2026年07月28日

【 CHARCOAL GREY:S様のご注文 】





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・・・・・スリムで均整の取れたF.アステア氏が見事に着こんすドレッシーで美しきダブルブレストのスーツは正に見本のように美しくエレガントです。
やはりダークスーツは紳士を一層 引き締めてくれますよね。

白黒写真なので生地の色は定かではありませんが、ブラックやチャコールグレーであれば、トラウザースを着替えるだけで一段更に上のステージも御堪能頂けます。

















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BLACK LOUNGE SUITS




コードストライプによるモーニングドレストラウザース、更に欲を言えばグローブにスパッツ、、、とにかく美しきドレッシーなスタイルです。
今では『デイフォーマル』における準礼装にあたり、日本ではディレクターズスーツといった方が馴染み深いでしょう。

このポジションを「イブニングフォーマル」でみるとディナースーツ(タキシード)となります。

https://dittos.seesaa.net/article/500881048.html
【 BLACKLOUNGE SUITS 】

https://dittos.seesaa.net/article/501579971.html
【 BLACKLOUNGE SUITS A 】
















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・・・・・準礼装の上、正礼装であるモーニングドレスを着こなす上で、ウエストコートは随分と色味が増えたといえます。
しかし、上着に同じ生地で誂えられるのが古からの正統的なスタイルでもあります。
(今では慶事含めパーティーなどでは色味、弔辞などでは共生地というスタンスも。)

英国王のウエストコートには内側に『 SLIP 』が付けられています。
これは基本的には釦留めであり、取り外しが可能です。
 やはり更に古の着こなしからの流れを汲んだ『 重ね着 』を表し、日本では十二単に同じと言えます。





さて、今週は そんな BLACK LOUNGE SUITS を見据え
エレガントなチャコールグレーによるスーツをご注文下さった S様のスーツをご覧頂きます。


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・・・・・深くて濃ければ濃い程に黒に近付きますね。
黒に一番近いグレー、それがチャコールグレーであり、ミッドナイトブルーやチャコールグレーはブラックに同義でもあり とてもフォーマルなポジションです。
名の如くミッドナイトはイブニングフォーマルへ、デイフォーマルであればチャコールグレーも含め BLACKLOUNGE SUITS へと成り得ます。

そんな深くて濃いチャコールグレーをお捜しであれば同社のそれは正に絶品です。




H.Lesser & Sons


Super120‘s Wool

with Cashmere


280~300g





【 FESTIVAL For The Henry Lesser & Sons. 】




シットリとした最高品質な原毛を使い、細過ぎぬS120‘s
縦緯双糸使いで打ち込みも確りした正に英国地、そこに風味付けのカシミアがほんのりと優しさを加えております。

3シーズンウエイトで一番使い勝手の良いウエイトであり、エレガントなチャコールグレー範疇の中で頭一つ抜き出るスーチングである事は疑いの余地さえ御座いません。
 ですが このシリーズは残念ながら廃版となってしまいました、、、。
(店頭では あとストライプが一種のみ在庫が御座います。)
















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・・・・・この日はリネンのスーツでご足労頂きました。
御着用を重ねられたリネンは随分と味も出ていて魅力が何割も増しておりました。

トラウザースはいつものスタイル、IN 2-プリーツにハイバック仕様、フロントのフォブポケットは左側に! が S様のお決まりです。


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・・・・・相当畏まった席でも通用するスーツでもあり、着用期間も広いウエイトです。
ですが更に春夏をも重視し ウエストコートは『バックレス仕様』にてリクエスト頂きました。


https://dittos.seesaa.net/article/475035587.html
【 BACKLESS WAISTCOAT 】


今回はセンターシームも施し、アルバートチェーン用のシームホールもリクエスト!


(下)背中が無いので納涼仕様としても大変大きな効果が御座います。
ブレイシーズはオールエラスのタイプを早速リネンのスーツに合わせてご愛用頂いております。
背中における支点の位置も完璧ですね。
(股上が同じ型紙ゆえ、S様私物をご試着にお借り致しました。)


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・・・・・冒頭でもご登場頂きました F.アステア氏もダブルブレストのバックレス・ウエストコートですね、踊りますのでより効果的なのかも知れません。
襟(ラペル)が個性的です。
 センターシームを設けない場合は、氏のようにチェーンを大きく跨がせます。



















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・・・・・当店で初めてとなるダブルブレストに挑戦されて以降、とてもお気に召して頂き 最近ではダブルのご注文を多く頂いております。

独特の重厚感はダブルならではであり、ダブルブレストこそお身体に合っていなければまともに着用すら出来ません。

S様らしく 主張無きベーシックでクラシックなダブルブレストにデザインしております。

















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・・・・・S様の個性たる片鱗には強い肩があり、良い意味でとてもS様らしさを感じさせてくれます。

ダブルブレストの上着は着用すると、ウエストコートがほぼ見えません。
では2Pでも⁉ ご自身の誂えですから勿論尊重いたします。
ですが本来スーツは三つ揃いが前提であり、見えなかろうとウエストコートを携えます。

 三つ揃えでお手持ちなれば その日のTPOや暑さなどで選択する事も可能ですね。

では微調整を加えつつ、仕上げに向かわせて頂きます!























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・・・・・さぁ、仕立て上がりました。
左フォブポケットの隣にも小さなリクエストが!

吊り用のトラウザースにはベルトループがありませんね。
それ故 ループに代わる役割を担わせるべく、D環を別途お付けしております。

御愛用頂き何よりで御座います。


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・・・・・本日は黒靴であり、最終FITTINGに際し 少しでもイメージを感じられるようにとご配慮下さりました。

仮縫いにより レングスが決まればリクエストはダブルカフにて。





















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・・・・・良いですね、凄く素敵です!
バックレスも御経験済みですから慣れたものですね。

(下)このブレイシーズは当店ご試着用であり、S様には支点位置が高すぎますね。
高すぎると Yの字の足は急な大股開きに耐えられず、歪となる皴が発生します。
 この皴はウエストコートの背中、上着の背中にも響きます。

この状況を見れば、ブレイシーズでもご試着が必要である事がご理解頂ける事でしょう。
必要であれば直して支点を下げ、適正サイズにするしかありません。
 今では本格的な深き股上のトラウザースに合うブレイシーズは基本的には何処にも売っていませんし 作られていません。
当店のようにサイズ含めた別注品か、その都度 穿かれるトラウザースに試着で合わせ、支点を下げるお直しをするしかないのです。
同様にフロントのリボン長も同じことが言え、アジャスター金具の位置も適正位置がありますので合わせるべきなのですね。

ベルトはウエストサイズで探せば良いですが、ブレイシーズは股上が兼ね合いますのでTAILORでの購入が理想的な事がご理解頂けると思います。


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・・・・・エレガントでとても素敵です。
ダブルにも慣れ しっくりときているご様子、目立つような主張は一切なく、構築的に見えるショルダーも生S様、そもそも前提たるリクエストは「アンダーステイトメント」である事。

もう既にS様らしさまで感じられます!


 実はこの最終FITTINGに合わせてみようと 小物類をご持参下さったとの事。
そうでしたか、では改めて是非合わせてみましょう!



















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・・・・・やはり引き締まりますね〜、スタイルとして完結します!
完成品の写真ではリクエスト頂いていた SLIP を既に装着しておりましたが、白シャツに溶け込んでいましたね。
 タイが入る事でとても映えるようになりました。

シームホールよりダブルチェーンが優雅に渡ります。
折角ですからね、ポケットウオッチも是非使われて下さいませ。
















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・・・・・凄く素敵です、、、、。
FITTINGの写真では、具合の確認が主体ですから着こなし(コーデ)自体は範疇外であり、ノータイ然りで御座います。

しかし、この様にスーツはタイを持って完結している様を見れば
単にタイを外しただけのクールビズ的な発想は無様であると言わざるを得ませんよね。
ノータイには見合うシャツやカラー(襟)があります。



写真ではブラックスーツかのように見えますよね。
それだけ深く濃い色味なのです、、、ここまで深く見事なチャコールグレーは他のメーカーでは見当たりませんよ!
 「なら黒でも⁉」 そうではないのです(笑)、あくまでも黒ではないチャコールグレーである事に拘りと意味がるのです。



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S様、この度も素敵なご注文を賜りまして 誠に有難う御座いました。
次に頂戴したダブルのご注文も丹精込めてお仕立てさせて頂きますので、暫しお時間を頂戴致します。



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・・・・・如何でしたでしょうか。
御納品時は夜でしたので室内照明です、自然光下であれば もう少しグレー味を感じられるでしょう。

それにしてもエレガントで素敵で御座いました。
頼りになる仕立ての良いチャコールグレーのスーツは是非ともワードローブに入れておくべきだと思います。

今回のようにH.Lesserの生地は勿論の事、当店在庫のお勧め地でも私が厳選したチャコールグレーも御座いますので是非如何でしょうか。


 暑き中では御座いますが、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
今週もお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。



















・・・・・もう7月もそろそろ終わりですね。
お店の方では HOUSE STYLE ORDER限定による【早期受注キャンペーン】を開催中で御座います。

お急ぎのご注文でなければ ささやかながらお値引きも入りますので、是非この御機会を有効利用して頂けましたら幸いです。

〜 8月21日(金)までとなりますので、何卒宜しくお願い申し上げます。





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2026年06月30日

【 CHESTERFIELD COAT / K様のご注文 】






 皆様 こんにちは。
6月も今日で終わりですね、関東甲信の梅雨明けは7月中旬から後半との事で
もう暫くは雨とお付き合いです。




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HOUSE STYLE ORDER(MTM)


Spence Bryson

=TROPICAL=


100% Irish Linen




・・・・・S様よりご注文頂きました素敵なネイビージャケットはアイリッシュリネン。
当店H.S ODERより 2釦2掛けが特徴なパドックカットにてお仕立て頂きました。
 皆様より仕込んで頂きました春夏用(H.S ORDER)のご注文は着々と御納品が進んでおります!









さて、先ずはご連絡をさせて下さい。





今年の夏も 恒例の『早期受注キャンペーン』が開催されます。
日程は 7月20日(月)〜8月21日(金)に決まり、約一か月間となります。



当店HOUSE STYLE ORDER(MTM)限定によるキャンペーンとなりまして
秋冬物のご注文を仮定すれば まだ早い時期です。
 だからこそ いつもより後期を少しだけ長く頂く分、ささやかながらお値引きをさせて頂きます という御協力工場さんの企画となります。

ご注文の内容は秋冬に限らず、春夏物でもOKです!
スーツやジャケット、オーバーコートなどが対象であり、恐縮ながらウエストコートやトラウザースの単品注文は対象外となります。

 ご遠方の方々含め、期間内に御来店が難しければ7/20 より前のご注文でも結構で御座います。
「キャンペーンで!」と一言リクエスト頂ければ 期間に合わせて工場さんへ投入させて頂きます。

親愛なる顧客の皆様方、そして御新規様におかれましても
どうかこの機会を有効活用して頂けましたら幸いです。


 何卒よろしくお願い申し上げます。






















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1952年




・・・・・冒頭よりリネンの上着をご覧頂いたばかりですが、今週はオーバーコートのご注文(BESPOKE)を紹介させて頂きます。

HOUSE STYLE ORDER(MTM)は旬のネタをご注文頂けますが、BESPOKE でのご注文は既に秋冬ものの仕込み時となっております。


今週は大変御贔屓を頂戴しております K様よりご注文を頂戴致しました チェスターフィールドコート をご覧頂きます!


















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・・・・・先には英国王ジョージ6世をご覧頂きました。
1952年の撮影でしたが、上記イラスト(米国)は更に遡り 1900年代初頭となります。
英国ではエドワーディアン( 1901-1918)の時代です。

よりピタッとしたフォルムで美しきウエストのシェイプ、そして丈も膝をしっかりとホールドしています。
丈が長くなればなる程に 足さばきを考慮し 蹴廻し(ケマワシ:裾周り全体の寸法)をゆったり確保する必要があるのでロングスカートのようにフレアが意図的に確保されます。
 ですから余計にウエストのシェイプが引き立って見えますね。

フロントの打合いは深く、更にVゾーンもコンパクトであり 布に覆われる面積がとても大きく設計されている事が見てとれます。



















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・・・・・コンパクトなVゾーンに伴い衿も当然コンパクトに!
スラントポケットを携え、袖口にはターンバックカフ、上襟にはベルベットが掛けられていますね。

この度 K様のご注文はこのイラストより着想を得られ、この匂いを感じさせつつ 今の時代でも通用するクラシックなチェスターフィールドコートを誂えたいとご要望頂きました。

 K様は背も高く、モデルさんのような方ですからエドワーディアンなコートもお似合いでしょうが 少しアレンジを加え、K様色にリデザインさせて頂きます。


では、そんな素敵なオーバーコートを誂えるに選ばれた生地は、、、、。


















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Joshua Ellis


Pure Cashmere

(Ripple Finish)


500g




【 A.W:STANDEVEN 】





・・・・・最高にエレガントで最高品質のカシミア、表情はあたかも濡れているかのように瑞々しいリップルフィニッシュ。
重過ぎないそのウエイトは500gで正に丁度良い、色はダークネイビーとなります。


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・・・・・深い打合い、コンパクトなVゾーンに コンパクトな衿。
胸にはウエルトポケットを携え、腰は勿論 スラントポケットに、、、そして片玉縁を採用しつつ、エッジはウエルトハンドステッチで飾ります。
 これらはリクエストイメージより拾っていますが、そんなディテール達にも実は確りと意味や関連性があるのです。
















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・・・・・丈は膝 ギリホールド、ですがK様は腰位置高くて脚も長いので そんなに長くは見えませんね。
 ですが、昨今 巷を見渡せばこの丈のオーバーコートを探すだけでも一苦労でしょう。




















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・・・・・サイドビューも、、、
って なんてタイミングよくヤマトさん⁉(笑)  「ご苦労様です‼」



















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・・・・・仮縫いは まだ裏地が無いですから着辛いですよね。
インナーは当店ながら お仕立て頂きました BESPOKE SUITS であり、この上着の型紙よりオーバーコートに展開しております。

その上着の型紙は仮縫いを繰り返し、K様のお身体だけに合わされた唯一無二の型紙精度を誇ります。
 この型紙へ縦横とユトリを肉盛りすれば自ずと精度高きオーバーコートとなる訳ですね。

単純にアームホールだけを考えてみても、肩傾斜が非対称であれば そもそも左右で高低位置が違いますし、人によりホール自体の高さや幅なども違います。
既製服で考えればそれらを凌駕する程に大きくしなければならない事になります。

機能性や見栄えさえも左右するアームホールとはそれだけ重要なのですね。


 では、微調整を加え 仕上げに進行させて頂きます!


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・・・・・上襟にはベルベットを掛け、袖口にはカフ、とてもエレガントで素敵なオーバーコートとなりました。

K様 凄くお似合いで御座います‼


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・・・・・男性たる広き背中からウエストのシェイプが綺麗ですが、そもそもK様ご自身が逆三角形で羨ましいご体型ですからね、寄り添わせるだけでもこうなります!

















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・・・・・素敵な笑顔も頂戴し、ご満足頂けましたようで何よりで御座います。
腰ポケット内はコットンフランネルで優しく温かいですよ!
もう毎年冬の到来が楽しみになりますよね!

K様、この度も素敵なご注文を頂きまして 誠に有難う御座いました。

既に次のご注文も先日 仮縫いにお付き合い頂きましたが、秋に向け仕上げのスケジュールに組み込んで参ります。
 こちらも丹精込めて仕上げますので是非ご期待くださいませ。



















・・・・・如何でしたでしょうか。
BESPOKE はお仕立てに時間が掛かりますので、秋冬用のご注文であれば一番の仕込み時でも御座います。

季節は逆転しておりますが、、、秋冬地は今でも いつでもご覧頂けますので
是非皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

HOUSE STYLE ORDERの早期受注キャンペーンと共に
重ね重ね よろしくお願い申し上げます。


















・・・・・誠に恐縮ながら、次回のBLOG更新はお休みとさせて頂きます。

次の更新は 7月14日(火)を予定しておりますので、
どうか引き続きお立ち寄り頂けましたら幸いで御座います。





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2026年06月23日

【 H.Lesser S150‘s:A様のご注文 】






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・・・・・雨の多き英国では歴史のある素晴らしい傘のメーカーが御座いますね。
ライトグレーのスーツに身を包み、淡いトーンでコーデされた大変エレガントな英国王も 当然ながら素敵な傘をお持ちで御座います。


日本では正に梅雨の真っ只中ですから傘は手放せぬ季節です。
















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・・・・・お若い、、、クラシックでエレガントな装いは皇太子の時代から洗練されており、グレナカートチェックのスーツも当然の如くご愛用されております。
別名 プリンス・オブ・ウェールズ・チェック とも言われ、古くから王室の方々も御用達のクラシックな格子柄です。
 この格子柄については色々と区別や諸説もあり、日本では正しき認識が難しいかも知れません。












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・・・・・チャールズ英国王は勿論 現在でもこのクラシックな格子柄をご愛用されております。
重ねたオーバーペーンは藤色、シャツやタイも意識されたトーンずらしでの濃淡コーデ、、、
調和も美しく本当に素敵であり、学びと共に影響を受けずにはいられません。
















・・・・・この歴史のある有名な格子柄はスコットランドで生まれ、1840年に登録されたエステートチェックの一つとなります。
そのエステートチェックとは領地を所有する領主が その領地で働く方々へ着用させるべく、独自にデザインされた格子柄を考案・登録した事が始まりとされております。
日本での家紋に近いと言えるかも知れません。

正式登録名は 『グレンアカート・エステートチェック』 となります。
グレン(谷・峡谷)アカート渓谷の領主(シルフィールド伯爵夫人キャロライン氏)が登録されました。




ヘアライン・ストライプとハウンドツゥースで構成されたモノトーンのチェック、これがグレンチェックと言われ グレナカートチェック に同義と言えます。


片や プリンス・オブ・ウェールズ・チェック(POWチェック)は上記に色糸によるオーバーペーンを重ねたものと言われていますね。
 狩猟に訪れたエドワード7世(当時は皇太子)が 領地の方々が着用していたこの柄を大層気に入り、更には御自身用にサックスブルーのオーバーペーンを重ねて少しアレンジを加えた上で生地からBESPOKEにて誂えられたとの事。
皇太子は誂えたこの服を宮廷や社交界でもこよなく愛用され、周囲が経緯を込めて『プリンス・オブ・ウェールズ・チェック』 と呼ばれるようになったという歴史があります。



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1900年頃 英国王エドワード7世

















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1934年頃 ジョージ5世



国王エドワード7世の次男さんであり、氏も後の国王となられます。
やはり似ておられますが、父君に同じくグレナカートチェックを御愛用されておりますが 何と靴下まで!
 インナーのウエストコートは後付けの衿、身返しによる折返り衿でないからこそ 前身頃に柄合わせで仕立てられているのが見受けられますね。






グレナカートチェックについて歴史を簡単にひも解いてみると こんな感じとなりますが、
エドワード8世(後のウインザー公)のPOWチェックも加えてくると複雑でして、、、、


https://dittos.seesaa.net/article/499761842.html
【 ESTATE TWEED:Glenurqhart check 】


こちらの方は シルフィールド伯爵の領地で働く使用人たちへ作った頑丈な作業服がこのグレナカート・エステート・チェックだった訳ですが、当時より伯爵夫人は地元の赤土や緑の景色の色を既に取り入れていたとされ、その流れによるチェックが後のウインザー公が誂えられたグレナカート・エステート・チェックと考えられます。




歴史に触れると直ぐに長くなってしまうのですが、、、
今回はシンプルに一般的な POWチェック をクローズアップさせて頂きつつ、最高の生地によりお仕立て下さった A様のご注文を紹介させて頂きたいと思います。
























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H.Lesser & Sons


SUPER 150’s


100% WOOL

8oz – 240g




・・・・・最高のメーカーが最高にラグジュアリーなスーチングへ挑戦した生地です。
先の英国王方の時代には考えられなかった品質であり、勿論 贅沢品ではありますがスーパー表記だけで見れば現最高値は250まで御座います。
これは流石に細過ぎ、実用化・製品化共に限界でもあります。


こちらは 名門H.Lesserがギリギリ実用レベルで考えられる贅沢品を織りあげたと解釈できるスーチングとなります。
英国地らしく、経緯共に双糸使いで確りと打ち込まれ、滑らかでなめらかであるにも関わらずコテの効くハリコシをも持ち合わせており 多くのイタリア製同レベルの生地とは一線を画すと言えます。
 原毛が細いのでその分ウエイトも軽くなり、春夏をメインに秋口まで楽しめるようなスタンスの生地となります。


https://dittos.seesaa.net/article/502632142.html
【 2024 SS/お勧めスーチング 】


何て王道的な POWチェック なのでしょう、、、
しかもオーバーペーンはエドワード7世由来のブルーにて。

とても美しく、柄出しもムラ無く本当に綺麗です。
こういう当たり前な所に実は差が出るのですね!

 薄くてしなやか、軽やかでドレープも美しきスーツになるでしょうが
高番手になればなる程に仕立ては難しくなり、皴にもなりやすい側面は否めません。
これがお安めな縫製工場では技術が伴わず 生地裏に極薄の接着芯を貼って仕立てるしかまともに仕立てあげる術がありません。

完成してしまえば裏側を見る事も出来ませんし、皆様は外観から分からないと思います、、、
接着芯を貼ってしまうという事は強度や安定性を抜群に上げる分 その生地のもつDNA(本来の良さ・魅力)を強性的に変えてしまう事になり 本来では本末転倒的な手段だと考えます。
 結論的にはモノ作りにもグレードがありますので、食材ばかりが良すぎても無意味だと言えると思います。


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・・・・・チャールズ国王を意識されつつ、とても気品に満ちたスーツとなりました。
食材が良いのは言うまでもありませんが、やはり着用者であるX様のスーツであり、その凛としたお姿は A様のご経験値が自ずと滲み出ていると言えましょう。

洋服好きで博識なA様らしきご注文で御座います!

















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・・・・・先ずは裁断、地のし(縮絨)を行い、寝かせたのちに裁断します。
格子の平行・直角を綺麗に整え マーキング。
柄合わせが必要ですから重ね裁ち出来ませんので一枚裁ちで丁寧に柄合わせしつつ慎重に裁断致します。

特に肩傾斜が非対称であった場合、アームホールの位置が左右違うという事ですね。
それに準ずるよう袖の裁断も非対称ですから慎重に、、、、。
 昔 自分の服だったので油断して袖を左右柄逆で裁断してしまった事もありました!

















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・・・・・当店の開店当初より御贔屓にして頂いております大切な顧客様のお一人であり、とても洋服好きで拘りのある魅力的な御方で御座います。
 いつも心よりの感謝をしております。

A様におかれまして 秋冬は3P、春夏は実用重視に2Pでのご注文です。
2Pのトラウザースは吊らずにベルトレス仕様にて。
















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・・・・・尻周りもスッキリながらピッタリと綺麗過ぎですね、少し調整を加えます!
しかし引き締まった尻、そしてお身体、、、スタイル良く既にご本人様が格好良いのでスーツも勿論お似合いで御座います。

















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・・・・・良い意味でこのさっぱり感、、、カットも英国王の雰囲気を醸し出せるようリクエスト通り意識して型紙を引いております。
 胸のドレープも綺麗に、、、凄く素敵ですよ、A様!

では微調整を加えつつ、仕上げに進ませて頂きます。


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・・・・・と、もう完成です!
本日はシャツまでも お仕立て頂いたACORNのPOWチェックですね!

クレリック仕様ながら、襟のみ白、これもチャールズ国王リスペクトにて。
かなり通なリクエストです!
















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・・・・・力を抜いて自然な立位姿勢、人それぞれに随分と違いますが
横から見れば往々にして脚のフォルムが直下・直線ではない事が分かりますね。
ですから筒はストローの様に直線ではなく、クセ取りでS字にする事により足のフォルムに綺麗に寄り添い、ふくらはぎにつられぬようスッキリと落とします。
(外脇縫い目を目で追うと分かりやすいでしょう。)

勿論 個々の姿勢で違いますし、余程太いシルエットなトラウザースであれば この意味も軽減しますが、細ければ細い程にこの意味と効果がご理解頂ける事と思います。



















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・・・・・A様の靴コレクションは相当なもので御座います!
現行からヴィンテージまで、マニアにはのどから手が出てしまう程の靴も、、、。
ですが、それぞれ確りとローテンションしながら実際に履かれ、育てておられますからね!




















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・・・・・A様、リクエストされた匂いが感じられるでしょうか。
本当にエレガントで素敵です、、、。


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・・・・・敢えて多くは語らず 裁断から縫製、各ディテールの一つ一つまでご覧いただきましょう。

因みに、、、先ず気付かれないであろう箇所ですが
胸部ウエルトポケットの箱幅ですね、古き英国のテーラードは細めでシャープです。
 イタリアは極太であり、かつカーブもありますね。
A様の箱幅は私の設定しているレギュラー幅より太め、こんな所も、、、!

拘りのたくさん詰まった自身だけの一着、楽しいですよね。
こんな側面も自己満たる誂え服ならではとなる御満足度の一部でしょう。
















・・・・・実は、頗るお洒落なA様はSNSも楽しまれておられます。
今回の掲載御了承を得るにあたり、早速デビューしたとの事で着用されたお写真も頂戴致しました。
とても素敵でしたので こちらもご了解を頂けましたから皆様にも是非ともご覧いただきたいと思います。
 もうプロのモデルさんの様ですから!
(一部 お顔など加工させて頂いております。)


御納品させて頂いた服はこれから『着る楽しみ』を存分に御堪能されて下さいませ。

A様、この度も素敵なご注文を賜りまして
誠に有難う御座いました。




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≪ Paul Anthelme_watier ≫























・・・・・如何でしたでしょうか。
誂え服の楽しみ方や拘りも人それぞれで御座います。

唯一無二な皆様の個性や価値観も様々であり、自分なりの誂えをご堪能して頂けましたら幸いです。
 私の知識と技術の全てはその具現化の為に御座います。


皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。







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