり、一時期よりは認知された事と思います。


先にも触れましたが、ウエストコートの丈は基本的にウエスト辺りで設定されますが
これは深き股上で仕立てられた吊り用のトラウザースに合わせてこそのバランスであり、中下の調和が大変重要となります。

(本来ウエストコートというものは、その様にデザインされ 設計されているものです。)


 既製服であれば その調和を保つ事はかなり困難です。
それら多くのウエストコート付きのスーツは、そもそも吊り用では無いトラウザース(パンツ)が殆どであり、股上が浅い為にウエストコートの裾からベルトやらトラウザースの帯、そしてシャツまで顔を出して着用される方々も多く見受けられます。

設計不備もあるでしょうし、体形やサイズ的に適合していないという側面もあるでしょう。



しかし、これは本来であれば絶対にナンセンスです。






 では、諸々見えては成らぬものを隠す為にはどうしましょう、、、。、
(ベルト用を尊重するのであれば)パンツの浅い股上に合わせてウエストコートの丈を長くするしかありません。

ですが、それでは間延びした胴長で細長いベストになってしまい 格好悪さ極まりないですね。




 そうです、本来あるべきバランスで構成(デザイン)出来ないのです。
トラウザースの仕様もそうですし、ウエストコートというアイテムは既製服として展開するには それだけ難しいのです。















・・・・・では、次に その重要な丈バランスについて着目してみましょう。


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2007年製(私物)
SPENCE BRYSON 

IRISH LINEN のウエストコート、これは2代目になります。
2代目も既に10年選手になりました。


アイボリーのリネンWCはかなり重宝出来るアイテムであり、私にとっては不可欠なものです。
是非ワードローブに加えておくべきアイテムであるとお勧め致します。



 このウエストコートは、三つ揃いのスーツで仕立てられるウエストコートとバランスは全く同じであり、これをレギュラーと致しましょう。


シングル 6釦・5掛け 衿無しの極ベーシックなスタイルです。











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・・・・・リネンのウエストコートに ポストボーイを重ね着してみました。
比べるのですから設計バランスが同一人物の服同士である必要があります。


着丈が随分と違うのがお分り頂けるでしょう。

誂えであれば、勿論 好みや個人的なバランスも有りますので如何様にも出来る事になりますね。












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・・・・・逆重ね着してみました。
丈の違いは一目瞭然です!




さて、ここで 私が今回 何をお伝えしたいのでしょうか。





 この POSTBOY WAISTCOAT が単純に格好良く 好きである為に 皆様へ御紹介させて頂きたく、そしてお勧めさせて頂きたいSTYLEの一つであるという事で御座います。


そして もう一つ、
この丈バランスだからこそ、ベルト用やベルトレスなどの股上浅きトラウザースにも合わせて着用が出来るのです。



 ポストボーイは、そういう意味ではトラウザースを選ばず 兼用出来る事も大いなる特徴であり、メリットなのです。



着丈を単純に伸ばして間延びしたバランスでななく、ウエストシームが入り
しっかりと上下で調和と意味のあるデザインやバランスを形成しています。


 そもそも生まれは古き歴史あるスタイルです。
存在感と説得力も持ち合わせたウエストコートであります。






 このポストボーイであれば、お手持ちのベルトレス トラウザースとも合わせる事が出来、かつ全体感も調和が取れてバランス良く着用出来るのです。

勿論吊り用のトラウザースに合せる事は当たり前であり、極普通の行為ですね。












・・・・・如何でしょうか。


吊り用と吊らないトラウザースの股上さとは
本来ここまでに大きな違いがあるという事です。




丈バランスを気にせず(トラウザースの仕様を気にせず)着用出来る 夢の様なウエストコートですね! そんな大げさなものではないのですが(笑)。




 では、最後に折角ですから堀先生の著書を最後まで御紹介しましょう。


『 生地はタッターソールチェックやフランネル、黄色や深緑などの色無地(BOXCLOTH)などで仕立てられ、フロントの釦には狩猟に因んだモチーフ(例えば狐の頭や鷹のシルエット)等を彫り込んだメタル釦なども しばしば使われた。

 要約すれば、前身頃が極端に長い、腰縫い目入りの、衿付シングル5釦型のスポーツウエストコートというのが このポストボーイ型のアウトラインである。 』

(男の服飾事典より)





 これら形態のODD WAISTCOATは、大枠で捉えれば HUNT(HUNTING) WAISTCOAT とも呼ばれています。


呼称、、、これこそ時代や国により違いが多く、大変難しいです。
日本では和製英語含め、更に入り混じっているので更に大変ですね。







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 今回の POSTBOY WAISTCOAT に少しはご興味を持って頂けたでしょうか。
改めて冒頭の素晴らしい御二方のイラストをご覧頂ければと思います!

次回はもう少し仕立てと共に このスタイルをもっと楽しく気軽に楽しめる様な続きを書きたいと思っております。

 その時は また宜しくお願い致します。








今週もお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。









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2017年05月02日

【 2017年 春夏シャツ生地A 】



 5月5日は 子供の日ですね。
桧町公園では鯉のぼりが気持ち良さそうに泳いでいました。

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子供の日、、、愚息もすっかり大きくなっておりますので、思い出すような気持でした。

 鯉のぼりも 今では近所でもあまり見受けられなくなりましたが、皆様のご近所では如何でしょうか。














 さて、顧客様より頂きました春夏に向けてのスーツやジャケット、トラウザースが続々と仕立て上がってきております。

それらに合わせてご注文頂きましたシャツも同じく仕立て上がってきております!
大変お待たせ致しました。









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・・・・・クラシックでとても素敵なシャツですね。
特に右側のストライプは私も大好きな色柄です!
カチョッポリよりお選び頂きました。












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・・・・・OFFの日にと御注文頂きました オープンカラーのスポーツシャツも
同じく仕立て上がってきております。

涼しげで素敵な柄物ばかり! とは言え、平畳みだと雰囲気が出ませんが、、、。

 是非ご堪能頂ければと思います。











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・・・・・バラを愛するN様、毎年素敵な花を咲かせ 近隣の方々に喜ばれているそうです。

そんなN様がお選び下さったのが、バラのジャカード織りが入った格子柄です。

弊店のオープンカラーは身返しと衿をワンピースで作る為に、衿ぐりのゴージライン(縫い目)がありません。
 なので、衿元の柄が分断される事無く綺麗に繋がって表現される事が特徴の一つでもあります。










 では、一通り揃いましたシャツ地のシーズンファブリック含めた新しい生地種を少し御紹介させて頂きます。











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・・・・・スイスの名門 ALUMO
良いコットンは やはり水の綺麗な所で作られます。

手間と共に拘り多きアルモのシャツ地は、トップクオリティーで知られ 世界中から愛されている素晴らしい生地です。


 この辺りの美しいストライプは、140/2 から 170/2 と更に高品質のカテゴリーであり
コットンにも関わらず、そのシルキーなタッチは肌触りで直に感じて頂けます。



良いシャツに袖を通すだけで、朝から気持ち良く頭の中をONに切り替える事が出来るでしょう。











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・・・・・この辺りは、上記に同じく スイスのALUMOであり
ローンと呼ばれるかなり薄く織られた薄地となります。

また、下段の方ではボイルがコレクションされています。
アルモと言えばボイルも欠かせません。

それにしても、この美しい発色や配色、、、流石です。











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・・・・・これはALUMOのボイルシリーズの一つです。
本当に極薄であり、これ以上 涼しいシャツ地は知りません。

 その代り 透けます。

極薄ゆえの代償ではあります。
しかし、この性能を見過ごしてしまうのは惜しいところです。

だからこそ、ボイルの生地は有色やストライプ、格子柄や織り柄入りなどをお選び頂ければ大丈夫です。
強撚糸であるボイルは、フワッとした独特の着心地にも特徴があります。

 未体験の方々は是非この機会にお試しに成られてみては如何でしょうか。












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・・・・・今やイタリア製となる THOMAS MASON

イタリアのアルビニ社が買収致しましたが、そのアルビニ社は 英国:T.メイソンの伝統ある歴史と共に、同社の持つアーカイブが欲しかったと聞いた事があります。

 だからこそ、クラシックで『らしさ』溢れるデザインは継承されているとも言えます。


そんな T.メイソンより シアサッカーのシリーズです。
無地、ストライプに加え、格子柄まで揃っております。

 これでスポーツシャツ、絶対に気持ち良いですよね。












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・・・・・こちらの生地は GETZNER(ゲッツナー)というメーカーです。
同社はオーストリアのメーカーであり、アルプスの麓で生産されています。

個性的な生地も多く展開する同社の春夏地では、
このスラブ糸使いのシャツ地は欠かせません。

 コットン100%、不均一に引き揃えられた糸(スラブ糸)により織り上げられ
この様に独特な表情が生まれます。

通気性も良く清々しい生地です。
植物繊維らしい風合いと品質を存分に味わう事が出来るでしょう。



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これは そのシリーズより、清涼感のあるアイスブルーにてお仕立て頂きました。












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・・・・・麻混素材もやはり欠かせぬシーズンファブリックです。
無地のバリエーションは当然ながら、綺麗なストライプも各種揃います。


 イタリアの Grandi & Rubinelli
そして、同じくイタリアの ALBINI の2社より厳選されたコレクションとなります。


麻の独特な節が良い感じです。

麻の涼しき性能を実感して頂けます!











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・・・・・イタリア、そしてオーストリア製の生地でしたが

そうです、英国製も忘れないで下さい。

ACRON社より、名作である CAMBRIDGE です。
弊店では、WHITEとRIVIERAの2色の御用意があります。


 弊店の顧客様におかれましては、私が随分と勧めるのでお試し頂きました方々はとても多い事と思います!!  どうも有難う御座います。


この生地は、70番単糸を3本で撚り合わせ 強撚糸にしています。
通気性に大変優れ、強撚糸独特のフワッとした肌触り、、、
御自身でアイロンを掛けられる方、これは皺伸びも軽やかで本当にアイロン掛けが楽です。

もう夏場となれば かなりのヘビーローテーションで私も着用しています。

 コレは癖になる着心地なのです!


 これからの季節、この名作も是非お試し頂ければと思います。













・・・・・如何でしたでしょうか。

シャツ地は本当に種類が多く、素晴らしい生地ばかりで本当に悩ましいですね。

御紹介させて頂いた生地は極一部にすぎません。




 涼しく心地良いドレスシャツを、そして軽快で楽チンなスポーツシャツを

生地を吟味して是非ご堪能されて下さい。


皆様のお越しを 心よりお待ち申し上げております。

 今週も誠に有難う御座いました。










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2017年04月25日

【 リネン、リネン混の魅力 】



 こんにちは。
4月も後半に入りました。

 今年のゴールデンウィークは最長で9連休となるそうです。
皆様のご予定は如何でしょうか。


弊店でのゴールデンウィーク期間中は通常営業しておりますので、
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。








 さて、流石に春は天気も安定せず、急な夏日や雨、そして強風など目まぐるしいですね。


一番過ごし易い春や秋は少しでも長く続いてほしいものです。
これから梅雨までは心地良き3シーズン用のスーツや爽やかな春の装いお楽しみ頂ければと思います。









春夏、特に夏へ標準を合わせれば 欠かせない素材として麻は欠かせぬ一種となるのではないでしょうか。

人類最古の繊維と言われ、麻との付き合いは本当に長く 歴史ある素材でもあります。
吸水性も高く丈夫でもあり、独特のナチュラルな質感は大変魅力的です。

 大雑把に麻と括ってはいますが、その麻にもいくつか種類もあり、それぞれの特性があります。













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・・・・・Downton Abbeyより

リネンらしい雰囲気満点であり、生地が馴染んできた頃の このクタッとした感じはたまりません!!

 時代を思わせる素敵な三つ揃いです。
中に着込む シングル6釦のウエストコート、裾はまだストレートカットであり
今では当たり前に見受けられる剣先のあるデザインが生まれる前の原型スタイルとなります。










 リネンと言えば高品質で知られる IRISH LINEN が念頭に浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
今では原材料であるリネンも含め 糸への紡績も輸入に頼り、アイルランドで織られたアイルランド製のリネンが IRISH LINEN となっているのが実情のようです。

様々な麻の種類、そして糸の作り方や染め、そして織り方などで個性的なリネンもありますが、やはり IRISH LINEN のハリコシや独特の雰囲気は一日の長があると思います。













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・・・・・HS ORDERにて、M様の御注文がお仕立て上がりました。

SPENCE BRYSON社より、肉の確りとした アイボリーのIRISH LINEN で御座います。
ダブルの上着を合わせた 大変エレガントな三つ揃いのスーツが仕立て上がっております。



同社の IRSH LINEN:TROPICALシリーズは不朽の定番とも言えるでしょう。

こちらのリネンですが
ウエイトは380g ありますので、いくらリネンと言えども あまり涼しさを求める事は出来ません。 (もっと軽いウエイトも勿論御座います。)

しかし、『らしさ』と共に 迫力は圧倒的であり、軽いものに比べ 皺の入り方さえ全然違うものです。

着馴染んできた頃の風合いは また格別なものなのです。




ただし、その多くはソリッドカラーでのバリエーションが一般的ではあります。

そこで、今週は 私のお勧めリネンシリーズを揃える中の一社を御紹介させて頂きます。













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・・・・・1881年創業 英:BATEMAN OGDEN

ここのコレクションは結構膨大な種類がありながら、他メーカーでは無い様なひと捻りあるコレクションも揃えている事が特徴と言えるでしょう。

 その中で、【 THE WIMBLEDON COLLECTION 】というシリーズがあります。













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・・・・・リネンはソリッドが多い中、ウインドーペーン柄です!

スポーティーでとても素敵ですね。
スーツでも勿論素敵ですが、オッドジャケットとしても大変重宝出来ます。














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・・・・・こんなタッターソールチェック風でもあるオリジナルの格子柄も揃います。
コレは、それこそウエストコートを仕立てたくもなりますよね。













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・・・・・やはりスーツが! という方にはストライプも揃っております。













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・・・・・その他、様々な縞や格子柄のバリエーションも多彩です。
凄いバリエーションです。














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・・・・・勿論ソリッドも御座います。


これら上記ご紹介のリネンシリーズは全て IRISH LINEN であり、
ウエイトは 約280g となっております。

 涼しさも加味すれば、一番使いやすいウエイトとも言えるでしょう。







このバンチにはイタリア製の生地も内蔵されており、かなり多彩な種類がまとめられているのですが
その中で個人的にヒットした生地は、、、
















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・・・・・リネンを含めた3者混生地であり、英国製で御座います。

WOOL : 50%
LINEN : 25%
COTTTON:25%

ウエイトは約290g、通気性良き平織となっております。



 弊店で取り扱う 最早春夏の定番的ポジションでもある LAMOGE社の ウール×リネン。
http://dittos.seesaa.net/article/418783730.html
http://dittos.seesaa.net/article/414169617.html

リネンは皺が魅力でもありますが、ウールをブレンドする事により、柔軟性と共に融通性も増し クセ取りなどのアイロンワークにも確りと応えてくれます。

 また、皺自体にもウールの復元力が内蔵されますので 皺になり過ぎる事も無く、それなりの復元力さえ御座います。

本当に使いやすく仕立てやすい素晴らしい生地で御座います。

この生地は そのウール×リネンに似ていると言えますね。




LOMOGE社は、リネン:50% / ウール:50% と綺麗に半分ずつです。

B.OGDEN社は、同じく動物性繊維であるウールを50% は同じですが、植物性繊維である残りの半分を、更に半分の 25% ずつ コットンとリネン で分け 3者混としています。


 先ず とても柔らかく、しなやかな肌触りの良さに驚きます。
そして その素朴さに何だか安心感さえ感じられます。
















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・・・・・これはアイボリーです。


皆様ならどんなイメージが湧きますでしょうか。

 勿論 敢えて三つ揃いスーツも絶対に素敵です!

この生地であれば、各アイテムはそれぞれ単品使いへと崩して着回しが効く事も大いなるメリットであり、むしろそちらの使い勝手の方が多いかも知れませんね。

盛夏を考えれば、こんなトラーザースを軽快に穿きたくなりませんか。












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・・・・・植物繊維らしい節なども入り、雰囲気は抜群に良いです!!
マットな表情と共に、この素朴な感じが何とも言えません。

平織なので通気性も良く、麻、綿、毛 それぞれの個性や特徴を感じて頂けます。


イタリア製での多くの3者混では、ウールにリネン、そこにシルクをブレンドする事が多く、全てでは無いでしょうが柔らかい風合いを優先する為にも 織りが緩い生地がある事も否めませんが、これは安定の英国製生地となります。


コットンやリネンがそれぞれ内蔵されておりますので、
それこそ リネンのシャツからコットントラウザースまで かなりスポーティなアイテムにも相性が良いのは言うまでも有りません。














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・・・・・もう一色、

この明るめなトーンでありながら、どこかあか抜けない くすんだ感じのブルー、、、英国らしい青ですが これがたまらなく素敵!


 ODD WCでも、ODD TRでも お手持ちの明るめなアウターに大変良く映える筈です!













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・・・・・コレですよ、、、この色味や雰囲気!

BESPOKE : POSTBOY STYLE WAIST COAT

これについては その内に もう少し触れてみたいと思います。


 薄くて涼しげで、、、柔らかそうでありつつも、植物繊維らしさが滲み出る感じ。
これが この3者混独特の雰囲気なのです。

他にもかなり多彩な色バリエーションが用意されておりますので、悩む事間違いなしですね、、、。



春夏の装いは、本当に涼しく快適であって欲しいところではありますが
日本の夏では流石に限界があります。


 だからこそ、涼しげに見える・見せる、
そして魅せるという事が大切な要素となります。















・・・・・如何でしたでしょうか。

この春夏も、魅力的な【 麻 】を存分にご堪能頂けましたら幸いです。

 いつでも素敵なリネンやリネン混の生地を御用意してありますので
どうぞお気軽にお越し下さいませ。






 では、今週も最後までお付き合い頂きまして
誠に有難う御座いました。


 どうか素敵なゴールデンウィークをお過ごしくださいませ。











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